Wearable Ideas RLL

RLL25

ANDRE BRETON &THE SURREALISTS


藝大+素人/思想+Tシャツ/インテリ+PUNK

RLLイベント『スバラシキナカマ ─ Come Together! Common Rockers! ─ 』ご来場ありがとうございました。たぶんトータル150は居たんじゃないでしょうかね、大変な盛況ぶりで教室は、一瞬の温度が上がり過ぎて20,000Vのモッシュピット状態になりかけました☆


「Multitude On DA 茶室」な『東京皐月革命茶会』もおいらの妄想通りにシュールな体験になりました。野田さん毛利さんのお茶会初体験に一つのハイライトを見ました。亭主のayaちゃんありがとうございます。

本編は恙無いはずもない、かなり進行はドタバタでしたが、中身は僕らの想っていた通りにケミストリーが興って、最高に愉快な時間を過ごして頂けたんではないでしょうか。
RLLの最初の目論み通り、野田努さん毛利嘉孝さんのインターナショナルな言説レベルと、素人の乱と東方力丸さんらのストリート・ライフのカルスタデリックな接続という離れ技をやってのけたんじゃないでしょうか。どなたか、マルチチュードというテーマが出てこないと申してらしたんですが、それと会場からの「マルチチュードって何ですか?」という言葉の間を取り持つ、「マルチチュード」の体感体現の時間を過ごせたんじゃないでしょうか。(特に打ち上げのあり方は、当初エンディング映像で予定していたマヌ・チャオのライブ映像http://info.hmv.co.jp/p/t/968/504.htmlに酷似しています、ファンキー!)

野田さんの今の思考、アンチ・ヒーロー中心の政治的音楽状態からダンスミュージックのオーディエンス主体の政治=音楽であるレイブ文化。そしてその止揚としてのStruggle For Prideの到達点。毛利さんの『文化=政治』の2006年的有り様『マルチチュードとは誰か?』。このコンテクストに当てはめて高円寺スモール・サークル・オブ・フレンズの『素人の乱』『場ショップ』『ドムスタ祭』をRLLが演繹していた、というのは偶然ではありません。若干『タモリの素晴らしき仲間』の仲間感と『街でただで遊ぶ』スタイルの接続が甘かったとの思いはありますが、当時のゴールデン街の感覚が高円寺北中通りやRAW LIFEへ遺伝しているという推測は間違っていないと思います。とにかく「wearable ideas」という「現代思想」「運動」「政治=文化」を「Tシャツ」(日常街頭生活)へ引き降ろす作業と変わらない、そういった接続編集というのはRLLの本質なのです。(会場でも見受けた黒人萌えやダジャレはハーポ部長の資質ですが…)


具体的にイベントで何を話してどうだったかは、明日の夜の「レヴォリューション・ポップ・ラジオ」でお伝えする予定です!

でも明日の明るいうちは、東大五月祭『KOMAMORPHOSE 06 “Spring”』で皆さん踊りましょう!


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  • By intellipunk / May 28, 2006 1:02 am

寝て起きたらイベント!

明日は、主催イベント『スバラシキナカマ ─ Come Together! Common Rockers! ─ 』ですよ皆さん。


つうか、遠足前の小学生の様にあがって覚醒しちゃってます。ここ3日程、準備で働きっぱなしでクタクタなんですが。やばいっす、イベントは15時茶会スタート、本編18時からで予定では22時越えの長丁場になるんですが最後まで保つでしょうか…
でもね、アドレナリンとか色々出っぱなしでずっとはしゃいでそうですわ、だって祭(政)ですから! 気軽にRLLの祭を冷やかしにどうぞ!





スバラシキナカマ
─ Come Together! Common Rockers! ─
presented by RLL

東京藝術大学のマルコム・マクラーレン!?
野田努とRLLが音楽×サブカル×思想×政治でtalk about!!!

2006年 5月26日(金) 18:00─
@東京藝術大学 音楽学部 上野キャンパス 5-401教室
(当日15:00─17:30 @藝大上野キャンパス 不忍荘1F大広間(正門入って右手奥)一服プレ・セッション「東京皐月革命茶会」併催)

出演:野田努(remix)、RLL、毛利嘉孝(東京藝術大学・コーディネート)
Guest:東方力丸(漫読家)、松本哉(素人の乱)、山下陽光(素人の乱)、aya(茶事)
ENTRY:Free \0




おもろいはずなんで、途中からでも是非。
秘蔵高円寺動乱映像や蔵出し動画も上映します!
アフターでは上野公園で交流も予定してます。

でもって、早めに来られるんなら抹茶も出しますよ。
ちなみに茶会の菓子は僕の手製、DIYです。
Photoは茶室の壁紙、生政治絵巻『commotion』制作風景。


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  • By intellipunk / May 26, 2006 4:05 am

クラシュダウンザシステム!!

