Wearable Ideas RLL
Evil Moisture exhibition
Evil Moisture(エビル・モイスチャー)exhibition
4/13(月) 20:00~22:00 オープニングレセプション
DJ:Andy Bolus(Evil Moisture)
会場:素人の乱12号店
Evil Moisture http://www.evilmoisture.tk/
with
五木田智央
小林亮平
箕浦建太郎
- HarpoBucho
- By harpobucho / Apr 13, 2009 12:58 am
金坂健二写真展「I shot America」を見に行こう!!!
原宿のTOKYO HIPSTER CLUBで金坂健二氏の写真展が開催中
http://www.tokyohipstersclub.com/html/exhibition/
以前から下記のブログで知ってから見たくて見たくてしょうがなかった、幻の金坂健二の写真が、たまたま、昨日、おじゃましたスペクテーター編集部で写真展のフライヤーを渡されて、目下開催中だということを知って、そのきっかけがこれまた持参したジェリー・ルービンの「DO IT!」(金坂健二解説)だったってのもあって、これはもう絶対行かないと!!って気合入りまくってる写真展の内容はどんなものかと言えば…もう、すんごい人名だらけでよだれでまくりなんすよ、ほら。
金田善裕の日記
http://plaza.rakuten.co.jp/gekiyasu001/diary/200707300000/
>僕たち3人は二階の金坂さんの実質的な住居となっていた部屋に案内された。そこで僕たちは膨大な量の写真を見せられることになる。まず、映画パンサーの公開と同時に写真展が行われたブラック・パンサー関係のもの。驚いたことにボビー・シール、ヒューイ・ニュートン、エルドリッジ・クリバー、その妻のキャサリン・クリバーなどの写真が出てくる。これだけブラック・パンサーについて撮っていた男はいないだろう。思い当たるとすれば吉田ルイ子さんぐらいだという話になった記憶がある。ボビー・シールと並ぶ、ブラック・パンサーの指導者の一人ヒューイ・ニュートンが逮捕され、出所するとき出迎えに行ったのはトム・ヘイドンと金坂さんだけだったという。
http://plaza.rakuten.co.jp/gekiyasu001/diary/200707310000/
ブラックパンサーに続いてでてきた写真が、アレン・ギンズバーグものだった。ギンズバーグがニューヨークの自分のアパートで食事をしている写真だ。ネガを探して焼き増しをすれば、そういう写真がたくさん出てくるだろうと話を向けると、いやそんなには撮ってないという返事が返ってきた。まだフィルム代も現像代も高かった時代なのだ。金坂さんは「アメリカを撮る」という本まで出しているが、実際自分で現像したことがないという。焼きは、必ずだれかがやってくれるものなのだ。また、英語ができるのでタイプも得意なのでしょうというと、タイプはすべて女房にやってもらっていたという。なのでタイプはできないというのだ。ギンズバーグの写真はロバート・フランクとこれから旅に出るという二人で荷物を車に積み込んでいる写真が印象的だった。大きな集会で、ギンズバーグが朗唱している写真もあった。
ほかにもアンディー・ウォーホルの写真から始まり、とりわけ印象的だったのが路上で撮ったパティ・スミスの写真だった。パティ・スミスは50年代はビートと呼ばれ、60年代はヒッピーと呼ばれ、70年代はパンクと呼ばれると、自分のことを話していたと金坂さんは語っていた。親しい友人なのだ。一枚だけノーマン・メイラーの写真もあった。ジャック・ニコルソンの写真もあって、リチャード・ニクソンの対立候補として立候補した70年代の民主党の大統領候補マクガハンの支援のためにロサンゼルスの大きな弁護士宅に大勢が集まっていた時期があってその時にジャックニコルソンがやってきたのだ。この弁護士宅のパーティーにはいろんなエピソードがあって、空港かどこかの、大きな公共の施設から気に入った絵をみんなで持ってきてしまい、一日飾って、翌日に戻しにいったというエピソードを話していただいた。ようするにハンター・トンプソンのような「ラスベガスをぶっ飛ばせ」状態だったのである。
