Wearable Ideas RLL

存在の耐えやすい軽さ(3×3=9)

森繁映画を観ていると山茶花究(さざんかきゅう)という俳優が気になってくる。こんなときはウィキペディアに解説してもらおう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E8%8C%B6%E8%8A%B1%E7%A9%B6

左翼思想に傾倒し、特高にも目をつけられ、尾行を巻いているうちに浅草のレビュー小屋に潜り込んで、そのまま文芸部員としてレビューの台本を書いたり、また歌手として舞台で歌ったりして生計を立てるようになる。

1932年11月にカジノ・フォーリーで歌手としてデビュー。1933年1月に浅草オペラ館の俳優となる。エノケン劇団、万盛座のグラン・テッカールと転々としたのち大阪に戻り、いくつかの舞台に立つが、芽が出ずに俳優を辞めて朝鮮に行き、実業につく。1937年8月、東宝のロッパ一座に入り役者に復帰。このとき一緒に入ってきた森繁久彌と出会う。ここで芸名を加川久と名乗る。

1939年3月、当時絶大な人気を得ていた「あきれたぼういず」がリーダーの川田義雄を残して、坊屋三郎、益田喜頓、芝利英が吉本興業から松竹系の新興キネマ演芸部に引き抜かれ、その川田の代役として選ばれ、山茶花究の名で第2次あきれたぼういずを結成する。1943年に解散、森川信の新青年座に副座長で入り、1944年に山茶花究劇団を組織して巡業するが、戦況の悪化により解散する。その後、水の江滝子主催の劇団たんぽぽに加わり、終戦を迎える。

敗戦直後の1945年10月に再び劇団を立ち上げるが、すぐに解散。1946年に坊屋三郎、益田喜頓と「あきれたぼういず」を再結成。1952年に解散後は、喜劇役者として舞台や映画で活躍。ラジオのジャズ番組の司会などをしていたところ、森繁久彌から誘われて映画『夫婦善哉』にふちなし眼鏡をかけたインテリの番頭役で出演、冷酷で神経質なキャラクターを嫌味たっぷりに演じ、性格俳優として飛躍。


やはり一番印象に残っているのは『喜劇 とんかつ一代』のキャラクターだ。アムステルダムの世界大会で優勝したという職人らしいが、何の職人かは中盤まで明かされない。只者じゃない雰囲気から、カンナビスカップの優勝者?なんて邪推してしまうのだが、実は普段は冷静、だが怒ると豚と人間の区別が付かなくなるというおそろしい屠殺職人という設定。しかも病的な清潔マニアという今じゃ絶対に映画に出てこれない最高のキャラを演じているのだ。

前回のブログで扱った『森繁自伝』に山茶花究のことが書かれていたので引用しておこう。古川緑波親父の大ボンが森繁、中ボンが山茶花、小ボンが三木のり平という腐れ縁のアフェニティーグループを形成していたようだ。

ここで親しき悪友山茶花究のことについて少し触れておきたい。すでに脇役として押しも押されもせぬ手がたい役者として映画に活躍し、また私の芝居には欠かせぬ女房役をつとめてくれる彼は、私の友達のなかでも風変わりに属する最たる奴で、友達づき合いは悪くないが、限界以上に親しくなろうとせぬ男である。わずかに私と三木のり平くらいが一番親しくしているぐらい。彼は友達ほど<面倒くさい>ものはないという。そんな孤独のせいか、熱帯魚にこったり、模型飛行機にこったり、一人で楽しむことに妙にこる男で、それも自分のピークまでくると、さッと全部人にくれてやって、また新しい道楽をさがすのである。ただ驚くのは、むさぼるように本を読むことである。

飽くなき探究心とピークに達した後の執着のなさ、つまりはその「軽さ」に憧れるわけだが、なかなかこれは真似をすることができない。ボクは、欲張りな性質なのでいろいろなものに興味を持つのだが、どれもピークに達する気配がなく、いや、ボクの場合は高みに昇るというよりは、地下深く掘っていく方向に進むのだが、どの分野においても底が見える気配がしないのだ。同時進行に興味の趣くまま掘っていくと、深い処で異質だと思っていたものが繋がってしまったりして、どんどん欲望は増幅されるばかり。捨聖、一遍上人のようには生きられないにしても、なるべく身軽に生きたいもんである。

「軽さ」への憧れによる物事に執着したくない、というボクの執着心の重さはいかほどか。

喜劇とんかつ一代.jpg
駄々っ子森繁の重力に抗する山茶花究(左)と淡島千景(右)


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  • By harpobucho / Jan 17, 2010 11:16 am

喜劇的人間

2009年最後の日記に「ハーポ部長の生活と意見」という仰々しいタイトルをつけたのは、チャタレイ裁判で有名(有罪)な文芸評論家、伊藤整氏の次の言葉を見つけたからだった。これをサゲにもってきて2009年をきれいに締めくくるつもりだったのだが、残念ながら失敗に終わった。きっとこれは10年代に残されたボクの課題なのだろう。

「二重の論理をやめて、一重の論理で生きる時がナマの現実生活である。だから強い生命意識に駆られる人間たちは、舞台の約束をそのまま現実にしようとして、人を殺したり、自ら死んだりしなければならなくなる。革命する芸術家と自殺する芸術家は二重の存在である芸人の意識をいつの間には忘れて、そのまま舞台で一重のナマの生活にしようとするのです。」(『伊藤整氏の生活と意見』)

リンギスの「社会は、たた単に暴力的な者を社会病質とみなすのではなく、―暴力であっても、警察やプロ・ボクサーにおいて見られるように完全に社会化されることもある―、二重、三重の人生を送る者を社会病質とみなすのだ」という言葉に照らしあわせてみると、芸人であることもなかなか生きづらそうだ。

う~ん、それは困る。

ここでいう芸人とはもちろんテレビや劇場で笑いをとることを仕事にしている人間のことではない。自分という人間を戯画化できる人間のことである。自己戯画化とは自己卑小化ともいえる。『伊藤整氏の生活と意見』のなかで著者の伊藤整氏はこんな処方箋を出している。

「自己卑小化によって人間は、自分を悲劇的人間として美化することも、深刻になることもない。これは自己救済の方法として有効である。」

ふー、助かった。

2010年の映画始めは高架下の昭和な映画館、銀座シネパトスでの森繁特集上映。大好物の『喜劇 とんかつ一代』(2度目の鑑賞)と森繁芸能生活40周年記念の新旧オールスターキャストの予備校もの『喜劇 百点満点』。大満足して森繁気分で銀ぶら。だがとんかつは高すぎて食えず。

空気を読んで上手に笑いをとっていくテレビ的な芸人には全く憧れないが、銀幕の軽快な喜劇人には憧れる。 そんなわけで読書始めは『森繁自伝』。満州でソ連兵に春画を売って食いつないだり、撮影所での猥談の評判でいい役をゲットしたり、と森繁の自己戯画芸が輝る。

森繁自伝.jpg


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  • By harpobucho / Jan 10, 2010 8:10 pm

やばいぞ行きたいイベントだらけじゃんかよ!



