HarpoBucho Archive

ハーポ部長の生活と意見

00年代最後の日、さて何を書こうか?

最近、ブログ/日記の更新頻度が下がっているわけだが、なんか自分の生活っぷりや意見を報告することにあまり興味がなくなってしまったのかもしれない。昔は、面白いことを発見すると報告しないと気がすまない性質だったんだけど、今は自分のなかでそれを深めていき、日々の生活のなかの言動で表現すればいいや、って感じ。

そんな気分にさせたのもツイッターやmixiのボイス機能の流行のせいかもしれない。なんでみんなどうでもいいことを報告しなきゃ気がすまないのだろうと疑問に思うわけだ。この過剰情報社会のなかではいかに要らない情報を削ぎ落とすかが重要なのに、余計な情報を発信したり受信したり、フォローがついたとか喜んだり、と意味がわからない。ツイッターはまったく見ないのでボクの知らない魅力的な世界がそこに広がっているのかもしれないが、mixiボイスを夜中に強制的に見せられている(非表示の機能がない!)と、「あー頭の中身漏らし過ぎ!」とこっちが恥ずかしくなったりする。「いま」を共有するのは「ここ」にいる人たちだけで充分ではないか、と思うわけだが如何でしょうか。ビー・ヒア・ナウってことで。

と愚痴めいたことで今年を締めくくるのも如何なもんかと思うわけで、2009年のボクの生活と意見をやはり報告して終わりにしたい。

労働の観点から今年を振り返ると1月~3月の残職期、4月~11月が失業期、12月が就職期になるんだけど、実質今年働いた期間ってのが3ヶ月くらい、それでも失業保険のおかげでなんとか楽しく生きていけたってのは今思うととてもハッピーな一年だったように思う。働かないことに負い目を感じず、自分を貴族階級なんじゃないかと錯覚して生きる「河原貴族の会」(別名、平昼ズ族)という秘密結社の活動は失業を肯定的に捉え返すとてもよい活動だった。しかし夏を過ぎるとメンバーのペペ長谷川の「(人生の)末路がこわい」、ハーポ部長の「やっぱ働いたほうがいい」という弱気な発言により解散。その様子はCHANOMADの新作映像作品『十人十声』に収録されている(公開未定)。

失業期間はお金を使わないために部屋にいることが多く、部屋の窓から眺めていた風景が印象的だった。狭いベランダにヤヴァン・ガーデニングと称した庭をつくり、日本一の茶師、前田文男がブレンドした茶を飲みながら、ボーっと風景を見ながら過ごした。自分の部屋を10年前に行ったモロッコの港町タンジールに見立て、友を招いてはベランダで育てたミントで甘い茶を点て歓待のゲームを楽しんだ。以下、茶の窓からの風景。

タンジール.JPG

最初の興味は植物。ツル系植物の太陽を目指して旋回しながらも上へ上へと伸びていく向上心にいろいろ学んだ。

ハート.JPG

朝顔は太陽に向かって咲くので直接見れない。向かいの家の窓に反射された朝顔をボクは毎朝見る。洗濯されたフランツ・ファノンと朝顔。

窓鏡.JPG

次の興味は昆虫だった。サンショウの木でアゲハ蝶の幼虫に遭遇してからボクの新しい世界が広がった。

空飛ぶ芋虫.JPG

昆虫の次にきたのが動物。「りきゅう」と名付けた黒猫がボクの失業中の師匠だった。気持ちのいい場所を発見しては、ひたすらいい時間を過ごすリラックスの天才。たぶん失業すると犬派の人間も猫派に傾くと思う。首輪が邪魔だもの。猫の生き方には勇気づけられた。

黒猫りきゅう昼寝.JPG

猫と恋人のように視線を交し合う日々・・・

黒猫りきゅう起床.JPG

動物に関してはいい思い出ばかりではない。小鳥の餌箱をベランダに設置したら、クマネズミがやってきて部屋の中にも侵入してきた。1週間共生した後、同棲は無理だと判断し、ボクは罠を仕掛けてそのかわいらしい小動物を自らの手で殺した。あの断末魔は忘れなれない。