ニューヨークに長く住んでいた実験映画監督ジャック・スミスの自宅の風景もまた印象に残るものだった。ジャック・スミスの自宅アパートの屋上はマリファナの菜園があった。ほかにも写真は、ミュージシャンではグレイトフル・デッド、デボラ・ハリー、ソニー・ロリンズ、スライ・ストーン、マイルス・デービス、サン・ラ、エルビス・プレスリーなどなど。詩人ではシティ・ライツ・ブックスの店主でもあるローレンス・ファーレンゲティ、実験映画の世界で広く名を知られる映画監督ケネス・アンガー。当時からカリスマ的人気を誇っていたという黒人指導者ジェシー・ジャクソン。しかし金坂さんには今のジェシー・ジャクソンの活躍ぶりは予測できなかったという。マルセル・デュシャンの写真は名古屋現代美術館のキュレーターが国際的な版権と配給権を持ちたいという意向があって、手元にはなかった。すべてが60年代、70年代の写真だった。ほとんどは金坂さんの友人で、そういった人物たちと交流する中で写真を撮りためていたのだ。また、シャロン・テート殺害事件を起こしたカルトの草分けチャールズ・マンソン・ファミリーも取材して歩いたようで、言外に、そのまま取材を続けていたら仲間になっていたかもしれないという話もしていた。
PS ちなみに上記のブログでも触れられていた美術手帖の「そして、いま恍惚革命」特集はヴィジュアルがいい!ので、写真をUP!この頃の美術手帖は中平卓馬と赤瀬川源平のシリーズもすごく面白い!
http://f.hatena.ne.jp/ziprocker/20090407231731
http://f.hatena.ne.jp/ziprocker/20090407231857
- ∞+∞=∞
- By ∞+∞=∞ / Apr 08, 2009 11:38 pm
ヘーヒルズ族の日々
桜満開、公園で平日昼間からラジカセで音出しながら、ワイン飲んでたら、自分が貴族のような気がしてくるから不思議だ。平日昼間の河原者的貴族、誰がいったかヘーヒルズ族。オフィス労働者のときに比べると、遥かに優雅で贅沢な時間を過ごしているなあ。思い立って「こだまや」のインドカリーを食べに九十九里浜までドライブしたり。
オフィス労働のストレスは主にコミュニケーションだ。日々、空気を読みながら言葉を発することを余儀なくされる。会話は内容の充実ではなく、形式の洗練さが求められる。企業は採用時にやたらコミュニケーション・スキルの高さを求めてくるが、それはコミュニケーションが優秀な管理ツールだからだ。不機嫌な職場はゴメンだが、ご機嫌な職場も善意に満ちているだけに、たちが悪い。自分がまたその世界に戻るために活動中なのが不思議だ。人間は懲りないなあ。
今日、ハローワークでラブホテルのフロント業務の求人を見つけた。3日に1回の出勤で月給はフルタイム並み。毎回働くと2連休と考えると、毎日が金曜日だ。それも考えものだな。だが、観察者にとってラブホは退屈しない職場であることは間違いない。それに『さらば青春の光』のスティングみたいでバビロンワークとしてのホテルマンには妙な憧れがあるものだ。
と、最近は「労働」のことを常に考えながら、遊んでいるわけだが、春風のラブステージで「働くおっさん劇場」の野見さんが踊っているのをみたときは目を疑った。アシッド感のある親父だと思ってたらやはりそうか。
働くおっさん劇場第1回野見隆明48歳自己紹介
“>
思わず労働の相談をしたい衝動に駆られたが、ギャルグループに発見され、握手やらハグやらでマレビト的な歓迎を受けて喜んでいる野見さんの姿を見たら、彼の仕事を邪魔してはいけないと思ったのだった。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Apr 07, 2009 12:01 am
一周年としてリリースしました!
http://www.rll.jp/hood/tee/rll38_antonio_negri
幻のネグリ来日記念Tシャツが一周年としてサイトから購入可能になりました!
現代思想を嗜む方は老若男女問わずマストアイテムです!!
