金坂健二写真展「I shot America」を見に行こう!!!

原宿のTOKYO HIPSTER CLUBで金坂健二氏の写真展が開催中
http://www.tokyohipstersclub.com/html/exhibition/

 以前から下記のブログで知ってから見たくて見たくてしょうがなかった、幻の金坂健二の写真が、たまたま、昨日、おじゃましたスペクテーター編集部で写真展のフライヤーを渡されて、目下開催中だということを知って、そのきっかけがこれまた持参したジェリー・ルービンの「DO IT!」(金坂健二解説)だったってのもあって、これはもう絶対行かないと!!って気合入りまくってる写真展の内容はどんなものかと言えば…もう、すんごい人名だらけでよだれでまくりなんすよ、ほら。 






金田善裕の日記
http://plaza.rakuten.co.jp/gekiyasu001/diary/200707300000/

>僕たち3人は二階の金坂さんの実質的な住居となっていた部屋に案内された。そこで僕たちは膨大な量の写真を見せられることになる。まず、映画パンサーの公開と同時に写真展が行われたブラック・パンサー関係のもの。驚いたことにボビー・シール、ヒューイ・ニュートン、エルドリッジ・クリバー、その妻のキャサリン・クリバーなどの写真が出てくる。これだけブラック・パンサーについて撮っていた男はいないだろう。思い当たるとすれば吉田ルイ子さんぐらいだという話になった記憶がある。ボビー・シールと並ぶ、ブラック・パンサーの指導者の一人ヒューイ・ニュートンが逮捕され、出所するとき出迎えに行ったのはトム・ヘイドンと金坂さんだけだったという。


http://plaza.rakuten.co.jp/gekiyasu001/diary/200707310000/
 ブラックパンサーに続いてでてきた写真が、アレン・ギンズバーグものだった。ギンズバーグがニューヨークの自分のアパートで食事をしている写真だ。ネガを探して焼き増しをすれば、そういう写真がたくさん出てくるだろうと話を向けると、いやそんなには撮ってないという返事が返ってきた。まだフィルム代も現像代も高かった時代なのだ。金坂さんは「アメリカを撮る」という本まで出しているが、実際自分で現像したことがないという。焼きは、必ずだれかがやってくれるものなのだ。また、英語ができるのでタイプも得意なのでしょうというと、タイプはすべて女房にやってもらっていたという。なのでタイプはできないというのだ。ギンズバーグの写真はロバート・フランクとこれから旅に出るという二人で荷物を車に積み込んでいる写真が印象的だった。大きな集会で、ギンズバーグが朗唱している写真もあった。

 ほかにもアンディー・ウォーホルの写真から始まり、とりわけ印象的だったのが路上で撮ったパティ・スミスの写真だった。パティ・スミスは50年代はビートと呼ばれ、60年代はヒッピーと呼ばれ、70年代はパンクと呼ばれると、自分のことを話していたと金坂さんは語っていた。親しい友人なのだ。一枚だけノーマン・メイラーの写真もあった。ジャック・ニコルソンの写真もあって、リチャード・ニクソンの対立候補として立候補した70年代の民主党の大統領候補マクガハンの支援のためにロサンゼルスの大きな弁護士宅に大勢が集まっていた時期があってその時にジャックニコルソンがやってきたのだ。この弁護士宅のパーティーにはいろんなエピソードがあって、空港かどこかの、大きな公共の施設から気に入った絵をみんなで持ってきてしまい、一日飾って、翌日に戻しにいったというエピソードを話していただいた。ようするにハンター・トンプソンのような「ラスベガスをぶっ飛ばせ」状態だったのである。

  ニューヨークに長く住んでいた実験映画監督ジャック・スミスの自宅の風景もまた印象に残るものだった。ジャック・スミスの自宅アパートの屋上はマリファナの菜園があった。ほかにも写真は、ミュージシャンではグレイトフル・デッド、デボラ・ハリー、ソニー・ロリンズ、スライ・ストーン、マイルス・デービス、サン・ラ、エルビス・プレスリーなどなど。詩人ではシティ・ライツ・ブックスの店主でもあるローレンス・ファーレンゲティ、実験映画の世界で広く名を知られる映画監督ケネス・アンガー。当時からカリスマ的人気を誇っていたという黒人指導者ジェシー・ジャクソン。しかし金坂さんには今のジェシー・ジャクソンの活躍ぶりは予測できなかったという。マルセル・デュシャンの写真は名古屋現代美術館のキュレーターが国際的な版権と配給権を持ちたいという意向があって、手元にはなかった。すべてが60年代、70年代の写真だった。ほとんどは金坂さんの友人で、そういった人物たちと交流する中で写真を撮りためていたのだ。また、シャロン・テート殺害事件を起こしたカルトの草分けチャールズ・マンソン・ファミリーも取材して歩いたようで、言外に、そのまま取材を続けていたら仲間になっていたかもしれないという話もしていた。




PS ちなみに上記のブログでも触れられていた美術手帖の「そして、いま恍惚革命」特集はヴィジュアルがいい!ので、写真をUP!この頃の美術手帖は中平卓馬と赤瀬川源平のシリーズもすごく面白い!
http://f.hatena.ne.jp/ziprocker/20090407231731

http://f.hatena.ne.jp/ziprocker/20090407231857



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