Wearable Ideas RLL
ドゥルーズ・知覚・身体
おもしろそうなシンポジウムなので行こうかな。
廣瀬純、佐々木中ほか、みなさん面白そうな方々がドゥルーズで話される!
ひろじゅん、タイトル未定。そういやビブリオテックの連続講座 「Ainsi s’insurgent les amoureux(こうして恋人たちは蜂起する)」がドゥルーズ哲学についてだったな。もの凄く面白くって「おお、なんたるサイケデリア。」ってのまで書いた位にして。
立教大学心理芸術人文学研究所主催シンポジウム
「ドゥルーズ・知覚・身体」12月22日(土)立教大学新座キャンパスにて開催
立教大学心理芸術人文学研究所(埼玉県新座市、所長:宇野邦一)は、12月22日(土)13時30分より、新座キャンパス6号館3階 N636教室にて、シンポジウム「ドゥルーズ・知覚・身体」を開催します。
哲学者ジル・ドゥルーズ(1925-1995)は、数々の著書の中で、行動的図式に収拾されない潜在的な知覚・身体の在り方を問題化・概念化してきました。精神科医フェリックス・ガタリとの共著にもしばしば表れる「器官なき身体」をめぐる身体論もまた同じ問題系の中にあり、現代社会に生きる身体の状況と、それに敏感に反応する芸術表現を考える上で、多くの貴重な示唆を残しました。このような問題系において、改めてドゥルーズを解読し、これを起点として、身体、知覚、芸術表現を新たな文脈で再考します。
■日時:2012年12月22日(土)13:30~19:00
■場所:立教大学新座キャンパス 6号館3階 N636教室(ロフト2)
(住所:埼玉県新座市北野1-2-26)
■参加費:無料、申込不要
■定 員:178名
■プログラム
13:30-14:00 問題提起/宇野邦一
●第1部(司会:堀千晶)
14:00-14:30 報告/松本潤一郎:また消えるために――幾つもの召命
14:30-15:00 報告/江川隆男:器官なき身体と超越的感性について
15:00-15:30 質疑応答
15:30-15:45 休憩
●第2部(司会:松本潤一郎)
15:45-16:15 報告/廣瀬純:タイトル未定
16:15-16:45 報告/堀千晶:無知の砂漠――皮膚・補綴・ダンス
16:45-17:15 報告/佐々木中:ジル・ドゥルーズにおける身体と政治 ――その美的決定(ドグマティック)
17:15-17:45 質疑応答
17:45-18:00 休憩
●第3部(司会:宇野邦一)
18:00-19:00 質疑応答
■講師略歴:
廣瀬純 氏(龍谷大学経営学部経営学科准教授)
1971年生まれ。著書に「シネ・キャピタル」(洛北出版・2009年)「蜂起とともに愛がはじまる―思想/政治のための32章」(河出書房新社・2012年)、訳書に「未来派左翼」アントニオ・ネグリ著(NHKブックス・2008年)がある。
江川隆男 氏(哲学者、首都大学東京 都市教養学部助教)
1958年生まれ。著書に「存在と差異―ドゥルーズの超越論的経験論」(知泉書館・2003年)、「死の哲学」(河出書房新社・2005年)、訳書に「ニーチェと哲学 ジル・ドゥルーズ」(河出文庫・2008年)がある。2013年2月に新刊の出版予定。
佐々木中 氏(法政大学非常勤講師)
1973年生まれ。主な著作に「定本 夜戦と永遠」上・下(改訂増補 文庫版、河出書房新社・2011年)、「切りとれ、あの祈る手を」(河出書房新社・2010年)がある。
松本潤一郎 氏(立教大学兼任講師)
1974年生まれ。共著に「ドゥルーズ―生成変化のサブマリン(哲学の現代を読む2)」(白水社・2005年)、ドゥルーズ関連の寄稿論集に「ドゥルーズ/ガタリの現在」(平凡社・2008年)、「ドゥルーズ 千の文学」(せりか書房・2011年)等、訳著に「ドゥルーズと創造の哲学 この世界を抜け出て」ピーター・ホルワード著(青土社・2010年)等がある。
堀千晶 氏(早稲田大学非常勤講師)
1981年生まれ。共著に「ドゥルーズ キーワード89」(せりか書房・2008年)、「ドゥルーズ 千の文学」(せりか書房・2011年)がある。訳書「欺瞞について」セルジュ・マルジェル著(水声社)が近刊予定。
■司会:宇野邦一(立教大学心理芸術人文学研究所長、現代心理学部映像身体学科教授)
■主催:立教大学心理芸術人文学研究所
■共催:立教大学現代心理学部
そういやさいきん、行ったシンポや発表会↓は全部アタリだったのだ!