- Intellipunk
- By intellipunk / Mar 31, 2009 11:17 pm
4/2 ハーポプロ花見
ハーポ・プロダクション主催による「河原者文化研究会」お花見を善福寺川沿いにある和田堀池周辺で開催します。平日昼間からお酒が呑める逆特権階級たちが集い「しのぎ」や「加齢」などの人生の問題についてトークして知識を共有したり、しなかったり。まあ、フツーの花見なので暇な方はお気楽にご参加ください。
場所はカワセミが生息するまさに市中の山居的スポット。桜も満開のことでしょう。生前の丹波哲郎が糸を垂らしにきていたといわれる釣り堀も異界度高くてオススメ!
日時:4月2日(木)14:00~日没
場所:和田堀公園内和田堀池周辺
↓旗の立っているあたり。ラジカセが目印。
http://standard2.pmx.proatlas.net/p4589j29/user_page.php?id=p4589j29&c=35/40/56.158,139/38/34.611&layer=2&t=%E5%92%8C%E7%94%B0%E5%A0%80%E5%85%AC%E5%9C%92&pos=I1:P35/40/56.158,139/38/34.611
※各自、飲食物持込でお願いします!
※4月1日開催予定でしたが、雨天っぽいので翌日に変更しました。
※事情により場所が急に変更になるかも!
※RLLのTシャツ、リクエストあれば持っていきます(在庫次第)。ご質問あればメッセください。
和田堀公園へのアクセス
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/access095.html
園内マップ
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/map095.html
駅から距離あって辿り着くまでけっこう難あるかも。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Mar 31, 2009 10:59 pm
有罪者、夜まで幽閉
今日は一日部屋に閉じ込められている。ハローワークに行こうとドアをあけたところ、足がとまる。アパートの外廊下にゴム素材の下地を朝一で塗ったため、乾くまで外出できないことに気づく。
たしかに昨日、業者さんが挨拶にきて、この事態を把握していたつもりだが、具体的な作業時間を聞いていなかった。時すでに遅し。さきほど大分乾いていたので恐る恐る靴下を履いた足を地面におろしてみたが、靴下の生地がメリっとが地面にひっついた。まずい。足跡を残してはいけない。完全に乾くには夜まで待たなければなるまい。ハローワークに行けない。夜が待ち遠しい。
鎌倉のお洒落カフェやギャラリーを廻ったり、ハーブやイチゴの苗木を入手してベランダでボタニカル・ライフをはじめたり、週初めからグラスルーツで踊ってみたり、今日なんかは幽閉生活=読書のチャンス、ってことで20世紀の思想の星座を頭の中に散りばめてみたり、なんだが優雅な無職生活なのだ。仕事への切迫感がないのは、「百年に一度の大不況」という言説のせいか。百年の蓄積には敵わない。
本日のエピソードハンティング読書は矢代梓『年表で読む二十世紀思想史』、今村仁司『思想の星座』、青土社の新刊、酒井健『バタイユ』。矢代氏の逸話細部への執着、今村氏の西洋思想家への毒舌、酒井氏の「夜」への探究心に刺激されながら、今後の「しのぎ」問題について考える。あー暗くなってきた。気分が、じゃなくて、外の明るさが。夜は近い。
「私は、一人のまま、こみあげてくる笑いの潮に溺れていく。海の動きのように穏やかで、屈託のない笑い。私は夜の広大な光のなかに、私の非情な陶酔のなかに、私の不安のなかに、横たわる、すべてを空しいと知ることで、私は耐えているのだ。これほど気違いじみた仕方で戦争を捉えている者は一人もいない。そうすることができるのは私一人だけだ。他の人々は、心身を存分に責めさいなむ陶酔とともに生を愛してはいないし、悪夢の闇のなかで自分を見出すこともできずにいる。幸福な笑いから出口なしの興奮まで続く夢遊病者の道を、彼らは無視している。」
(ジョルジュ・バタイユ『有罪者』第一章「夜」)
- HarpoBucho
- By harpobucho / Mar 31, 2009 6:39 pm
今日は「反貧困フェスタ2009」と「プアダンスミュージックフエスティバル」
反貧困フェスタ2009
