カルチュラル・スタディーズ
カルチュラル・タイフーン+広島文化台風
				今週末14日15日は、今年もやってきました文化研究の祭典カルチュラル・タイフーン!
				
				RLLは、ある意味でカルチュラル・スタディーズから生まれた活動ともいえます。文化研究と文化実践の混じり合うなんだかよくわからない僕ら活動は、このカルチュラル・スタディーズの呪われた部分を表象するプロジェクトなのだと我々のIndependent Cultural Jammers(アカデミズムから独立した文化的攪乱者)という肩書きは物語ります。2006年下北沢で上野俊哉さんのセレクトでパネル「文化研究/文化政治の呪われた部分;エクスプレスウェイ(自動車専用道路)に抗して、表現的アクションのために」で発表して以来(かの肩書きは、そんとき付けられた!)、カルチュラル・スタディーズの外延を走り続け、研究からの逃走をしてきた幾数年ですわ。先端や前衛や切っ先に居るという自覚はないですが、退屈な研究をすればするほど文化そのものから乖離し、また参与観察を追求すればするほど学問ではなくなるという、カルチュラル・スタディーズの本質的な問題に、非研究者として文化研究のアカデミシャンに突っ込みを入れてきたつもりです(控えめに云ってそれは、09年の毛利嘉孝『ストリートの思想』、12年の五野井郁夫『「デモ」とは何か』で傍証されてはいないでしょうか?)。そしてその返報として研究者各位から911の僕への保釈金(求対カンパ)が奮発されたという理解であってますか? そういや09年のカルタイ打ち上げでホストみたいな五野井さんにはじめて逢って変な人だなーと注目し、昨年の神戸カルタイでウェルカムパーティーをRLL+横山純+五野井郁夫+鈴木慎一郎でやって、今年の状況にぴったしなデモの本で大活躍されているのが何かひとつの節目のような気もしてきますが、よく考えると彼は国際政治学者であって呪わしき文化研究者ではない! カルチュラル・タイフーンの10年の積み重ねの中から大きな成果が生まれると思ってはいますが、まだ著作として若手が台頭してきてはいないのかな?(カルタイ主催でも尽力されている田中東子さんの初単著『メディア文化とジェンダーの政治学―第三波フェミニズムの視点から』楽しみです!)期待してるぜ若手の文化好きアカデミシャンたち!
				
				
				
				さて今年は、東琢磨フードジョッキー(食いしん坊万歳)とひろしま女性学研究所&シャリバリ(ダダオのグラフィティがやばい同じビル)が全面プロデュース?かどうかよくわかりませんが広島開催です!  昨年の311直後に山下陽光くんと広島に逃げた思い出の地ですね。RLLは外大・駒大・神戸・広島と4年連続の行商になります(仙台メディアテークにも行きゃよかった…)。会場は広島女学院大学ってじょしだい!
				RLLは盟友山下陽光の「アトム書房」と同室505教室を高円寺部屋として居心地のいい空間を作る予定。いま必至でRLL広島カルタイzine作ってます。あと江畠香希監督作品「RLL MEGAPHONE PROJECT」「RLL 間宮の古本ハスリング!」「RLL ハーポのちまなこ接待」のRLL三部作もパソコンモニターで上映予定。
				陽光くんのアトム書房はホントにヤバ面白いので、文化研究者も絶対に必見(ここでちらりとまとめられているが、研究はもっと進んでいる!)。ダダオ+高円寺組も遠征してくるし相当楽しみです。
				そんで、江畠監督の映画『カレが捕まっちゃった』 ‘My Boyfriend was Arrested!’ も14日10時、15日13:30に人文館303号教室上映予定。高円寺部屋でトークもやります。
				同じブース枠に『カレが捕まっちゃった』を福岡で上映していただいたSHE SAYS distroさんや「!」という謎ブースもあり、西の文化人と交流も出来そうです。
				
				
				カルチュラル・タイフーン+広島文化台風
				http://cultural-typhoon.com/2012/
				 
				
				マジヤバな発表を軽く紹介↓
				http://cultural-typhoon.com/2012/panel.html
				Main Panel
				軍都広島からチョッケツ東アジア
				7月14日 (土) 15:30-17:00 401
				パネリスト2 行友太郎 (シャリバリ地下大学)
				応答歌 富田克也(空族) 相澤虎之助(空族) 権鉉基 Kwon Hyon Gi
				
				
				Panel Session
				6.【音楽と/のアクティビズム】Music of/and Activism
				7月14日 (土) 15:30-17:00 402
				Panelist 1 大野光明 「沖縄闘争」における「文化」の位置――竹中労の島唄論再考
				Panelist 2 五野井郁夫 社会運動のサウンドトラックとは何か?:出発のリトルネロをめぐって
				Chair 酒井隆史
				