個人的にパタフィジックとアルフレッド・ジャリTシャツを出すので後学のために

ジョルジュ・ペレック『煙滅』(水声社)刊行記念イベント
《ウリポ》ってなに?–現代フランス文学の楽しみ

ジュンク堂書店池袋本店 トークセッション
http://www.junkudo.co.jp/newevent/evtalk.html#20100116ikebukuro
豊﨑 由美(ライター)×塩塚 秀一郎(フランス文学者)
■2010年1月16日(土) 19:00〜

20世紀フランスで産声を上げた、奇妙キテレツな文学集団がいた……。
そのグループの名は《ウリポ》。メンバーはジョルジュ・ペレックやレーモン・クノー、イタロ・カルヴィーノなどなど。一つのエピソードを99通りの文体で書いたり、Eをまったく使わずに小説を書いたり。これらの言語遊戯によって、彼らは文学のどんな可能性を引き出したのか?
数々の海外文学を読破し、かつてない切り口によって書評の異種格闘技戦を繰りひろげている豊﨑由美氏と、翻訳不可能といわれたジョルジュ・ペレックの『煙滅』を《い》段抜きで訳すという翻訳のアクロバットを見せた塩塚秀一郎氏。お二人に、《ウリポ》とはなにか、またペレック作品をはじめとする、さまざまな文学表現の魅力について、たっぷりと語っていただきます。

・豊﨑 由美(とよざき・ゆみ)
1961年生まれ。ライター、書評家。主な著書に『そんなに読んで、どうするの?』(アスペクト)、『文学賞メッタ斬り!』(共著、パルコ出版)など。

・塩塚 秀一郎(しおづか・しゅういちろう)
1970年生まれ。パリ第三大学文学博士。現在早稲田大学理工学術院准教授。主な訳書に、ジョルジュ・ペレック『さまざまな空間』、『美術愛好家の陳列室』、レーモン・クノー『あなたまかせのお話』などがある。







これは身内びいきじゃなく、面白くないわけないじゃん!

WHAT AM I DOING HERE? ワークショップとトーク 5つの小径

主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(財団法人東京都歴史文化財団)、明治大学
企画:明治大学大学院 新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系 管啓次郎研究室
日程:平成21年12月~平成22年2月
会場:明治大学猿楽町第二校舎 新領域創造専攻共同演習室(東京都千代田区猿楽町2-4-1)
参加費:無料(要申込み)
http://waidh.exblog.jp

③場所の知覚 1月17日(日)
ワークショップ:「測量ワークショップ」小山田徹13:00~17:00(定員15名)
トーク:「0円生活と場所っプ」坂口恭平+山下陽光18:00~20:00(定員30名)
ワークショップでは洞窟の測量方法を実践し、東京を新しく知覚する方法を考えます。今まで知っているつもりの場所もまったく違う性格があることを学び、場所と新しい関係をつくる方法を考えるためのワークショップとトーク。

小山田徹(こやまだ・とおる)
美術家。京都市立芸術大学日本画科卒業。1998 年までパフォーマンスグループ「ダムタイプ」で舞台美術と舞台監督を担当。平行して「風景収集狂舎」の名で様々なコミュニティ、共有空間の開発を行ない現在に至る。洞窟探検グループ「Com-pass Caving Unit」メンバーとして活動中。

坂口恭平(さかぐち・きょうへい)
建築探検家。1978年熊本生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、2004年に日本の路上生活者の住居を収めた写真集『0円ハウス』をリトルモアより刊行。2006年カナダ、バンクーバー美術館にて個展。2007年ナイロビで世界会議フォーラムに参加。著書に『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(大和書房刊)などがある。
http://www.0yenhouse.com/

山下陽光(やました・ひかる)
1977年長崎県生まれ。高円寺の古着屋「素人の乱シランプリ」店主。なぜか「美術手帖」2009年5月号で16ページも使って特集される。
http://blog.goo.ne.jp/bashop/







夜の大学ももう10回目か! 潜伏度の高いイベントです。

連続講義「大学の夜」第十夜
映画のコミュニズムを讃えて
――『シネキャピタル』(洛北出版)とその後

講師:廣瀬 純 (思想・映画批評)
日時:1月18日(月) 19時15分〜21時00分
場所:早稲田大学生協ブックセンター(閉店後)

今回は、2008年に『シネキャピタル』(洛北出版)を上梓された廣瀬純氏を講師にお迎えします。
『シネキャピタル』はドゥルーズ『シネマ』に依拠しつつ、氏がこれまでそれぞれに語ってきた映画と運動を同時に語ることを自らに許した著作となっていて、まさに廣瀬氏の思想のエッセンスが凝縮した本です。
イメージたちに剰余価値生産させる映画と、ポストフォーディズム〜金融化の労働を重ねた分析はとても鮮明で、そしてそのただ中でさえ、解放されたイメージとはなにか、解放された労働者とはなにか、と進む思考は、来たるべきデモクラシーを予示的に讃えているようです。
ただ、『シネキャピタル』には後があるような気がします。今回は『シネキャピタル』から、予告される続編へと思索が進むかもしれません。廣瀬氏からどんな新たな言葉があらわれるのか期待します。
私たちは、イメージのコミュニズムとはなにか? と問うことを許されています。ご参加をお待ちしております。








エガさんに会いに、かつてグラフィティのメッカだった桜木町の残照へ

グラフィティ/ストリートアートはこんな今、どこに向かおうとしているのだろうか?―”ポスト・グラフィティ”を再構築する試み
【北仲スクール 公開講座1】
http://kitanaka-school.net/event/2010/01/post-20.html
講師:荏開津広(東京藝術大学・多摩美術大学・ライター/DJ)
日時:2010年1月20日(水) 19:00~21:00
会場:ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター(YCC)3階スペース

荏開津広(えがいつ ひろし)プロフィール
テキスト/DJ/施行
90年代は「ルーティン」、「デ・ニーロズ」などのユニットに在籍、その後大転落。しばらくの彷徨の後、キーチャ・アラード、イアン・シモンズなどとコラボレーション、KIOSK HELLO東京支部をつとめあげ、IMPOSSIBLE NIGHT REGULARS、著書『人々の音楽について』(EDITION OK FRED)、翻訳『サウンド・アート』(木幡和枝、西原尚と共訳)(2010年に刊行、フィルム・アート社)、『ヤーディ』(トランス・ワールド社)など。以下の音楽アルバムに参加。《ILL-CENTRIK FUNK》、《TEMPLE OF DUB》《SOBA-AMBIENT》など。東京藝術大学、多摩美術大学で非常勤講師。








