Wearable Ideas RLL

国家公安委員長とくノ一忍法

Dommune宇川カメラが捉えるイケてるダンシング女子の中に網系の衣裳を身に着けている子がいて、それを鎖帷子に見立てたツイッターっ子が彼女のことを「くノ一さん」と名付けた。ネットの波及力は恐ろしいものがある。「くノ一さん」はあっという間にツイッターっ子のハートを鷲掴みにし、アンチ・ツイッターなボクもその影響で禁じ手にしていた山田風太郎の「くノ一」ものに手を出してしまう始末。平岡正明の紹介(『風太郎はこう読め―山田風太郎全体論』)もあり、山田風太郎のクソ面白さは覚悟していたが、読み出すとやはりべらぼうに面白いのである。

街の不審者としてお馴染みの公安警察のボス、中井国家公安委員長が銀座ホステスと路チューというニュースを聞いたとき、直観的に彼女はくノ一なんじゃないか、と思ったのも風太郎に頭がやられていたからなわけだが、議員宿舎のカードキーまで入手しているなんて、やはり忍びの者ではないかと勘ぐってしまう。実は銀座のホステスは全員くノ一なんじゃないかという気までしてきて、もうここまできたら完全に風太郎病である。

江戸時代から続く浅草花やしきを借り切っての銀座ホステスとの大人の鬼ごっこに参加したのも、くノ一に対する下心があったことを告白しなければならない。くノ一である銀座のホステスさんと通じると国家の重要機密が入手できるのではないかという風太郎並に荒唐無稽な妄想がボクを駆り立てた。

大人の鬼ごっこについて簡単に解説すると、会費7000円を払い、1本2500円の尻尾を二本腰に巻きつける(残りの2000円は会場費と保険代)。1時間の間でそれを奪いあうという野蛮な遊びなわけだが、そこはやはり良識ある大人の遊びである。野蛮さとスマートさの絶妙なさじ加減の中で遊び尽くしたのだった。

伊賀と甲賀のくノ一バトルという妄想モチベーションが功を奏してか、ボクのチーム(見知らぬ人たちとチームを組まされる)は見事2位に入手。がっぽり賞金を稼いだわけだ。賞金よりも嬉しかったのが、銀座ホステスさんはやはりくノ一的であることが確認できたこと(偶然にも主催者の苗字が甲賀さん!)。くノ一三人に囲まれたら、これは喜んで降伏するしかない。銀座のホステスさん(とレッテル貼りしてブランド化するのもどうかと思うが)に集団で襲われるなんてアマゾネスなシチュエーションは風太郎小説並みにありえないので、かなりのイリュージョンを味わえたわけだ。

ここにもくノ一が!!!!!!!!
茶人正剛.jpg

鳩山首相に『新自由主義―その歴史的展開と現在』を手渡そうとしている企み顔のべっびんさんは間違いなくくノ一である。これを仕組んだのは松岡正剛で、彼は甲賀の谷の大ボスか、もしくは傾城屋の親父である。




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  • By harpobucho / Mar 28, 2010 12:32 am

不良少女の匣

 4月10日から西部古書会館で行われる「小さな古本博覧会」のサテライト企画として「平山亜佐子セレクション 不良少女の匣」と、題して、『明治 大正 昭和 不良少女伝』(河出書房新社)の著者・平山亜佐子が選んだ注目の古本を中心に、女子のための古本を展示即売する企画があるらしい。果たしてどんな本がセレクトされているのやら?








股旅堂ブログより引用
http://d.hatena.ne.jp/wwx90127/






「平山亜佐子セレクション 不良少女の匣」

■4月10日(土)15:00~ 2525稼業+高橋裕 ライブ

■入場料無料/1ドリンクオーダー制

■会場:茶房高円寺書林 http://kouenjishorin.jugem.jp/




■第5回「ちいさな古本博覧会」■

特集:昭和[懐新]カルチャー!!

http://expo.collabonet-project.com/

■4月10日(土)~4月 11日(日)10:00~18:00

■会場:高円寺・西部古書会館 http://bit.ly/bhQCT5

戦前から、戦後、半世紀以上の長きにわたり、さまざまな文化が生まれては消え、めまぐるしい変遷を繰り返してきた昭和。エロ・グロ・ナンセンスで明け、戦時色に染められ、カストリ文化の時代を経て高度成長、出版ブーム、そして、アングラ、カウンター・カルチャーへ……。面白くて、不思議で、懐かしくって、新しい。各参加古書店が、独自の視点から、昭和の「懐かしいのに、新しい」本を持ち寄り、販売します。あんなこんな昭和の姿、本を通じて感じてみてください。

http://expo.collabonet-project.com/?eid=872506



BOOKS TO PRISONERS!タイの刑務所に本を送ろう!