「政治とアートとまちづくり エリック・ライル 堀田真紀子と対話する」「危機とコモンズ:フクシマ以後の予示的政治」「書くことのアナーキズム -歴史・蜂起・『通天閣』-」「世界文学におけるオムニフォンの諸相」
なんだろ、この遊び方。ぶちょうはこれをアカデミシャン・スタディーズと名付けてたな。
アカデミシャンではないので、興味本位で中途半端な知的好奇心で物見遊山で行けるので、愉しい趣味なんだなー
年末年始はもう少し本を読みたいね
- Intellipunk
- By intellipunk / Dec 21, 2012 7:46 pm
嫉妬する、グラフィック。
Thanks for downloading the Occupy George template kit.
PRINTING AT HOME (RECCOMENDED)
Just open a pdf of your choosing and follow the instructions to print with your computer printer.
RUBBER STAMPS
You can take the included eps files to any company that produces custom rubbers stamps and they will be able to produce a true-to-size stamp for making infographics on dollar bills.
If you google search “custom rubber stamps” that will lead you to places that you can then made. For size, you’ll want a 6″ x 2.5″ stamp.
INSPIRATIONAL QUOTE
“This country belongs to the people and whenever they shall grow weary of their government they can exercise their constitutional right to amend it, or revolutionary right to dismember it or overthrow it. – Abraham Lincoln”
Keep at it!
+The 99%
FAQ
Q: If I send you money, can you stamp it for me?
A: While we’d love to be able to provide everyone in America with these stamped dollars, we both have jobs and limited time. We strongly recommend printing these yourself via a computer printer or ordering a rubber stamp online using our templates. We really like the idea of non-hierarchy in social movements
嫉妬する、グラフィック。その1
表現形態が平面(グラフィック)でありがながら
機能として立体的な社会性を自律的に持つ。
資本主義の流通の中で、それへの攻撃を与える、希有な効果。
OWS絡みは非常に豊かな表現が多いが、グラフィック的にはこれが最高だ。
嫉妬する、グラフィック。その2
消火器での有名メゾン攻撃が過激すぎ!
ヴァンダリズムがオシャレにも見える個性のKIDULT
BOMBすらもTシャツ化というのはよくあるけど、
コンセプトとアクションと商品化の組み合わせ方が見事。
これはの自作プラカード。
一連の表現を拝金主義資本主義へ向ける「MONEY IS NOT OUR GOD」というメッセージ
OWSともリンクして運動もちゃんとやるぜ、というところか。
http://kidultone.com
- Intellipunk
- By intellipunk / Dec 19, 2012 1:53 am
ジェレミーのすべてvol.1
ジェレミーのすべて vol. 1
Original 歌/Original 映像/Original 対談
☆昔の英語の歌
☆今年出来た日本語の歌、何曲か
☆ハーポ部長:映画と人生の対談(日本に興味を持ったきっかく初発表)
☆他
Hinichi:12月2日(日)
Jikan:昼の3時から
Okane:¥500
Basho:高円寺素人の乱12号店で
ジェレミーのすべては一期一会なので、できれば動画と録音をとって欲しくない。別に怒らないけど。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「ジェレミーのすべて」たのしみすぎる。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=rfAeDCTk9Ts[/youtube]
ジェレミー主催のイベントは「う」以来2年ぶりだね。
ジェレミーは馬橋映画祭のすっちーと主催とか、YouTubeの「友よ」動画がいちばん有名だけど、もっといろいろあるんですね、多才。
イベントじゃ、ハーポ部長監督、ジェレミー・ハーレイ主演の幻の名作『Japanese Mic Culture』が観ることが出来るかもしれない。ハーポさんが「今年のロングホットサマーを席巻したストリートマイクカルチャーについての30分程度の考察映像。今回の映画祭出品作の序章。映像人類学、文化研究の最前線がここにあります!(嘘) 」って以前書いていて、面白いと思います。完成品は観てないんだけど、アクタージェレミーの姿はひきこまれた!
