Wearable Ideas RLL

10/20(土)六角橋商店街ドッキリやみ市場、一箱古本市に参加

六角橋商店街ドッキリやみ市場
日時:10月20日(土)一箱古本市 20時〜22時
場所:六角橋商店街ふれあい通り

白楽駅六角橋商店街の貸本・古本&タイ古式マッサージ屋「猫企画」さんに誘われて、六角橋商店街ドッキリやみ市場「一箱古本市」に参加します。RLLメンバーのレア古本の他に「着る思想」Tシャツ(本扱い)を放出予定。

RLLとも深い関係にある下北沢の対抗文化専門古書店「気流舎」も一箱古本市に参加します。意識の変容を促す本を中心にセレクト予定。

他の出店者に、野宿野郎、恋と童貞、ベンチウォーマーズ、ストリートワイズ、元黄金町試聴室永山店長、小暮秀夫(音楽ライター)、古本ツアーインジャパン、リケット玲(OKAN DO-ZINE)、たけうま書房など、個性的過ぎる37組が参加。そして猫企画前ではプリミ恥部の宇宙マッサージあり。これはそうとうなカオス企画!

「本を媒介とした楽しい交換/交歓ができればと思います。テキヤ力を出して頑張ります」とはハーポ部長の弁。

「ドッキリヤミ市場は、地域の活性化を目的に1998年にスタートした同商店街の代表行事。現在は、毎年4月、5月、6月、7月、9月、10月の第3土曜に開催。開催時間は20時~22時で、毎回2,000~3,000人を集客している。会場は、店舗の閉店後の仲見世通りの長さ約300メートルのストリート全体を広場として活用。路上ライブなどのパフォーマンスも行われる。」
(「神奈川みんなの経済新聞ネットワーク」10月16日(火)16時5分配信より)

「一箱古本市」だけでも充分に濃いのにライブ企画もすごい。フェスタデノーチェ(フラメンコ)、トライバルキューブ(ベリーダンス)、chan-mika(レゲエ)のほか、ダンスグループ、ミュージシャンあわせて10組が参加予定。

なんと、18時30分からは「ストリート結婚式」というのがあるらしい。新郎新婦がブラスバンドに導かれて、仲見世通りを歩くという。ふるまい酒もあるらしく、他人の幸せには便乗するに限る!

02taz02
「カオスは決して滅びてはいない。原始の未だ刻まれていない岩塊、唯一尊敬すべき怪物、緩慢でのびのびとしていて、(バビロン以前の影にも似た)あらゆる神話よりも紫外線を多く発しているこの最も初めで未分化の存在の一者性は、未だにアサッシン派の黒色三角長旗のような静穏をまき散らし、でたらめで、そして永久に酩酊しているのだ。」ハキム・ベイ「カオス」



世界中でグローバルノイズ!

globalNOISE
10月13日は世界連帯行動、その名もグローバルノイズ!
http://www.globalnoise.net/
グローバルノイズって何って人は下記↓を読むとわかるかも。
グローバルノイズについて
日本語で鍋叩き、きどってフランス語風にはキャセロール、中世からの伝統ではシャリヴァリ、今世紀の本場アルゼンチンだとカセロラソ
とにかく不満は皆で台所にある物を持って路上に出て叩き鳴らそうじゃない!
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=zIIH9RMZe2c[/youtube]
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=mcfpxstkSBE[/youtube]


globalNOISE1 ■10・13IMF・世界銀行東京総会に反対するデモ
IMF・世界銀行による経済支配はもうたくさんだ!
IMF・世界銀行は1%の金持ち (グローバル金融資本)の代理人!
http://globalnoisetokyo.blogspot.jp/2012/10/i.html
http://orenrakukai.tumblr.com/
globalNOISE2 「10月9日から14日まで東京国際フォーラム他で、国際通貨基金(IMF)の年次総会が開かれる。私たちの生存を脅かす「原発はいらない!」「米軍基地もいらない!」という人たちは、ともに「IMF・世銀はいらない」という声を挙げよう。」

