Wearable Ideas RLL

ひさびさのラジオ告知

明日14日(日)はバレンタインとかで、チョコが虫歯に響く(強がってみた)日ですが、羽鳥書店まつり最終日(http://d.hatena.ne.jp/koshohoro/20100112)に行ってきます!
すでに初日にこんなに買ってしまった!


100212_0859~01.jpg

『ブラック・ジャコバン–トゥサン=ルヴェルチュールとハイチ革命』C.L.R. ジェームズ(大村書店)
『アナキズムの美学–破壊と構築:絶えざる美の奔流』アンドレ・レスレール (現代企画室)
『ダダとシュルレアリスム』 マシュー・ゲール (岩波書店)
『帰郷ノート/植民地主義論』エメ・セゼール(平凡社ライブラリー)
『国家に抗する社会–政治人類学研究』ピエール クラストル(水声社)
『政治と精神分析』ドゥルーズ=ガタリ(法政大学出版会)
『反美学–ポストモダンの諸相』ハル・フォスター(勁草書房)
『現代思想の境位』吉本隆明、廣松渉、柄谷行人、高橋順一(エスエル出版会)
『歴史の学び方について–「近現代史論争」の混迷を超える』関曠野(窓社)
『王と天皇』赤坂憲雄(ちくまライブラリー)
『哲学の東北』中沢新一(青土社)
『批評空間』「ドゥルーズと哲学」浅田彰・財津理・蓮實重彦・前田英樹・柄谷行人(太田出版)
『季刊東北学』〈暴力のフォークロア〉(東北文化研究センター 柏書房)



そうそう、ゴールデン街の矢部史郎さんの店「じゃこばん」は明日が最後!
RLLの「じゃこばんTシャツ」出来ましたよ、お店で買えますよ!
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で、告知っす。
22時からやってるネットラジオ素人の乱「RLLかくめいせいかつ研究所」でゲストに社会学者の毛利嘉孝さんをまたまたお呼びしちゃいます。あと∞+∞=∞くんがバークレーに遊びにいってるんで、ライターの一色こうき君にもサポートをお願いしました。

おもけに素人の乱セピアで公開放送します!
みなさん来て下さい。


↓時間になって開くだけでライブで聞ける!
http://trio4.nobody.jp/keita/

今度3 / 5(金) に東工大でやる国際シンポジウム「クール・ジャパノロジーの可能性」(http://www.cswc.jp/lecture/lecture.php?id=108)で毛利さんと東&宮台とセットってどうなのっとか聞きたい!

ちなみにこの日のシンポは人気のようで、僕は予約とれましたが、もうキャンセル待ちみたいです。

明日は、ぜひ聞いてください。


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  • By intellipunk / Feb 14, 2010 12:33 am

新作じゃこばんTシャツ!

先日のラジオで、ゲストの思想家・アクティビストの矢部史郎さんの回を聞いた方はもう知ってると思いますが、改めて告知。

新宿ゴールデン街の矢部さんの店「バーじゃこばん」が閉店で、本日12日(金)〜14日(日)まで「さよならじゃこばんパーティで」朝までさよならで飲めます! 紹介制のお店なので僕に言ってもらえたらご一緒しますよ。
14日(日)は、じゃこばん6周年の記念日で最後に盛り上がり、矢部さんはこの日で卒業です。おつかれさま! 

僕と矢部さんのなれそめは、ラジオで話したと思うのですが、もう一回。まだ模索舎の舎員の頃、著作を携えサインを貰いにいったことからはじまります。山の手緑さんとの共著の一冊目『無産大衆神髄』(河出書房新社)を出した後で、近々ネグリの『〈帝国〉』が出るのでその前に訳者が来る読書会があるから来ないか、と誘われたのが最初。あこがれの著者に逢えて誘われたら翻訳前の本の読書会でも浮かれて行くっしょそりゃ! で、その読書会で酒井隆史さんに出会えたのでしたが、矢部さんはさぼって来ませんでしたw そういやネグリでんぐりイベント(http://www.rll.jp/hood/action/20080307202907.php)のときも、ネグリ本人来ないなら行かないよって声明文出してトンズラこいたんでしたねー

やー基本おもしろ活動家で奇天烈思想家として、みんなの頼っちゃいけないちょい悪兄貴として、これからまでもこれからも活躍してくんでしょう!