今回はRLLのTシャツじゃなくて、志賀ちゃんとのコラボTシャツの宣伝。
ハーポ・プロダクションのコンセプトメイクしごと。

タイTシャツ2.jpg

BOOKS TO PRISONERS!タイの刑務所に本を送ろう!

タイのバンクワン刑務所には、邦人の囚人が9人います。多くの方が10年以上も刑務所の中にいます。彼らは、ドラッグを所持していて逮捕されたり、騙されて逮捕されてしまいました。タイではドラッグの刑が非常に重く、終身刑や死刑を受ける人が多いです。また、刑務所内には労働がなく、外からの仕送りと一日一食の配給で生活しています。
そんな彼らの楽しみは、日本語の本を読むことです。私たちは彼らに本やカンパを送ろうと思っています。そこで囚人連帯Tシャツを作りました。1500円のTシャツを買ってもらうと、1000円が刑務所にカンパ、または本の送料代になります。刑務所への熱い連帯、よろしくお願いします!

タイTシャツ.jpg


★タイ刑務所囚人連帯Tシャツ:1500円(内カンパ:1000円)
カラー:黒のみ Tシャツサイズ:KIDS-M,KIDS-L, S, M,L,XL


▼Tシャツ・コンセプト          ハーポ・プロダクション

トンチ話によって民衆に愛され続ける一休さん。しかしその正体は、男色はもとより仏法で禁止されている飲酒、肉食、女犯の限りを尽くす破戒僧だ。縁起の良い元旦に竹竿の尖端に髑髏をぶら下げて市中を練り歩き「元旦は冥土の旅の一里塚。めでたくもあり、めでたくもなし」とトンチ嫌がらせをする風狂者だ。

このようなアナーキーな行為の数々は、仏法の守護者たちからは大反発をくらったが、その権威に追従しない自由奔放な態度に民衆は熱狂、後世の表現者たちに絶大なインスピレーションをもたらした。一休のドープさを伝え残したい表現者たちは彼の逸話の数々をカット&ミックスし、トンチ話として現代のお茶の間のアニメーションにまで脈々と繋いでいったのである。

忘れてはならないのが、単なる変態坊主で終わったかもしれない一休さんを国民的なキャラクターにまで押し上げたのはそもそも書物というメディアであることだ。書物という情報の乗り物は自由自在に時空を越えていくのだ。髑髏の上を踊りながら進む一休さんのように。室町から現代へ。日本からタイの刑務所へ。本は偉大なり。


▼囚人連帯Tシャツが買えるお店

イレギュラー・リズム・アサイラム

〒160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
http://a.sanpal.co.jp/irregular/

素人の乱 12号店

〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F
http://keita.trio4.nobody.jp/shop/12/index.html


▼通販できます。質問・連絡はお気軽に。

志賀直輝 osasimiichiban@gmail.com
080-3837-4549


デザイン:トウショウマサキ

協力: CAFÉ LAVANDERÍA,IRA, オークラさん,ハーポ・プロダクション


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  • By harpobucho / Mar 24, 2010 9:38 pm

宮下公園アーティスト・イン・レジデンス


すべての皆さんへ。この間の、宮下公園のナイキ化計画に反対する行動へのご支援、どうもありがとうございます。
現在、渋谷区議会が開催中ですが、その都市環境委員会において、工事計画の日程が発表され、宮下公園をフェンス封鎖する動きがあることが明らかになりました。

週明けの 3/16(火)又は 3/17(水)に、宮下公園の北側半分(原宿側)全体を囲うフェンスの設置が予定されています。これに対し、私たちは、最大限の緊急性、重要性をもって、フェンス封鎖の阻止行動を呼びかけます。