[日時]2012年10月13日(土)12:00集合/12:30出発
[場所]水谷橋公園(東京都中央区銀座1-12-6
[呼びかけ]「持たざる者」の国際連帯行動
[主催]10・13IMF・世界銀行東京総会に反対するデモ実行委員会
●オキュパイ運動連絡会(OccupyTokyo)
http://orenrakukai.tumblr.com/
Twitter:@OccupyTokyoJp



ライターズ・フォー・ザ・99% 『ウォール街を占拠せよ』大月書店

装幀しました。発売直後です!
Occupy Wall Streetも9/17に一周年で復活!
らしくないデザインですが、いかがでしょうか?
写真がたくさん入った、わくわくする感じに仕上がってます。

↓上がオビで「民主主義を見よ。」99%の字はウォール街の壁に投射したもの。
OWS99_1
『ウォール街を占拠せよ はじまりの物語』
ライターズ・フォー・ザ・99% 著
芦原省一 訳
高祖岩三郎 解説
大月書店
四六判 272ページ ISBN 9784272330782

世界各地の蜂起に呼応し、資本主義の中枢を震撼させた「占拠(オキュパイ)」運動。新たな民主主義のあり方を創造し、さらに展開する運動の担い手自身が語り記したインサイド・ストーリー。

OWS99_2
たぶん絶対に今までとは違ったアメリカが観えてくる本です。新しいアメリカ、新しいNYを発見してください。
背の「反核」の写真は素人の乱の松本くんたちがOWSに参上して、ズコッティパークのテントに掲げたプラカード。
たくさんの掲載写真から、そして新鮮な言葉から、ムーブメントの息吹を感じてください!



『来たるべき蜂起』翻訳委員会+ティクーン『反-装置論』以文社

装幀しました。
蒼と蛍光ピンクのコントラストに群鳥が飛翔してます。
ティクーンの世界はきっとこんな装置に捕われない飛ぶ鳥なのかな、と。
廣瀬純さんの『シネキャピタル』にもインスパイアされたね。

『反-装置論』
『来たるべき蜂起』翻訳委員会+ティクーン 著
以文社
四六判 184ページ ISBN 978-4-7531-0303-4 C0010

アラブ革命、日本の3・11後の状況、イギリス暴動、ニューヨークのウォール街デモからオキュパイ運動への発展など、いま世界は確実に争乱期を迎えつつある。これらの動きの基底にあるものこそが「反―装置」的思考である。
特別収録対談・廣瀬純+白石嘉治

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マット・メイソン『海賊のジレンマ』フィルムアート社

装幀しました。
先日9/26にdommuneで出版記念放送をしました『海賊のジレンマ』は7月に出ています。

piratesDilemma1

『海賊のジレンマ ユースカルチャーがいかにして資本主義を作ったか』
マット・メイソン 著
玉川千絵子、八田真行、鈴木沓子、鳴戸麻子 訳
フィルムアート社
四六判/424頁/定価 2,600円+税/ISBN 978-4-8459-1288-9
既成概念を揺さぶれ!
アイデアを凝らした自由な精神で神出鬼没に跳梁する、イノベーションの主役=“海賊”たちの物語。


piratesDilemma3
かっちょいいタグを描いてくれたのはzestくん、ほんとにありがとう!
白黒のシンプルな色を使いつつ、いまどきの「海賊」の世界観をアイコン風にちりばめました。

piratesDilemma2 piratesDilemma4 上がオビを外したので、下は色校。
没になった色んなマーク、例えばWTOにwikipedia、RIAA(全米レコード協会)にFBIなどが実はありました。



NDS東京上映会!

NDSfiyer1

NDS東京上映会2012
このたび縁あってRLLが映画の上映会を開催します!
あんまり都内では観られないので、是非この機会にご鑑賞ください!!