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/uniqlo.html?d=09kyodo2006050901006046&cat=38

ユニクロにサイトから大量注文、4千着のムダ在庫発生 (読売新聞)

 「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング(FR)のショッピングサイトで不正な注文操作をして大量の在庫を発生させたとして、警視庁捜査1課は9日、長崎市御船蔵町、無職二口慎太郎容疑者(29)を電子計算機損壊等業務妨害容疑で逮捕した。調べによると二口容疑者は、昨年7月1日~翌8月10日、FRが開設したショッピングサイトで、1着1000円の女性用タンクトップを注文した際、大量の注文操作を繰り返しFRの在庫管理を誤らせ、約4000着の在庫を発生させるなど業務を妨害した疑い。FRは余ったタンクトップを半値で販売せざるを得なくなり、約250万円の損害を被ったという。調べに対し、二口容疑者は「迷惑を掛けた」などと容疑を認めているという。同課は、二口容疑者が不正なソフトを使って一度に大量の注文を行っていた可能性もあるとみて、パソコンの解析などを進める。

[ 2006年5月10日0時26分 ]

「画面の在庫、減るの楽しかった」=逮捕の男供述-ユニクロ不正注文 (時事通信)


 「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングのショッピングサイトへの不正注文事件で、逮捕された長崎市御船蔵町の無職二口慎太郎容疑者(29)が、警視庁捜査一課の調べに対し、衣料品の不正な注文操作を繰り返した動機について、「画面上の在庫数が減っていくのを見るのが楽しかった」と供述していることが、11日分かった。また、短時間に不正な操作を連続的に行うため、パソコンに特殊なソフトをインストールしていたことも判明した。

[時事通信社][ 2006年5月12日1時24分 ]








 システムに過剰な負荷をかけてクラッシュダウンさせること。システムを暴走させ、普段では絶対に生まれない臨界現象を生み出すこと、の、快楽。ハッカー達がメールボムといって膨大な量の架空のメールを加速度的に、それこそ、核融合のように分裂し、増殖するシステムとして組まれたプログラムを使って、癌細胞のように正常なレベルを超えて処理すべき情報を異常発生させ、サーバーを内部から暴発させる。資本主義的なシステムの純粋培養。この場合、それがサーバーではなく、発注と在庫管理システムに対して行われ、膨大な量の在庫が増殖した。オンライン上で増殖した記号は現実にダンボールの山となり、半額セールの山となった。記号とリアル、リアルな記号と記号のリアル、の、記号、の、リアルな事件を伝えるこのテクストを今。君は読んでいるってわけだ。そして僕は書きつづける。過剰で逸脱したソフトによる、違法な、異常な、システムの畸形児達の生成と培養哲学について。そこから生産される快楽の行方。コードの暴走。その接続点を目指して。深い闇を進む。

 なぜ、普通ならありえない膨大な注文をシステムは発注し、在庫を自動的に貯め、そのために不利益が生じたのだろう?「そんな事態はプログラム上想定されえないから」というのは答えにならないような気がする。現に、なってしまったのだから。この犯人は「画面上の在庫数が減っていくのを見るのが楽しかった」とこの犯罪の快楽を語っている。はっきり言ってしまえば、この犯罪は何の利益も生み出さないことはわかりきっている。そもそも、この男が注文したのは女性物のタンクトップであり、しかもこのタンクトップを盗んだわけでもないし、横流ししたわけでもない。はじめから手に入れることや現実的な利益は考えられていない。

 つまり、これは純粋なシステムにおけるいたずらであり、ありえない操作でバグを生み出すという遊びなのだ。

 僕たちが問いつづけなければいけないのは、システムに対するハック、過剰な、もしくはズレたインプットとそれを無条件に増幅してしまうアウトプットが、笑いとカタストロフを生み出すことの必然性なのだと思う。つまり、遊びとは何か?ということだ。そして遊びが犯罪になぜ繋がるのか?ということだ。遊びは全て禁じられている。お金を生み出さない遊びはどんどん消されていく。なぜならお金とはルールであり、欲望の調整システムだからだ。上手く生産し、うまく消費する。ある程度のルールにしたがって。それがお金であり、経済システムなのだ。遊びはルールに飼いならされたら死んでしまうだろう。しかし、お金を、システムを、経済を、食い殺す遊びがあることを、僕たちは忘れてはならない。飼いならされるな。コードに服従するな。欲望を閉じ込めるな。遊び倒せ。ルールに従って遊ぶのではなく、ルールそのものをかき混ぜて遊べ。ルールをごちゃごちゃにしろ。すり抜けてはみ出し、乗り越えて逃走しろ。全て引きずり出すために。


全ての犯罪は革命的である。   

平岡正明



歴史という投瓶的ロマン

最近つまらないことばかり書いているんで、くだらないことも書きたくなったな。

どーもセンスも頭も悪い奴のことをポストモダンと賞揚する向きが流行ってるらしくって。チャーミングでもない動物は嫌いなんだけれど?