集合時間:3/16(火曜日)朝8:00
場所:宮下公園フットサル管理事務所前

予定されているフェンス封鎖は、工事着工への実質的な第一歩です。
阻止行動は、おそらく、昨年の9月1日の行動以来の、最も重要な行動となります。また、フェンス封鎖は、現在該当地域で体を休めている野宿の仲間の暮らす場所を奪うことになります。多くの方々の力で、封鎖を阻止していきたいと考えています。ぜひご参加ください。

また、15日(月曜日)から17日(水曜日)にかけて、宮下公園アーティスト・イン・レジデンスという取り組みが行われる予定です。
http://airmiyashitapark.info/wordpress/

**宮下公園アーティスト・イン・レジデンス**
PARK IS OURS ! −Our actions make park.−
2010年3月15日〜17日


今、 渋谷区とナイキは、宮下公園を「NIKEパーク」と称 してスポーツ施設に改変する工事を始めようとしています。
それに向けて 3月16日17日、渋谷区は公園の半分を封鎖するという情報が入りました。私たちは公共の場でナイキのビジネスに参加することを、受け入 れた覚えはない!ナイキが好きとか嫌いとか関係なく、公園はわたしたちみんなのものだ!
そこでこの春から、様々なアーティストが宮下公園で滞在制作していきます。展覧会、シンポジウム、ライブ、上映会、ワークショップ、カフェなどを企画し、生きること、遊ぶこと、暮らし、居場所、排除、差別、暴力についてなど、対話の契機を生み出し、みんなの公園を実践していきます。
またレジデンス中、メディアセンターを設置し、公園での出来事を毎日ブログで公開するので、来られない人も、このブログで参加できます。
http://airmiyashitapark.info/wordpress/

●A・I・Rスケジュール
制作、ワークショップ、観覧、フェンス阻止など、日帰りでも自由に参加してください。(参加費ナシ。)

3/15 (月)
・メディアカフェ
・各自制作
11:00 集合 テント、メディアセンター設置
14:00〜 ステンシルワークショップ
服やカバンにステンシルします。ステンシルしたい服やモノを持ってきてください。
18:00〜 茶話会 公園を利用している
人たちとお茶を飲みながら、お話します。

3/16 (火)
・メディアカフェ
・各自制作
※フェンス阻止アクションがあるかもしれません。

13:00〜 セカンドラインワークショップ
楽器を持ってきてください。歩きながら演奏するセカンドラインのワークです。
13:00〜 絵を描く会 絵の具やスケッ チブックを持ってきてください。

3/17(水)
・メディアカフェ
※フェンス阻止アクションがあるかもしれません。

 13:00〜、19:00〜 ファッショ
ンショー 手作りの服を来て、表参道でファッションショーをひらきます。
20:00〜、ドラムサークル
21:00 撤収


*寝袋もって作品つくりに集まろう!詳しくはブログを見てください。







「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」
ブログ http://minnanokouenn.blogspot.com/


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  • By intellipunk / Mar 15, 2010 1:08 am

ラジオ素人の乱 ブルーマンデー「いよいよ素人の乱第二期に突入SP」

『ラジオ素人の乱 ブルーマンデー「いよいよ素人の乱第二期に突入SP」』
パーソナリティ:山下陽光、イトンブログ
ゲスト:松本哉(5号店店主)、小笠原ケイタ(素人の乱創設者)、ごっちゃん(はやとちり)、モンコ(問題児)、インテリパンク(RLL)、∞+∞=∞(RLL)ほか
日時:3月15日月曜22時から、
会場:素人の乱セピアにて公開生放送(Ustreamでも放送する!)

<内容>
素人の乱がいよいよ第二期突入!
ATARI TEENAGE RIOT

不況とかふざけんな! 今すぐやるしかない。のれるもんなら調子にのれ。
この5年で何が変わったか。勝手にやってる情報求む。
春からの企みをこっそり。ほか、それ以外など未定
22時になったら↓開くだけ!
http://trio4.nobody.jp/keita/

ユーストリーム直のページがこちらです。
http://www.ustream.tv/channel/snr



ツイッター
素人の乱 http://twitter.com/shiroutono
山下陽光 http://twitter.com/ccttaa
インテリパンク http://twitter.com/intellipunk


素人の乱セピアで生放送します!見に行くもよし、家で聞くもよし!
セピアはBARなのでドリンクオーダーお願いします!
オークラも来るか? じゃましマンも来るか? 村上? サクヤマ? みつばち? さいとう電気?
誰がくるのか?どこで楽しむのか?
新しいことが始まるよー!!
明日 22時いろんな場所で逢いましょう!