NDSfiyer2
ドキュメンタリー・ドリームショー 山形in東京2012「《釜の住民票を返せ》&NDUと布川徹郎の熱い眼差し」公開記念!
NDS東京上映会2012
ドキュメンタリー・ドリームショー山形in東京2012にて、「NDUと布川徹郎の熱い眼差し」と題して、滅多に観られない布川徹郎とNDU(日本ドキュメンタリスト・ユニオン)の作品が連続上映、そして晩年の布川徹郎と共にドキュメンタリーを制作してきた、NDS(中崎町ドキュメンタリー・スペース)の金稔万《釜の住民票を返せ!2011》も上映される。これは快挙だ!!!
それならば一緒に東京公開記念で残りのNDSメンバー達のドキュメンタリーも観てしまえ! おまけに上京した金稔万に解説までさせてしまえ! ポレポレ東中野でNDU作品上映(21時から)の前の時間に、ふたつ駅隣の高円寺素人の乱12号店でNDU作品を上映(19時から)してしまえ! さあ今を映すNDSを観てから伝説のNDUを観よう!

【会場】素人の乱12号店
〒166-0002東京都杉並区高円寺北3-8-12フデノビル2F奥の部屋(北中通り沿い斉藤電気店向かい)
JR中央線高円寺駅下車徒歩7分 http://12gouten.shirouto.org
【代金】3本セット1000円/1本500円
【主催】RLL(www.rll.jp/info@rll.jp)
【協力】NDS、馬橋映画祭、高円寺活動寫眞研究會


9/14(FRI)19:30-19:50(ポレポレ東中野で、前の時間17:00-18:22《長居テント村に大輪の舞台が立った!》 その後21:30-22:40《ニッポン劇場 海を方法とした映像を!》をご鑑賞推奨)
佐藤零郎・中村葉子・布川徹郎《緊急報告釜暴動》
2008/カラー/DV/17m
撮影・編集・監督:佐藤零郎・中村葉子・布川徹郎
2008年6月の釜暴動の緊急報告映像をまとめた未公開ショートフィルムを独占公開。金稔万監督の解説もあります。


9/15(SAT)19:00-20:00 (その後ポレポレ東中野で、21:00- 《タックルセー 国体解体のためのプロローグ》+《倭奴(イエノム)へ 在韓被爆者 無告の二十六年》をご鑑賞推奨)
梶井洋志《遺言なき自死からのメッセージ》
2010/カラー/DV/50m
監督:梶井洋志
撮影:北里伊都子、原口宅史、佐藤零郎
録音:小川英子、高部なおこ
—編集過程より— 今から約8年前の冬のある朝、僕は父が長く仕事を休んでたことなどで口論になり、そのまま家を出た。その時はその口論が最後の会話になろうとは思いもよらなかった。それから間もなく父は自ら命を断った。自責の念、父への恨み、いつか自分も自ら命を絶ってしまうのではないかという恐怖…最後に残った何故? という思い。年間3万人以上の人が自殺する状況のなか、このほとんど絶望的な問いの、答えと呼びうるほんのひと欠片でもよいから掴みたいと思った。一人の女性の自死をその遺族を通して描こうと、僕はカメラを回し自分の思いを彼らに投影しようとする。しかし、自ら命を断ったひとへの思いの違いに加えて、その女性がどのような状況の中を生きてきたのかすら誰にも分からないのだということに気付かされる。掴もうとすればする程不確かになっていく、自殺の理由…自分の父に限ってはその全体像を把握していたような錯覚…振り返ると僕はほとんど父のことを思い出せない。そもそも彼はどんな声で喋り、どんな風に笑うのか。一人の人間が生きた軌跡をたどろうとする時、他者である僕のなんと無力なことだろう。そして僕は押し入れの中から父が撮った一つのビデオテープを見つけた。その中では20年前の僕が、カメラに向かって笑っている…(2010/3/14)