ねずみ.jpg

空をよく見ていた。雲の流れや、近所の公園からあがるカイトの動きを。部屋の中から寝転がって空が見られることをとても幸せに感じた。こんなに長く空を見ていられる時期が次にくるのはおそらく老後だろう。あー早く隠遁したい。

カイト.JPG

2009年はなんだかずーっと部屋にいたみたいだなあ。脱失業後の労働報告やあまり出歩けなかったけど良かったイベントの報告もしたかったが、タイムリミット。うまくまとめられなかったけど、2009年、とても奇妙で楽しい一年でした。いろいろな人のお世話になりました。この場を借りてお礼いたします。来年もよろしく!


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  • By harpobucho / Dec 31, 2009 11:07 am

ネクタイ・スワッピング

ネクタイ.jpg

ネクタイ=男性自身という見立ては、古き昭和の香りがするものだが、久しぶりにアレを首に絞めていると、いったいこの紐?布?はなんなんだ、という疑念が深まってくる。実用性はまったくないし、食事のときなどブラブラして邪魔でしょうがない。唯一効果があるとすれば、頭脳と肉体の繋ぎ目をぎゅっと絞ることによってもたらされる緊張感が、いままさにショーの最中であることを意識させてくれることくらいか。

それでは勿体無い。どうせ無駄なものを首に巻きつけるくらいなら、お洒落して楽しみたいものだ。だが、ネクタイのない人生を歩んできたので、手元に3本しかない。いったいプロサラリーマンは何本くらいアレを持っているものだろうかが気になって仕方なく、気付くと電車の中のスーツ族のアレに目がいってしまう自分がいる。

失業生活コンサルタントとしての最初の活動をネクタイ・スワッピングと名づけよう。失業者のネクタイをボクが代わりに身につけ労働現場に復帰させるプロジェクトだ。ご主人が失業してもネクタイは職を失わずに済むし、ボクのネクタイのバリエーションが増えるしでウイン・ウインな関係というか、まあボクの利益が大きいわけだが、コンサルタントビジネスとはそんなものである。

ネクタイで遊びたい。
ネクタイピンもいいね。


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  • By harpobucho / Dec 19, 2009 2:08 am

クロード・レヴィ=ストロース追悼のトークイベント+書物展

Saudade Booksのブログより。

レヴィストロース.jpg

クロード・レヴィ=ストロース追悼のトークイベント+書物展

「野生の調教師 The Savage Trainer ― 従順な猿、狡獪な鳥、神秘の猫」

ギャラリーマキでは、20世紀最大の人類学者・思想家であるクロード・レヴィ=ストロース氏に捧げる一連の展示やトークを、批評家の今福龍太さんのキュレーションで2007年より企画・実施してきました。レヴィ=ストロース氏は、2009年10月30日、101歳の誕生日を控えてパリの自宅で逝去しました。展示を通じてその精神から多くを学んだことへの感謝をこめて、氏を追憶するささやかな集いをひらきます。今福龍太さんをお招きし、映像や音楽や詩の朗読をまじえながら、「レヴィ=ストロース」という類い稀な世紀の知性から受け継ぐべきあらたなヴィジョンについて語っていただきます。会場となるギャラリーでは、関連書籍の展示もおこないます。

日時:2009年12月18日(金) 18:00~ (入場無料)
語り:今福龍太(文化人類学者・批評家)
会場:ギャラリーマキ(茅場町)

※お席が限られておりますので、予約制とさせていただきます。
 お手数をおかけしますが、fax か mail にてご予約お願いいたします。

fax: 03-3297-0717
email: gallerymaki@hotmail.com

fax: 03-3297-0717
email: gallerymaki@hotmail.com

詳細はこちらをご参照下さい。
http://www.gallery-maki.com/

アクセスはこちらをご参照下さい。
http://www.gallery-maki.com/map/

気流舎のブログより。
CLS.jpg


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  • By harpobucho / Dec 15, 2009 9:55 pm

へブロン、コペンハーゲン

制作・撮影・助監督クリスランシー、出演キトウセイシの名コンビ。

「Japanese tour guide in Hebron」


「Japanese Hebron Tour January 17, 2008」


こんなイベントも。
「パレスチナ新世代の文化とアイデンティティー」
http://japan-middleeast.jp/kako_chuto-cafe/2009TalkSession.html