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  • By intellipunk / Mar 15, 2010 12:44 am

ニーチェでシコシコ・模索舎

NIETZSCHE2.jpg

当日は模索舎の派遣舎員としてRLL商品他を販売しています。
すでに予告しているように春コレ第1弾は大ネタ、ニーチェTシャツをリリース。

RLLのTシャツはぜひ模索舎で!


~模索舎40周年記念イベント~
「40年目の、シコシコ・模索舎」

日時:3月22日(月・祝)12:30開場/13:00開始
ところ:大久保地域センター
http://www.h2.dion.ne.jp/~aa-kkse/ookubo_a.htm
資料代:500円/カンパ歓迎

第1部「模索舎の時空間をめぐって」
五味正彦(模索舎元代表) 
平井 玄(音楽批評家) 
矢部史郎(模索舎元舎員)

第2部「勝手に生きよ/人生!」
廣瀬 純(映画批評家) 
五所純子(文筆業) 
アサダワタル(日常編集家)

#40周年ブログ
http://www.mosakusha.com/mosakusha40/


<40周年イベントに際して>
模索舎は今年で創立40周年を迎えました。1970年に「情報センターへのシコシコ・模索舎」として設立 され、これまで存続してこられたのも、皆様の温かいご支援の賜物です。謹んで感謝申し上げます。

 しかしながら現在、模索舎の経営は逼迫しています。 オンライン通販や大型書店による寡占化、未曾有の出版不況が加速度的に進むなか、売り上げの落ち込みは深刻であり、40年にあたる今年の10月に果たして存続できているか、確約できない状況です。

3人の舎員で話し合いを重ねましたが、もはや舎員だけの経営努力では存続は困難であり、抜本的な改革が必要だ、という結論にいたりました。そこで舎外にも協力を求め、有志により再建実行委員会を結成し、組織運営や活動のあり方に関して何度も協議を重ねて参りました。

模索舎は通常の書店とは異なり、取次(卸業者)を経由せず、出版社や制作者の方々と直接取引し、一般書店では置かれない少部数の出版物やミニコミを、原則無審査で店頭に置いています。小流通と無審査にこだわるのは、商業的な流通システムから弾かれる出版物も貴重な民衆の財産であり、表現の自由を保障する場であることを、その理念に掲げているからです。

出版の世界は激動期にあり、創立40周年は模索舎にとって非常に厳しい試練の年となると思われます。そこで、まずは40周年を乗り切り、再出発を図るため、当イベントを開催することとしました。第一部では、世の中や暮らしのあり方を捉え返す場としての模索舎の実践を振り返り、第二部では現下の時代・社会状況のなか、模索舎がいかなる場=メディアであり得るのか、率直に討議できる場にできればと思います。

またイベント開催後も、運営のあり方を見直し、より多くの方々の参加を得ながら、再生のための動きを作り出していく所存ですが、そのためにも皆様の後押しがどうしても欠かせません。カンパのお願い、サポーターズクラブの開設、イベントの開催など、追ってブログ等でご案内させていただきたいと思います。

改めてこれまでのご愛顧に感謝申し上げますとともに、いま一度のご支援をお願いいたします。

模索舎/模索舎再建実行委員会

[ゲスト]
五味正彦
1946年生まれ。新宿・模索舎、吉祥寺・ほんコミ社を創設。〈世の中と暮らしを考え直す出版物のオルタナティブな流通屋〉を目指し、今日に至る。有機本業の現・代表。編著に『対決・刑法一七五条―「四畳半襖の下張」模索舎裁判 』(亜紀書房、共編)、『四畳半襖の下張・わいせつ・模索舎』第一幕・第二幕・第五幕(模索舎出版部、編者代表)、『おいしいごはんの店―自然派レストラン全国ガイド』(野草社、プロデュース)。

平井 玄
1952年生まれ。思想系、音楽論系フリーター。音楽・思想・社会等の領域を横断して独得の視角で論じる。著書に『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』(太田出版)、『引き裂かれた声』(毎日新聞社)、『暴力と音』(人文書院)、『破壊的音楽』(インパクト出版会)、『路上のマテリアリズム』(社会評論社)、『千のムジカ』(青土社)ほか。