9/16(SUN)19:00-20:15 (その後ポレポレ東中野で、21:00- 《アジアはひとつ》をご鑑賞推奨)
張領太 《中村のイヤギ》 2009年度ヒロシマ平和映画祭招待作品
2008/カラー/DV/72m
製作総指揮:原一男
撮影協力:佐藤零郎、金稔万
撮影・編集・監督:張領太
そこは日本の朝鮮植民地支配下で空港の建設・拡張工事に従事した朝鮮人達の飯場跡を起源としていた。2005年末、地区の移転を知った〈同じ在日朝鮮人である〉私は、移転間際の中村で住民の思いをカメラでおさめていこうと試みた。本作は原一男監督が講師を務めた「ドキュメンタリーする快楽」(大阪朝日カルチャーセンター)の講座作品。中村が移転することを知った時、初めは住民の昔話・思い出話などを、後世に面白可笑しく残せれば良いなという位に考えていた。しかし途中で、中村の状況は、ただ「朝鮮部落」が無くなるというだけでなく、現在の在日朝鮮人が置かれている状況の縮図を表しているのではないかと思った。当然のことながら在日朝鮮人なるもの達も、同一の考え方や生きかたをしているはずも無く、一人一人が様々な思いや葛藤の鹿田で人生を生きている。私は、中村地区の移転という出来事を通して、在日朝鮮人「内部」の状況、そして日本社会との関係など、在日朝鮮人の現在を描きたいと思った。そこにおいては私自身も「3世」として映り込んでいると思う。撮影中も一人また一人と住民が亡くなっていった。急がなければ歴史が亡くなってしまう。そんな思いの中。突然目の前で唄われた歴史の詩を、私は聴き取ることが出来なかったのだ。「歴史と繋がれていない」そのことは、現在の在日朝鮮人が置かれている状況であると供に、実は日本人が置かれている状況でもあるのではないかと思います。
ただ今張領太監督は、ハナフィルム名義で健一自然農園を撮影した新作を2013年公開を目指して編集中です。



NDS(中崎町ドキュメンタリー・スペース)
映画監督 原一男による講座「ドキュメンタリーする快楽(大阪朝日カルチャーセンター)」(2006年春~2007春)の受講生らが、大阪市北区中崎町のビルの一室に集い、それぞれの作品の完成を目指して互いに批評・研鑽する場が生まれ、次第にNDSと呼ぶようになる。長居公園の強制執行や千里ニュータウン建替え問題にともなう強制執行といった、生存の場所を奪われる瞬間を記録し続け、また可視化されることのなかった人々の姿にカメラを回す。また現場でNDUの中心であった布川徹郎と出会いその薫陶を受ける。(NDUもまた、1970年代学生運動の現場から現れ、沖縄からアジアへと渡り流浪する人々など、生存の場を奪われようとする者、奪われた事実すらなかったことにしようとされる者たちの姿を撮り続けていた。)そこから生まれた作品は、張領太《中村のイヤギ》が 2009年広島映画祭、佐藤零郎《長居青春酔夢歌》が2009年山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波部門、金稔万《釜の住民票を返せ》が2011年山形国際ドキュメンタリー映画祭ニュードックスジャパン部門などで上映され好評を博す。中崎町のスペースを西成区釜ヶ崎に移し劇映画を企画している、現在では珍しい若手ドキュメンタリー制作集団。(zine『砂漠』vol.3にNDSメンバー達のロングインタビュー掲載予定。乞うご期待!)今回は他のNDS作品は、傑作なのですが残念ながら上映致しません。(佐藤零郎《長居青春酔夢歌》63m/中村葉子《空っ風~千里開発・RCの陰謀~》90m)ちなみに主催RLLは、布川徹郎と盟友であり幾つかの映画で制作も果たしている平岡正明から、晩年に教えを受けたというNDSと相似形の体験をしている。



都市論の現在形のために ― 戦術、築層、メトロポリス ―

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高祖岩三郎さん+co-op/tってことは、『死にゆく都市、回帰する巷』(以文社)の組み合わせ。
中身は高祖岩さんでカバーグラフィックはco-op/t。
そして装丁はintellipunk(RLL)に写真はユウジ・アゲマツさんなんだな。
kaikisuruchimata http://www.rll.jp/hood/text/intellipunk/20100913122909.php


「都市論の現在形のために ― 戦術、築層、メトロポリス ―」
http://cp.rikkyo.ac.jp/news/news_fc_2.php?id=130
 いまだ記憶に新しいウォール街占拠に見られるように、“occupation(占拠)”は、今日の社会運動の中心的な戦術となっている。この“occupation(占拠)”を都市空間論的に捉え返し、都市における集合的表象と集合的身体の今日的な結合を分析している翻訳家・批評家の高祖岩三郎氏と、2名の若手建築家からなるユニット「co-op/t」、いずれもニューヨーク在住の3名をお招きして講演いただく。