おいらは画家になるってローティーンの頃は素朴に思い込んでた節があったんだけれどね。それで勉強するじゃないですか、西洋美術、ルネサンスの画期的なとこからさ、マネとかモネがカメラの真似しちゃヤバいってことで描写から視点へと移行させてゆく歴史を、それを狂人っぽく振舞って野獣派やら象徴派やら意匠派がズンズンとヅラしていって、最後にデュシャンが大ガラスとか泉とかな、やっちゃうじゃん土俵ずらし、そいでその技はウォホールが奥義極めるわけ。つまりベタからネタにいってメタへの近代絵画をハイティーンにはひとさらいするわけ。とするとデッサンとか写実とかってホント馬鹿らしくなってね。一心に静物画を書く頭の弱いネタ感の無いやつがいい美大入ってるのをしり目に、おいらが浪人して三流美大に引っかかって荒れて今に至る原因はこの辺りだな… まぁいいそれは。

でさ、近代ってのはこのベタからネタにいってメタへの流れを全てのジャンルで完逐する行為だったわけじゃん。だから偽政者にとっても民族とか国民ってのもネタだったわけだし、社会契約説ってのも王権神授っていう大ネタへの切り返し、アダム・スミスの「神の見えざる手」ってのは「神の見えざる金玉」並のネタだったろうし(その意味で相原コージはメタ)、三島の割腹は審美的なネタの完成のための行為つまりメタだった訳じゃないですか。で、それらがベタにとられる意味で歴史化しているのでメタ。

だから、そういったメタ全てを真理と思い込むサブイ人がベタにハメられてるんじゃないのかな。だからハメという快楽的な絶対性を持った考え(イデオロギー)はモダンでもポストモダンでもなくって、ただのセンス悪いお馬鹿さんなわけで。

で、メタに生きるしかないわけですよ、つまりハメられずに楽しめってことです。常にずらしてヅラしていくしかない、つまらないネタも無視してふっ飛ばすしかない。ただしセンスよくね、ローティの「アイロニー」はダサイしハメられなきゃ楽しくない。

無論、最後の一線はあります、それが生死、生殺与奪を自己のものだ、という所。ここでマルコムXのネタ感が重要になってくるんです。「Xは、永遠に知り得ない真のアフリカの姓を象徴している。私にとってXという姓は、青い目の悪魔が私の父祖におしつけた姓、白人の奴隷所有者の姓である『リトル』にとってかわる姓なのだ」ってすげーネタ感。このネタを歴史化することでメタたりえる、政治として歴史に楔が入るのだ。

つまり人生は、実存というベタではあまりに貧困だし、ゲームというネタではあまりに軽佻だ、つまり人生の杓を超える行為をメタとするのだ。

東はいう「人間にはもともと生物学的に(それこそ動物的に!)世界把握の階層数に限界があり、現在の情報環境はそれを超えた複雑さを備えている」「ひとびとは、自らの生物学的限界を超えた情報処理支援装置に囲まれて、無限の伝言ネットワークのなか、メタレベルの志向の宛先を見失ったまま、局所最適に基づいて動物的に生きるしかなくなってしまった。これが僕のすべての議論の中核にある世界認識です。」

だから? 人生を楽しみつつ歴史化することしかロマンはないんじゃないのかな。歴史なんて止まってないだろ?


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  • By intellipunk / May 11, 2006 4:48 am

パーティDAボンジュール暴動!!!!!!!

今週末にイベントがありやんす。イカした渋谷の一時的自律ゾーン、Hemtieでの「フランス暴動」イベント。『東京五月革命』の前哨戦イベントになる、かなりDOPEな内容!




フランス暴動にアゲられたやつらはとにかく集まれ!!!!!!
「パーティDAボンジュール暴動!!!!!!!」

DJ&トークそしてフランス暴動の日本未公開映像やフランスのラッパーのトーク映像の上映!

5月12日(金)
21:00〜:DJ
22:30〜:トーク&映像
深い夜〜:DJ&more

¥1000-1D@渋谷Hemtie

Food Bar HemTie
渋谷区東2-20-16 山善ビル B1-1(1F自転車屋)
Tel/Fax:03-5466-6808
http://hemtie.net/
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.39.01.044&el=139.42.43.523

★スピーカー:
萱野稔人(かやのとしひと)。哲学博士。著書に「国家とはなにか」(以文社)。
シャルル(fromフランス)。ゴールデン街系B-boy。
二木信。フリーター階級雑文屋。宴会系DJ。

★DJ:(突撃DJ希望の方、暴動的な音源をお持ちください)
RADIO MAROON
MAKOSSA
セックスピンチ

★Tシャツ販売:
RLL(Wearable-IdeaTシャツを製作する文化政治ユニット)

Presented by住みよい東京を考える会+PINCH!+喧嘩企画+RLL and more


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  • By intellipunk / May 10, 2006 3:23 am

スバラシキナカマ─ Come Together! Common Rockers! ─

RLLもおかげさまで一周年を迎えました。1年前にmixiを通じて、3人が出会い、同じ方向に動き始めたのが昨年の五月。ボクらにとって五月は68年以来ずーと革命的な月なのです。