最近は、ネットラジオ ”Voice of ANTIFA”(http://voiceofantifa.net/)でファシストに舌鋒鋭い矢部さんですが、3月には待望の新刊『原子力都市』(以文社)が発売です。あと年末に『21世紀の知識人』(藤原書店)ってたくさんの知識人に混ざって共著を出しているようですよ。


僕がRLLやる以前から敬愛する矢部さん、お店閉店を記念してRLLでは「じゃこばんTシャツ」をステンシルでリリースします。型は出来ているので、現地のゴールデン街でスプレーしてDIYして販売します!
画像はあとで掲載しますので、この週末は現地に観に来て下さい。


あと「じゃこばん」は、2月26日(金) からは 「グリゼット」としてリニューアルオープン、店名はフランス革命時の原動力となった職業女性達お針子さんのことだそうです。で矢部さん「グリゼット」のオープンには、客として飲みにいくそうです。



ではこんばんゴールデン街で!


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  • By intellipunk / Feb 12, 2010 8:00 pm

「哲学への権利—-国際哲学コレージュの軌跡」を観に筑波大学へ

素人の乱12号店での上映会にいけなかったので、こちらへ。
最近読んだ『権力と抵抗 フーコー・ドゥルーズ・デリダ・アルチュセール』の著者、佐藤嘉幸さんもゲストで呼ばれているので気になるところ。この本の内容は、構造主義、ポスト構造主義における各思想家における主体形成をめぐる概念の歴史的発展を辿りつつ、「主体が主体であるために依存する基本的な何か(ラカン)」と、それによって内面化される権力とそれへの抵抗を読み解いていくものだ。古典的なカントの形而上学的な主体(経験的、超越論的的二重体)からフーコーによるニーチェ理解によるその批判を糸口として、外界を即時的に象徴して認識する単数的な主体観から、複数のシステムが対立し、絡み合い、占め合う多様で闘争的な主体観を描き出すことを目論んでいる。一読してみて、かなり重みを持って紹介されているラカンがサブタイトルに入っていないのが少し不思議だった。感想としては下記リンク先が突っ込みも細かくてなかなか面白い。








佐藤嘉幸『権力と抵抗』を読んで その1 土佐巌人
http://uicp.blog123.fc2.com/blog-entry-72.html
>また、ある要因から、様々な概念を関連付ける際に困難が生じているのではないかも思われた。その要因とは、p.10で断言されているが、「実際、権力のメカニズムはシニフィアンのそれとは何ぬの関係もない。」という態度である。シニフィアンの作用は世界を分節化するものであり、すなわち言語の働きである。こうした、中立的と思われる言語に既に政治性が潜んでいる、というような研究は他の研究領野の方(たとえばフェミニズムとか)に任せて、本書ではもっと問題の領域設定を狭め、緻密にやる、というような目論見を、この断言に込めたのかとも思われた。しかし、権力が内面化され、主体が自らの思考様式や世界観の自明性を信じて、疑わずにいるという状況は、やはりシニフィアンの作用と切っても切れないものがあるのではないだろうか。思考の様式や世界観はシニフィアンの賜物なのだから。
















「哲学への権利—-国際哲学コレージュの軌跡」
1983年、ジャック・デリダらが脱構築の論理をもとにパリに創設した半官半民の独創的な研究教育機関「国際哲学コレージュ」をめぐる初のドキュメンタリー映画『哲学への権利—-国際哲学コレージュの軌跡』(2009年)の上映情報
http://rightphilo.blog112.fc2.com/
2月4日(木)
上映=17:00-18:35/討論=18:45-20:00
筑波大学 総合研究棟A 107教室
地図:http://www.tsukuba.ac.jp/access/tsukuba_access.html
討論「新自由主義の競争原理/人文学の無償性」
ゲスト:佐藤嘉幸(筑波大学)
コメンテーター:トマ・ブリッソン(筑波大学)
新自由主義が促進する競争の原理は、卓越性や効率性をめぐる大学の改革といかなる関係にあるのか?人文学的な知の無償性の観点から、資本主義とアカデミズムの現状を問う。
主催:筑波大学現代語・現代文化フォーラム
http://www.modernlc.tsukuba.ac.jp/index.shtml



RIP Salinger

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  • By intellipunk / Jan 29, 2010 11:37 pm

タイの刑務所へ本を送ろう!

タイ刑務所に本を.jpg

●タイの刑務所へ本を送ろう!