今年の「反貧困フェスタ」のテーマは”労働”です。増大する非正規労働者、横行する「派遣切り」、長時間労働を課される正社員たち。「働くこと」が壊されていく…労働の崩壊は目を覆うものがあります。加えて今回の大不況では、40万とも100万とも言われる非正規労働者が職を失うと言われており、その波は正社員や新卒者にも及んでいます。忙しくて仕事が終わらない正規と、働いても生活できない非正規–「過労死か貧困か」という惨状の中で、「あいつは楽しんでいる」「あいつは守られすぎている」という”労労対立”が作られてもいます。「自分だけは生き残りたい」…しかし、このままで本当にそんなことが可能になるでしょうか。働く者が生き生きと働き、生活できる社会とはどのようなものなのか。私たちが直面している現実と課題はどんなもので、それをどのように乗り越えることができるのか。さまざまな働き方をするみなさんと一緒に考えてみたいと思います。
日時:2009年3月28日(土) 10:00〜16:30
場所:千代田区立神田一橋中学校(東京都千代田区一ツ橋2-6-14)日本教育会館東隣り
東京メトロ半蔵門線・都営新宿線「神保町」(A1出口)4分
東京メトロ東西線「竹橋」(1b出口)5分
入場無料、雨天決行(ただし校庭企画は中止となります)
・一部手話通訳・要約筆記、保育室あり。受付でご相談ください。
・車いす用トイレ(1階)、エレベーターあり。
・会場は使用中の学校です。主催者の指示にご協力いただきますようお願いします。
・上ばき(スリッパ等)をご持参ください。
プログラム
10:00 開会式
10:15 分科会(2階教室)
1 女性のハケンを考える–女性はハケンを望んでいるのか? 現状は?
2 住まいのセーフティネットをつくろう–安心して生活できる住まいとは?
3 日本社会の「壁」を崩す 湯浅誠×中島岳志対談
4 働くこと《労働》を学ぶ
12:00 シンポジウム「いま”はたらく”が危ない」(2階体育館)
シンポジウム いま”はたらく”が危ない–労働市場の多様性=格差・分断構造と「貧困」
コーディネーター:雨宮処凛(反貧困ネットワーク副代表)、湯浅誠(反貧困ネットワーク事務局長)
前半は年末年始の「派遣村」に身を寄せた村民の話を皮切りに、あらためて様々な雇用形態ではたらく人、さらには労働市場から排除された失業状態の人たちの声に耳を傾けて、それぞれの「生きづらさ」を探ります。
パネルディスカッション
コーディネーター:東海林智(毎日新聞記者)
パネリスト:龍井葉二(連合)、井筒百子(全労連)、遠藤一郎(全労協)、伊藤みどり(働く女性の全国センター)、赤石千衣子(しんぐるまざあず・ふぉーらむ)、山本創(DPI日本会議)、中村光男(企業組合あうん)
後半のパネルディスカッションでは、労働組合の全国組織(ナショナルセンター)と「反貧困」の運動を担っている人たちが「この社会はどうあるべきか」「いま、私たちは何をなすべきか」を討論します。
「労働×貧困」をみんなで聞き、語り、考えましょう!
16:00 貧困ジャーナリズム賞表彰式、閉会式
その他、何でも相談会、炊き出し、ライブ(校庭)、貧困ジャーナリズム賞候補作品展示・上映(2階マルチメディアルーム)など。
校庭ライブゲスト:「月桃の花」歌舞団のエイサー、移住女性による寸劇カラカサン、「生きるための歌」を作り続ける五十嵐正史&ソウルブラザーズ、新宿駅地下BERGの愛染恭介さん、夢と希望を持ち続ける「マウム」(こころ)を伝える盧佳世(ノカヨ)さん、ブルース講師・非常勤の叫び佐藤壮広さん、「ひとりぼっちをなくそう」精神障害当事者運動に取り組む塚本正治さん
プアダンスミュージックフエスティバル(略してp.d.f.)開催!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
@反貧困フェスタ2009
3月28日 千代田区神田一ツ橋中学校
時間10:00〜12:00(体育館)&13:35〜16:00(校庭)
※雨天時体育館で開催。
text by mixnoise
2ナノメートル単位に細分化したジャンル蛸壺に閉じこもり、高度な消費者としての自己表現ツール化したDJカルチャー。
そんなぬくぬくぬるぬる蛸壺地獄で異質な他者を認めず、排他的かつ保守的になっていくクラバー達の相互監視による監獄化したダンスフロアー…
そんな窒息しそうな空間を捨て今だに悩ませ続けられている「中二病」発症の痴
公共施設cyugakkou!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
で「onngaku」もとい舞踏音楽対処療法「レイヴ」をロールプレイング風再帰的再構築&サーチ&ですとろいぃぃぃいぃぃ…しませんか?