参考図書にジョック・ヤング『後期近代の眩暈』ってうけますw

不良少女、セレブとビッチの100年史
平山亜佐子『明治 大正 昭和 不良少女伝』(河出書房新社)刊行記念
平山亜佐子 × 速水健朗 夜のプロトコル vol.5「ジャンダークのお君」からニコール・リッチーまで

http://www.yorutoko.com/2010/01/no_05-945e.html
2010年1月22日(金)開演18:30(開場18:00)

複数ライター、編集者たちが企画する定期イベント「夜のプロトコル」がジュンク堂新宿店に初上陸。トークのテーマは不良少女。不良少女とは、社会の変化と女性の立場、そこから生まれ出たアウトサイダー。近代から今という時代を考えるためのひとつの軸として、時代の合わせ鏡としての不良少女像をなぞります。

平山亜佐子(ひらやま・あさこ)
兵庫県芦屋市出身。文筆家。著書に『20世紀 破天荒セレブ ありえないほど楽しい女の人生カタログ』。2008年11月に本書の第一稿となる「明治 大正 昭和莫連女と少女ギャング団」で河上肇賞奨励賞を受賞。

速水健朗(はやみず・けんろう)
1973年生まれ。石川県出身。フリーランスライター/編集者。音楽、芸能、コンピュータなどの分野で執筆活動を行う。著書に『タイアップの歌謡史』『自分探しが止まらない』『ケータイ小説的。—-”再ヤンキー化”時代の少女たち』等。

会場…新宿ジュンク堂本店 8階喫茶コーナーにて。入場料1,000円(1ドリンクつき)
定員…50名
受付…7Fカウンターにて。電話予約も承ります。ジュンク堂書店新宿店 トークセッション情報








子弟対談? これは楽しみ!

ストリートの思想とマルクス
(毛利嘉孝×表三郎 対談)

毛利嘉孝氏と表三郎氏の対談イベントがサウンド・カフェ・ズミで行われます.毛利嘉孝氏はカルチュラル・スタディーズの大御所.近著『ストリートの思想』では,文化と政治の結節点を鮮やかに描き出す.文化の背後に潜む政治性について,今このような手法で研究を進められるのはおそらく毛利氏だけであろう.その毛利氏が思想・哲学に目覚めたのが予備校時代.その予備校時代の先生が表三郎氏だ.表三郎氏は在野の闘う思想家.全共闘運動を経て,大学の非常勤講師から駿台予備校講師に流れつき,約40年間,実践的な英文読解法の指導にあたり続ける.91年までは関西の英語科主任を務め,受験会でその名を知らない者はモグリと言われるほど人気を博した.思想の研究はマルクスを中心としたもので,最近は「マルクスの<実践>論」を『情況』に連載中.

今回,毛利嘉孝氏と表三郎氏の対談にあたり,約30年ぶりに師弟再会となる.前半は思想史の話が中心となる.毛利氏のご専門である「ストリートの思想」が,思想史上どう位置づけられるのか,マルクスの実践論的思想がどの程度,ストリートの思想と親和性を持ち得るのかが争点となるだろう.そして,後半は,当時の予備校での話や表氏主宰の研究会の話など,今の研究会の大学生なども交えながら,フリートークを行なう予定.乞うご期待!

日時:1月24日(日)14時半OPEN,15時START〜17時半
場所:吉祥寺,サウンド・カフェ・ズミ sound cafe dzumi
〒180-0005 武蔵野市御殿山1-2-3 キヨノビル7F(1Fがスリアというヨガグッズ屋さんです)
サウンド・イメージ研究所 0422-72-7822,JR吉祥寺駅南口より徒歩5分
料金:カンパ制(500円〜),ドリンク注文別
問い合わせ:anarchist.kon [at] gmail.com(近藤まで)








素人の乱で「哲学への権利」上映!

ドキュメンタリー「哲学への権利 国際哲学コレージュの軌跡」を観て── 大学の外/哲学の地下
地下大学

・西山雄二(監督 / 哲学)平井玄(音楽批評)、白石嘉治(上智大学)
・1月25日(月)上映=19:00~20:35 / 討論=20:45~22:00
・高円寺・素人の乱12号店・北中ホール
・資料代500円+出来れば投げ銭


映画『哲学への権利』公式HP ⇒ http://rightphilo.blog112.fc2.com/
1983年、ジャック・デリダらが脱構築の論理をもとにパリに創設した半官半民の独創的な研究教育機関「国際哲学コレージュ」をめぐる初のドキュメンタリー映画。収益性や効率性が追求される現在のグローバル資本主義下において、哲学や文学、芸術などの人文学的なものの可能性をいかなる現場として構想し実践すればよいのか。監督・西山雄二が歴代の議長を含む関係者7名へのインタヴューを通じて、大学、人文学、哲学の現在形と未来形を描き出す。

出演:ミシェル・ドゥギー、フランソワ・ヌーデルマン、ブリュノ・クレマン、カトリーヌ・マラブー、フランシスコ・ナイシュタット、ジゼル・ベルクマン、ボヤン・マンチェフ 
音楽:matryoshka (Novel Sounds)
監督:西山雄二
特別協力:国際哲学コレージュ
助成:文部科学省研究費補助金若手B課題番号20720002
後援:東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」
上映時間:93分 フランス語(日本語字幕付)





上田さんの活動はいつも気になっております。

2月 津田塾大学にちっちゃなココルームが出現?!
〔体験アート展〕握れないけど触れた時-私たちの出会った関西の市民メディア活動

http://booksarch.exblog.jp/9597540/

会期:2月11日(木・祝)10:00〜20:00 , 12日(金)10:00〜18:00
会場:津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス津田ホールT101,T102 ※入場無料

津田塾大学 ソーシャル・メディア・センター
この中で、釜ヶ崎にあるカマンメディアセンターとのコラボ企画も行います。
映像発信てれれ、築港アークのアサダワタルさん、学生とダルク参加者らによるワークショップなど、ユニークな企画が満載です。

☆ソーシャルメディアセンター☆
また、このような大学とNGOとの協働による、多様な表現活動をサポートするために、津田塾大学では、昨年末に「ソーシャル・メディア・センター」という場を開設しました。昨年秋から2年半、文科省の大学教育・学生支援推進事業の助成を受けることが決まったことが大きいのですが、数年前からダルク女性ハウス、その他のNGOとのコラボレーションを行ってきたことがベースにあります。

今はまだ、小さな事務室しかないのですが、2人の若いクリエイターが職員として昨秋から働いてくれており、クールなフライヤーやウェブなどをせっせと作ってくれたり、イベントのサポートをしてくれたりしています。また、今年の秋には外部と映像を中心としたコラボができるスペース【コラボラボ】を学内に開設する予定です。大学生にとってはもちろんのこと、社会的支援のニーズを抱えたコミュニティにとっても開かれていて、使い勝手がいいメディアセンターがあるといいという思いからセンターを作りましたので、皆さんのほうでも、いろいろな希望を出してください。社会をつなぐための表現として、大学のスペースや機材を使いたい、ワークショップをやりたい(出前も含めて)、シリーズものの企画をやりたいなど、何でも結構です。実現できるように皆で知恵を出し合ってみたいと思います。

