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春だ!デモだ!祭りだ!ってことで420祭とマリファナマーチにTシャツ売りに行きます!



【420祭 2008】2008年4月20日

~CALLING ALL TRIBES!!!~ 音開き

*楽器持込歓迎
AM10:00~PM4:20  雨天中止

ADM FREE 

@青山公園南地区 (乃木坂駅からすぐ)

会場地図はこちら↓
http://www.chizumaru.com/maplink.asp?SER=all&D=all&X=503020.798&Y=128379.072&SCL=1246
東京メトロ千代田線【乃木坂】駅下車 5番出口を出て徒歩1分


♪MUSIC
REGGAE/HOUSE/PSYCHEDELIC TRANCE/AMBIENT/TECHNO/ジャンベ他

各種フード、ドリンク、出展、フリマスペース有り。

出演者・出展者情報はこちら。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29405107&comm_id=2672701

※PM4:20から巨大なジョイントお神輿を担いで『自由と人権を訴えるジョイントパレード』(SOUNDデモ) を行います。

主催 420実行委員会
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

*フリマ/フード等各種出展者募集中。
 メイン会場内にはフリマスペースを設けます。
 (写真や絵など展示だけでも可)
 出展料は無料です。
 (自作品や古着など何でもOKです)
 420はクリエイター・アーティストを応援しています。

 *ボランティアスタッフ募集中



 ※↓こちらも是非ご覧下さい。
 http://www.nakamaru1.com/joint/1.html 




【420とは?】


大麻のカルチャーにおいて420(フォー・トゥエンティ, four-twenty)という番号は、しばしば大麻そのものを指す隠語である。

欧米の多くのHERB LOVER達は毎年4月20日にハーブを祝うために集います。

420の言葉の由来については現在も多くの論争の対象になっていますがこの用語は1970年代前半にはアメリカで一般的に使用されるようになっていたとされています。
1970年代初めカリフォルニア州サン・ラフェル (San Rafael) のサン・ラフェル高校の生徒の集団が毎日放課後の午後4時20分に大麻を吸う目的でルイ・パスツールの銅像の前で会っていた。この時間に由来しているという説がもっとも広く受け入れられています。
またアメリカの警察用語において大麻薬事犯を[420]というコードを使って無線で交信する為この事が由来となっているという説もあります。



【大麻問題】

日本では大麻(マリファナ)といえば恐ろしい麻薬であるかのような扱いですが日本以外の世界の先進国(G8)では既に大麻を他の麻薬とは区別して考え、個人使用による少量の大麻の所持や栽培については逮捕しないのが常識となってきています。大麻は本当は危険性が低いものです。大麻を使うとさらに他の強い薬物を求めるようになるという仮説も科学的に否定されています。ところが日本では大麻に関する正しい情報が一般に知られていない為に誤解や偏見が多く厳しすぎる取締りが今でも正当化されています。厚生労働省が訴える「ダメ、ゼッタイ。」の中の大麻に関するデータベースには根拠が無い事がカンナビストによる情報開示請求からすでに明らかになっています。
それでも尚、厚生労働省は嘘の情報を流して国民を洗脳し続けています。大麻がさほど有害でも危険でもないという事実が一般の人々に広く知られている欧米各国では近年これまでの厳しすぎる罰則を改正する動きが盛んです。使用者が増加するなどの問題は特に起きていません。むしろ警察の人員を他の深刻な犯罪に集中できる為薬物政策としても有効だという意見が主流です。科学的に見ても酒やタバコに比べて体に対する害が低いと分っている大麻を所持していただけで逮捕し、刑事罰を科すのは不当な人権侵害ではないでしょうか?取り締まりや刑罰が必要以上に厳しすぎるという事は違反者に対する人権侵害だと言えます。
ところが大麻の場合日本では「麻薬を吸う犯罪者なんだから厳しい罰を受けて当然だ」という誤った先入観がこの問題の正しい理解を妨げています。
何故日本だけが大麻問題について取り残されてしまったんでしょう?
欧米諸国でもそうであったように声を上げて立ち上がらない限りこの現状は打開できません。
ここ日本では年間2,000以上もの人々がこの被害無き犯罪により逮捕され、辛い思いを強いられています。

果たしてこのままでいいんでしょうか?

大麻問題について考える日、自由と人権を訴える日が4/20(420祭)です。420は人権擁護の立場から厳しすぎる大麻取締りの見直しを求めます。

カンナビスト
http://www.cannabist.org/

*当イベントは事前に東京都と警察に申請をして許可を取った上で行われます。
決してゲリラ的なもの、違法な行為ではありません。

※当イベントは日本国憲法第19条(感想・良心の自由)、21条(表現の自由)にもとづくものであり法律を厳守して行われます。

違法薬物等の一切の持込み、及び使用は固くお断りします。

※大麻の使用や所持は法律で固く禁じられています。
当コミュニティーはそれらを推奨する為のコミュニティーではありません。


主催 420実行委員会

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~マリファナマーチ2008 in TOKYO日程決定!~

日時: 5/11(日)@青山公園南地区(去年と同じ場所です)

会場地図
http://www.chizumaru.com/maplink.asp?SER=all&D=all&X=503020.798&Y=128379.072&SCL=1246

※2007年に引き続き2008年もフリマ出店・その他各種出展・出演者を募集中です。
マリファナマーチ2007 in Tokyoでは約1000人の参加者が集まりました。 

マーチでこんな事をしてみたい・こんなアイデアがあるという方もご相談ください。

マリファナマーチは参加者全員で造っていくイベントです。


【マリファナ・マーチとは】

「マリファナ・マーチ」というイベントは、大麻の規制の見直しを掲げて1998年から毎年5月に世界の各都市で行われている世界同時開催のイベントです。
これまでにマリファナ・マーチに参加した都市はアメリカ・ヨーロッパを中心に全世界で348都市に上っています。
去年は世界中で232都市がマリファナ・マーチを開催しました。
少ない所では数十人程度、多い所では(CANADA・TRONTOのマリファナマーチ)延べ35,000人もの参加者が集まっています。

マリファナマーチ2008の参加都市はこちら↓
GLOBAL MARIJUANA MARCH 2008
http://www.globalmarijuanamarch.org/#top


マリファナマーチの世界共通スローガン

「医薬品として認めよ!」(Relesse The Medicine)

「大麻で逮捕するな!」
(Stop All Cannabis Arrests)

「病人を救え!」
(Heal The sick)

「真実を語れ!」
(Stop The Lies)

「自由を奪うな!」
(End The Prison State)

日本では、2001年にカンナビストの主催により東京がアジア地域における唯一の都市として初参加、以降、参加人数は毎年増加しています。
2007年5/13のマリファナマーチ東京には約1000人もの参加者が集まり、約500人の大行列で青山~渋谷までパレードをしました。

質問、問い合わせなどは当コミュかカンナビスト事務局までお問い合わせください。
info@cannabist.org

マリファナマーチBLOG
http://marijuanamarchjapan.blog56.fc2.com/


※大麻の使用や所持は法律で固く禁じられています。
当コミュはそれらを推奨する為のコミュではありません。

※当イベントは日本国憲法第19条(感想・良心の自由)、21条(表現の自由)にもとづくものであり法律を厳守して行われます。

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増殖しよう、そうしよう。

今年のGWは全国でメーデーのイベントが盛りだくさん!!これは7月のサミットに向けて盛り上がっていくいい感じの予兆だね。下のリンク集はマイミクのリョータくんの日記よりコピペ。



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●東京:「自由と生存のメーデー08 プレカリアートは増殖/連結する」http://freeter-union.org/mayday/

フライヤー:http://freeter-union.org/mayday/mayday-handbill1.gif

★★★★全国独立系「ゴールデンメーデーウィーク(GMW)」

=P8(Poverty ∞:貧民サミット無限大)?★★★★

増殖しよう、そうしよう。

(東京からも「黄金の旅団」(笑)というキャラバン車が名古屋→熊本→福岡へ応援に、雨宮さんが札幌へまわります。)

http://freeter-union.org/mayday/p8.html

●4月27日名古屋: LOVE & ビンボー 春祭り http://blog.goo.ne.jp/nagoya_p_net

●4月29日熊本: KY(くまもと よわいもの)メーデー/http://maydaykumamoto.blog46.fc2.com/ 

●4月29日札幌: 自由と生存の連帯メーデー http://unity-mayday.blogspot.com/

●4月29日京都: 「昭和の日」粉砕・有給休暇を出せ!