タ イのバンクワン刑務所には、邦人の方が9人います。多くの方が10年以上も刑務所の中にいます。彼らは、ドラッグを所持していて逮捕されたり、騙されて逮 捕されてしまいました。タイではドラッグの刑が非常に重く、終身刑や死刑を受ける人も多いです。彼らはいつ出られるか、はっきりとはわかっていません。そ んな彼らの楽しみは、日本語の本を読むことです。できたら、いらなくなった本を頂けるとありがたいです。まとめて、タイの刑務所に送りたいと思っていま す。手紙も、もらえるとうれしいです。どうぞ、ご協力よろしくお願いします。

▼本を集めてくれているお店

イレギュラー・リズム・アサイラム
160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302 
http://a.sanpal.co.jp/irregular/

素人の乱 12号店
166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F 
http://keita.trio4.nobody.jp/shop/12/index.html

▼直接、タイに送る場合。郵便書留でお願いします。
「MR HANAWA MAKOTO」
Bangkwang Central Prison.
117 Nonthaburi Road,
Nonthaburi Bangkok 11000, Thailand.
TEL 02-526-0896               

▼東京以外から本を送っていただける方メールください。

志賀直輝(タイの刑務所長期滞在者サポート)
osasimiichiban(at)gmail.com

キャンペーンの成功を祈る。

一休和尚と髑髏切り抜き.jpg

めでたくもあり、めでたくもなし


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Jan 28, 2010 10:09 pm

それがちょっとの搾取なら笑い飛ばせるさ




















20年たってもインパクトを受け続けてますね。
高円寺のサウンドデモで「でも・デモ・DEMO」が流れたときの歓喜!
自分の踊りを踊れ!
フジヤマ フジヤマの看板の言葉は絶対に忘れない。
http://fujiyama.press.ne.jp/top.htm


  • Intellipunk
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  • By intellipunk / Jan 27, 2010 10:48 pm

1月30日 路上パーティ!!! in 天王寺公園エントランス

大阪で面白い動き。
気分は「ええじゃないか」?

関西方面の方は歌って踊ってきてください~

路上パーティ.jpg

1月30日 路上パーティ!!! in 天王寺公園エントランス

1月30日(土)14時から、天王寺公園入口前広場で小さいライブやります!ライブの後は、リヤカー式の家庭サイズ・サウンドデモやります!天王寺公園を16時に出発して、難波や心斎橋を回りますー!

デモの趣旨は特にありません。なんでもええです!好きに集まって、みんなで遊びましょー!
ライブ・カラオケ飛び入り大歓迎!!!


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Jan 27, 2010 1:03 am

バンクシーの映画



2010春、公開予定だって。楽しみ。


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Jan 22, 2010 1:45 am

続・存在の耐えやすい軽さ

ある深さを持つ人間にとって人生に堪えうるには一般には一つの可能性しか存しない。即ちある程度の浅薄さということである― ゲオルグ・ジンメル

さすがジンメル先生、社会学なんて奇特な学問を思考した人間だけあって、社会のことがよくわかってますな。「もののあわれ」を知っているというか、人の道に通じているというか。デュルケムやウェーバーの影に隠れがちだけど、社会学オリジネーターのなかでボクは彼の考えたことが一番好き。なんて元社会学徒として一応言ってみたが、実はジンメルを引用でしか読んだことがない。冒頭の言葉も『現代思想』で連載していた酒井隆史「通天閣」(単行本化に期待!)からのエピグラフ泥棒。

なぜに大阪の話にジンメルなのか? 大阪の作家、織田作之助に川島雄三が宛てた書簡に引用されていたのがジンメルのこの言葉だった。「戦中ってなんか空気重いよねー、こんなときってあえて軽さだよねー」と二人は意気投合して、あの有名(?)な「日本軽佻派」が結成されたという。この二人の天才を繋げたのがジンメルだっていうのがオシャレ関係ないい話(森繁や山茶花に繋げることだってできる)。

ジンメルの関係についての考察が面白いのは「虚言」や「秘密」に社会形成における積極的な意味を与えていた点だろう。簡単にいってしまえば、嘘ってのは方便だし、秘密ってのは関係に奥行きを生じさせるってことなのだが、嘘も秘密も一切ない関係ってのを考えてみると確かに恐ろしい。そんな完全に溶け合ってしまうような関係であるならば他人である必要なんかないわけだし。

攻めの「嘘」と守りの「秘密」を駆使し、人は伝達される情報を極力、自分のコントロール化に置こうとし、(特に職場で!)他者との適切な距離感を保とうとするわけだが、実はこんな恐ろしい落とし穴があることをジンメルは指摘している。