- Action
- By intellipunk / Nov 22, 2012 10:14 pm
海賊党研究会 第一回:海賊のジレンマ読書会
先日のドミューンに触発されて開催します。読書の秋!
6月に開催した「NO ACTA研究会:ネット動画を通して海賊党ムーブメントを知る!!!」に続き、「海賊党研究会」を始動します!
第1回目は『海賊のジレンマ』(マット・メイソン著)の読書会です。
本書は、海賊党はもちろん、ユース・カルチャーの新しい価値観と挑戦、DIYの智慧、自由な創造性に焦点をあてた、これからのカウンターカルチャー必読書。ソフトウェア、音楽、ゲーム、広告、ファッション、映画、デザイン……多くの産業に影響を与え、著作権侵害や、「違法行為のグレーゾーン」を拡張して進化し続ける海賊たちは、いかにして新しい資本主義をつくったのかが、豊富な事例とともに紹介されています。
ゲストに、翻訳メンバー玉川千恵子さん、装丁を担当されたintellipunkさんをお迎えし、本書を読み解くポイントや、掲載しきれなかったエピソードなどについてお聞きします。既存のメディア形式を操り、オープン&リミックスさせる海賊の戦略で、社会に変化をつくり出す! そんな情報共有と交流の場にしたいと思います。
「海賊のジレンマ」をあらかじめ読んで持参していただくのが理想ですが、当日は簡単なレジュメも用意するので、未読だけど興味はあるよ!という方もお気軽にご参加下さい。(文:ひげビジョン)
海賊党研究会 第一回:『海賊のジレンマ』読書会
日時:2012年10月21日(日)18:00~
場所:気流舎
会費:無料(ドリンクオーダー、投げ銭)
ゲスト:
玉川千絵子氏(5th element)
intellipunk氏(RLL)
主催:海賊党研究会
★内容に関連する資料や本の紹介も歓迎です!
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=FbTQPAhI9zQ[/youtube]
↑このViceの海賊放送ドキュメンタリー番組の進行役が著者のマット・メイソンですよ~
エピソード満載の必読書!
参考リンク:
http://www.filmart.co.jp/cat138/311_3.php
http://thepiratesdilemma.com/
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-1055.html
http://archive.wiredvision.co.jp/blog/yomoyomo/200910/200910141420.html
- Action
- By intellipunk / Oct 20, 2012 11:56 am
10/20(土)六角橋商店街ドッキリやみ市場、一箱古本市に参加
六角橋商店街ドッキリやみ市場
日時:10月20日(土)一箱古本市 20時〜22時
場所:六角橋商店街ふれあい通り
白楽駅六角橋商店街の貸本・古本&タイ古式マッサージ屋「猫企画」さんに誘われて、六角橋商店街ドッキリやみ市場「一箱古本市」に参加します。RLLメンバーのレア古本の他に「着る思想」Tシャツ(本扱い)を放出予定。
RLLとも深い関係にある下北沢の対抗文化専門古書店「気流舎」も一箱古本市に参加します。意識の変容を促す本を中心にセレクト予定。
他の出店者に、野宿野郎、恋と童貞、ベンチウォーマーズ、ストリートワイズ、元黄金町試聴室永山店長、小暮秀夫(音楽ライター)、古本ツアーインジャパン、リケット玲(OKAN DO-ZINE)、たけうま書房など、個性的過ぎる37組が参加。そして猫企画前ではプリミ恥部の宇宙マッサージあり。これはそうとうなカオス企画!