●5月1日福岡: フリーター/貧民メーデー 五月病祭り2008 ―危うい鼓動―(福岡) http://fufukuoka.web.fc2.com/mayday.html

●5月1日ヨーロッパ:ユーロメーデー http://www.euromayday.org/ (日本からも連帯します)

●5月3-4日東京: 自由と生存のメーデー08 プレカリアートは増殖/連結する 

●5月4日仙台:「素人の乱」映画上映 および トークショー http://freeters.exblog.jp/

●5月5日 [仮称]生存のためのメーデーin広島2008

●5月17-18日 大輪まつり(大阪)

(去年)http://binbomayday.hp.infoseek.co.jp/dairin07.html

●日程未定 松本「ダメーデー」/岐阜



姜尚中マジギレでトラメガを破壊!!大混乱の幕開けでパーティーは始まった!!!

マジでヤバいネタを持ち込まれた上に公器の官僚培養装置を使って反グロなんていう名前の国際流行病を無知でマヌケな下民界に流行らされたらたまったもんじゃないぜ!と、国家の一部中枢と金持ちどもを恐怖のどん底に叩き落し、アントニオ・ネグリ初来日ジャパンツアーは突然、水際でキャンセルされた。ああ、この来日が成功していたなら、一日にして全国民はネグリの笑顔と言葉にやられてしまい、有象無象の多数だか無数だかになってうじゃうじゃくちゃくちゃぴちゃぴちゃとのたくりまわり、溢れ、はみ出し、融合し融解し、それは、もう、世界はめちゃくちゃになってしまって3日めには、まるでよくわからないのだが、革命は大成功しているはずだったのだ。

 その世界では30分働いただけで200年分の音楽がipodにダウンロードされ、それをネタサンプリングした音楽を3曲売ると、5日分の食事がもらえ、トイレ掃除をすると動物園が家にやってくるのだった。人々は自由に職業を切り刻んでいた。バラバラになった性別や生や死を少しずつ拾い集めて繋ぎ合わせ、知らない誰かとセックスするみたいに交換していた。そうこうしていると足元に小さなひよこ豆を咥えたカヤネズミのような動物がうろちょろしていて、それが別れた弟の息子の母がオレだということに気がつくのだ・・・・ そんな世にも素晴らしい革命の世界がすぐそこまで来ていたのに・・・・

 「なんてこった!ジーザス!!」僕はネグリが来るはずだった空を見上げて、彼が乗るはずだったJALの飛行機を探したが、幻となった飛行機の機影は当然、どこにも見えず、ただただ、零れ落ちる涙で風景は霞むのだった。あまりにも力を入れすぎ、血が、ポタポタと静かな音を立てて滴り落ちる拳を振りかざし、「同志、ネグリ!!この日は幻の革命記念日として永遠に忘れないぞ!!!」と、僕は沈みかけた太陽に向かって叫んだ。



 と、いうのは全部嘘だ。だけど、革命とパーティーについては嘘じゃない。全部本当だ。それは始まって、今も続いている。明日は芸大だ!!!



☆http://www.negritokyo.org/geidai/

☆大ラウンド・テーブル「マルチチュードか、プレカリアートか?」── この国の「路上」からトニ・ネグリを歓待する 〔議論セル〕

議論セル企画シンポジウム【3月30日(日)15時~19時】 !要当日整理券
当日整理券は、3月30日午前11時より絵画棟前で発行します。

アントニオ・ネグリ/矢部史郎(No G8 Action)/なすび(山谷労働者福祉会館)/小田マサノリ(イルコモンズ)/平沢剛(映画研究)/成田圭祐(IRA)/ ECD(ラッパー、作家)/足立正生(映画監督)/松本哉(素人の乱)/山口素明(フリーター全般労組)/小野俊彦(フリーターユニオン福岡)/水島一憲(大阪産業大学教授)/廣瀬純(龍谷大学教員)/白石嘉治(上智大学非常勤講師)/田崎英明(立教大学教授)/毛利嘉孝(東京藝術大学准教授)/杉村昌昭(龍谷大学教授)/山の手緑(予定)/小川てつオ&武盾一郎(246表現者会議)/RLL(Culture Jammer)/木幡和枝(アート・プロデューサー)/松本麻里/海妻径子(岩手大学准教授)ほか無数の有象無象 *コーディネーター:平井玄(文化活動家、東京藝術大学非常勤講師)







 

亡霊のHP
http://www.catnet.ne.jp/f451/news.html

 おっと、タイトルのことも書いておこう。今日は東大のイベントだったのだが、珍しく、あの、大人しくて知的でスマートな姜さんがキレていた。と、いうのも、「早稲田の地下部室と東大の駒場寮、奪われたこの恨み、忘れずでおくべきかあああ!!!」という、あの、学生運動の亡霊達がやってきて、「帝国大学が足元で大衆やら民衆やら学生を弾圧しておいて、何がマルチチュードじゃああ!!!」と、怒り狂っていたからだった。彼らの主張によればこのイベントに出ている某教授は東大駒場寮の廃寮と抵抗運動に対して、酷い弾圧を加えた一味の一人らしい。亡霊達は得意の立て看板と、トラメガ、ビラで会場を威圧し、邪魔だと言われると「自由な言論の弾圧だ!」と、涙を流した。ところがあまりにも騒ぎ立てるので、さすがの亡霊にもぶちキレた姜さんが、トラメガを放り投げ、ガ、チャン、と。「あ、あ、これは暴力だ!」と、少しビビリつつ、弱々しく騒ぎ立てる亡霊達。


あらら・・・    


 双方が暴力使って憎しみあってもしょうがない。亡霊な人達はこのイベントに来る前に事前に「学生の寮を学生の同意を得ずに暴力的に破壊したことと、同じ大学がそういった暴力ってどうよ?と、主張している人を呼んでイベントするのはちょっと、おかしーんじゃないの?」とか申し立てを文章で送って、その点についてのコメントを姜さんにもらっていればよかったんだと思う。それで無視されたら、まあ、怒鳴り込むのもしょうがない。でも、いきなりはよくないよ。姜さんの方でもイベント主催者はこういった怒鳴り込みが来るような怪しい教授を呼んで話させるってのも問題なんじゃないの?事前に突っ込みがあればいろいろ調整できて、お互いまるーく進行できたような気がする。ま、こういうのが面倒だから突然やってくるのだろうけど。亡霊たちは。(というか、スガさん、笑って見てないで止めようよ!!)




 



サウンドデモ、あるいは路上を巡る祝祭空間としての政治史。

ReclaimTheStreets.jpg

ダンシング イン ザ ストリート サウンドデモだよ路上開放!!
路上に溢れる強烈なビート、人、人、楽器、
旗、笑顔、叫び声。それを取り囲む機動隊、
公安警察、逮捕、弾圧。
ここ数年全国の至る所で増えてきたサウンド
デモの主催者・関係者を集め貴重な映像やト
ークが爆発する!