「ソーシャル・メディア・センター」では、暫定的なウェブサイトも立ち上げました。
http://edu.tsuda.ac.jp/cmccl/
現在は、本センター主催のイベントのお知らせ中心ですが、すでに様々な企画を行っておりますので、ぜひ、ご参加ください。また、関心を持ちそうな方々に当サイトについてお知らせいただければ幸いです。









実は、野崎さんのファンです! 『シュルレアリスムの25時』も気になる

誰も知らないシュルレアリスム
『シュルレアリスムの25時』(水声社)刊行記念イベント ジュンク堂書店池袋本店 トークセッション
http://www.junkudo.co.jp/newevent/evtalk.html#20100213ikebukuro
野崎 歓(フランス文学者)×鈴木 雅雄(シュルレアリスム研究者)
■2月13日(土) 19時〜

20世紀の思想や芸術に大きな痕跡を残し、いまもなお現代文化を挑発し続けている、シュルレアリスムとその運動。ブルトンやダリ、マグリットの作品は、日本でもよく知られています。しかし、彼らの表現だけがシュルレアリスムではありません!これまで注目されることのなかったユニークな画家や詩人、写真家たちを紹介しながら、「いま」「わたしたちにとって」のシュルレアリスムとは何かをめぐって、第一線で活躍するおふたりの論者に縦横無尽に語っていただきます。

・野崎 歓
1959年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授、フランス文学者。主な著作に『赤ちゃん教育』(青土社、講談社エッセイ賞)、『われわれはみな外国人である』(五柳書院)など、訳書にトゥーサン『浴室』、ソレルス『秘密』などがある。

・鈴木 雅雄
1962年生まれ。早稲田大学文学学術院教授、シュルレアリスム研究者。主な著作に『シュルレアリスム、あるいは痙攣する複数性』(平凡社)など、訳書にダリ『ミレー《晩鐘》の悲劇的神話』などがある。



  • Intellipunk
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  • By intellipunk / Jan 09, 2010 6:08 pm

賀正

正真猛虎写生図.jpg

『正真猛虎写生図』(1861年)

10年代の滑り出しは河鍋暁斎で勢いをつける。
今年もよろしくお願いします。


  • HarpoBucho
  • Tag:
  • By harpobucho / Jan 03, 2010 12:06 am

RLL 2009′S BEST BOOKS

RLL 2009′S BEST BOOKS

1. 毛利嘉孝『ストリートの思想–転換期としての1990年代』NHKブックス
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00911392009
RLLが載ったってだけで評価してしまうわけじゃない。これは画期的な本だ、僕らが大前提にしている「おもしろさ」「かっこよさ」「身体性」「文化/政治/思想」「路上」を、きちんと明文化したモノはたぶん初めてだ。普通のひとたちが、全く分からなかったことが書かれているぞ! でも僕らには、当たり前過ぎて新しいことが一つも書かれていなかった!! マスト!!!


2. 高祖岩三郎『新しいアナキズムの系譜学』河出書房新社
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309244693
高祖さんの前の2冊以上に理論の本。系譜学といいながら実はアナキスト地理学の本。そしてエートス(基本原理)が提示される倫理の本。エコロジーとドゥルーズ&ガタリとグリッサンとソローとルクリュを繋いだ、新しい時代の地球の生き方を提示した、世界を愛するための本。いい本です。



3. 廣瀬 純+コレクティボ・シトゥアシオネス『闘争のアサンブレア』月曜社
http://getsuyosha.jp/kikan/asambleas.html
『闘争の最小回路』で中南米を俯瞰したひろじゅんの最新翻訳は、通貨危機後のアルゼンチンに焦点を当てる。細かなディティールから浮かぶのは、コモン燃え盛った祭の体験。ピケテロス(幹線道路封鎖失業者運動)、アサンブレア(水平的・自律的集団性集団)、エスクラチェ(軍事独裁犯探し住民周知)など新しい言葉から浮かび上がるのは、質実の詰まった血の通った社会(日本の社会は真空のようだ)。



4. ヨアヒム・ケーラー 『ニーチェ伝–ツァラトゥストラの秘密』青土社
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%A5%CB%A1%BC%A5%C1%A5%A7%C5%C1
従来のニーチェは大衆と決別して超然としているイメージだったはず。ニーチェの妹が隠して今まで明かされていなかった、ここで書かれた真のニーチェ像は、ネタ感のある衝撃的サイゾー暴露系?! RLLは、この本に触発されてニーチェTシャツをリリースする!


5. ミッドナイト・ノーツ・コレクティブとその友人たち『金融恐慌からコモンズへ–資本主義の現在的批判のために』以文社
http://www.ibunsha.co.jp/
http://www.midnightnotes.org/
マイケル・ムーアの新作映画『キャピタリズム』と合わせたようなタイムリーなリリース。とっくに資本主義終わってるってことをアメリカの左翼がアジってて熱いぜ。チアパスやアテネやアルゼンチンとNYや日本を共振させよう! ハーヴェイ、ジョック・ヤングと続くナイスな木下ちがやのガチ仕事。装丁もgood!


6. 佐藤嘉幸『新自由主義と権力 フーコーから現在性の哲学へ』人文書院
http://www.jimbunshoin.co.jp/mybooks/ISBN978-4-409-04099-7.htm
佐藤嘉幸氏の新作は前作の延長にバトラーを据えた流石の理解。∞を久々何年ぶりかに哲学読書へと触発させたのだった。ラカン=アルチュセール=フーコー=D&Gと切り結び、自己を反ネオリベとして再主体化させる戦略。さてこの本を内面化しようじゃないか。現代思想から反撃の導火線を読み込め。


7. 行友太郎・東琢磨『フードジョッキー その理論と実践』ひろしま女性学研究所
http://www.enjoy.ne.jp/~kazokusha/
http://www.mosakusha.com/newitems/cat578/post-31.html
RLLにとっての東さんは、シャリバリ行友氏とこの本を出した東琢磨さん。これは、ブルーハーブやURやジャン・ジュネやベンヤミンやシュミットや「仁義なき戦い」や松本哉が語られる料理本。「明かしえぬ共同体」煮込み、マメに敵対性をあらわにしていく鍋・サラダ・揚げ物一式、歓待の思想アンチ・セレブ・フルコース…やばい面白いLIFE(生活/人生)の哲学が食い物の中に煮込まれて、これは滋養になるな。



8. 今福龍太編『アルフレッド・アルテアーガ+高良勉詩選』サウダージ・ブックス
http://sea.ap.teacup.com/saudadebooks/177.html
今年は葉山のサウダージ・ブックスに行って、その価値観に影響を受けた。本と山と海に囲まれた空間は濃密で、流れる蜜色の時間を濃縮してオンデマンド印刷でペーパーバックにしたら、こんな本になったんだろう。装丁は気流図案室。RLLはサウダージ・ブックスとコラボレーション予定です。


9. フランソワ・ドス 『ドゥルーズとガタリ 交差的評伝 』河出書房新社
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309244884
重くて高くてまだ買ってませんが、思想哲学各方面の兄貴達から大絶賛されてるんで間違いなくトップ10リストアップ。早く読みたいな〜もうどこかの図書館には入ってるのかな?