RLL結成一周年を記念して、イベントやります。単なるトークイベントとも、真面目な集会とも違う、今までなかったギャザリング(集い)にしたいですね。

ボクらの活動の核にいつもインスピレーションを与えているのが音楽。そして、今の日本で一番の音楽の語り部だとRLLが考えてるのが野田努氏。 RLLは結成して以来、いろいろな方と遊ばせていただきましたが、せっかく一周年ということで、ボクらがリスペクトしている野田さんと遊ぼうってのがこのイベントの発端です。

そして、今、東京の貧乏シーンでもっとも熱いと言われてる、「素人の乱」を中心とした高円寺アンダーグランドを紹介していこうと思います。伝説の「自転車撤去反対デモ」や反PSE法のデモの映像を当日、流す予定です。これらの映像はここでしか観られないと思いますので、興味のある方はこの機会をお見逃しなく!

日本のカルスタ(文化研究)の第一人者である藝大の毛利嘉孝先生の計らいで、なんと、ボクらが藝大の教壇に!文化チンピラのボクらが、文化エリートの藝大生の前で偉そうにしゃべるなんて、まったく痛快です。もちろん学生以外に一般の方の参加も大歓迎ですので、皆さん、是非、遊びを見に遊びにきてください。


HarpoBucho

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

☆スバラシキナカマ─ Come Together! Common Rockers! ─

東京藝術大学のマルコム・マクラーレン!?
野田努とRLLが音楽×サブカル×思想×政治でtalk about!!!
presented by RLL(Radical left laughter)
TOKYO-GEIDAI 26 MAY (FRI) 2006

RLLが東京藝術大学にて『スバラシキナカマ ─Come Together! Common Rockers!─』と題して、世界的音楽雑誌『remix誌』編集長で宇宙的名著『ブラック・マシン・ミュージック』の著者としても知られる野田努を迎え、オーガナイズ・イベントを開催。現実のグローバリズムと現代思想のマルチチュードを繋ぎ、パーティピープルやフリーターの日常に引き下ろして、いかに想像/創造的に生きるかをトークセッション。サウンドデモなど政治的サブカルチャーを映像や漫談で紹介、文化政治における〈悦び〉の重要性について語ったり、語らなかったり。またプレ・セッション「東京皐月革命茶会」としてお茶会もホッコリ併催。ゲストに漫読家の東方力丸、高円寺オルタナティヴ・ショップ「素人の乱」などなど、マルチチュードな面々! ポップ・ストリート政治のギャザリング・パーティを見逃すな!!

2006年 5月26日(金) 18:00─
@東京藝術大学 音楽学部 上野キャンパス 5-401教室
会場までの地図→http://www.geidai.ac.jp/guid/trafic.html
キャンパス案内→http://www.geidai.ac.jp/campus/ueno_campus.html

(当日15:00─17:30@藝大上野キャンパス 不忍荘1F大広間(正門入って右手奥)一服プレ・セッション「東京皐月革命茶会」)
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出演:野田努(remix)、RLL(Radical left laughter)、毛利嘉孝 (東京藝術大学・コーディネート)
Guest:東方力丸(漫読家)、松本哉 (素人の乱)、山下陽光(素人の乱)、aya(茶事)
ENTRY:Free ¥0


『2006東京五月革命』と題して藝大-東大を連続でBomb!
RLLの26日藝大ギャザリングの後は、FRUTHが27、28日に東大本郷キャンパスの五月祭で「KOMAMORPHOSE06 “Spring”」フリー・パーティを開催。藝大で悦び東大で踊れ!
FRUTH:イベントオーガナイズするクリエイター集団。昨年11月は東大駒場キャンパスでフリー・パーティを敢行 !


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『2006東京五月革命』

移動、労働、移動、睡眠…/試験=屈従、社会的昇進、階級的社会/形式的な行動は感情を殺す/我々は飢餓で死なない代償が退屈であるような世界を拒否する/我々は生きたいのだ/退屈しているのに気付いた時、人々は退屈するのを止めるだろう

教授、あんたはおれたちを年寄りにしちまうよ/あんたはあんたの言う「文化」と同じくらい古くさいぜ、あんたのモダニズムとやらは単なる警察の近代化にすぎない/教師を変えるのではなく、生き方を変えよう/死んだ時間なしに生きろ/官僚が君の中にいる/君の頭の中から警官を追い出せ/今、この時を生きろ!

