ボクのわくわく初期衝動! 「動物シネマ」への誘い

わくわく動物ランド.JPG

実家からこんなバッチが発掘された。

学校でちょうどお爺ちゃんプレイにハマってた小学生時代(4,5年生くらい?)のハーポ少年。ボクの人生初フェス体験はなんと「わくわく動物ランド」フェスティバルだったのだ!

「わくわく動物ランド」とは関口宏が司会をしていた今のTBSの動物バラエティ路線を確立した偉大な番組。池袋の西武デパートかサンシャインだったか会場の記憶は定かではないが、世界中から珍獣が大集合!というのでわくわくして出かけた高揚感は覚えている、気がする。第一回のフジロックフェスに出かけたときときっと同じ感覚だ。思わずピースしちゃう気分。フェスTシャツじゃなくてフェスバッチ(しかも被写体が昔の自分)っていうのがやばいなあ。動物狂いだったんでキャップもTシャツもプーマだ。

今では2週間ごとに(つまり図書館の貸出期間)興味がころころ転がっていくハマり分裂症のボクだが、一番最初に体系だってハマったモノがおもえば動物だったわけだ。エリマキトカゲ、ウーパールーパーの黄金時代である。

その話を関口宏体験と無縁の同年齢ニューヨーカーのジェレミーに話をしたら、「わくわく動物シネマ」という映画祭をやろうという話になり、動物が都会に行く映画と人間がジャングルに行く映画を上映する運びとなったわけ。人間=霊長類ヒト科ホモサピエンス最狂の俳優クラウス・キンスキーに会えるの楽しみだなあ。お暇な方はぜひ。

ハーポ部長&ジェレミーpresents 『わくわく動物シネマ』

日時:4月9日(金) 21:00~
場所:素人の乱12号店 エンジョイ北中ホール(仮)
映画2本立て!/無料、ワンドリンクオーダー

●上映作品
ベイブ都会へ行く
アギーレ・神の怒り

べっぴんの娘ナスターシャではなく、その親父に恋していた10年前、「運動部」というサイトに掲載したエピソードハンティング集。当時愛読していた『テレビブロス』のコラム文体になんか影響受けている気がする。

http://undo-bu.hp.infoseek.co.jp/kinski.htm

「好き、好き、キンスキー」

出演作品が200本近いキンちゃんの出演選定基準はずばり、<お金>。ギャラが少ないとフェリーニをはじめとする巨匠からのオファーもけり倒しちゃったんだって!!そんな文字通り<金好き>な正直者(&キチガイ!)、キンちゃんの魅力に迫ります!

●素敵な奇行エピソード集-キンちゃんの数々の奇行は伝説となった!特にヘルツォークとの確執は涙もの。

1.1955年、全くの偶然ながら、ミュンヘン市内でヘルツォークと同じ下宿で暮らしていたキンちゃん。彼は膝の丈まで木の葉を敷き詰めた家具も何もない部屋で、真っ裸で暮らしていたんだとさ。郵便配達なんかがくると、木の葉の中から突然真っ裸で飛び出して、驚かしていたんだって。お茶目なキンちゃん!

2.ヘルツォークと暮らし始めたある日、急に発狂したキンちゃんは2日2晩、48時間に渡ってバスルームに籠城。手当たり次第にモノを投げつけ粉々にし、叫び続けたんだとさ。警察が来てようやく静かになったんだって。ヒステリックなキンちゃん!

3.10時間もぶっ続けで発声練習(単に天からのお告げを叫んでるだけ?)をするキンちゃん。彼は3オクターブもの声がでたんだとさ。しかも、その声で、ワイングラスを割ちゃったんだって。サイキックなキンちゃん!

4.脇役で芝居に出演したキンちゃんのことを、ある批評家が「傑出して非凡な役者だと書く」とほのめかしたところ、キンちゃんは、ゆでたてのジャガイモとフォークを彼に投げつけた上で、「私は素晴らしいのでも、傑出しているのでもない。壮大で、不出世の天才なのだ!」と叫んだんだって!ポップジャムで爆笑問題に「ジブラ」と呼ばれて、「俺はズィブラ(Zの発音が大事らしい)だ!」とキレて帰っちゃったヒップホッパーより理不尽ですね。だってあんたは誉められているじゃん。誇大妄想狂で言葉選びに厳しいキンちゃん!

5.『アギーレ・神の怒り』の台本を読んだキンちゃんは夜中の3時に寝ているヘルツォークに電話し、わけのわからない叫び声を延々と続けたんだとさ。30分ほど経って、ようやくヘルツォークはキンちゃんが台本に感銘を受け、アギーレ役をやりたいと言っていることがわかたんだって。感情が先走る情熱的なキンちゃん!

6.『アギーレ・神の怒り』の撮影現場で、キンちゃんは役に没頭しすぎるがあまり、役そのものになっちゃったんだって。キンちゃんは自分がキリストであるかのように受け答えするので、彼との会話にみなさん、苦労したみたい。まさに真の役者バカ、キンちゃん!

7.『アギーレ・神の怒り』の撮影中、キンちゃんは理不尽な理由で激怒し、いきなりエキストラの頭を剣で叩き割ったり、特に理由もなく、エキストラのテントに銃をぶっぱなし、エキストラの一人の指を飛ばしたりと、バイオレンス三昧。キレル中年、キンちゃん!

8.さすがにエキストラのインディオたちもキンちゃんの態度にぶちキレて、監督にこう言ったとさ。「あなたのために、あの男を殺していいですか」。彼らは真剣です。安岡力也が山城新伍に「あいつ、しめときましょうか」と耳打ちするレベルとは違います。そのとき、ヘルツォークが「私はまだ撮影に彼が必要なんだ。彼を私に残してほしい」とあくまで監督の都合で応えたから殺されないで済んだんだって。監督のおかげで命拾いしたキンちゃん!

9.実は内心、エキストラの申し出を断るのではなかったと後悔していたヘルツォーク。撮影途中に急に映画を降りると言い出したキンちゃんにこう言ったとさ。「私は銃を持っている。あなたが逃げる間に8発お見舞いするだろう。最後の1発は私用だ」。監督に心中を迫られるほど愛されてるキンちゃん!

10.愛しいがあまり憎くてしょうがなかったヘルツォークは2度目のキンちゃん殺害計画を実行。キンちゃんの家を奇襲し、放火しようとしたが、彼の飼ってたシェパードが用心深かったせいで未遂に終る。ヘルツォークもキンちゃんに負けないくらい狂ってます。番犬のおかげで命びろいしたキンちゃん!

11.自然児を気取っていたキンちゃんだが、じつはかなり小心者。蜂が1匹現われただけで、蚊帳と注射と医者をよこせと大騒ぎ。『アギーレ・神の怒り』の撮影現場であるアマゾンの原生林に恐くて一度も踏み入れなかったんだって。でも一度だけ、50メートルほど、原生林に足を踏み入れたことがあったらしいが、それはそこで彼が木といかに内的に結ばれているかを誇示するためにスチールカメラマンに写真を撮らせていただけ。奥崎謙三チックなキンちゃん!

12.食事の前にはアルコールで全ての食器を拭かなければ気が済まないキンちゃん。他人と握手したときもすぐに手をアルコール消毒していたらしい。顔に似合わず潔癖症のキンちゃん!


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Apr 07, 2010 11:15 pm

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