人間の全交流は、より明瞭でない微妙な形式において、つまり断片的な萌芽を手がかりとして、あるいは暗黙のうちに、各人が他者についてその他者がすすんで明らかにするよりもいくらかはより多くのことを知っているということにもとづいている。しばしばその多くのことは、それが他の者によって知られるということをその本人が知れば、本人には都合が悪いことなのである。このことは、個人的な意味においては無配慮とみなされるかもしれないが、しかし社会的な意味においては、生きいきとした交流が存続するための条件として必要である。

ジンメル『社会学』第5章

今度は管野仁『ジンメル・つながりの哲学』(NHKブックス)からの孫引きではあるが、プロがセレクトした文章を読むのは無駄がなくてよい。とても深い言葉だが、簡単に言ってしまえばこっちが伝えたい以上についうっかり情報は伝わってしまうということだ。もう一発、ジンメル『社会学』第5章から。

心理学的に敏感な耳をもつ者には、人間は幾度となく自己の最も秘められた思考や性質を漏らす。

だんだんと新しい職場に馴染んできて一番ボクが危惧しているのは、そろそろいろいろと漏れているんじゃないかということだ。まあ、この漏れが交流を活性化するらしいので心配はしないが安心もできない。存在を耐えがたくするような軽率な言動は慎みたいと軽率ながら思う。

オダサク.jpg
オダサクの死により日本軽佻派、解散。


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Jan 20, 2010 10:53 pm

グラフィティ/ストリートアートはこんな今、どこに向かおうとしているのだろうか?

もばいるついったーが落ちてるんでブツブツと記す




荏開津広さんのグラフィティ/ストリートアートの話を北仲スクールって新型カルチャースクールで聞いてきた。

http://kitanaka-school.net/event/2010/01/post-20.html


エガさんは口下手でスーパーシャイで、親近感があり、おまけに受け答えが誠実。


はじめに7、80年代の欧米に限定して話すことを断る。
その中でポストグラフィティとして80年代最初期にギャラリーやミュージアムや額縁の中にグラフィティが回収される例を、Documenta 7のレディ・ピンク(http://www.pinksmith.com/Site%203/BIO%20PAGE.html)とジェニー・ホルツァーや色々な当時のアートカタログをスライドで見せてくれる。クリス・バーデンのプロモ1976(http://www.medienkunstnetz.de/works/chris-burden-promo/)やゴードン・マッタ・クラークのアートからのアプローチ。序文にノーマン・メイラーのK1インタビュー「名前を残すことがグラフィティなのだ」
次にグラフィティ全盛期の動くニューヨークの地下鉄の映像、地下でなく外に出て鉄橋の上を、空をバックに極彩色カラフルなグラフィティだらけな車両が走る走る走る、相当な量のラッピング電車は日本じゃ有り得ない。
ここで、ポストグラフィティはヴィジュアルだけ、そこから落ちたモノ、動く地下鉄ムーブマント、ヴァンタリズム、描く身体性などなど。
スウェーデンの批評家アンドレアス・ベルク(この人?http://www.kilroy.nu/kilroy10/berg.html)、中産階級化されるスウェーデンでヴァンタリズムとスプレー缶をパクる根源的な性質、所有せざる者たちの文化。

質問は話題の外へ向き、エガさんはけして代理表象しないで言葉を途切れさせる。かみ合わないのは、自分が言えないことは言わないというエチカなのだとわかる。

エンリコ大山さんのまくし立てた現状認識と異議にも頷き躓く。

最後の方で自称オタクの人の質問、オタクカルチャーとヤンキー・ヒップホップカルチャーの学校での分離とそのメビウスの輪のような接続はあるか?
僕もこんな(グラフィティ資料)とか集めてオタクだし学校は困った環境で耐えるしかないし、社会生活難しいのなんとかやっているし、でもリア充なんて居るのか…ほんとに誠実な呟きだった

最後は懺悔めいたバブルの人は落ちないとダメだ、転落してから…



そんなこんなでエガさんは一片もおいらをガッカリさせなかった大人だった。あんなふうになりたい




ニュース!!!
荏開津広さんが浜田淳さんと小説『ヤーディ』を出しました!マスト!

http://www.rockers-island.com/shop/item/detail.asp?ID=GDS0367

http://www.overheat.com/riddim/issues/no/323/ring_ring_ring_from_no323/




  • Intellipunk
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  • By intellipunk / Jan 20, 2010 12:57 pm

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