芸大生よ── 芸術は死んだ。死骸なんかにカネを払うな/ゴダ−ルは何も変えられなかったのさ/壁に耳あり。君の耳に壁あり/まずは君自身に異義を申し立てろ/我々みんなが好ましからざる者/身を隠せ、そして反対しろ!/コート&ネクタイ野郎の革命に「ノー」を/自由の敵に自由を許すな。

東大生よ── 人はバカか利口かじゃない。人は自由かそうじゃないかだ/君が学んだすべてを忘れてしまえ、踊ることからはじめよう/踊れ、仲間よ、古き世界が君のすぐ後ろに迫っている/君のズボンのファスナーを開くように、君の頭脳を開放せよ/想像力が欠けていると、欠けていることが想像できない/想像力は贈り物ではない。獲得するものだ/想像力を権力に。

1968年パリ五月革命は、革命を成し遂げられなかったが、その代わり、街頭に美しい詩を残した。上記の文章は若干のアレンジがあるものの、当時の有象無象による落書きによって構成されている。そして今、世界を注意深く見渡してみよう、68年以来の大きな祭の季節がやってきている! 芸大と東大で連続して行われる一連のギャザリング&パーティは、68年に複数の何者かによって書かれた詩を新しく更新する試みである。とりあえず肩の力を抜いて楽しもう! 喜びは新しいアイデアだ。

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26日の藝大のイベントの次の日、27日、そして28日に東京大学本郷キャンパスにて野外イベントを行います。フランス暴動、デモに関するトークセッションもございます。チャージフリーです。



KOMAMORPHOSE 06 “Spring”
in東京大学本郷キャンパス五月祭 presented by FRUTH

[date] 2006 5/ 27,28 (Sat)(Sun) 10:00〜18:00
[place]東京大学本郷キャンパス医学部校舎前(野外)
大江戸線、東京メトロ丸の内線本郷三丁目から
徒歩10分赤門を入ってまっすぐ。
[Fee]:free(カンパよろしく!)

27日
MOODMAN(Godfather/House of Liquid)
Discosession(Dr.Nishimura&Chee Shimizu)
Yogurt(upsets/stylus)

28日
Shiro the Goodman (ROMZ/HONCHO SOUND)
降神(templeATS)
memorystorm(templeATS)
イルリメ
2 MUCH CREW
[トークセッション(28日のみ)]
陣野俊史(『フランス暴動〜移民法とラップ・フランセ〜』河出書房新社)
志人(降神)
二木信

more info to be announced・・・

前回party写真↓
http://www.tenshin.org/komamorphose.html


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  • By intellipunk / May 04, 2006 1:26 am

ちょいと社会派な一言

メーデーのサウンド・デモのDJがパクられちゃいました。

詳細はコピペを読んで欲しいけれど、かなりな異常事態みたいね、メーデーに対する強硬な弾圧っていうのも初耳の驚き。おまけにDJとアンプを積んだトラックまでもがしょっぴかれるとは…
B感覚な快楽行為がリアル・ポリティクスとつながることを、どうやら警戒し恐怖しているようにさえ思える。つうか最低限の法律の原則を犯してまでやることなのか、被害妄想を膨らませる程にコウアンはイカレちゃっているのか判断不能のパラノイアのシャブ中なのか。

つまりサウンド・デモという新世代の快楽を前提にした祝祭表現が、緊急な恐怖に思えたということだろう。大きい音楽で踊る楽しさ、路上を跳ねる喜び、メッセージ以上にノリを大事にするスタイル、政治を音楽を通して体現できる気軽さ、普通の若い人が新しい快楽に開かれることを、懸念し恐れ予防しようという意図があったのだ。
当日、僕もDJに誘われていたので全くひとごとでは済まされないのだけれど、それ以上に体制のなりふり構わなさが気持ち悪い。非常に苦々しいがしかし、これからもサウンド・デモをスタイルを継続させていくってことは決意するんだな。

皆が支援のカンパをしろと僕は思ってないけれど、この国の一部は確実にヤバいことになってきていて、表面的には平和に見えるけど実は権力の腐敗と管理がはびこる時代になりかけているってことを伝えたいのだ。かつての軍事政権下の中南米やスペインやポルトガルやギリシャみたいな一見普通の資本主義国でありながら戒厳令下の国になりそうな、そんなことを考えてしまうんだ。見た目民主的な国に見えてもディストピア(逆ユートピア)な体制になる可能性には、警戒してもいいだろう。

以下、コピペします(これはホントに古くさいおもろないネタ感のない芸もつまらない文章なのだけれど、それを加味して考えても、違法なとんでもない蛮行を伝えるべきだと思いましたんで)。
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メーデー救援会


2006年4月30日、神宮前午後から行われた「自由と生存のメーデー06」のデモが、原宿警察と渋谷警察によって参加者3名を逮捕されるという弾圧を受けました。詳しい情報は以下の通りです。

(1)弾圧の状況

A.デモ申請時における警察の約束違反と恫喝

 このメーデーを開催する前のデモ申請時においては、デモ出発地点を管轄する原宿警察は、主催者側に対してデモ時に音楽を流すことや、先導のトラックに3名乗ることを認めていました。
 しかし、デモ出発前になって、「アンプを操作したら逮捕する」などと恫喝を加え、最終的には公安・私服警察と機動隊はトラックに乗っていたDJを引きずり下ろして逮捕しました。

 *彼は現在本庁に勾留され、自宅にも家宅捜索が行われましたが、今回のデモとは関係ない物品が強奪されました。

B.原宿警察の暴行と略奪

 のみならず、原宿警察はDJを守ろうとした参加者1名を羽交い絞めにして頭を地面に叩きつけるという暴行を行いつつ逮捕した上に、先導のトラックを強奪しました。

 *トラックは奪還されましたが、このとき逮捕された1名は頭部に負傷を負って痛みを訴えているにも関わらずいまだに原宿署に勾留されています。

C.渋谷署も弾圧に加担

 また、デモ到着地点付近を管轄する渋谷署も更に参加者1名を弾圧しました。

 *この参加者は渋谷署に勾留中

D.警察署の差し入れ拒否
 
 3名の被弾圧者に対して、他のデモ参加者は救援のために差し入れを行おうとしましたが、何の法的根拠もないまま警察署はこれを拒否しています。


(2)★お願い★

A.救援カンパを!