【日時】 2012年8月26日(日)14:00~17:00
【場所】 新座キャンパス6号館 N636教室(ロフト2)
【講師】 高祖岩三郎氏(1955年生まれ、ニューヨーク在住)
     ラミア・ベンスーダ氏(モロッコ生まれ、ニューヨーク在住)
     エッサン・バンダイ氏(イラン生まれ、ニューヨーク在住)

内容 《プログラム概要》
14:00~15:30 講師3名によるプレゼンテーションおよびレクチャー
15:30~17:00 質疑応答および討論

【対象】 学生、教職員、一般 (申込み不要、入場無料)
【担当者】 田崎英明(司会、現代心理学部映像身体学科教授)
【問合わせ先】 現代心理学部事務室 TEL:048-471-7149


講師
高祖岩三郎氏(翻訳家・批評家)
1955年生まれ、ニューヨーク在住。1982年ニューヨーク大学芸術学部修士課程修了。柄谷行人氏の著書の英訳などの他に『ニューヨーク列伝―闘う世界民衆の都市空間』(青土社・2006)、『流体都市を構築せよ!―世界民衆都市ニューヨークの形成』(青土社・2007)など著書多数。
co-op/t(ラミア・ベンスーダ氏、エッサン・バンダイ氏)
ニューヨーク在住の2名の建築家からなるユニットで、建築家としてのキャリアの傍らGlobal Justice運動などに実践的、理論的に関与してきた。



大阪での講演はこちら:
http://urbanculture-osaka.tumblr.com/



カルチュラル・タイフーン+広島文化台風

今週末14日15日は、今年もやってきました文化研究の祭典カルチュラル・タイフーン!

RLLは、ある意味でカルチュラル・スタディーズから生まれた活動ともいえます。文化研究と文化実践の混じり合うなんだかよくわからない僕ら活動は、このカルチュラル・スタディーズの呪われた部分を表象するプロジェクトなのだと我々のIndependent Cultural Jammers(アカデミズムから独立した文化的攪乱者)という肩書きは物語ります。2006年下北沢で上野俊哉さんのセレクトでパネル「文化研究/文化政治の呪われた部分;エクスプレスウェイ(自動車専用道路)に抗して、表現的アクションのために」で発表して以来(かの肩書きは、そんとき付けられた!)、カルチュラル・スタディーズの外延を走り続け、研究からの逃走をしてきた幾数年ですわ。先端や前衛や切っ先に居るという自覚はないですが、退屈な研究をすればするほど文化そのものから乖離し、また参与観察を追求すればするほど学問ではなくなるという、カルチュラル・スタディーズの本質的な問題に、非研究者として文化研究のアカデミシャンに突っ込みを入れてきたつもりです(控えめに云ってそれは、09年の毛利嘉孝『ストリートの思想』、12年の五野井郁夫『「デモ」とは何か』で傍証されてはいないでしょうか?)。そしてその返報として研究者各位から911の僕への保釈金(求対カンパ)が奮発されたという理解であってますか? そういや09年のカルタイ打ち上げでホストみたいな五野井さんにはじめて逢って変な人だなーと注目し、昨年の神戸カルタイでウェルカムパーティーをRLL+横山純+五野井郁夫+鈴木慎一郎でやって、今年の状況にぴったしなデモの本で大活躍されているのが何かひとつの節目のような気もしてきますが、よく考えると彼は国際政治学者であって呪わしき文化研究者ではない! カルチュラル・タイフーンの10年の積み重ねの中から大きな成果が生まれると思ってはいますが、まだ著作として若手が台頭してきてはいないのかな?(カルタイ主催でも尽力されている田中東子さんの初単著『メディア文化とジェンダーの政治学―第三波フェミニズムの視点から』楽しみです!)期待してるぜ若手の文化好きアカデミシャンたち!