10. 菊地成孔・大谷能生『アフロ・ディズニー エイゼンシュテインから「オタク=黒人」まで』文藝春秋
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163716305
RLLもこんな似非人文学をやってみたかったんだ、と思い出させてくれた怪作。ソカール事件とは、クラシック音楽家がブルースミュージシャンに音ズレてると指摘する様なモノ。こんな見立てがポンポン飛び出す、視覚/聴覚を縦軸、大人の文化/子供の全能感を横軸に話題をズラしてゆく快放談。続編も楽しみ。




そのほかの09本

・石田昌隆『オルタナティヴ・ミュージック』ミュージックマガジン
http://musicmagazine.jp/published/mmex-200907am.html

・ミック・ファレン『アナキストに煙草を』メディア総合研究所
http://www.mediasoken-publish.net/blog/2009/10/post_80.html#more

・ボリス・ヴィアン『ボリス・ヴィアンのジャズ入門』シンコーミュージック
http://www.honeyee.com/news/book/2010/001919/
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=0633628

・フィリップ・ボッジオ『ボリス・ヴィアン伝』国書刊行会
http://book.asahi.com/review/TKY200912010174.html

・フィル・ハーディ、デイヴ・ラング編『ロック・エンサイクロペディア 1950s-1970s』みすず書房
http://www.msz.co.jp/book/detail/07344.html

・S.クレイグ ワトキンス『ヒップホップはアメリカを変えたか?–もうひとつのカルチュラル・スタディーズ』フィルムアート社
http://www.filmart.co.jp/new/post_126.php
http://notpillar.com/?pid=17497900

・ECD『ホームシック 生活(2〜3人分)』フィルムアート社
http://www.filmart.co.jp/cat138/_23.php

・フィリップ・ロベール『エクスペリメンタル・ミュージック–実験音楽ディスクガイド』NTT出版
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002009
http://d.hatena.ne.jp/post-it/20091022

・廣瀬純『シネキャピタル』洛北出版
http://www.rakuhoku-pub.jp/book/27101.html

・山森亮『ベーシック・インカム入門』光文社新書
http://book.asahi.com/review/TKY200904280132.html
http://mainichi.jp/enta/book/hondana/archive/news/2009/04/20090405ddm015070025000c.html

・清水直子・園良太編著『フリーター労組の生存ハンドブック』大月書店
http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20090704/1246648216
http://www.otsukishoten.co.jp/cgi-bin/otsukishotenhon/siteup.cgi?&category=1&page=0&view=&detail=on&no=464

・ジョヴァンニ・アリギ『長い20世紀–資本、権力、そして現代の系譜』作品社
http://www.kobe-u.ac.jp/info/book/0901_01.htm
http://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/shakai/tanpin/22179.htm

・スーザン・ソンタグ『同じ時のなかで』NTT出版
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001997

・ベルナール・スティグレール『技術と時間〈1〉エピメテウスの過失』法政大学出版局
http://www.nulptyx.com/pub_tt1.html

・クリスティアン・マラッツィ『現代経済の大転換—-コミュニケーションが仕事になるとき』青土社
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%B8%BD%C2%E5%B7%D0%BA%D1%A4%CE%C2%E7%C5%BE%B4%B9

・ロベルト・エスポジト『近代政治の脱構築—-共同体・免疫・生政治』講談社選書メチエ
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2584514

・市田良彦+ポール・ギルロイ+本橋哲也『黒い大西洋と知識人の現在』松籟社
http://shoraisha.com/modules/tinyd2/index.php?id=39

・ピエール・ブルデュー『パスカル的省察』藤原書店
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1088

・酒井健『バタイユ』青土社
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%A5%D0%A5%BF%A5%A4%A5%E6

・本山美彦+萱野稔人『金融危機の資本論』青土社
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%B6%E2%CD%BB%B4%ED%B5%A1%A4%CE%BB%F1%CB%DC%CF%C0

・山口昌男『学問の春 〈知と遊び〉の10講義』』平凡社新書
http://heibonshatoday.blogspot.com/2009/08/10.html

・今福龍太『身体としての書物』東京外国語大学出版会
http://www.tufs.ac.jp/blog/tufspub/dialy/

・今福龍太+サウダージ・ブックス『ブラジルから遠く離れて 1935-2000 クロード・レヴィ=ストロースのかたわらで』サウダージ・ブックス
http://sea.ap.teacup.com/saudadebooks/180.html

・草森紳一『「穴」を探る 』河出書房新社
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309019130

・市田良彦責任編集『別冊情況 68年のスピノザ アントニオ・ネグリ『野生のアノマリー』の世界』
http://www.mosakusha.com/newitems/2009/07/20097.html




intellipunk 2009年10冊

1. デヴィット・グレーバー『資本主義後の世界のために 新しいアナーキズムの視座』以文社(2009)
http://www.mosakusha.com/newitems/cat582/post-611.html
こりゃものすごく簡単な本。すぐさまアナキズムをインストールできるぜ


2. ジョン・ホロウェイ『権力を取らずに世界を変える』同時代社(2009)
http://uonome.jp/article/yomono/546
ホロウェイさんの優しさが伝わる。「かくめい」は「革命」とはちがうのだ

3. 和田伸一郎『民衆にとって政治とは何か』人文書院(2009)
http://www.jimbunshoin.co.jp/mybooks/ISBN978-4-409-04097-3.htm
松本哉をランシエールで解説。ニヒらずに街路に出よう

4. VOL collective編『VOL lexicon 資本主義とは別の世界を構想し、無数の行動と思考をつくりだすために VOL collectiveによるキーワード集』以文社(2009)
http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/2009/07/vol-lexicon.html
思想と政治と路上の真ん中狙い。ZiNEと辞書と武器庫の真ん中狙い。

5. 杉浦勉『霊と女たち』inscript(2009)
http://inscriptinfo.blogspot.com/2009/07/blog-post_13.html
急逝した杉浦氏の遺作。繊細な論考

6. 今福龍太+サウダージ・ブックス『ブラジルから遠く離れて1935-2000 クロード・レヴィ=ストロースのかたわらで』港の人(2009)
http://sea.ap.teacup.com/saudadebooks/180.html
フェティッシュ(レヴィ=ストロースふぇち、出版ふぇち、造本ふぇち)なとっても美しい本。

7. フランコ・ベラルディ(ビフォ)『プレカリアートの詩 記号資本主義の精神病理学』河出書房新社(2009)
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309245010
今の記号資本主義、認知資本主義を知るうえで、最適の本。ということは今の時代の最上の本。RLLの想起する「シャブリベ」に近似したネオリベラリズムと精神病理の共謀が語られる。