				↑これマルかぶりどうするよ…
				
				↓オーガナイザー力が発揮されている、この雑多な感じがたまらん。
				
				Group Works
				原発避難者による広島
				7月14日(土)13:30-15:00
				Organiser 行友太郎 シャリバリ地下大学
				Panelist 1 神原将 ライター、「原発引っ越し」著者 呉在住
				Panelist 2 羽鳥智裕 前衛華道家、豊平在住
				Panelist 3 大杉聖児 quizkid ベーシスト、福岡在住
				Panelist 4 小柳津まさこ SHE SAYS distro、福岡在住
				Panelist 5 崔真碩 広島大学教員、東広島市で学校給食の放射能汚染問題に取り組んでいる
				Panelist 6 山戸明子 祝島出身
				
				原子力事故後を考える ― 計測運動、フェミニズム、テクノロジー
				7月14日(土)15:30-17:00
				Organiser 松本麻里 No nukes more feminism network
				Panelist 1 水島希 東京大学 情報学環
				Panelist 2 森元斎 日本学術振興会
				Panelist 3 矢部史郎 未来につなげる東海ネット市民測定所 
				
				パイレーツ・ダイアローグ4:テクノ海賊、あるいは海賊のテクノロジーについて
				7月14日(土)15:30-17:00
				Organiser 小笠原博毅 神戸大学大学院国際文化学研究科
				Panelist 1 塚原東吾 神戸大学大学院国際文化学研究科 
				Panelist 2 太田淳 広島大学大学院文学研究科
				Panelist 3 栢木清吾 神戸大学大学院総合人間科学研究科博士課程
				
				空族と魯迅
				7月15日(日)13:30-15:00
				Organiser 行友太郎 シャリバリ地下大学中国文芸研究会
				発言  中国文芸研究会 シャリバリ地下大学
				応答 富田克也 空族 相澤虎之助 空族
				議論 会場全員
				
				 
				
				あ、最後に『年鑑カルチュラル・スタディーズ』のフライヤー作りました。当日主催者が配る予定です。
				 
				
- Intellipunk
- By intellipunk / Jul 12, 2012 5:11 pm
★告知★第7回馬橋映画祭!!
				恒例の高円寺が誇る短編映画祭「馬橋映画祭」が明日、明後日に開催されます。
				
				
				HarpoBucho率いるお茶会映像ユニット「CHANOMAD」はお休みらしく、今回はHarpoBuchoのソロ、初監督のようです!
				
				タイトルは「ジャパニーズ・マイク・カルチャー」!
				これは先日の「Cultural Action, Fronteer or Archipelagoes?」でも発表したくてしたくて、イアン・コンドリーに見せたかった傑作セミ・カルチュラル・スタディーズ・ドキュメンタリー。いま僕はジェイムズ・クリフォードを読んでるので影響されるなら「民族誌的シュールレアリズム」の実践じゃないのだろうかという、俳諧的で魅力的なHarpoBuchoこの夏の失業者のライフワーク!今年の長い夏はいくつかの奇蹟を生んでいた!!
				
				
				そして、過去二回intellipunkと∞+∞=∞のことを、携帯電話カメラで撮影したドキュメンタリーを出していた江畠監督が、ついにHarpoBuchoを題材に裏活動Cafe Tangierに迫る!歓待の数寄者とWebマスターちまなこ氏の黄色く光るTシャツが眩しい、音楽的ほっこり映像です。
				以下江畠監督コメント
				
				第4回馬橋映画祭で「RLL MEGAPHONE PROJECT」
				第5回馬橋映画祭で「RLL 間宮の古本ハスリング!」
				第6回馬橋映画祭はお休みして、
				第7回馬橋映画祭で「RLL ハーポのちまなこ接待」
				二年かけてようやく、RLL三部作が完成しました
				腕によりをかけて、、というような作品でもないけれど、30分通しでみるとちゃんとRLLのintellipunk、∞+∞=∞、HarpoBuchoの特徴が表れているような気がします!!
				入場無料なので、ぜひ遊びにきてね
				このRLLシリーズはまとめていつか上映会をやりたいですね。
				
				
				その他の独断的な見所は、
				あの頃の懐かしい渋谷の風景になってるかも〜な、シネマ井口「デモ・でも・DEMO」
				∞+∞=∞も大推薦の乱コラボレーションなアニメ—ション、アニメデイヤシ「悲しみの路上」
				チンドンのレア映像が小沢昭一的こころを刺激する?!石田 緑「高田宣伝社めぬま祭りパレード20100807」
				などなど見逃せない??!
				