矢部史郎
1971年生まれ。思想家。著書に『愛と暴力の現代思想』(青土社、共著)、『無産大衆神髄』(河出書房新社、共著)。近著に『原子力都市』(以文社)がある。現在、インターネットラジオ”Voice of ANTIFA”を展開中。
http://voiceofantifa.net/

廣瀬 純
1971年生まれ。パリ第3大学映画視聴覚研究科博士課程中退。現在、映画批評家、龍谷大学経営学部教員、仏映画批評誌『Vertigo』編集委員。著書に『シネキャピタル』(洛北出版)、『闘争のアサンブレア』(月曜社)、『闘争の最小回路』(人文書院)、『美味しい料理の哲学』(河出書房新社)。訳書にパオロ・ヴィルノ『マルチチュードの文法』、トニ・ネグリ『芸術とマルチチュード』(月曜社、共訳)、『未来派左翼』(NHK出版)などがある。

五所純子
1979年生まれ。文筆業。初の自著『スカトロジー・フルーツ』をbccks「天然文庫の100冊」より発売中。
http://bunko.bccks.jp/

アサダワタル
1979年生まれ。アートを軸にメディア、地域政策、福祉、教育など領域横断的な表現活動を行う。02年~09年まで「大和川レコード」名義で活動、10年にソーシャルクリエイティブユニット「事編-kotoami-」を立ち上げ。異なる背景を持つコミュニティを繋ぐための「文化的装置」をプロジェクト形式で発案実行。「住み開きアートPJ」主宰。「築港ARC」ディレクター。「NPO法人cocoroom」副代表理事。
http://yrecord.exblog.jp/


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  • By harpobucho / Mar 13, 2010 11:35 pm

浅草サウダーヂ

5人衆.jpg

杉並タンジール庵からサンバカーニバルの町、浅草を想う。

網野宥俊『浅草寺史談抄』によると浅草の地名の由来には以下の説があるという。

1.茅芝草を起源とする説
2.アイヌ語を起源とする説
3.チベット語を起源とする説
4.麻草を起源とする説
5.アカザ草を語源とする説

個人的なロマンとしては「麻草」説を支持したいが、定説は1番の「茅芝草」説である。アイヌ語とチベット語起源説は信憑性の低さが逆に魅力的だ。アイヌ語のアツアクサ(アツは海、クサは越すという意味)とチベット語のアーシャー・クシャ(アーシャーは所在地、クシャは茅と聖の二重の意味)が浅草の起源だという説は、ぜひとも外国人観光客に力説したいものだ。

ちなみにボクのお気に入りの言葉のひとつ「旦那」の由来はサンスクリット語の「ダーナ」である。ダーナは「お布施」という意味。ボクの潜在意識は、お金持ちのアーシャー・クシャのダーナ様からのバクシーシを期待しており、日々下谷山崎町(後の万年町)から松葉町の間を彷徨っているのはこのせいである。この二つの町の地名はもうこの世から消えてないが江戸時代には「乞胸」と呼ばれた物乞い芸人たちが住んでいたとこ。「乞胸」の名前の由来は、先方の胸中(志)を乞うことからきているというディープ・ソウルな話。どうか浅草の旦那様よろしく頼みまする。

「勧進」の仕組みをビジネスモデルとして本気で考えたい今日この頃。これから家賃のための金策に走らねば。


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  • By harpobucho / Mar 11, 2010 12:12 pm

失業サウダーヂ

女と猫.jpg

今日は平日昼間だというのに浅草にいなくて、杉並のタンジール庵にいる。あまりに天気がいいので働いている場合じゃないと休みをとったわけだ。有休がまだもらえない時給労働者なので、完全一日失業者である。カネにはならないが、職場の汚染された空気(精神のエコロジー問題)が最近きついので本日は大変有意義な失業である。

ベランダから失業時代の師匠、黒猫りきゅうに挨拶し、澄み渡った青空を見上げながら太陽の光を全身に浴びていると、もうあの頃には戻れないのか、というサウダーヂ感にふと襲われ、思わず失業時代のブログを読み返してしまった。いかんいかんPCの前にいるとせっかくの休日を無駄に使ってしまう。小鳥の美しいさえずりが外から聞こえると余計にそう思ふ。善福寺川沿いを歩いていい空気を吸っておこう。


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  • By harpobucho / Mar 11, 2010 12:05 pm