「本を媒介とした楽しい交換/交歓ができればと思います。テキヤ力を出して頑張ります」とはハーポ部長の弁。
「ドッキリヤミ市場は、地域の活性化を目的に1998年にスタートした同商店街の代表行事。現在は、毎年4月、5月、6月、7月、9月、10月の第3土曜に開催。開催時間は20時~22時で、毎回2,000~3,000人を集客している。会場は、店舗の閉店後の仲見世通りの長さ約300メートルのストリート全体を広場として活用。路上ライブなどのパフォーマンスも行われる。」
(「神奈川みんなの経済新聞ネットワーク」10月16日(火)16時5分配信より)
「一箱古本市」だけでも充分に濃いのにライブ企画もすごい。フェスタデノーチェ(フラメンコ)、トライバルキューブ(ベリーダンス)、chan-mika(レゲエ)のほか、ダンスグループ、ミュージシャンあわせて10組が参加予定。
なんと、18時30分からは「ストリート結婚式」というのがあるらしい。新郎新婦がブラスバンドに導かれて、仲見世通りを歩くという。ふるまい酒もあるらしく、他人の幸せには便乗するに限る!
「カオスは決して滅びてはいない。原始の未だ刻まれていない岩塊、唯一尊敬すべき怪物、緩慢でのびのびとしていて、(バビロン以前の影にも似た)あらゆる神話よりも紫外線を多く発しているこの最も初めで未分化の存在の一者性は、未だにアサッシン派の黒色三角長旗のような静穏をまき散らし、でたらめで、そして永久に酩酊しているのだ。」ハキム・ベイ「カオス」
- Action
- By harpobucho / Oct 17, 2012 4:14 pm
世界中でグローバルノイズ!
10月13日は世界連帯行動、その名もグローバルノイズ!
http://www.globalnoise.net/
グローバルノイズって何って人は下記↓を読むとわかるかも。
グローバルノイズについて
日本語で鍋叩き、きどってフランス語風にはキャセロール、中世からの伝統ではシャリヴァリ、今世紀の本場アルゼンチンだとカセロラソ。
とにかく不満は皆で台所にある物を持って路上に出て叩き鳴らそうじゃない!
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=zIIH9RMZe2c[/youtube]
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=mcfpxstkSBE[/youtube]
■10・13IMF・世界銀行東京総会に反対するデモ
IMF・世界銀行による経済支配はもうたくさんだ!
IMF・世界銀行は1%の金持ち (グローバル金融資本)の代理人!
http://globalnoisetokyo.blogspot.jp/2012/10/i.html
http://orenrakukai.tumblr.com/
「10月9日から14日まで東京国際フォーラム他で、国際通貨基金(IMF)の年次総会が開かれる。私たちの生存を脅かす「原発はいらない!」「米軍基地もいらない!」という人たちは、ともに「IMF・世銀はいらない」という声を挙げよう。」
[日時]2012年10月13日(土)12:00集合/12:30出発
[場所]水谷橋公園(東京都中央区銀座1-12-6
[呼びかけ]「持たざる者」の国際連帯行動
[主催]10・13IMF・世界銀行東京総会に反対するデモ実行委員会
●オキュパイ運動連絡会(OccupyTokyo)
http://orenrakukai.tumblr.com/
Twitter:@OccupyTokyoJp
- Intellipunk
- By intellipunk / Oct 09, 2012 2:36 am
ライターズ・フォー・ザ・99% 『ウォール街を占拠せよ』大月書店
装幀しました。発売直後です!