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
カンパ振込先(暫定):
郵便振替 10080-91518311
口座名 フリーター全般労働組合
※通信欄に『救援カンパ』とご明記ください
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 3名の被弾圧者を支援するためには、弁護士費用等多額の資金が必要となります。支援者だけではとてもまかないきれません。経済事情が厳しい折ではありますが、是非とも多くの方々からのカンパをお願いします。


あこぎで好きほうだいの暴政をはねかえし、3名の仲間を取り戻そう! 支援・カンパを!

◆あらかじめ逮捕狙いの拉致

 2006年4月30日午後、神宮前穏田区民会館にて百余名が参集し、昨年に引き続いて「自由と生存のためのメーデー06」を開催しました。しかし、集会後にデモを準備する段階から、警察側から異様な恫喝、脅迫が迫ってきました。まるで税金ぼったくりの公安警察・機動隊の既得権益を守るためなら、フリーター、失業者や不安定雇用者などの権利など、くそみその虫けら同然という対応です。

◆警察はドロボーのはじまり

 原宿から渋谷に向かう私たちデモ隊にたいして、公安警察・機動隊は、サウンドデモのDJ、防衛するもの、バルーンでメーデーを訴える仲間を無慈悲にも次々と逮捕しました。あまつさえ、先頭のサウンドカーを暴力的にむりやり強奪したのです。まさに公権力による表現機材の強奪、ようするにドロボー行為です。絶対に許せません。

◆差し入れも拒否する拉致・監禁

 デモ後の30日夜は、約30名による不当弾圧抗議・激励行動を、原宿警察署、渋谷警察署にたいして行いました。が、これまでと違い、逮捕された仲間の生存にかかわる生活必需品の差し入れすらさせないのです。警察による法律の恣意的な強制・独裁がまかりとおり、拉致・強制連行・監禁のどぎつさは、欧米諸国に比べてもずっと酷い実態です。

◆弾圧を許さない相互扶助・連帯を!

 今から120年前、メーデーの起源となったアメリカのストライキでは、「仕事に8時間を、休息に8時間を、おれたちがやりたいことに8時間を!」と唄いました。その直後、無産者の仲間にたいして、銃撃、爆弾、絞首刑、大量逮捕がなされたのです。いったい、この日本は歴史を経てどんな違いがあろうというのか? 暗黒の事態をはね返すために、なせるあらゆる努力を傾注しよう。
 幽閉されし3名の仲間への心からの救援・支援・カンパをよろしくお願いいたします。

2006年5月1日 メーデー救援会


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  • By intellipunk / May 02, 2006 4:54 am

5月革命広報室広報部よりみなさまへのお知らせ。

今、ここに、ぞくぞくと終結した全国の最も先鋭的、前衛的、革命的な学生、労働者、フリーター、ニート、引きこもり、だめ人間、ジャンキー、クラバー、レイバーのみなさん!!90年代以降、不況とグローバリゼーションへの適応を通じてますます突き進む権力と資本家の策動が、われわれ無産者階級(お金も土地も会社も持ってなくて毎日誰かの下で働かないと飯が食えない膨大な数の人々!!)を新しい「勝ち組み経済システム」に適応できない無能力な貧乏人へと追い詰め、安い賃金とかなえようの無い馬鹿げた理想(勝ち組みセレブ!!)で搾取しているのはもはや自明となった!!

 全球レベルで進む資本の統合と集積はフランスで100万人規模のデモを起こし、ロシアでネオナチを復活させ、中国を巨大な工場に作り上げ、子供の学費を払えない足立区の主婦に売春をさせる。増加する100円ショップに、企業名の載ることの無い求人フリーペーパー、100円のハンバーガーや、無料で配布される消費者金融のポケットティッシュに、インターネットのルーターといった街中のアイコンの群れが静かに僕らの欲望を包囲し、やさしく、だけど、残酷に包み込んでいる。

 「全ては消費者のため、あなた個人のために」と謳われる。時に無料で。しかし、企業の広告料によってまかなわれるTV番組のように、本当に無料で配られているもの、提供されているものなど何一つとしてない。収益や利率を上げるためだけに、より搾取される人々を企業と消費に結びつけるためだけに、厚顔無恥な顔をして「無料」といいつつ、労働力とお金を吸い上げていくシステムが、網の目のように僕らを取り囲んでいる。