2月26日(火) 新宿Naked Loft

【司会】間宮賢(RLL)
【Guest】ランキン・タクシー/松本哉(素人の乱)/毛利嘉孝(東京藝術大学准教授)/小田マサノリ(イルコモンズ)
二木信(ライター)/DJラマダーン/他
OPEN18:30/START19:30
前売/当日¥1,000(+1drinkから)

明日夜にネイキッドロフトでサウンドデモのイベントやりまーす!!(詳細は一番下に!)2年前に利賀村の演劇祭、利賀サマーアーツプログラム2006でRLL名義でサウンドデモについてまとめて発表した時の文章を転載します。下の表もそのときに作ったんだけど、大分付け足しました。今回のイベント当日でも使う予定です。

「サウンドデモ、あるいは路上を巡る祝祭空間としての政治史。」

 ドゥルーズ、ガタリは「ミル・プラトー」のリトルネロという章で、こう、書いている。幼子が暗闇に一人。何も見えないし、何も触れる物もなく、ただ、おびえている。だけど、ちっぽけなメロディを口ずさめばどうだろう?小さな口から零れ落ちるつたない反復の切れ端が、彼を包み込み、やがてそれは彼の足取りをステップに変え、カオスに一筋のラインを描き出していく。最初はおぼろげだった軌跡がやがてはっきりと暗闇の中に浮き立ち、ラインを描き、そのラインに沿っていく子どもは、いつの間にか安定した秩序を生み出し、調子が上がればそれを変奏したり、アレンジしていくことだってできる。もちろん、時に大きすぎる音のバリヤーは他人のリズムを邪魔したり、破壊したりしてしまうこともあるし、ファシズムが必要とした音楽のように、単一のリズムを他人に強制することも可能だ。リトルネロにはそういった「力」や「効果」があり、それは心臓の鼓動や脳波、月の周期に合わせた生理のように、バイオリズムに貫かれた身体の絡まりあう環境へのアンサンブルに加えられた新しい一筋の要素なのだ。

サウンドデモはいくつものリトルネロが絡まりあっている。

 その時々のテーマや主張、集まってくる人びと。主催者の意志。デモ隊を取り巻く公安警察や機動隊、そして移り変わっていく街並みやそこを行く人々の視線。デモ隊の中の人間も歩きつつその位置を変えるし、歩道に出たり立ち止まったりする。途中でコンビニに入ってジュースやお酒を買ってくる人だっているし、そのまま帰ってしまう人、よく分からないけどデモに吸い寄せられるように入ってくる人もいる。そして、そういった様々な人や風景やその絡まりあった流れの中を、音楽が包み込んでいる。サウンドデモにはいくつものリスクやコスト、秩序やカオスが流れていて、その流れの中で人びとは不安に浮き立ち、時に音楽に乗り、高揚し、鬨の声を上げる。いくつものリスクやコストというのはDJや責任者の逮捕や運動の失敗に絡んでいて、それは気まぐれな天候や公安の弾圧や、機材トラブル、DJのスキルや観客の動員数、集まるカンパの総額、当日の街の様子まで、ほとんど関数として予想できないものばかりだ。

 だから、サウンドデモは非常にフレキシブルで多様な要素が絡み合い、普通の音楽イベントに比べれば比較にならないほど危険で、それに見合った現実的な利益の無いイベントなのだ。チケットを売っているわけではないから現金収入はゼロで、カンパを集めても赤字ということがほとんど。誰かが逮捕されればかなりの金額の弁護士費用や、無料で動いてもらえる大量のボランティアスタッフが必要になる。誰が逮捕されるかなんて逮捕されるまでわからないし、その罪状も同じことだ。(DJが道路交通法違反で逮捕されたこともあった。普通なら切符を切られてすむはずなのに。)つまり、誰が、どれくらいブタ箱にぶち込まれるかさえよくわからないってことだ。

 だけど、下の表を見てもらえればわかるように、こんな一文の得にもならないことのために様々な場所で、様々な人たちが苦労してサウンドデモを行ってきたし、今も準備している。何人も逮捕者が出てもサウンドデモは無くならない。なぜだろう?どこかのくだらないカード会社の宣伝文句ではないけれど、一言で言わせてもらえば路上で爆音を出して公道をダンスフロアーにしてしまうことや、そこで狂ったように踊ることは、まさに「プライスレス」な心地よさだからだと思う。(このデモの監視や規制のために機動隊や公安警察が使う人件費=税金もかなりなお値段、プライスレスなのだけれど)フェリックス・ガタリはこう言っている。「秩序や制度はカオスを排除したり、コントロールするためにあるのではない。より強くカオスに触れるためだ」と。サウンドデモはまさしく、より強くカオスに触れるために、それと共に踊るために、僕たちが複数の要素や環境の中に、音楽というリトルネロのバリヤーを絡めてかき混ぜる実験の場なのだ。


本邦サウンドデモ略史

94~99 東京「東京レズビアン・ゲイ・パレード」主催はILGA日本。だんだん参加者が増えたが96年に主催団体が分裂。後に先細り、実質的に消滅した。

2000~ 東京 渋谷「東京レズビアン&ゲイパレード2000」が行われる。主催はTLGP

2001~ 

01年6月26日 早稲田「地下部室撤去反対闘争RAVE」 
01年7月31日 早稲田「地下部室撤去反対闘争RAVE・SECOND IMPACT」 
01年9月23日 東京 渋谷「CHANCE!ピースウォーク」東京の小林一朗という男性が「報復戦争に反対する動きを起こしませんか」と呼びかけた一通のメールからインターネット上で人が集まり、メーリングリストが作られた。 第一回目の「ピースウォーク」は9月23日に渋谷の代々木公園~渋谷駅前~原宿というコースで行われ、約300人が参加した。

2002~ 02、03年は東京レズビアン&ゲイパレードは行われなかった。秋にはブッシュがイラク攻撃を示唆し、10月始めにCHANCE!はイラク攻撃反対のピースウォークを始めて開催する。さらにこの戦争は世界の環境や人権にも被害を及ぼすため、アムネスティ、オックスファム、グリーンピースといったNGOも実行委員会へ加わっていく。10月末に渋谷の宮下公園に約700人集まり、翌03年1月には日比谷公園へ7千人、3月には4~5万人が集まる。

2003~ 03年~04年は渋谷において反戦サウンドデモが盛り上がる!!それが大阪、京都、名古屋へ飛び火していく。

03年5月10日 渋谷「STREET RAVE AGEINST WAR」
03年5月30日 渋谷「有事法粉砕 STREET PARTY TO DEMONSTRATION」
03年7月19日 渋谷「PARTY AND PROTEST/ANARCHY,PEACE,FREE!DUMB」
03年8月3日  大阪「ぐるぐる道頓堀」
03年10月5日 渋谷「SET BUSH FIRE/STREET PIRTY+DEMONSTRATION」
03年10月19日 京都「解放どすえ」

2004~ 

04年1月24日 渋谷「PARTY+PROTEST!!IRGENT ACTION AGAINST SDF DISPATCH TO IRAQ!」
04年5月8日 大阪「アメ村右往左往」
04年6月6日 名古屋 デモンストレーション/ストリートパーティー in 名古屋
04年6月13日 新宿「輸入盤CD規制反対大暴動in新宿」
04年9月19日 京都「反戦ミュージック2004」
04年11月14日 西荻~阿佐ヶ谷「KNOCK OUR SECURUTY!! GRAFFITY AGAINST CONTROL!!!」
04年11月23日 大阪城公園~京橋「早起き大阪城 ~基地いらん! 戦争あかん! 11.23.関西のつどい~」

2005~ 渋谷を中心とした反戦サウンドデモが終わり、反戦という主題も含みつつ、格差社会、反グローバリゼーションの拡大を背景に、貧乏人やらマイノリティがそれぞれの主張を打ち出したユニークなサウンドデモが増えていく。

05年5月1日 渋谷「RECRAIM THE STREETS! MAYDAY2005DEMONSTRATION」
05年8月13日 渋谷「ゲイ・パレードTLGP2005」3年ぶりに復活。以降毎年行われる。
05年8月20日 高円寺~中野「放置自転車撤去反対!オレの自転車を返せデモ!!」
05年9月11日 京都「反戦ミュージック2005」

2006~

06年2月24日   高円寺「三人デモ」
06年3月18日   高円寺「反PSE高円寺デモ」
06年3月21日   下北沢「まもれ シモキタ!パレード」
06年3月25日  大阪「反PSE法御堂筋、四ツ橋筋サウンドデモ」
06年3月26日  新宿「反PSE大イベント」
06年4月30日 渋谷「MAYDAY FOR FREEDOM AND SURVIVAL06 FOR THE CONSPIRACY OF THE PRECARIATS」
06年7月8日  福岡「迷惑をかけるやつらのデモ」
06年8月30日 秋葉原「MAYDAY!MAYDAY!MAYDAY!4.30弾圧を許すな8.5PRECARIATS」
06年9月16日 高円寺~中野「家賃をタダにしろ!中野~高円寺一揆」
06年10月17日 下北沢「下北 INSIST! ~世田谷区長よ、シモキタの声を聞け!!」
06年11月26日 原宿~渋谷「反戦と抵抗のフェスタ2006」
06年12月3日 仙台「仙台サウンドデモ STOP6ヶ所!STOP再処理!」