Occupy Wall Streetも9/17に一周年で復活!
らしくないデザインですが、いかがでしょうか?
写真がたくさん入った、わくわくする感じに仕上がってます。
↓上がオビで「民主主義を見よ。」99%の字はウォール街の壁に投射したもの。
『ウォール街を占拠せよ はじまりの物語』
ライターズ・フォー・ザ・99% 著
芦原省一 訳
高祖岩三郎 解説
大月書店
四六判 272ページ ISBN 9784272330782
世界各地の蜂起に呼応し、資本主義の中枢を震撼させた「占拠(オキュパイ)」運動。新たな民主主義のあり方を創造し、さらに展開する運動の担い手自身が語り記したインサイド・ストーリー。
たぶん絶対に今までとは違ったアメリカが観えてくる本です。新しいアメリカ、新しいNYを発見してください。
背の「反核」の写真は素人の乱の松本くんたちがOWSに参上して、ズコッティパークのテントに掲げたプラカード。
たくさんの掲載写真から、そして新鮮な言葉から、ムーブメントの息吹を感じてください!
- Intellipunk
- By intellipunk / Sep 28, 2012 4:35 am
『来たるべき蜂起』翻訳委員会+ティクーン『反-装置論』以文社
装幀しました。
蒼と蛍光ピンクのコントラストに群鳥が飛翔してます。
ティクーンの世界はきっとこんな装置に捕われない飛ぶ鳥なのかな、と。
廣瀬純さんの『シネキャピタル』にもインスパイアされたね。
『反-装置論』
『来たるべき蜂起』翻訳委員会+ティクーン 著
以文社
四六判 184ページ ISBN 978-4-7531-0303-4 C0010
アラブ革命、日本の3・11後の状況、イギリス暴動、ニューヨークのウォール街デモからオキュパイ運動への発展など、いま世界は確実に争乱期を迎えつつある。これらの動きの基底にあるものこそが「反―装置」的思考である。
特別収録対談・廣瀬純+白石嘉治
- Intellipunk
- By intellipunk / Sep 28, 2012 4:10 am
マット・メイソン『海賊のジレンマ』フィルムアート社
装幀しました。
先日9/26にdommuneで出版記念放送をしました『海賊のジレンマ』は7月に出ています。
『海賊のジレンマ ユースカルチャーがいかにして資本主義を作ったか』
マット・メイソン 著
玉川千絵子、八田真行、鈴木沓子、鳴戸麻子 訳
フィルムアート社
四六判/424頁/定価 2,600円+税/ISBN 978-4-8459-1288-9
既成概念を揺さぶれ!
アイデアを凝らした自由な精神で神出鬼没に跳梁する、イノベーションの主役=“海賊”たちの物語。
かっちょいいタグを描いてくれたのはzestくん、ほんとにありがとう!
白黒のシンプルな色を使いつつ、いまどきの「海賊」の世界観をアイコン風にちりばめました。
上がオビを外したので、下は色校。
没になった色んなマーク、例えばWTOにwikipedia、RIAA(全米レコード協会)にFBIなどが実はありました。
- Intellipunk
- By intellipunk / Sep 28, 2012 3:52 am
NDS東京上映会!
NDS東京上映会2012
このたび縁あってRLLが映画の上映会を開催します!
あんまり都内では観られないので、是非この機会にご鑑賞ください!!
ドキュメンタリー・ドリームショー 山形in東京2012「《釜の住民票を返せ》&NDUと布川徹郎の熱い眼差し」公開記念!