何も言えなくて・・・・

昼休み、JAYWALKのボーカルの人を久しぶりにテレビで見ながらラーメンすすり、普段ならその後図書館まで散歩がてら歩いて、最近マイブームの古典ロックのCDを借りてくるのであるが、あまりに寒いので近くの喫茶店「待夢」に入ったら、そこのマスターがJAYWALKのボーカルにそっくり過ぎて、このことを誰かに呟きたいという衝動にかられたのだが、シャブの話題なんて職場の人に何も言えなくて・・・・

そしたら空から白い粉が降ってきたのだった。

ヒロポン広告4.jpg


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  • By harpobucho / Mar 09, 2010 8:41 am

模索舎イベント二発開催!

僕らRLLがお世話になっている模索舎関連のイベントで興味深いのが連続開催。




フランコ・ベラルディ(ビフォ)の 『プレカリアートの詩』を今読んでますが、かなり面白いです。
ベルナール・スティグレール、ミーツ、パオロ・ヴィルノって感じで、認知資本主義
説明1 説明2 の基本文献ですね、マストです!
「抑鬱、パニック、不安、孤独感、そして実存的な苦難。しかし、こうした個人の症候を無期限に隔離したままではいられない。精神病理学はこれまでそうしてきたのであり、経済権力もそうしておきたいと望むのだが「疲れ果てたなら地中海クラブに行ってヴァケーションをとりたまえ、薬を飲んで癒やされて、地獄からすっかり離れた精神科で治してもらって、自殺すればいい」などと言うことはできない。そんなことはもう無理なのだ。問題は成長しつつある実存的苦難の塊である。
これが社会システムのど真ん中で爆発しようとしているという決定的な事実を忘れてはならない。今日、資本に必要なのは精神的エネルギー、心理的エネルギーなのである。まさにそこにこそ吸い取るべき能力があるのだ。だからこそ精神病が社会的シーンの中心で爆発しようとしている。」

「左派政党は二〇世紀を通じて労働者階級の理想と期待とを裏切り霧散させて、階級もろとも消滅することを避けたのだったが、今日また同じ途を新世代とともに歩もうと死にものぐるいで試みている。しかしレーニン主義と社会民主主義の後継者たちにはもはや新しい社会的現実の兆候を分析する能力もなく、リベラルなハイパー資本主義に服従する「改良主義」と古いイデオロギーを防衛的かつ残余的な形で再提起しようとする「抵抗勢力」の立場を振り子のように揺れている。」




そこにタイムリーにこんなイベントが!
当時イタリアのビフォらのやっていた自由ラジオを紹介し、80年代に自由ラジオラジオホームランらを広めた粉川さんがトークするよ!


〈座談会〉フランコ・ベラルディ(ビフォ) 『プレカリアートの詩』をめぐって
とき: 3月14日(日)
開場18:00 スタート18:30

【座談会】
フランコ・ベラルディ(ビフォ)『プレカリアートの詩』をめぐって

スピーカー
粉川哲夫(批評家)
藤井光(美術家/remo*TOKYO)


場所:素人の乱12号店
参加費:500円
当日は模索舎から多数書籍の出張販売あり。

フランコ・ベラルディ(ビフォ)
一九四九年ボローニャで生まれる。七〇年代イタリア・アウトノミア運動の中心で活動。
七七年、パリへ逃走し、以降、ガタリと協働する。メディアと労働をめぐるラディカルな
思考と実践を展開しつづける。
http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/2010/02/3-3.html




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


模索舎は40周年なんですね!僕らもずいぶんお世話になってます。
で、ブラックパンサーも率先した黒人の店で買おうムーブメント「バイ・ブラックhttp://www.buyitblack.com/」の様に、僕らも模索舎で本を買おう!ムーブメントを興したいものです。

RLLはこの日、新作『ニーチェ』Tシャツリリースいたします!!!!



もちろんこのイベント外せません。
『原子力都市』(以文社)を献上したばかりの矢部史郎さんやいつも饒舌な廣瀬純さん、最近始めたブログが超ヤバい五所純子さんなど、多数参加!!!!