2007~

07年4月1日   仙台「HARUTIGU ROKASO2007」
07年4月16日~21日 高円寺 高円寺選挙
07年4月30日 大久保「自由と生存のメーデー07 プレカリアートの反抗」
07年5月13日 青山「MARIJUANA MARCH TOKYO2007」
07年6月30日 秋葉原「アキハバラ解放デモ」
07年11月17日 北海道 札幌「G8歓迎に非ず」
07年12月1日 表参道「反戦と抵抗のフェスタ07 生きのびる」

2008~

08年2月10日 熊本「熊本ニートデモ」

従来の左翼や党派、労組のデモと、サウンドデモはどう違うのか?60年安保について語られた言葉と、RTS(リクレイムザストリート)について語られた言葉が響きあうことの意味を考えよう。

 こうした状況(60年安保)において、既存の政党(共産党や社会党)や労組とは異なる組織が現れ始めた。それは、組織が人々を動員するのではなく、人々が自分達の表現手段として組織を作るという動きだった。こうして安保闘争では、「いままでの型にはまった運動方式ではなくて、自分達で考えた運動方式が出現することとなった。実際に当時の国会周辺は、各地から集まった各種のグループが掲げる様々なプラカードや旗で埋まり、「多声部の複雑なフーガ」の様相を呈していた。そこには学生や労組員のデモだけでなく、劇団員や作家の隊列、大学教授の請願団、暖簾を掲げた商店主のデモ隊、さらにはムシロ旗を持った農民、ウチワ太鼓を鳴らす仏教徒、子連れの女達などが集まっていた。こうした連帯感の中では、孤立した運動家が抱きがちな、悲壮感やヒロイズムが消えていった。6月4日の交通ストの報道は、「どの顔も険しくは無い、むしろ明るい。たえず沸き起こる拍手、歌声」「ごくあたりまえのことが行われている、というカラっとした明るさ」「その日の午後はうきうきと、お祭り気分の表情だった。自信と誇りが祝典となった・・・」を伝えている
                     
                    小熊英二 『民主と愛国』


 このDiY文化(RTS)は既存の左翼運動に対する批判でもあった。RTSの主要な参加者となったのは、旧来の左翼運動の持つヒエラルキー構造にあきあきした人々だった。旧来の左翼運動は、中心的な指導者が存在し、指導者がデモや集会を組織し、参加者がその話を聞くという形式が主流だった。しかし、その指導者の話とやらも、すでにどこかで語られたことばかりだった。それは、何か積極的に作り出すというよりは、常に何かに対して「反対」するばかりで、否定的で、悲観的で、消極的なものでしかなかったのである。若い世代はそうした古い左翼文化にうんざりしていた。RTSのDiY文化は、そうしたこれまでの左翼のスタイルを批判したのだった。カーニバルという手法も、指導される大衆という固定的なヒエラルキーを反転させ、享楽と開放を同時にもたらすために導入されたのだった。

                      毛利嘉考『文化=政治』



まったく見知らぬ人々。もしくは、RLL事始。

 駅の中や電車の中や路上やコンビニの片隅やファミレスの乾いた空気の中で、いつも、よく、そこにいる人々を見ている。無関係でどうでもよくて、ただ、顔や服装や会話の切れ端くらいからしか何も見えてこない人々。そして彼や彼女達から見てみれば、僕もまたそういったどうでもいい一人にすぎないという・・・・そんな人々を、ただじーっとよく見ている。

 もしこれがミクシみたいだったらなあ、とか思う。彼らの顔にアイコンがあってプロフが読めて、でもって入っているコミュや日記の内容なんかでどんな人なのかってすぐわかるみたいだと・・・・面白いんだろうなって。ま、個人情報垂れ流しでもあるんだけれど・・・・

 だけど、人々は常に個人情報を見せびらかしているし、垂れ流している。都市空間といった場所はそういった場所なのだ。さまざまな場所のさまざまな時間にその場所特定の人々が集い、ミックスされ、その度合いがゆっくりと移って行く・・・それは風営法に違反するクラブや、警察に無届のレイブといった一時的自立ゾーンだけではなく、毎朝の列車に並ぶ人の列やマクドナルドのレジやさまざまなイベント、偶然の路上、事故や奇跡といった複数の出来事の中でかき混ぜられ、種類別に沈殿していくカオスと秩序の社会的な生成と崩壊の明滅だと思う。そしてそういった人々の交わりの中で・・・・・複数の文化や規範、作法のコードが抽象化され、研ぎ澄まされていく。

 ファッションだけを見ていてもだいたいジャンルが見えるようになると、会話や存在、嗜好性、性格が、彼や彼女の所属するジャンルのコードによってある程度決められていることがわかってくる。もちろん個人はそれぞれの複数のジャンルを横断することはできるが、それほど多くのジャンルを横断できる人は数少ない。それでも人は自分が思っているよりずっと多くのコードによって自分を組み合わせて生み出している。ときに人はニュースキンを売りつつリストカッターであったり、コンビニの店員をするレイバーだったりする。性別や年齢、道徳や仕事のコードと趣味、嗜好性のコードというように、いくつものコードがファッションや振る舞いとともに生み出され、人々に付け加えられ、人々はそれぞれのロールに自分を分割していく。

 重要なのはまったく見たことないような振る舞い、服装、格好をした人にめったに会わないということだと思う。それに、たいていの人々はそれぞれが個性を持ち、他人とは見分けがつくのだけれど、ある程度のジャンルに収めたり、区分することが可能だ。これはいったいどういうことだろう?なぜ、ジャンルに区分することが絶対不可能な人がいなくて、ある程度は有限なジャンルに分類できてしまうのだろう。それは年齢や性別、職業、趣味、嗜好性、階級によってファッションが選択されていて、それらの選択がマスプロダクツとしての全体的なファッションという生産、流通、分配とそれを消費する文化のコードによって厳密に規定されているからだ。

 つまり僕達は服を買おうと思うと、それなりにジャンルとして成り立ったシステムからそのルールにしたがって購入し、身に付け、それに合った文化や趣味、趣向といった同質的な団体の中でそれを活用し、振舞うというわけだ。(ヒップホップなスタイルと言説やレゲエのスタイルと言説が違うように。そしてそれらが時に混ざり合い、まったく違ったスタイルを生み出すように。)オタクのようにファッションに興味も意味も見出さない人々さえ、そういった趣向性、つまり、たいして服に興味がない人が買う服ということでシマムラやユニクロ、巨大なモールといった都市や郊外の近場で買える服ということで限定され、おたくらしい服装としてジャンル化されてしまうということだ。

 人はある程度常に形式やファッション、作法を共有するグループに所属していないと他者とコミュニケーションが取れないし、自分を他者から差異化できないのだ。おばさんはおばさんらしい格好をしていないとおばさんではありえないんだけれど、彼女はほかのおばさんと自分を差異化するためにいくつものおばさんらしさのコードの中から自分の気に入ったコードを選択し、組み合わせ、オリジナルなおばさんになろうとする。。。。それがセレブなおばさんなのか民宿のおばさんなのか漁師のおばさんなのかは二次的な発生でしかない。

 つまり、人は他者との共通なブロックのある程度一定のルールに馴染んだファッション、振る舞い、作法によって自己を形成して社会的なコミュニケーションを行っていて、その組み合わせやコードがめちゃくちゃだったり、組み合わせが悪いとコミュニケーションがうまくいかず、次第に同質的集団から排除されていくことになる。