左脳的しゃべり場に飽きたらぜひ右脳的広場(マインドとりっピン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)においでませ!!!!!!!!!!!!!!
__________________________________
そんな酸いも甘いもすぴすぴスピにつれてって(スキーに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!そして解けるまで恋いしたい)くれるレイヴセラピスト(DJ)達をご照会。
DJ mix Noise (FZRK)
大阪生まれ足立区育ち。悪い奴らは大体と…以下略。
ロス(疑惑)とジェネレーションBEN〜横丁????????????????となんとなくクリスタル。遠回りでシカゴハウス、ゲット−テック、デトロイトテクノは労働者階級の音楽のはずだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! と中ニ病的DJ スタイルに行き着く。
たまごa.k.a.DJ妖精
キビシく先の見えない世の中でございますが、みんなで頑張って行きまっしょい。Viva連帯!
DJ ∞+∞=∞
生まれて初めて企画、参加した母校でのスクワットレイヴパーティーに学生部長が車で突撃、200人でボコったら機動隊がウジャウジャ出てきちゃった!時の楽しさが忘れられず、その初期衝動を追い続けるほぼサウンドデモオンリーDJ
DJ 狂った藁人形as億柳彗子
慈善家。マザーファッカー。
好きな有名人はヘレンケラー。
デーモンズ&デリケートボーイズ。大量に金くれ&more…
反貧困フェスタ2009
http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/festa2009/festa2009.html
- ∞+∞=∞
- By ∞+∞=∞ / Mar 28, 2009 1:23 pm
新自由主義は終わるのか?
資本主義解体講座
By 地下大学東京
「新自由主義は終わるのか?」
───『金融危機の資本論』(本山美彦+萱野稔人)から
萱野稔人(哲学)+山口素明(フリーター労組)
コーディネート:平井玄
・ 3月28日(土)14時から
・素人の乱12号店 北中ホール
・資料代500円+できたら投げ銭
貧乏人は生き延びることができるのか?そんな言葉がこの身に食い込む。
今、私たちはかつて経験したことのない「時間」を生きている。
製造業の派遣切りや正社員削減ばかりがメディアで取り沙汰された。
だが彼らの行き着く先、都心部フリーターこそ食えない。
1月から仕事がゾッとするほど激減した。
月10日以上仕事のある者など、周りにはまったくいない。
1月はまだ去年の蓄えがあった。2月になると、ATMが吐き出す
残高記録を見るたびに痩せていく数字が眼に痛痒い。
やってくる春のことなど考えたくもない。彼らのメールで囁かれるのは、
「これがいつまで続くのか?」ということばかりだ。
終電が終わった新宿駅の地下に行けば、まだ油染みの少ないジャンパー
で段ボール1枚持って寝場所を探す人たちに会うことができる。
JRから地下鉄へ向かう通路の脇で、邪魔にならないように縦に並んで寝る。
これまで見たこともなかったその「縦」の列が日ごとに長くなる。
ハウスの作り方を、この元派遣や元フリーターたちが覚えるのは早いだろう。
毎日毎日、アパートの部屋で携帯を握りしめながら就活と失職を繰り返す
女たちや男たち、食い物を探して街の隙間から隙間へと身を隠すように移動する
人間たちの姿を、当局者はどうカウントするというのか?