模索舎40周年記念イベント
とき: 3月22日(月・祝)
12:30開場 13:00開始

第1部 13:20〜14:50
模索舎の時空間をめぐって
<出演者>
五味正彦(模索舎元代表) 
平井玄(音楽批評家) 
矢部史郎(模索舎元舎員)

第2部 15:20〜16:50
勝手に生きよ/人生!
<出演者>
廣瀬純(映画批評家)
1971年生まれ。パリ第3大学映画視聴覚研究科博士課程中退。現在、映画批評家、龍谷大学経営学部教員、仏映画批評誌『Vertigo』編集委員。著書に『シネキャピタル』(洛北出版)、『闘争のアサンブレア』(月曜社)、『闘争の最小回路』(人文書院)、『美味しい料理の哲学』(河出書房新社)。訳書にパオロ・ヴィルノ『マルチチュードの文法』、トニ・ネグリ『芸術とマルチチュード』(月曜社)、『未来派左翼』(NHK出版)などがある。

五所純子(文筆業)
1979年生まれ。文筆業。初の自著『スカトロジー・フルーツ』をbccks「天然文庫の100冊」より発売中。
http://bunko.bccks.jp/

アサダワタル(日常編集家)
1979年大阪出身。アートを軸にメディア、地域政策、福祉、教育など領域横断的な表現活動を行う。02年〜09年まで「大和川レコード」名義で活動、10年にソーシャルクリエイティブユニット「事編 -kotoami-」を立ち上げ。異なる背景を持つコミュニティを繋ぐための「文化的装置」をプロジェクト形式で発案実行。「住み開きアートPJ」主宰。「築港ARC」ディレクター。「NPO法人cocoroom」副代表理事。
http://yrecord.exblog.jp/

ところ:大久保地域センター 
東京都新宿区大久保2丁目12−7
JR新大久保駅徒歩8分 地下鉄副都心線東新宿徒歩5分 地下鉄大江戸線東新宿徒歩8分

資料代:500円/カンパ歓迎!
主催:模索舎/模索舎再建実行委員会


<40周年イベントに際して> 

 模索舎は今年で創立40周年を迎えました。 1970年に「情報センターへのシコシコ・模索舎」として設立され、これまで存続してこられたのも、皆様の温かいご支援の賜物です。謹んで感謝申し上げます。

  しかしながら現在、模索舎の経営は逼迫しています。 オンライン通販や大型書店による寡占化、未曾有の出版不況が加速度的に進むなか、売り上げの落ち込みは深刻であり、40年にあたる今年の10月に果たして存続できているか、確約できない状況です。

 3人の舎員で話し合いを重ねましたが、もはや舎員だけの経営努力では存続は困難であり、抜本的な改革が必要だ、という結論にいたりました。そこで舎外にも協力を求め、有志により再建実行委員会を結成し、組織運営や活動のあり方に関して何度も協議を重ねて参りました。

 模索舎は通常の書店とは異なり、取次(卸業者)を経由せず、出版社や制作者の方々と直接取引し、一般書店では置かれない少部数の出版物やミニコミを、原則無審査で店頭に置いています。小流通と無審査にこだわるのは、商業的な流通システムから弾かれる出版物も貴重な民衆の財産であり、表現の自由を保障する場であることを、その理念に掲げているからです。

 出版の世界は激動期にあり、創立40周年は模索舎にとって非常に厳しい試練の年となると思われます。そこで、まずは40周年を乗り切り、再出発を図るため、当イベントを開催することとしました。第一部では、世の中や暮らしのあり方を捉え返す場としての模索舎の実践を振り返り、第二部では現下の時代・社会状況のなか、模索舎がいかなる場=メディアであり得るのか、率直に討議できる場にできればと思います。

 またイベント開催後も、運営のあり方を見直し、より多くの方々の参加を得ながら、再生のための動きを作り出していく所存ですが、そのためにも皆様の後押しがどうしても欠かせません。カンパのお願い、サポーターズクラブの開設、イベントの開催など、追ってブログ等でご案内させていただきたいと思います。

 改めてこれまでのご愛顧に感謝申し上げますとともに、いま一度のご支援をお願いいたします。
http://www.mosakusha.com/mosakusha40/




今夜22時の素人の乱ラジオ「かくめい生活研究所」も夜露死苦!!!!!!!
ラジオ→ http://trio4.nobody.jp/keita/
UST→ http://www.ustream.tv/channel/rll-revolutionary-lifestyle-laboratory


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  • By intellipunk / Mar 07, 2010 1:23 am

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