 恋愛もセックスもオナニーも暇つぶしも仕事も、友達や同僚との思いでも、家族との団欒も葬式も大学生活も老後の楽しみも、新しい生命の誕生も、全て商品とサービスの消費の組み合わせの中で行われる。それはこの網の目の中で、僕らが作り出すもの、吐き出すもの全てが有用に交換され、利潤を生み出し、戦争好きの企業と国家の元へ!!と吸い上げられていくということだ。ゴミを出すことや排泄すること、病気になることさえ無数の交換(下水道の整備、維持や、医者の給料、保険、製薬会社)を発生させる。自殺でさえ膨大なコストを発生させ、お金を動かす。逃げ出す場なんかどこにもない。徹底的にITによって効率化された、出口無しの交換と剰余価値のシステム。安心と安全と最高のサービスを選択可能だと思い込まされた奴隷達によって増えていくリスクとカオス。自分を取り囲んだ無数の商品の主人だと勘違いしないと生きていけないこの世界の虚無。実は商品の奴隷にすぎないのに。老後まで全てぴっちりと詰め込まれた商品とサービスと退屈な労働の線路。これが「本当の豊かさ」なのかい?決まりきった奴隷の日常の反復。そこからはみ出して生きることなどできないのだろうか?

 僕らがマックのバリューセットを選ぶように、僕らの葬式や結婚式、マイホームや余暇のプランもバリューセットのように組み合わせられる。それは人生が、生が、それ自体を創造する自由な主体性の結果として存在するのではなく、あらかじめ用意された組み合わせからしか主体性が生成しないということだ。商品とサービスの多様性がそれを覆い隠しているが、商品とサービスと労働に関わらないで生きていけない以上、もはやこれは否定できない。にも関わらず、それが「自由」だと、その資本制経済の可能性だけに限定される「自由」が、自己責任と自己努力に結果すると信じなければ生きていけないという、徹底した不自由な主体。この不自由な主体を疑うこと。そこから逃げ出すこと。消費や生産やシステムから。もしくは、その場をめちゃくちゃにかき乱してやること。全て壊れてしまう前に。


 ちょっとシリアスすぎたのかもしれないけど、僕とハーポ部長(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=125281)とインテリパンク(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=40221)でやっているRLL(Radical Left Laughter)http://mixi.jp/view_community.pl?id=206778というれレヴォリューション・ポップ・ユニットが目指していることは、こういったつまらないし最低な世界を、音楽やTシャツやレイブやクラブやハーブや路上や笑いによってかき乱していくことだと思う。POPでラディカルな抵抗。カウンターカルチャーという、文化に、文化で抵抗する文化を、もう一度取り戻すこと無しに僕たちは生きていけない。


さてさて、そんなRLLの一大イベントが一ヵ月後くらいにあるのでみんな遊びに来て!!いろいろ話しましょう!!


☆スバラシキナカマ─ Come Together! Common Rockers! ─

東京藝術大学のマルコム・マクラーレン!?
野田努とRLLが音楽×サブカル×思想×政治でtalk about!!!
presented by RLL(Radical left laughter)
TOKYO-GEIDAI 26 MAY (FRI) 2006

RLLが東京藝術大学にて『スバラシキナカマ ─Come Together! Common Rockers!─』と題して、世界的音楽雑誌『remix誌』編集長で宇宙的名著『ブラック・マシン・ミュージック』の著者としても知られる野田努を迎え、オーガナイズ・イベントを開催。現実のグローバリズムと現代思想のマルチチュードを繋ぎ、パーティピープルやフリーターの日常に引き下ろして、いかに想像/創造的に生きるかをトークセッション。サウンドデモなど政治的サブカルチャーを映像や漫談で紹介、文化政治における〈悦び〉の重要性について語ったり、語らなかったり。またプレ・セッション「東京皐月革命茶会」としてお茶会もホッコリ併催。ゲストに漫読家の東方力丸、高円寺オルタナティヴ・ショップ「素人の乱」などなど、マルチチュードな面々! ポップ・ストリート政治のギャザリング・パーティを見逃すな!!

2006年 5月26日(金) 18:00─
@東京藝術大学 音楽学部 上野キャンパス 5-401教室
(当日15:00─17:30@藝大上野キャンパス 不忍荘1F大広間(正門入って右手奥)一服プレ・セッション「東京皐月革命茶会」)
出演:野田努(remix)、RLL(Radical left laughter)、毛利嘉孝 (東京藝術大学・コーディネート)
Guest:東方力丸(漫読家)、松本哉 (素人の乱)、山下陽光(素人の乱)、aya(茶事)
ENTRY:Free \0
INFO:
RLL 080-5380-6865 http://www.rll.jp/
音楽学部音楽環境創造科 毛利嘉孝 mouri@ms.geidai.ac.jp