8. 小沢健二『企業的な社会、セラピー的な社会』(2009)
http://itanjinkaneyasu.blogspot.com/2009/09/blog-post_4888.html
http://tu-ta.at.webry.info/200705/article_12.html
フェアトレードでネパール印刷された元王子様のグローバル時代の寓話、レア


9. 粉川哲夫『これが「自由ラジオ」だ』晶文社(1983)
http://cinema.translocal.jp/books/
コジマラジオの毛原さん経由でFMRLが粉川さんから譲り受けた品。素晴らしい

10. アリシア・ベイ=ローレル『地球の上に生きる』草思社(1972)
http://www.soshisha.com/book_search/detail/1_0012.html
http://ysfc.weblogs.jp/chronofile/2005/11/post_7cda.html
オメガ・スイーツで購入したヒッピーの時代のDIYの名著





∞+∞=∞ 2009年本

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  • By intellipunk / Jan 02, 2010 4:17 pm

2009′S BEST SESSiON

あけましておめでとうございます。
後日上げました!


2009′S BEST SESSiON
ちなみに太字が独断と偏見による10題重大ニュース。
★は媒体、○はRLLの周りで起こったSESSiONで、●がクルーのSESSiONです!


1月
――――――――――――――――――――――――――
イスラエルによるガザ侵攻 反対デモにも行ったねー

●1月17日(土)@気流舎 カルチャー・ショッキング vol.6「マッシュアップの作法とフリーカルチャーの実践」 ゲスト:金谷憲(ひげビジョン)、ホスト:ハーポ・プロダクション


2月
――――――――――――――――――――――――――
さよならラックス・インテリア
冬眠


3月
――――――――――――――――――――――――――
さよならリチャード・アオキ

○3月22日(日)@新宿アルタ前広場「フラッシュモブ」 ディストピアTOKYO参加


4月
――――――――――――――――――――――――――
さよならJ・G・バラード
さよなら粟津潔
さよなら広告批評
HarpoBucho失業!ヘーヒルズ族登場!
新宿 Cafe★Lavanderiaオープン

○4月2日 ハーポプロ花見

○4月26日(日)@中野 heavysickZERO 歓迎!フィラスティン御一行様!『素人の乱』出版記念 兼 高円寺メーデー〜役立たずの祭典〜 兼素人の乱4周年記念大バカ者総結集祭!!!「高円寺一揆 in Nakano」素人の乱 × IRREGULAR RHYTHM ASYLUM presents…


5月
――――――――――――――――――――――――――
さよなら忌野清志郎
さよなら太田竜
さよならエスクァイア日本版

○5月1日(金)阿佐ヶ谷メーデー[A-MayDay] DJ:∞+∞=∞

●5月11日(日)@青山公園〜表参道〜渋谷路上「マリファナマーチ2009 in TOKYO」公式Tシャツ、マリファナ・マーチ・ジャパン公式団扇、出店

○5月30日(土) 31(日) @高円寺 素人の乱12号店「第四回馬橋映画祭」CHANOMAD出品「浮世を茶に – A Rolling Stone gathers No Moss – 」 (「RLL MEGAPHONE PROJECT」 江畠香希 監督に出演)


6月
――――――――――――――――――――――――――
さよならマイケル・ジャクソン
さよならピナ・バウシュ

●6月14日(日)@高円寺西部古書会館大均一祭 便乗古書掘りイベント「KING OF DIGGIN’」主催


7月
――――――――――――――――――――――――――
さよなら平岡正明
さよならアベフトシ
さよならマース・カニングハム
さよならDOLL

ACTION GALLERY + SHOP(横浜)にTシャツ卸始め!
『オルタ』2009年5・6月号に裏表紙の雑誌広告を出稿
★毛利嘉孝著『ストリートの思想 転換期としての90年代』NHK出版 掲載

●7月3日(金)4日(土)5日(日)@東京外国語大学 研究講義棟「カルチュラル・タイフーン2009 / INTER-ASIA CULTURAL TYPHOON」Free Media Research Labの「フリーメディア・リサーチラジオ」CHANOMAD作品上映/日本バビロン検定協会、バビロン検定試験実施/野外DJ:∞+∞=∞/RLL出店


8月
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さよなら山城新伍
さよならスタジオボイス
山谷夏祭り2009 8月22日(土)23日(日)
第28回すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り 8月26日(水)27日(木)
高円寺阿波踊り 8月29日(土)30日(日)

○8月17日(月) @阿佐ヶ谷ロフトA「異能の男:平岡正明追悼」 【出演】平井玄(作家・評論家)伊達政保(作家・評論家)末井昭(作家・編集者)高取英(月蝕歌劇団主宰)ハーポ部長(見立て狂いの偏集者)【コメンテーター】本橋信宏(作家・評論家)

○8月21日(金)-24日(月)「なんとかフェス2009」 @長野ジローズマウンテン


9月
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さよならジム・キャロル

★ぱちか村(高円寺)Tシャツ卸始めました!

●9月13日(日)@高円寺西部古書会館大均一祭 便乗古書掘りイベント第二回「King Of Diggin」主催

●9月13日(日)@ぱちか村 【ぱちか村サロン】vol.1  [ゲスト]N A N O N I N U N É (ナノニヌネ)/ XION Harpo部長 / RLL タクジ・ハヤカワ

●9月22日(月)@TOKYOメディフェス2009「なんとかメディアの活動報告会」【トーク】鹿島絵里子(模索舎)、成田圭祐(IRA)、松本哉(素人の乱5号店)、ハーポ部長(RLL)【司会進行】ぺぺ長谷川(あかね)

○9月25日(金)26日(土)27日(日)@高円寺 素人の乱12号店ラブラブ企画主催「古本フリマ」参加


10月
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さよならマサオ・ミヨシ
さよならクロード・レヴィ=ストロース
さよならremix

●10月4日(日)ネットラジオ素人の乱「RLLのかくめい生活研究所」 ゲスト:毛利嘉孝さん『ストリートの思想 転換期としての90年代』出版記念

●10月7日(水)@気流舎「カフェ・タンジール」/「秋のスペシャル!下流の鳴る音 −シャブ中通り魔、グンちゃん再考−」ゲスト:ペペ長谷川 (ハーポ・プロダクション契約社員)、ホスト:ハーポ・プロダクション

●10月8日(木)−15日(木)@山形国際ドキュメンタリー映画祭「映画に(反)対して—-ギー・ドゥボール特集」公認Tシャツ販売

●10月12日(月/祭)@高円寺「安全・安心な街づくり」を求めるデモ

○10月18日(日)@京橋MAKTOシアター「平岡正明 追悼の集い」 出演:石飛仁、上杉清文、佐藤正樹、伊達政保、平井玄、マイク・モラスキー、ハーポ部長

○10月24日(土)@町中アートプロジェクトExhibition 3 フリーメディア・リサーチラボ(F.M.R.L)シンポジウム ローカルテレビ放送&ライブストリーミング intellipunk参加