 さて、と、そいでもって現在、この僕らが知らないうちに僕達を生み出し、他人とコミュニケートし、かつ、他人とは違った僕らをプロデュースするためのさまざまなコードというブロックは資本主義というシステムによって生産され、配分されている。その配分はどれだけこの資本主義というシステムでその当人がより大量の商品とサービスを生み出し、流通させたか?という度合いに比例して通貨に交換され、その通貨によって人は他人の労働生産物であるサービスや物を買い、私有し、使用することができるようになるのだ。

 たとえば、僕は介護というサービスと労働によってお金をもらって、それで自分を拡大再生産するための食料や服、パソコンや音楽機材、媒体なんかを購入し、それを使用し、消費することで僕足りうることを可能にしているわけだ。つまりこの社会では社会的な地位やポストの大部分は、職業という、社会に対して何をどれくらい生産し、消費しているのか?ということによって、大部分の個人の自我同一性が認められ、むその競争によってある程度成り立っているといっていいと思う。マルクスが書いたように、どんなつつましく幸福な暮らしをしていても、自分の家の横に収入が何十倍もある人が豪邸を立ててレベルの高い生活をはじめれば、つつましく幸福な生活はみすぼらしくなってしまうからだ。
 
 こういった競争とジャンルの細分化、蛸壺化が激しく進みつつも、ある程度のみせびらかしのコードは相変わらず共通している。ブランドを着るのではなく、ブランドに着られることが常識となってしまい、もはやブランドのカットアップ、リミックス、コラボレーション的組み合わせとそれにまつわる薀蓄の物語の細分化が徹底して行われ、希少性がメディアによって捏造され、オークションと芸能人によってその神話が証明される。ブランドは常に新しいものを、さらに内在的に差異化を生み出すために、シーズンごとの新しいラインを定期的に発表し、古いモデルを過去の異物として瞬時に葬り去る。


 人々は自由意志によってこれらのブランドやそのブランドに合ったコミュニティや振る舞いを選択し、自我同一性を育て上げていくのだが、この運動が商品と社会的なコミュニティとの全体的な運動との関係によって規定され、全体の表現の一部へと個人の選択能力が矮小化し、転化しているというなら・・・・・商品とその商品を可能にする社会的バックグラウンドこそがそれを組み合わせる自我、組み合わせによって表現される自我の先験的な存在の源泉であり、なおかつ、構造的に閉じたシステムであり、個人とはその全体的システムの集団的表現の、間主体的な移り行く表現の複数の分岐通過点の集合でなくて、いったい何だというのだろうか?

 多くの人たちが「他人とは違っていい物を持っている私」を表現するためにエルメスやヴィトンのバッグを買い続けることは皮肉にも、それを所持する人が増えれば増えるほど、そのバッグが持つ差異化表示機能は減衰する。差異化の増殖の果ての同質化のパラドックスは流行とその衰退の基礎構造である。ブランドはシーズンラインによってこの流行を自発的に新陳代謝しながら、もっとロングスパンの規模においてその生産、流通、消費としてのシェア、テリトリーの規模を拡大したり喪失したりする。

 商品を買うとはそのブランドに投票することであり、そのテリトリーに自我を同一化することだ。それは所属集団を決定することであり、その集団のコミュニケーションに従うことを他者に向かって表示することでもある。ブランドとは精神と社会的諸集団のテリトリーを無意識に決定する機能を持っていて、その再生産と消費過程にある反転した構造的全体性の覆い、資本制経済に内在する商品の自由によってしか表現されえないコードへの自閉によって、われわれのコミュニケーションやそれを通じて表現されるキャラクターが、帰属する諸集団特有のコードによって限定される。エルメスを選ぶ人々の集団が再生産されるコードの全体性によって個々のエルメスを選ぶ人々はそのイメージに合ったコミュニケーションや振る舞いを自ら進んで演じるように・・・・われわれは商品の生み出す機能性とそのまとまりをもった連続の全体性(消費の物語)のイメージによって自己を生み出し、かつこの自己によって限定される。

 これこそが商品とブランドの持つ無意識的な拘束力と全体主義的なイメージの帝国主義なのだ。人は他人と違う自分を見出し、なおかつ他人とコミュニケートするためのツーツとして生み出した商品とその相関的な関係性の排他択一的構造によって自我を生産することなく生きていけないのが高度資本主義経済化の現状であり、われわれの苦痛と限界はその点にかかわっている。

 ミクシで出会ったハーポ部長、インテリパンク、そして僕とで作っている、RLLというTシャツブランドのコンセプトは、この商品の選択による自我の表現とコミュニケーションの再生産の全体的被限定性という資本制経済の限界を内在的に突破することでもある。

 RLLのプロダクツはそのプロダクツの持つ機能性とコードに自覚的であることによってファッションとそのファッションを嗜好性とする集団のコードを可視化する。いくつかの象徴的なデザイン(その多くがほかのコードやイメージからズレたりはみ出したり、付け加えられたり、混ぜられたものなのだが)さらにそれらの組み合わせを視覚化することにより、われわれは社会学的な実験アプローチを商品に組み合わせるのだ。われわれの商品は複数のコードを意図的にジャックし、突き破り、横断する。それはリアルな世界で展開するミクシのノイズ生成的コミュのシンボルであり、都市と路上のハイパーリンクであり、ネットとリアルを跨ぎ続けるリゾームなのだ。われわれはミクシのコミュ、アイコン、リンク相関性、集団と個のフィードバッグの反復で形成される意識の特性を、インターネットの外部に向かって展開することによって都市と路上の空間を政治的な空間へと変革する。RLLのプロダクツは新しいコミュニケーションツールであり、それは平坦な日常を生き残るためにわれわれが身に付ける、概念の諸集団の機能性と交通関係の、ポリティクスとストラテジーを前提とするアーマー(戦闘服)なのだ。



インフォショップの作り方!!

インフォショップの作り方!!
http://www.kiryuusha.com/blosxom.cgi/shop/event/070915a.html

 昨日はシモキタは気流舎で行われた上記のイベントに行ってきましたー いやあ、めちゃくちゃ楽しかったです。グローバリゼーションによってばかでかい資本がどんどん流通や風景、欲望を均一化していくクソな世界。安く買い叩かれた労働力や激しい競争で広がる格差。そんな残酷で人非人な世界に覆われていく今、僕達が抵抗するために集まるアジト(アジテーションポイント)である、インフォショップを作ろう!って集まり。インフォショップではアマゾンや大型書店では絶対変えない情報や、コンビニ、ファミレスでは絶対食べれないベジ食に、ユニクロやシマムラじゃ絶対変えないオリンジナルでDIYな服なんかも買えて、だらだらまたーりとデモやらパーティーの話が繰り返される!って言ってもよくわかんないよ!!インフォショップって何よ?って話ですので、IRAのナリタさんが世界中で集めてきた写真やら動画を見せて世界のインフォショップ事情みたいなものを説明してくれました。


★アメリカ

リビングルーム
http://a.sanpal.co.jp/irregular/cont/infoshop_ira_video.html

 二人の女の子が全米を旅してインフォショップを訪ね歩き、店主やら運営主体、お客さんにインタヴューしたリビングルームというドキュメンタリー映画を見る。(上記リンクで見えます)現在、アメリカでは100軒ほどのインフォショップがあるらしい。アメリカでは多様な他者が共生する公共圏という概念が常に権力によって規定され、ホームレスや職にあぶれた若者など、社会的弱者が常に「公共圏」から排除されてきた。湾岸戦争以降そういった公共圏ではなく自分達で自分達の居場所を作ろうと自主運営的なインフォショップが数多く作られた。しかし、最近ではそれも減りつつある。


★ドイツ

 ナリタさん曰く、「ドイツは規模がデカすぎて参考にならないかも(笑)」ってなくらいすごすぎる。ドイツ。旧東ドイツの古い、誰もすまなくなった建物を占拠し、大勢の人々が自主運営して共生している。オペラハウスを占拠した場所なんてライブハウスが3つくらい?入っていたり、動画に出てくるように空き地に勝手にトレーラーハウスを持ち込んでゲイ、レズビアン系の運動家が事務所や住宅にしている。以前はその通りや区画が全部スクワットだった場所もあったそうな。すごい。ドイツはあまりに規模やら質がさまざまなので、インフォショップという概念が薄まってしまうそうな。例えば、普通にそこらへんにあるオサレなカフェさえドネーションでベジ食が食べれてアンチG8のフライヤーやジンがあったりとか。