RLL:
Radical:intellipunk
Left:∞+∞=∞
Laughter:Harpo Bucho
ラジカル・レフト・ラフター。「wearable idea」コンセプトTシャツを制作する3人組。日本におけるカルチャー・ジャミングの第一人者。自称「中央線マルチチュード」として、生政治概念を用いたオルタナティヴな生き方を提示。文化政治ユニットとしてネットラジオ「レヴォリューション・ポップ・ラジオ」、出版編集、イベントオーガナイズ等で活躍中。
HP■http://www.rll.jp/
e-mail■radical_left_laughter@yahoo.co.jp
Mixi■http://mixi.jp/view_community.pl?id=206778



『2006東京五月革命』と題して藝大-東大を連続でBomb!
RLLの26日藝大ギャザリングの後は、FRUTHが27、28日に東大本郷キャンパスの五月祭で「KOMAMORPHOSE06 “Spring”」フリー・パーティを開催。藝大で悦び東大で踊れ!
FRUTH:イベントオーガナイズするクリエイター集団。昨年11月は東大駒場キャンパスでフリー・パーティを敢行。
http://www.geocities.jp/komamorphose/

『2006東京五月革命』

移動、労働、移動、睡眠…/試験=屈従、社会的昇進、階級的社会/形式的な行動は感情を殺す/我々は飢餓で死なない代償が退屈であるような世界を拒否する/我々は生きたいのだ/退屈しているのに気付いた時、人々は退屈するのを止めるだろう

教授、あんたはおれたちを年寄りにしちまうよ/あんたはあんたの言う「文化」と同じくらい古くさいぜ、あんたのモダニズムとやらは単なる警察の近代化にすぎない/教師を変えるのではなく、生き方を変えよう/死んだ時間なしに生きろ/官僚が君の中にいる/君の頭の中から警官を追い出せ/今、この時を生きろ!

芸大生よ── 芸術は死んだ。死骸なんかにカネを払うな/ゴダ-ルは何も変えられなかったのさ/壁に耳あり。君の耳に壁あり/まずは君自身に異義を申し立てろ/我々みんなが好ましからざる者/身を隠せ、そして反対しろ!/コート&ネクタイ野郎の革命に「ノー」を/自由の敵に自由を許すな。

東大生よ── 人はバカか利口かじゃない。人は自由かそうじゃないかだ/君が学んだすべてを忘れてしまえ、踊ることからはじめよう/踊れ、仲間よ、古き世界が君のすぐ後ろに迫っている/君のズボンのファスナーを開くように、君の頭脳を開放せよ/想像力が欠けていると、欠けていることが想像できない/想像力は贈り物ではない。獲得するものだ/想像力を権力に。


1968年パリ五月革命は、革命を成し遂げられなかったが、その代わり、街頭に美しい詩を残した。上記の文章は若干のアレンジがあるものの、当時の有象無象による落書きによって構成されている。そして今、世界を注意深く見渡してみよう、68年以来の大きな祭の季節がやってきている! 芸大と東大で連続して行われる一連のギャザリング&パーティは、68年に複数の何者かによって書かれた詩を新しく更新する試みである。とりあえず肩の力を抜いて楽しもう! 喜びは新しいアイデアだ。



部長、大戸屋でナンパ

仕事がちょっと遅くなると、帰宅途中の新宿で自転車を降りて、大戸屋で一人飯を食うのが日課になっているわけだが、定食屋で隣に座っている見知らぬ女性に声をかけるのは初めてのことだ。そもそもナンパ文化圏にボクは一度も所属したことがないし、あんなことは違う種類の人間がやるもんだと思っていた。

最近、日記を怠っていたので、そのネタ作りの意味もあったが、それよりも、RLLの同志インテリパンクから、女性が一人でいたら、声をかけるのは男として正しい行為だ、と耳にタコができるくらい聞かされていたので、ほとんど条件反射のような感じだった。ボクの隣で女性が一人でご飯を食べてる。声をかけないのは失礼な気がしてきたのだ。

偶然にもボクと同じ「鶏肉と野菜の黒酢あんかけ定食」を食べてたので、とりあえず「黒酢っておいしいですよねえ?」と同意を求める作戦。絶対に否定されない入り方だ。彼女は一瞬、戸惑った表情を見せたが、はにかみながらも首を縦に振った。いくつか当たり障りのない言葉のキャッチボール。しかし彼女の投げる球は弱々しい。当たり前だ。彼女はご飯を食べにここにやってきたわけであり、このとき、彼女の口はボクとの会話のためではなく、ご飯を胃の中に納めるためにあったのだ。

クラブやパーティのハレの場で瞳孔の開いた娘と仲良くなるのはあまりに容易いが、定食屋という日常空間で友好的宴会気分を実践するのは、本当に難しい。これがせめてイタ飯屋だったら、ラテンな気持ちになって状況も変わってくるだろうが、定食屋という響きには全くそんな色気がない。だからこそ、定食屋でのナンパ行為は、日常を劇的に変革しうる可能性を秘めているのだ。ボクはボクなりにシチュアシオニストたらんと日々、努力している。


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  • By harpobucho / Apr 25, 2006 5:03 am

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