NDS東京上映会2012
ドキュメンタリー・ドリームショー山形in東京2012にて、「NDUと布川徹郎の熱い眼差し」と題して、滅多に観られない布川徹郎とNDU(日本ドキュメンタリスト・ユニオン)の作品が連続上映、そして晩年の布川徹郎と共にドキュメンタリーを制作してきた、NDS(中崎町ドキュメンタリー・スペース)の金稔万《釜の住民票を返せ!2011》も上映される。これは快挙だ!!!
それならば一緒に東京公開記念で残りのNDSメンバー達のドキュメンタリーも観てしまえ! おまけに上京した金稔万に解説までさせてしまえ! ポレポレ東中野でNDU作品上映(21時から)の前の時間に、ふたつ駅隣の高円寺素人の乱12号店でNDU作品を上映(19時から)してしまえ! さあ今を映すNDSを観てから伝説のNDUを観よう!
【会場】素人の乱12号店
〒166-0002東京都杉並区高円寺北3-8-12フデノビル2F奥の部屋(北中通り沿い斉藤電気店向かい)
JR中央線高円寺駅下車徒歩7分 http://12gouten.shirouto.org
【代金】3本セット1000円/1本500円
【主催】RLL(www.rll.jp/info@rll.jp)
【協力】NDS、馬橋映画祭、高円寺活動寫眞研究會
9/14(FRI)19:30-19:50(ポレポレ東中野で、前の時間17:00-18:22《長居テント村に大輪の舞台が立った!》 その後21:30-22:40《ニッポン劇場 海を方法とした映像を!》をご鑑賞推奨)
佐藤零郎・中村葉子・布川徹郎《緊急報告釜暴動》
2008/カラー/DV/17m
撮影・編集・監督:佐藤零郎・中村葉子・布川徹郎
2008年6月の釜暴動の緊急報告映像をまとめた未公開ショートフィルムを独占公開。金稔万監督の解説もあります。
9/15(SAT)19:00-20:00 (その後ポレポレ東中野で、21:00- 《タックルセー 国体解体のためのプロローグ》+《倭奴(イエノム)へ 在韓被爆者 無告の二十六年》をご鑑賞推奨)
梶井洋志《遺言なき自死からのメッセージ》
2010/カラー/DV/50m
監督:梶井洋志
撮影:北里伊都子、原口宅史、佐藤零郎
録音:小川英子、高部なおこ
—編集過程より— 今から約8年前の冬のある朝、僕は父が長く仕事を休んでたことなどで口論になり、そのまま家を出た。その時はその口論が最後の会話になろうとは思いもよらなかった。それから間もなく父は自ら命を断った。自責の念、父への恨み、いつか自分も自ら命を絶ってしまうのではないかという恐怖…最後に残った何故? という思い。年間3万人以上の人が自殺する状況のなか、このほとんど絶望的な問いの、答えと呼びうるほんのひと欠片でもよいから掴みたいと思った。一人の女性の自死をその遺族を通して描こうと、僕はカメラを回し自分の思いを彼らに投影しようとする。しかし、自ら命を断ったひとへの思いの違いに加えて、その女性がどのような状況の中を生きてきたのかすら誰にも分からないのだということに気付かされる。掴もうとすればする程不確かになっていく、自殺の理由…自分の父に限ってはその全体像を把握していたような錯覚…振り返ると僕はほとんど父のことを思い出せない。そもそも彼はどんな声で喋り、どんな風に笑うのか。一人の人間が生きた軌跡をたどろうとする時、他者である僕のなんと無力なことだろう。そして僕は押し入れの中から父が撮った一つのビデオテープを見つけた。その中では20年前の僕が、カメラに向かって笑っている…(2010/3/14)
9/16(SUN)19:00-20:15 (その後ポレポレ東中野で、21:00- 《アジアはひとつ》をご鑑賞推奨)
張領太 《中村のイヤギ》 2009年度ヒロシマ平和映画祭招待作品
2008/カラー/DV/72m
製作総指揮:原一男
撮影協力:佐藤零郎、金稔万