★イルコモンズさんより

 まず、インフォショップに必ずあるものは?といえば・・・・ ジン(同人誌)ポスター、ステッカーである。そこで、WEB上にあるインフォショップ?を見てみよう!ってことで・・・


http://www.crimethinc.com/


 ここはさっき言ったように、ジンやポスター、ステッカーを売ってる。デザインもかっこいいし、内容もいい。例えば・・・

http://www.crimethinc.com/tools/

 このページのステッカーなんかはダウンロードして自分でばら撒ける!さっそく今日もシールにして持ってきました。(配る)これは(http://www.crimethinc.com/tools/stickers.html)上から監視カメラ批判。次は、この場所はコミュニティがあるから警察はいらない!警察は出てけ!みたいな。次はこの電話は盗聴されていますよ。という内容。ここでナリタさんが「実際にこのステッカーがいっぱい張ってあった」とのこと。あと、新聞やジンもダウンロードできて自分で配れるんだそうな。ダウンロードはこっち→http://www.crimethinc.com/tools/downloads/stickers.html


 そしてIRAもよく商品を買い付けているAKpress

http://www.akpress.org/



★ BOOKCROSSING

http://www.bookcrossing.com/

参加者の女性から、インフォショップのライブラリ(図書館)のWEB版?ってことで「ブッククロッシングはやってないんですか?」の質問。なんじゃそりゃ?ってことで加藤さんから説明。「これは本にIDを付けて友人や公園のベンチなんかに本を置いていって、次の人に渡すの。そうすると園人がIDをホームページ上でチェックしてその本の流れてきた履歴を辿れるってシステム。本に書き込みをしたり、それでいろんな人が交流できる。僕も日本でやってるけど、まだ日本ではそれほど広がってないんだよー」ってことでイルコモンズさんが「じゃ、CDでやりましょうよ」って、ダブって買ってしまったECDを提供。最初は加藤さん、次は僕。これ、ネットで追えるようになるのかな?ブックシェアやCDシェアもどんどんやっていきたい!!


★Ubuntu(ウブントゥ)

http://ja.wikipedia.org/wiki/Ubuntu

 最後にイルコモンズからウブントゥの紹介。これはリナックスの進化したヴァーションでこれまでのリナックスはフリーソフトでも高度な専門的知識がないと使いこなせなかった。しかし、ウインドウズやマックのOSが使えれば誰でも使えるというレベルのものがようやく登場。それがウブントゥだ。南アフリカの人が作ったのもので、意味は「他者への思いやり」や「誰かのための私」といった意味だそうだ。普通パソコンを買うとOS代というのがかかってそれが一万円くらい取られている。だからビルゲイツが大もうけしているのだ。かってこの抱き合わせ商法に怒って「OSはいらないから一万円返せ!」と訴訟した人がいたそうな。ウブントゥはもちろん無料。DELLのPCでも有料のOSを積んでないモデルに最初からこのOSを積むようになってる話も。あと、ワードやエクセル、イラレなんかも使える。ただ一つの問題はDVDを見るソフトが権利問題で入ってないそうな。ま、これも裏ワザで使えるようにできるとのこと。



★最後に・・・・


 インフォショップは日本だとIRAやあかね、気流舎、ポエトリーインザキッチンなどなどまだ少ない。どんどんこの先増えてほしいし、店舗がなくても個人個人が自分の部屋に友人のジンやポスターステッカーやDIY製品を置いて、友達を呼んで売ったり交換すればそこはインフォショップだ。どんどんこれを繰り返していけば、そのうちお店が持てるかも!?君がインフォショップになればいい!さあ、はじめよう!


 



ある、一人の、女の子の壊れ方について

ブリトニー・スピアーズが、『OK!』誌のインタビュー中に奇行を連発。同誌の編集者によると、取材スタッフが“呆れて悲しくなる”ほどの状況だったという。ブリトニーは取材中、愛犬のヨークシャーテリアにデザイナーズ・ブランドのドレスの上で排便をさせたり、高価な衣装を身につけたまま姿を消したりと、まさにやりたい放題。このとき撮影した写真は“掲載基準に満たない”との理由でお蔵入りが決定したという。また、撮影中も“わけのわからないことをペチャクチャとしゃべったり、赤ちゃん言葉で話したり”していたそうだ。『OK!』誌の編集長は「これまで立ち会った中でも、間違いなく一番奇妙な撮影現場だった」とコメント。高価なデザイナーズ・ドレスをまるで“紙ナプキン”のように扱うブリトニーに、スタイリストが悲鳴をあげる場面もあったようだ。さらに、扉を開けっ放しにしたままトイレに何度も足を運んだり、衣装が「セクシーじゃない」「丈が長い」などと繰り返し文句をつけることも。そして取材開始から約3時間後、撮影も終わらないうちに借り物の衣装を着たままその場から立ち去ってしまったという。関係者も「目がイってたし、話していることもムチャクチャだった。食べたものをグッチのドレスの上に吐いていたしさ。完全にイカレてるって感じだったよ」と証言している。もはやマスコミすら手を上げるほどに壊れてしまったブリトニー。はたして今後、彼女が正気に戻る日は来るのだろうか…!?



以上、ミクシニュースより引用。





 確か岡崎京子だったと思う。一人の資本主義化に生きる女の子の壊れていくこと、その、壊れ方を描いていくことが自分のマンガの作風というか、テーマだ、と、いうようなことをしゃべっていたような気がする。例えば「PINK」なんかだとマンガ連載時にはハッピーエンドで終わっていたのに、単行本になったときは一話分余分に話が付け加えられ、悲惨なラストで終わるように変更された。(「PINK」は直接主人公の崩壊が描かれるわけではないが、その予兆がたっぷりと描かれ、その崩壊のニュースを知ることの無い女の子の描写で終わる。だけど、崩壊はすでに始まっていることは、一人一人の読者が想像で埋めるよう強制されている。それはそれで悲惨なラストだ)





 「PINK」だけではなくて、「私はあなたのおもちゃなの」とか、「ヘルタースケルター」のように、彼女の物語に出てくる女の子は欲望に囚われ、暴走し、精神や身体をすり減らし、ボロボロになっていく。それが作者の意図として運命付けられていることを知りつつ、薄氷を踏むような思いで彼女のマンガを読んでいくことは、一種の、ホラーを読むような感じだ。





 アイドルとしての、文字通りそのまま、偶像や記号、イメージとしての付加価値を持った女の子の、イメージそれ自体の価値が、株価や為替のように乱高下していく。それはいくつもの事件やメディアや、複雑な要素が絡まりあい、そのやり取りの中でイメージの価値は漂い、浮き沈みする。「崩壊」というそのままのタイトルの小説を書いたフィッツジェラルドは、第一次大戦後のアメリカの黄金時代に、その株価と供に頂点にあった自分の名声と世界に耐え切れなくなって、タクシーの中で号泣する。自分はもうこれ以上上がることができないのだ、と。そしてブラックマンデーが訪れ、アメリカの短い夢は終わる。「バビロン再訪」の世界がやってくる。村上春樹がフィッツジェラルドで一番好きな小説だ。











続報。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=269235&media_id=15



[eiga.com 音楽ニュース] 去る7月26日、ブリトニー・スピアーズがラスベガスのリゾートスパから出てきたところ、張り込みをしていたパパラッチ2人に撮影されて怒り心頭。哺乳瓶を投げつけ、「殺してやる」と怒鳴りつけた。 当時ブリトニーは、息子2人とボディガードを伴っており、パパラッチの証言によると、ボディーガードの1人がパパラッチ1人の動きを封じるため体を壁に押さえつけたという。また、残りのパパラッチも、同じボディーガードに投げ飛ばされ、警備員が止めに入るまで殴る蹴るの暴行を受けたとか。その際、ブリトニーは壁に押さえつけられたカメラマンに向かって、哺乳瓶を叩きつけながら「殺してやる!」と脅したとのこと。 この件で、パパラッチ2人はブリトニーを訴える構えをみせているが、ブリトニーの弁護団からは何のコメントも発表されていない。