				
				詳しいスケジュールは『馬橋映画祭』公式ブログへ
				http://mmf2008.jugem.jp/
				
				
				Bグループ 27日17時〜 27日22時〜 28日18時〜
				3.江畠 香希  「RLLハーポのちまなこ接待」 ドキュメンタリー
				内容:2010年7月、和田堀公園でRLLハーポ部長がちまなこさんを接待している様子です。 カルチャージャミング集団RLLの裏側に迫る第三弾、最終章!!
				解説:おいしいおいしいCafe Tangierのミントティー。
				
				
				Dグループ 27日19時〜 28日15時〜 28日20時〜
				1.ハーポ部長 「ジャパニーズ・マイク・カルチャー」ドキュメンタリー
				内容:チェック・ユア・マイク! 2010年夏のマイクをめぐる冒険。
				解説:路上に飛び出したマイクの行方は? 本編終了後特典映像付き。
				
				
				27日
				16時〜Aグループ
				17時〜Bグループ
				18時〜Cグループ
				19時〜Dグループ
				休憩
				21時〜Aグループ
				22時〜Bグループ
				
				28日
				14時〜Cグループ
				15時〜Dグループ
				休憩
				17時〜Aグループ
				18時〜Bグループ
				19時〜Cグループ 
				20時〜Dグループ
				
				
				
				入場無料 1ドリンクだけ飲んでください!!
				
				会場:素人の乱12号店 エンジョイ北中ホール(仮)地図
				東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F 奥の部屋
				
				 
				
- Intellipunk
- By intellipunk / Nov 26, 2010 9:49 pm
Cultural Action, Fronteer or Archipelagoes?
				明日のイベントの告知です。遅くなってごめんなさい。
				
				
				トークイベント“Cultural Action, Fronteer or Archipelagoes?”
				11月20日
				早稲田大学3号館102教室
				18:00~20:00
				
				パーティー
				20:00~終電
				@茶箱(Sabaco)
				
				
				発表者
				田中東子(早稲田大学)コスプレやゴスに見る文化の身ぶりについての発表
				山本敦久(上智大学)長野のスノボのトライブについて
				二木信(ライター)最近のアクティヴィズム(?)
				RLL(HarpoBucho、Intellipunk)Culture Jammingの今後(?)
				
				司会/コメント
				イアン・コンドリー(MIT)『日本のヒップホップ―文化グローバリゼーションの〈現場〉』
				上野俊哉(和光大学)『アーバン・トライバル・スタディーズ パーティ、クラブ文化の社会学』
				
				
				
				
				トークショウが終わったら、早稲田の小箱のクラブでイアン・コンドリーと上野俊哉でDJやるので、文化研究者で音楽好きな人はきた方がいいかもね。この二人と知り合える絶好のチャンス?!
				
				トークショウはおそらく、「島宇宙化をどうこえるか?」「トライブ間の孤立をどううちやぶるのか」「そのことに意義があるのか」ってテーマのようなんですが、具体的には僕らも導先が予想がつきそうにない! ってことで昨夜までRLLはミーティングして思案したんですが、振り回されても仕方がないので、やっぱり好きなようにやること決定。ラジオをサボタージュ中のハーポ部長のトークは、多分ここでしか聞けません。RLLと二木くんはセットで、文化研究や人文系の知の崩壊状況に対する外部からの介入を担当なんで、割と自由にやらせていただきます。
				それ以外の発表者と司会者は『日本のヒップホップ―文化グローバリゼーションの〈現場〉』の著者/監訳者/訳者なんですね。著者紹介を転載↓
				
				【著者】
				イアン・コンドリー(Ian Condry)
				1965年生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)外国語・文学部 日本文化研究准教授。専門は、文化人類学、現代日本の文化研究。特にポップカルチャー、メディア、言語、グローバリゼーションに焦点を当てている。
				
				【監訳者】
				上野俊哉(うえの・としや)
				1962年生まれ。和光大学教授。社会思想史、文化研究、メディア論。
				著書に『アーバン・トライバル・スタディーズ』(月曜社)など多数あり。
				
				【訳者】
				田中東子(たなか・とうこ)
				1972年生まれ。早稲田大学他非常勤講師。博士(政治学)。戦後イギリス政治、ジェンダー論、文化研究、メディア論。
				
				山本敦久(やまもと・あつひさ)
				1973年生まれ。上智大学講師。文化研究、メディア論、スポーツ社会学。
				
				
				
				
				
				★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
				
				昨日のあかねでの「サワの旅話し」の様子をマイミクsonodaさんがあげてくれました!
				
				サワの旅話し01
				http://www.youtube.com/watch?v=-B66WSmUyS4
				
				サワの旅話し02
				http://www.youtube.com/watch?v=zvAPVLdrjZA
				
				サワの旅話し03
				http://www.youtube.com/watch?v=XaR-_PxJRvk
				
				雨の白山 巡礼する
				http://www.youtube.com/watch?v=ceKO79lGmLY
				
				ものすごく貴重な話を聞けました。
- Action
- By intellipunk / Nov 19, 2010 1:23 pm
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