11月
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さよなら森繁久彌
さよなら大里俊晴
さよなら石狩亭
さよならTHE SOURCE 日本版

●11月6日(金)@阿佐ヶ谷ロフトA「ストリートの思想〜転換期としての1990年代〜」出版記念イベント【出演】毛利嘉孝(社会学者、東京藝術大学准教授)、仲俣暁生(批評家、編集者)、野田努(音楽ライター、編集者)、山下陽光(トリオフォー、素人の乱シランプリ店主)、RLL

●11月22日(日)横浜国際映像祭CREAM「アクティヴィズム3.0(仮称)/リーマンショック以後の世界の新しい反資本主義の表現者たち」【主催】 remo + いるといらとそのなかまたち【ゲスト】 毛利嘉孝、RLL

○11月28日(土) 29(日) @高円寺 素人の乱12号店「第五回馬橋映画祭」CHANOMAD出品「十人十声 −VOICE OF THE PEOPLE−」、intellipunk出品「00年代のテクスト』、かすみちゃん監督 カメラとお客さん∞+∞=∞「かすみちゃんのお寿司屋さん」(「RLL 間宮の古本ハスリング!」 江畠香希 監督に主演)

○11月29日(日)@反戦と抵抗の祭<フェスタ>09—-無数の抵抗を発明するCommentsAdd Starサウンドデモ DJ:∞+∞=∞


12月
――――――――――――――――――――――――――
さよならオルタ
HarpoBucho就職!


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  • By intellipunk / Jan 01, 2010 2:52 pm

ハーポ部長の生活と意見

00年代最後の日、さて何を書こうか?

最近、ブログ/日記の更新頻度が下がっているわけだが、なんか自分の生活っぷりや意見を報告することにあまり興味がなくなってしまったのかもしれない。昔は、面白いことを発見すると報告しないと気がすまない性質だったんだけど、今は自分のなかでそれを深めていき、日々の生活のなかの言動で表現すればいいや、って感じ。

そんな気分にさせたのもツイッターやmixiのボイス機能の流行のせいかもしれない。なんでみんなどうでもいいことを報告しなきゃ気がすまないのだろうと疑問に思うわけだ。この過剰情報社会のなかではいかに要らない情報を削ぎ落とすかが重要なのに、余計な情報を発信したり受信したり、フォローがついたとか喜んだり、と意味がわからない。ツイッターはまったく見ないのでボクの知らない魅力的な世界がそこに広がっているのかもしれないが、mixiボイスを夜中に強制的に見せられている(非表示の機能がない!)と、「あー頭の中身漏らし過ぎ!」とこっちが恥ずかしくなったりする。「いま」を共有するのは「ここ」にいる人たちだけで充分ではないか、と思うわけだが如何でしょうか。ビー・ヒア・ナウってことで。

と愚痴めいたことで今年を締めくくるのも如何なもんかと思うわけで、2009年のボクの生活と意見をやはり報告して終わりにしたい。

労働の観点から今年を振り返ると1月~3月の残職期、4月~11月が失業期、12月が就職期になるんだけど、実質今年働いた期間ってのが3ヶ月くらい、それでも失業保険のおかげでなんとか楽しく生きていけたってのは今思うととてもハッピーな一年だったように思う。働かないことに負い目を感じず、自分を貴族階級なんじゃないかと錯覚して生きる「河原貴族の会」(別名、平昼ズ族)という秘密結社の活動は失業を肯定的に捉え返すとてもよい活動だった。しかし夏を過ぎるとメンバーのペペ長谷川の「(人生の)末路がこわい」、ハーポ部長の「やっぱ働いたほうがいい」という弱気な発言により解散。その様子はCHANOMADの新作映像作品『十人十声』に収録されている(公開未定)。

失業期間はお金を使わないために部屋にいることが多く、部屋の窓から眺めていた風景が印象的だった。狭いベランダにヤヴァン・ガーデニングと称した庭をつくり、日本一の茶師、前田文男がブレンドした茶を飲みながら、ボーっと風景を見ながら過ごした。自分の部屋を10年前に行ったモロッコの港町タンジールに見立て、友を招いてはベランダで育てたミントで甘い茶を点て歓待のゲームを楽しんだ。以下、茶の窓からの風景。

タンジール.JPG

最初の興味は植物。ツル系植物の太陽を目指して旋回しながらも上へ上へと伸びていく向上心にいろいろ学んだ。

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朝顔は太陽に向かって咲くので直接見れない。向かいの家の窓に反射された朝顔をボクは毎朝見る。洗濯されたフランツ・ファノンと朝顔。

窓鏡.JPG

次の興味は昆虫だった。サンショウの木でアゲハ蝶の幼虫に遭遇してからボクの新しい世界が広がった。

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昆虫の次にきたのが動物。「りきゅう」と名付けた黒猫がボクの失業中の師匠だった。気持ちのいい場所を発見しては、ひたすらいい時間を過ごすリラックスの天才。たぶん失業すると犬派の人間も猫派に傾くと思う。首輪が邪魔だもの。猫の生き方には勇気づけられた。

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猫と恋人のように視線を交し合う日々・・・

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動物に関してはいい思い出ばかりではない。小鳥の餌箱をベランダに設置したら、クマネズミがやってきて部屋の中にも侵入してきた。1週間共生した後、同棲は無理だと判断し、ボクは罠を仕掛けてそのかわいらしい小動物を自らの手で殺した。あの断末魔は忘れなれない。

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空をよく見ていた。雲の流れや、近所の公園からあがるカイトの動きを。部屋の中から寝転がって空が見られることをとても幸せに感じた。こんなに長く空を見ていられる時期が次にくるのはおそらく老後だろう。あー早く隠遁したい。

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2009年はなんだかずーっと部屋にいたみたいだなあ。脱失業後の労働報告やあまり出歩けなかったけど良かったイベントの報告もしたかったが、タイムリミット。うまくまとめられなかったけど、2009年、とても奇妙で楽しい一年でした。いろいろな人のお世話になりました。この場を借りてお礼いたします。来年もよろしく!


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Dec 31, 2009 11:07 am

新作

2009-10年 秋冬コレクション
リリースは未定ですが、軽くliner notesが出来上がり次第アップします。




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MUSICA FUTURISTA




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阿片




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フランクフルト学派




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NIETZSCHE




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  • Intellipunk
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  • By intellipunk / Dec 29, 2009 5:33 pm

あらゆる犯罪は革命的である。

ならば、あらゆる革命は犯罪的なのだろうか? 