この国が発表する統計数字は人を騙すためにある。
目の前で地下に流れ込む人間たちの濁流こそが、今起きていることである。
これは大地震や巨大津波のような、どうにもならない「自然災害」なのか。
「百年に一度の大恐慌」とは、そんな「自然循環」の幻に人を閉じこめる言葉。
「恐慌、貧困、危機」とタイトルされた本はみな、企業タワーの最上階でエリー
トたちが自分のために語る言葉か、「這いつくばってどうにかやり過ごせ」とい
う奴隷の言葉で書かれている。貧乏人にはブックオフで買う気も起こらない。
2年前まで院卒フリーターだった萱野稔人が、68年を経験した経済学者である
本山美彦と語り合った『金融危機の資本論』は、この閉じた「時間」をこじ開け
ようとしている。今はちょっとした「調整」の時、と値の下がったネオリベ株に
しがみつく亡者どもと、生き延びるための具体性になかなか手の届かない
「プレカリアート運動」との間に、きわどい「逃げ道」を作り出そうとしている。
この落ちていく「時間」は、どこから来たどんな時間なのか?
貧乏人たちは、この「時間」をどう生き延びたらいいのか?
語られる「アジアに開かれた経済的ナショナリズム」はどんな「迂回」なのか。
そこに危険はないのか。その先にどんな未来があるのか。
萱野稔人によるこうした提起は、新自由主義にぶつかった晩年のピエール・
ブルデューが抱いた強い危機感を思わせる。腹の減った者たちは、このヤバさを
何よりもまず共有するだろう。食えなければ死ぬからだ。
ここから議論を始めよう。
私たちの友人が投げかけたこの貴重な提起について、
フリーター労組を担ってきた山口素明と共にしぶとく語り合いたい。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Mar 27, 2009 11:45 pm
藍色のブルース
昨日引用したベンヤミンの元ネタは『すばる』4月号の今福さんの『群島-世界論 特別編』なわけだが、そのサブタイトルが「ふたたび南に還る アメリカという藍色の希望」なのだ。そして今、ボクは強烈に藍色(ブルーブラック)の気分を味わっている。
今日、10年近く務めた職場を退職した。失業や失恋など「失」に最も合う音楽はブルースのほかにない。ロバート・ジョンソン、マディ・ウォーターズ、ジョン・リー・フッカー、アルバート・コリンズ、ブラインド・レモン・ジェファーソン、ハウリング・ウルフ、ボ・ディドリー、ハウンド・ドッグ・テイラー、ライトニン・ホプキンス、レッド・ベリー、リトル・ジョー・ワシントン、ジミ・ヘンドリックス、忘れてはならない偉大なる三大キング、吾妻光良&スインギン・バッパーズ、高田渡、そして何といってもスリム・ハーポ(以上がボクのPCに入ってる数少ないブルースマンのリストである。ブルース筆おろしの恩師エリック・クラプトンはあえて排除)の力強く腑抜けた声が心に染み入る。
ボクが一番信頼しているレゲエという音楽も広義においてブルースである。今福/ヒューストン・ベッカーJrが言うようにブルースとは移動性を凝縮した、極めて洗練された音楽表現なのだ。ある場所からある場所への移動の心象に深く訴えかける音楽がブルースの本質なのだと思う。60年代イギリスの移民音楽レゲエが「ブルー・ビート」と言われる由縁もそこにあるんだな。たぶん。
スーダラスタ・イエロー・ニグロなボクはどう転んでも黒人にはなれないのだが、「変りゆく同じもの」(リロイ・ジョーンズ aka アミリ・バラカ)としてのブラック・ミュージックには恩返しできないほどの負い目を感じている。その負債をどのように返済していくかが今後の最重要な課題なわけだ。
最近、やたら「河原者」という言葉が気になる木。失業という好機に恵まれ、失われた「業」について深く考えてみると、いつも辿り着く源泉が河原者なのだ。芸能のルーツであり、映画(活弁士)のルーツであり、庭師のルーツ。気違い部落としてのブラックカルチャー・アプローチ。
河原者文化研究会明日発足。まずは近所の善福寺川を歩くことからスタート。暇な方は限りなく透明に近いブルーな河原を斜め向いて一緒に歩きましょう。
以上、ブルーブラックな酔いどれ感傷日記でした。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Mar 27, 2009 12:33 am
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2010.2.27 反新宿署!高円寺路上大パーティざまあみろデモ 【予告編】-
覚せい剤撲滅プロパガンダ 東映編 -
2006/9/16 家賃をタダにしろ!中野→高円寺一揆!予告編
家賃廃止要求デモ!
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