撮影・編集・監督:張領太
そこは日本の朝鮮植民地支配下で空港の建設・拡張工事に従事した朝鮮人達の飯場跡を起源としていた。2005年末、地区の移転を知った〈同じ在日朝鮮人である〉私は、移転間際の中村で住民の思いをカメラでおさめていこうと試みた。本作は原一男監督が講師を務めた「ドキュメンタリーする快楽」(大阪朝日カルチャーセンター)の講座作品。中村が移転することを知った時、初めは住民の昔話・思い出話などを、後世に面白可笑しく残せれば良いなという位に考えていた。しかし途中で、中村の状況は、ただ「朝鮮部落」が無くなるというだけでなく、現在の在日朝鮮人が置かれている状況の縮図を表しているのではないかと思った。当然のことながら在日朝鮮人なるもの達も、同一の考え方や生きかたをしているはずも無く、一人一人が様々な思いや葛藤の鹿田で人生を生きている。私は、中村地区の移転という出来事を通して、在日朝鮮人「内部」の状況、そして日本社会との関係など、在日朝鮮人の現在を描きたいと思った。そこにおいては私自身も「3世」として映り込んでいると思う。撮影中も一人また一人と住民が亡くなっていった。急がなければ歴史が亡くなってしまう。そんな思いの中。突然目の前で唄われた歴史の詩を、私は聴き取ることが出来なかったのだ。「歴史と繋がれていない」そのことは、現在の在日朝鮮人が置かれている状況であると供に、実は日本人が置かれている状況でもあるのではないかと思います。
ただ今張領太監督は、ハナフィルム名義で健一自然農園を撮影した新作を2013年公開を目指して編集中です。
NDS(中崎町ドキュメンタリー・スペース)
映画監督 原一男による講座「ドキュメンタリーする快楽(大阪朝日カルチャーセンター)」(2006年春~2007春)の受講生らが、大阪市北区中崎町のビルの一室に集い、それぞれの作品の完成を目指して互いに批評・研鑽する場が生まれ、次第にNDSと呼ぶようになる。長居公園の強制執行や千里ニュータウン建替え問題にともなう強制執行といった、生存の場所を奪われる瞬間を記録し続け、また可視化されることのなかった人々の姿にカメラを回す。また現場でNDUの中心であった布川徹郎と出会いその薫陶を受ける。(NDUもまた、1970年代学生運動の現場から現れ、沖縄からアジアへと渡り流浪する人々など、生存の場を奪われようとする者、奪われた事実すらなかったことにしようとされる者たちの姿を撮り続けていた。)そこから生まれた作品は、張領太《中村のイヤギ》が 2009年広島映画祭、佐藤零郎《長居青春酔夢歌》が2009年山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波部門、金稔万《釜の住民票を返せ》が2011年山形国際ドキュメンタリー映画祭ニュードックスジャパン部門などで上映され好評を博す。中崎町のスペースを西成区釜ヶ崎に移し劇映画を企画している、現在では珍しい若手ドキュメンタリー制作集団。(zine『砂漠』vol.3にNDSメンバー達のロングインタビュー掲載予定。乞うご期待!)今回は他のNDS作品は、傑作なのですが残念ながら上映致しません。(佐藤零郎《長居青春酔夢歌》63m/中村葉子《空っ風~千里開発・RCの陰謀~》90m)ちなみに主催RLLは、布川徹郎と盟友であり幾つかの映画で制作も果たしている平岡正明から、晩年に教えを受けたというNDSと相似形の体験をしている。
- Action
- By intellipunk / Aug 23, 2012 5:19 pm
- Search
- CJharpo Movie
-
2010.2.27 反新宿署!高円寺路上大パーティざまあみろデモ 【予告編】-
覚せい剤撲滅プロパガンダ 東映編 -
2006/9/16 家賃をタダにしろ!中野→高円寺一揆!予告編
家賃廃止要求デモ!
- Favorite
-