 法は禁止する対象の行為やイリーガルな存在の不在や矯正を目標とするのではない。そうならば法は法自身を無くすために存在しているからだ。もし、法によって多くの人々が矯正され、正義や論理、道徳を内面化できるならば、法はどんどん減っていき、最後には消滅するはずである。ところが有史以来、法はどんどん減るどころか、ますます細分化され、とてつもない勢いで増加している。残酷でありつつも牧歌的であった太古の「目には目を」や、「10戒」を思い出せ。 法は法を無くすために存在するのでは無く、ますます日常的に存在し、生活の意識の中で警告や警報となって繰り返し浮かび上がるために、犯罪者やイリーガルな存在を必要としている。法は暴力を根絶し、減少させるための暴力ではなく、暴力を際立たせる暴力でしかない。だからこそ国家の名における戦争や、死刑それ自体は殺人罪にならない。国家を裁くのは国家だけだ。ただし、その国家が暴力において勝利し続ける限りであり、負ければ英雄は犯罪者へと突き落とされるだろう。暴力が正義か不正義かを決定し、法律をリセットする機能を持ち、法律を維持すること。ただ、暴力だけがそれを可能にすること。もちろん、それはたった一つではなく、複数あるのだ。それを取り違えないこと。つまり、目的と手段を。




「合法の手段を投入するあらゆる種類の運命的な暴力が、それ自体、正しい目的との和解しえない抗争のなかにあるとしたら、どうだろう? そして同時に、別種の暴力が…暴力とはいえ、あれらの目的のための合法の手段でも不法の手段でもありえず、そもそも手段としてではなく、むしろ何か別の仕方で目的にかかわるような暴力が…見えてくるとしたら、どうだろう?」
ベンヤミン『暴力批判論』





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警察が捕まえられない18歳窃盗犯、米国の「裸足の泥棒」にファン急増。

http://www.narinari.com/Nd/20091212824.html

米国でいま、18歳の泥棒が注目を集め、一部の若者から英雄視されている。彼の名はコルトン・ハリスムーア容疑者。無人の家に侵入しては食料やクレジットカードを盗み、逃走用に車やボート、小型飛行機まで盗んだ。それでも警察に捕まらず、森の中で生活していると言われる彼をメディアも大きく報道し、人々は「裸足の泥棒」と呼んでいる。ソーシャル・ネットワーク・サイトの「Facebook」には、ファンクラブ的なコミュニティが立ち上げられ、その登録者数は1万4,000人超。そこには「捕まって欲しくない」「逃げ続けろ」と、応援するコメントが数多く並んでいる状態だ。

米ワシントン州カマーノ島出身のハリスムーア容疑者が盗みを覚えたのは8歳の頃。このときに自転車を盗んで以来、彼は国境を越えてカナダでも強盗を繰り返し、疑いを持たれている強盗・窃盗は50件以上にも上る。

そんな彼が注目を集め始めたのは、昨年4月のこと。英紙ガーディアンによると、強盗などの罪で逮捕され懲役3年の刑を受けていたハリスムーア容疑者は、社会更生施設に移送される際に突然逃走した。すると、警察が「それまで彼が犯した事件よりも、スケールが大きい」と表現する動きを見せ始める。

昨年7月18日、故郷のカマーノ島で盗んだメルセデス・ベンツを運転していたところを警察に見つかり、追跡がスタート。島の曲がりくねった道でカーチェイスを繰り広げた末に、ハリスムーア容疑者はレストランの駐車場で車を飛び降り、そのまま森の中へ逃げ込んだ。車からはクレジットカードや携帯電話、デジタルカメラが発見され、デジカメには、森の中で自分を撮影したと思われる写真データが残されていた。この写真は、現在、彼の話題を伝える多くのメディアに掲載されている。

そして彼の逃走劇は陸だけでなく、海や空にも広がった。昨年11月には、カマーノ島から60キロ北にあるオーカス島の飛行場で、ラジオ司会者所有のセスナを盗み、約480キロ東へ飛んだ地点で着陸。一切飛行機の訓練を受けたことがないはずの彼だが、このラジオ司会者によると「盗んだクレジットカードで飛行機のマニュアルをネットで購入し、独学で学んだようだ」。このセスナ窃盗事件以外にも、別の小型飛行機を盗むこと2回、高速ボートを盗んだ容疑は 2回あった。

彼が事件を起こすときには、1つの特徴がある。それは裸足の足跡が残っていること。侵入した家や飛行機にもその足跡が残されているため、警察は彼の犯罪としているのだ。

そんな「裸足の泥棒」は不遇の幼少時代を送っていたとされ、ガーディアン紙では「彼が2歳のときに麻薬とアルコールに溺れた父は姿を消し、母もアルコール中毒に加え、いろいろな男性と遊んでいた」そう。彼の幼なじみの少年はラジオ局の取材に「本当はあいつは良い奴なんだ」と話し、幼少時代の環境が犯罪に走らせている要因だと考えているようだ。

こうしたハリスムーア容疑者の報道に触れた一部の若者は、ネットを舞台に異質な反応を示している。破天荒な行動を起こしながら、殺人を犯していないために英雄視する人たちが現れ、「Facebook」にはファンクラブも。そこには「捕まらないよう注意して」「おれはFBIには言わないよ」など、ひたすら彼を応援するコメントがズラリと並んでいる状態だ。さらに、ネットでは彼の顔写真がプリントされたT シャツも販売されているほか、「coltonharrismoorefanclub.com」のドメインを取得したファンクラブサイトも存在するなど、その人気は広がりを見せている。

ただ、最近彼は銃を盗んだとも言われており、警察は警戒を強化。訓練を受けずとも飛行機を操縦し、逃げ回る息子を「誇りに思う」と語る母親は、銃を盗んだ件に関しては「警察に発砲される理由を与える」と心配しているが、「生きて帰って来られるとは思えない」(ガーディアン紙)と、諦めの気持ちもあるようだ。

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ABC NEWS



ネクタイ・スワッピング

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ネクタイ=男性自身という見立ては、古き昭和の香りがするものだが、久しぶりにアレを首に絞めていると、いったいこの紐?布?はなんなんだ、という疑念が深まってくる。実用性はまったくないし、食事のときなどブラブラして邪魔でしょうがない。唯一効果があるとすれば、頭脳と肉体の繋ぎ目をぎゅっと絞ることによってもたらされる緊張感が、いままさにショーの最中であることを意識させてくれることくらいか。

それでは勿体無い。どうせ無駄なものを首に巻きつけるくらいなら、お洒落して楽しみたいものだ。だが、ネクタイのない人生を歩んできたので、手元に3本しかない。いったいプロサラリーマンは何本くらいアレを持っているものだろうかが気になって仕方なく、気付くと電車の中のスーツ族のアレに目がいってしまう自分がいる。

失業生活コンサルタントとしての最初の活動をネクタイ・スワッピングと名づけよう。失業者のネクタイをボクが代わりに身につけ労働現場に復帰させるプロジェクトだ。ご主人が失業してもネクタイは職を失わずに済むし、ボクのネクタイのバリエーションが増えるしでウイン・ウインな関係というか、まあボクの利益が大きいわけだが、コンサルタントビジネスとはそんなものである。

ネクタイで遊びたい。
ネクタイピンもいいね。


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Dec 19, 2009 2:08 am

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