ア太郎、おそ松クン、バカボンのパパ、うなぎ犬の深さを思い知れ!四谷シモンに”同棲生活”を迫られた赤塚不二夫。27年の空白。

平岡正明の『戦後事件ファイル』第一章、敗戦満州崩壊は、赤塚不二夫のために掲げられた章だ。赤塚はは昭和10年9月14日熱河省承徳に生まれた。父親藤七は関東軍憲兵で、後にソ連国境地帯の八路軍相手の警察官となり、敗戦時には奉天消防署鉄西署署長をしていたが、ソ連軍に逮捕されシベリアに抑留された。消防署署長になったのは現地の人々をいじめてばかりいる憲兵に嫌気がさしたからだ。

 敗戦後女で一つで内地から引き上げる苦労と悲惨は計り知れないものがあった。平岡のテクストには「赤塚自身は引き上げ経験の地獄絵図を直接には書いていない」と記しているし、実際に写真1にあるように、生まれてからマンガ家になるまでの27年間は空白だ。しかし、平岡のテクストが書かれた76年以降、赤塚は積極的に「地獄」について語りだしている。身近なものでは新宿にある、水木しげるの絵の広告でおなじみの「平和祈念展示資料館-戦争体験の労苦を語り継ぐ広場-http://www.heiwa.go.jp/tenji/index.html」に、赤塚の絵が寄贈されている。(他にも、千葉てつや等々)その絵とは・・・



>(日本に)到着して30分後、栄養失調になっていた綾子(赤塚家一番下の妹)が死んだのです。母は、激しく泣きながら、乳児のミルクまでとりあげた税関のやり方をののしっていたのを、覚えています。


 というシーンだ。さらに、母の実家の大和の3年間においては、満州から帰ってきたというだけで、酷い差別を受ける。


ワンコーリアフェスティバルの本人インタビューより
http://hana.wwonekorea.com/history/hist/10th94/newManga/man_int-akatukaFujio.html

>オレは満州から引きあげてきて、奈良の大和郡山に3年間住んでいたんだけど、あのあたりってヨソ者を徹底的に排除する風潮があったんだ。隣がエタ村で、差別意識が定着してたのかもしれないな。オレも差別されたよ。配給の列に並んでて、オレの順番になると「満州、ダメ」とか言って本当にくれないんだから。いい大人が子供に対してだよ。今でも忘れられないよ。


 また、赤塚は太平洋戦争当時の軍国主義的イデオロギーに対して同インタビューでこう語っている。


>オレは10歳のときに終戦を迎えたんだけど、それまで特攻隊になろうと決めてたし、本気で天皇のために死んでもいいって思ってたよ。軍事教育ってやつだよね。

 
 

 まるで初期大江健三郎の主人公『遅れてきた青年』のようだ。だからこそ、この体験がマンガの中において空白であったとしても、平岡が指摘したように「赤塚不二夫のマンガを(日本人の占領、引き上げ体験の)ドキュメントとして読め!」ということが可能なのだ。クズ野菜で育ち、孤児だったア太郎や、狂犬トロツキー、山本四十六といった特異なキャラクター達がアナーキーに暴れまわるのは、悲惨と残酷の空白の上だ。しかし、決してこの物語を悲劇として読んではいけないのだ。なぜならフロイトが言ったように、「喜劇の反対は悲劇ではなく、現実なのだ」から。




PS 柄谷行人は『終焉を巡って』で村上春樹の初期羊三部作において明らかに、巧妙に全共闘的な象徴がさりげなく触れられつつも他のたわいない話題と併置され、無視されるように語られることを指摘している。それは全共闘的なものだけではなく、あの三島由紀夫の自決についても同じだ。羊三部作は明らかに60年代を描く80年代小説であり、その喪失感を際立たせるために中心が空白になっている。(それは高橋源一郎の不条理でPOPなドタバタ小説『さようならギャング達』にも言えることだ)

 



また、下記ブログには赤塚不二夫とダダ、シュールレアリズム、イタリア未来派を架橋する、非常に面白く興味深い考察がある。

赤塚不二夫ふたたび
http://livinity.jugem.jp/?eid=90

>”人間好き”の赤塚氏の酒を介した人脈の壮麗さ、、ざっと軽く挙げても筒井康隆、吉行淳之介、野坂昭如、井上ひさし、田中小実昌、小松左京、そして横尾忠則、件の浅葉克己、黒田征太郎、篠山紀信、唐十郎、四谷シモン、つまりは戦後日本文化史におけるきら星たち揃い踏みといった感があり、ことに唐十郎が「おそ松くん」の原作を用意していたなんていう話(かわりに赤塚不二夫が”状況劇場”の出資者-パトロンであったとは!)、四谷シモンに”同棲生活”を迫られたなんて話には唸らされる。

かりに唐十郎、四谷シモンの名だけを取り出してみても、そこにはすぐに澁澤龍彦、瀧口修造、マックス・エルンスト、ハンス・ベルメール、と芋蔓式に名が連なるのであり、さらに横尾忠則の名を加えれば、60年代新宿アングラカルチャーの内訳としてのダダ・シュルレアルとポップの混淆の精髄を赤塚マンガが体現していたと考えたところで少しも無理がない。おそ松くんの背後に唐十郎なのだから。

ダダ・シュルレアリスムの要諦とはすなわちオートマティスム(理性の支配を受けない”無意識”-野性の自動記述)とディペイズマン(思わぬ出会いによる異化相乗作用)の詩学であるといえる。それにメタモルフォーゼ(変身/変容)の美学。そして未来派の「スピード/ダイナミズム」。そうきけば、それをそのまま赤塚ギャグマンガの特徴であるといっても差し支えないではないか。



GUCCIから飛び出してきたナマハゲを取り囲む公安警察官をロリィタメイドがヴィデオ撮影する@表参道

もはや何が言いたいのかわからないのだが、もともと言いたいことなんかあっても大して伝わらないのだから、適当に誤魔化してウヤムヤなことをやるよりは、思いっきり外側と内側をかき回して楽しむ方が生真面目にやって落ち込むよりは100倍マシってことに、ようやくみんな気が付き始めたのだった。サウンドデモが始まってからまだ数年だが、高円寺で生まれた滅茶苦茶な、だけど決して投げやりでも諦めでもない、むしろ確信犯的な悪戯心ってやつの新鮮で猥雑で堪えられない空気が、渋谷へと伝播し、ほんの少しズレつつ、以前の生真面目さをちょろっと引きずりながら、それでも、笑いと諧謔とハプニングで路上を満たし、僕達は爽快な足取りで空間をジャックしつつある。

 

 時は満ちた。円は一瞬だけ閉じ、そして掻き消える。



 表参道に入りかかったサウンドカーからはペペ長谷川氏のめちゃくちゃな前口上が始まっていた。曰く「日本の伝統行事ナハマゲが、今日、ここに降臨する!!」だとか、「貧乏人を搾取するネオリベはいねえがぁ、フリーターをいじめる悪い資本主義はいねえがぁ。」だとか。クリスマスを予感させるイルミネーションに飾られた木々や人通りが静かに舞い降りてきた闇の中に浸り輝き、そっと忍び寄った夕凍みが、光や歓語や夕餉の匂いなんかを引き立てるような時。デモ隊は表参道に雪崩れ込んでいった。そんな奇妙な一群が警察の先導者に導かれ、ピカピカの表参道に入っていくのはどことなくパレードのようにも見えた。