さて今年は、東琢磨フードジョッキー(食いしん坊万歳)とひろしま女性学研究所&シャリバリ(ダダオのグラフィティがやばい同じビル)が全面プロデュース?かどうかよくわかりませんが広島開催です! 昨年の311直後に山下陽光くんと広島に逃げた思い出の地ですね。RLLは外大・駒大・神戸・広島と4年連続の行商になります(仙台メディアテークにも行きゃよかった…)。会場は広島女学院大学ってじょしだい!
RLLは盟友山下陽光の「アトム書房」と同室505教室を高円寺部屋として居心地のいい空間を作る予定。いま必至でRLL広島カルタイzine作ってます。あと江畠香希監督作品「RLL MEGAPHONE PROJECT」「RLL 間宮の古本ハスリング!」「RLL ハーポのちまなこ接待」のRLL三部作もパソコンモニターで上映予定。
陽光くんのアトム書房はホントにヤバ面白いので、文化研究者も絶対に必見(ここでちらりとまとめられているが、研究はもっと進んでいる!)。ダダオ+高円寺組も遠征してくるし相当楽しみです。
そんで、江畠監督の映画『カレが捕まっちゃった』 ‘My Boyfriend was Arrested!’ も14日10時、15日13:30に人文館303号教室上映予定。高円寺部屋でトークもやります。
同じブース枠に『カレが捕まっちゃった』を福岡で上映していただいたSHE SAYS distroさんや「!」という謎ブースもあり、西の文化人と交流も出来そうです。


カルチュラル・タイフーン+広島文化台風
http://cultural-typhoon.com/2012/
karutai2012
マジヤバな発表を軽く紹介↓
http://cultural-typhoon.com/2012/panel.html
Main Panel
軍都広島からチョッケツ東アジア
7月14日 (土) 15:30-17:00 401
パネリスト2 行友太郎 (シャリバリ地下大学)
応答歌 富田克也(空族) 相澤虎之助(空族) 権鉉基 Kwon Hyon Gi


Panel Session
6.【音楽と/のアクティビズム】Music of/and Activism
7月14日 (土) 15:30-17:00 402
Panelist 1 大野光明 「沖縄闘争」における「文化」の位置――竹中労の島唄論再考
Panelist 2 五野井郁夫 社会運動のサウンドトラックとは何か?:出発のリトルネロをめぐって
Chair 酒井隆史


↑これマルかぶりどうするよ…

↓オーガナイザー力が発揮されている、この雑多な感じがたまらん。

Group Works
原発避難者による広島
7月14日(土)13:30-15:00
Organiser 行友太郎 シャリバリ地下大学
Panelist 1 神原将 ライター、「原発引っ越し」著者 呉在住
Panelist 2 羽鳥智裕 前衛華道家、豊平在住
Panelist 3 大杉聖児 quizkid ベーシスト、福岡在住
Panelist 4 小柳津まさこ SHE SAYS distro、福岡在住
Panelist 5 崔真碩 広島大学教員、東広島市で学校給食の放射能汚染問題に取り組んでいる
Panelist 6 山戸明子 祝島出身

原子力事故後を考える ― 計測運動、フェミニズム、テクノロジー
7月14日(土)15:30-17:00
Organiser 松本麻里 No nukes more feminism network
Panelist 1 水島希 東京大学 情報学環
Panelist 2 森元斎 日本学術振興会
Panelist 3 矢部史郎 未来につなげる東海ネット市民測定所

パイレーツ・ダイアローグ4:テクノ海賊、あるいは海賊のテクノロジーについて
7月14日(土)15:30-17:00
Organiser 小笠原博毅 神戸大学大学院国際文化学研究科
Panelist 1 塚原東吾 神戸大学大学院国際文化学研究科
Panelist 2 太田淳 広島大学大学院文学研究科
Panelist 3 栢木清吾 神戸大学大学院総合人間科学研究科博士課程

空族と魯迅
7月15日(日)13:30-15:00
Organiser 行友太郎 シャリバリ地下大学中国文芸研究会
発言  中国文芸研究会 シャリバリ地下大学
応答 富田克也 空族 相澤虎之助 空族
議論 会場全員


karuta_i2012
あ、最後に『年鑑カルチュラル・スタディーズ』のフライヤー作りました。当日主催者が配る予定です。
ARCS1 ARCS2



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