 そういった意味でものめずらしげに通行人やらハイソなビルから僕らを見下ろしていた人々は、一体これはなんなのだろう?と、ニコニコしながら観ていた。そんな中、いきなり、ペペさんの「アーーーー!!ナマハゲだ!!キター!!!」の一言で表参道のGUCCIから飛び出してきた二体のナマハゲが包丁を振りかざして車道や歩道を見境無く走り回ると、もう、公安警察も制服警官も真っ青になって、リアル鬼ごっこが始まったのだった。そしてそれを撮影するロリィタメイドさん。アガる音楽に、デモ隊。歩道からはいつにもまして携帯で撮られる撮られる。走り回る鬼を追いかけて取り囲んだ公安警察官とナマハゲがもみ合い、怒鳴りあい、問答になるが、もはやその光景はシュールの一言。観ている誰もが笑顔を絶やさない。特に、公安警察官はフツー?の親父の格好(チノパン、もしくはケミカルジーンズにチェックのシャツにベストに野球帽)なので、そんないい親父が5人も6人もナマハゲを囲み、説教している光景自体が普通の通行人には異常なものだ。(おそらく、公安警察の存在さえ知らないのだろう。そして、だからこそこの光景が面白いのだ)




 スペクタクルな勝利を僕らは勝ち取りつつある。

 
 
 ちなみに、以前の高円寺家賃廃止サウンドデモでも登場し、大盛況だった路上居間も今回のデモで登場したのだが、残念なことに警察官の弾圧によって人が乗れなかった。高円寺では乗れたにも関わらず・・・・ それだけは残念だった。さて。高円寺では最後に神輿が合流するというハプニングがあって、今回はナマハゲだった。伝統行事というか、お祭ネタのハプニングデモが流行り出しているというのは、「デモ=祝祭」であり、「蕩尽」であるというバタイユ論を援用しているRLLとしてはますますサウンドデモから目が離せない。逃亡の想像力がサウンドデモを通してどこまで広がっていくのか?その答えはこれからのサウンドデモのデザインをどこまで快楽に結び付けていくことが可能か?という問いにあると思う。音楽やパフォーマンス、ファッション、メディアの路上実験として、サウンドデモがもっとめちゃくちゃになってくれればいい。





PS 今回は前日に買った機材を使用したために、2回も音を止めてしまったのが本当に無念。やっぱ緊張したらダメだねえ。ほんと。



 あと、12月3日にもあるらしい。サウンデモパレードって何だよ!!デモかパレードかどっちかにしてほしい。主体は・・・


http://www.kyokiren.net/_info/profile


小森陽一や高橋哲哉。リベラル左派ですな。個人的にはクラブ活動で体育館や教室をクラブに!!運動場をレイヴに!!にして欲しい。これはめちゃくちゃな提言ではなく、初期ヒップホップが生まれたのは学校の運動場で勝手にDJブースを出して皿を回してた黒人達なんだから、運動場でパーティーするのはクラブカルチャーでは正統派だ!!


▲▼▲▼サウンドデモパレード詳細▲▼▲▼

♪【日時】12月3日(日)

12:50~13:00 オープニング☆

13時~14時 パレード

14時~15時 駅前宣伝

♪【場所】宮下公園出発→渋谷1周パレード→宮下公園着

     その後、渋谷駅駅前で街頭宣伝

♪【参加対象】40歳くらいまでの若い人、及び気持ちが若い人。

♪≪サウンドデモパレードとは≫・・・車の荷台にDJと音響機材を乗せて

音楽を流しながら、その後ろを歩くデモパレードのことです。

心地よい音楽に身をゆだねて、街を歩くのは楽しいですよ。

♪ 【その他】

着ぐるみ、変装大歓迎!

  楽器、鳴り物、もちろんOK!

  派手におしゃれに表現しましょう!

  街を歩く人に届くようなメッセージをプラカードにして

  持ってくると、アピール効果大です!

【問合せ先】

<問い合わせ先>教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会

〒113-0033 東京都文京区本郷5-19-6坪井法律事務所内 

Tel&Fax 03-3812-5510(平日午後2時~5時半以外は留守電の場合あり) 

メールinfo@kyokiren.net

<ホームページ>

http://www.kyokiren.net/



噂のIKEAに行って来た!!

http://www.ikea.com/ms/ja_JP/local_home/funabashi.html


 今日は北欧からやってきたオサレでイケてる「無印良品」その名も「IKEA@船橋」に行って来ました。いやあ、もう、スゴイっす。ヤられました。ヤバすぎです。まず、デカい。広い。商品の種類も量多すぎ。多分人生で一番「商品」漬けになった今日。そして消費者漬けにも。人大杉。物大杉。最後の方なんて歩いていてクラクラ眩暈と息切れがして洪水のようにあふれ出て土嚢のように積まれたオサレな家具やら小物達に殺されるかと思いましたよ。いや、マジで。ああ、ニセンネンの退屈で消費でしか自分のアイデンティティを見出せない迷子の子羊達の格差社会も見据えた27円のコップから15万円のソファーまでが巨大なおもちゃ箱のように詰め込まれたPOPでキュートでシンプルでモダンでキッチュなライフエンターテイメント北欧のツラ(でざいん)した中国インド産の捻じ曲がったエキゾチズム集積巨大展示場迷路会場で子供達が騒ぎ、大人たちが華やぎ、若いカップルが新生活をカートに詰め込んでいき、日本人の生活が少しずつオサレに浸されていくグローバリゼーションのカッティングエッジの週末の終末で僕はゼエゼエと喘ぎ続け、それでも無料でもらえるIKEAの名前がばっちり入ったメジャーとエンピツとカタログはしっかりと握り締めて離さない。




 フト、



 宮沢賢治の「丸善喫煙室少景」という詩を思い出したね。






 ま、印象の紹介は終わって、簡単なIKEAの説明をすればこれまたひどいっていうかよくできた施設で、最初は延々とショールームが続くの。これが迷路みたく勉強部屋やらキッチンやら玄関やらベッドルーム、子供部屋といった部屋がバンバンバンバンオサレーーーに着飾ったユニットのブロックみたく繋がっていて、それをひたすら見て回るの。ここは買い物をするんじゃなくて、とにかく、「このオサレな空間はどうよ?あなたもIKEAの商品で、総額10万円くらいでこんなライフスペースになっちゃうのよ。無料でホームファニッシングのアドバイスも受けれちゃうの。これってヤらない手はないでしょ?」みたいな感じ。

 それが終わるのに30分くらいも歩かされて、ようやくマーケットホールっていう、これまで見た商品の売り場になるんだけど、これまた唖然としちゃうんだよ。もう、置かれてる商品の量がハンパないの。何でもすんげー種類と量。アホか。こんなにいるわけないだろ!!ってくらい。ロウソクだけで普通のコンビニくらいあるんだよ!!誰がこんなにロウソク使うんだ?そして最後に襲い掛かってくるのは商品の馬鹿でかくてバカ高くてなぜかピラミッドの神殿か教会の神秘な回廊か?と思うくらいの倉庫の通路。壁には全部商品が詰まっていて、もう、ね、地震でもあったらどうするんだ?いや、むしろみんな商品に押しつぶされて死ぬべきだ!!そうだ。そのために作ってあるに違いない。

 そこを出るとようやくレジなんだけど、なんとベルトコンベアーなんだよ!!びっくりだよ。欧米じゃ常識らしいよ。いやあ、田舎物丸出しで写真撮っちゃった。あと、歩きつかれてヨレてヘロヘロになったところに「ホットドック100円!!」の巨大な写真が!!これを食えと!!腹が減ってるんだろ?100円だぜ!!と・・・・・・・








 OK.





 ここには全てがあった。北欧万歳!!グローバリゼーション万歳!!27円で買えるコップ万歳!!198円の時計万歳!!日本人が機内食で出てきてお手拭と間違えて顔を拭いてしまったスゥエーデンの伝統パン万歳!!オーロラと白夜万歳!!




 あれ・・・・




 でも、何か足りない気が・・・・・






 そうだ!!北欧名物の過激なポルノとフリーセックスだけが抜け落ちてるじゃないか!!!!なんてこった!!!



 と、いうことで、IKEAさん、過激なポルノとフリーセックスのコーナーもちゃんと作ってください。よろしくー









PS ちなみに僕は3400円の羽毛布団と198円のアルカリ電池を買いました。羽毛布団は2200円から25000円という価格帯。



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