ファンキー・コペンハーゲン?
なんだか希望が持てる。


イルコモンズのふた。
▼[COP15] ほんとうのニュースは
http://illcomm.exblog.jp/10555507/


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  • By harpobucho / Dec 15, 2009 12:50 am

演出と演技

「生活ノタメデス」 by 川島雄三

助監督としてついた今村昌平に「どうしてこんな作品ばかり撮るのですか?」と詰め寄られて言った一言。




職場は撮影所であり、自分を大部屋俳優だと思い込むこと。スーツを着ているのはそれが衣裳だからであり、朝から晩まで働くのはそれがそういう長回しのシーンだからである。自分の好きなポジションに架空のキャメラをおったてただ演ずるのみ。熱演する必要なんて全くなく、ただ生活のために淡々と役をこなしていけばいい。

監督は、職場の上役ではなく、自分自身であることも重要だ。奴隷になるか俳優になるか、実存がそこには賭かっている。そして監督の指示は絶対であること。危険なのが気が緩む休憩時間である。そこで交わされる何気ない雑談タイムこそが、アドリブをめぐって監督(自分)と俳優(自分)との緊張関係がマックスに達する瞬間。ときには黒澤と勝新の間で起きたような緊張が走ることもあるだろう。だがそこは作品のそこそこの成功のためにお互い妥協してうまくやるべきだ。所詮はプログラム・ピクチャーだもの。

嫌な上司が悪役を演じている俳優(普段はすごくいい人)に見えてきたら、だいぶいい線いってると思う。

銀座シネパトスで森繁追悼企画
http://www.humax-cinema.co.jp/cinema/special/meigaza/ginza_meigaza2.html

『とんかつ一代』お見逃しな方はこの機会にぜひ。また行こうかな。

こっちも気になる。
誘惑の女優列伝 Part1 ひし美ゆり子
http://www.humax-cinema.co.jp/cinema/special/meigaza/ginza_meigaza3.html


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  • By harpobucho / Dec 14, 2009 10:33 pm

フランス大使館旧庁舎解体前プロジェクト系イベント

どれも興味深い企画。が、一番行きたかった19日の<ポストグラフィティの開拓線>がスティグレールのシンプジウムとかぶっていて行けない! 同じくらい興味深い13日の<仏蘭西へ行きたしと思へども・・・:距離の消滅と時間の深淵、シュルレアリスム、岡本太郎、佐伯祐三、瀧口修造、1978【日本の間】展、Otakou・・・>も休日出勤で行けない!

なんとしてでもラストの余韻GIGは行きたしと思へども・・・

イベント.jpg


フランス大使館旧庁舎解体前プロジェクトNo Man’s Land参加 
東京藝術大学系 展示+イベント
MEMENTO VIVERE/MEMENTO


■シンポジウム 全4回 /Four Symposia

A-12月12日(土)14時~17時半 Sat,Dec 12, 14:00-17:30
< おフランスを越えて:現代思想と芸術 日仏交流>
Beyond O-Furansu; Philosophy and Art
後藤繁雄(編集者、京都造形芸術大学 教授)/木幡和枝(アート・プロデューサー、東京藝術大学 教授) 司会:千葉雅也

<歴史=物語(イストワール)の現在:情報・芸術・キャラクター>
History=Story:information,arts,popular characters
池田剛介(美術家)/黒瀬陽平(美術家、アニメ評論)/千葉雅也(哲学、表象文化論)/濱野智史(情報社会論)

B-12月13日(日)14時~16時半 Sun,Dec 13,14:00-16:30
<仏蘭西へ行きたしと思へども・・・:距離の消滅と時間の深淵、シュルレアリスム、岡本太郎、佐伯祐三、瀧口修造、1978【日本の間】展、Otakou・・・>
Eliminated Distance…. but How about Time Abyss?
宇野邦一(フランス文学、現代思想、立教大学 教授)、港千尋(写真家、芸術人類学、多摩美術大学 教授)

C-12月19日(土)14時~17時 Sat,Dec 19,14:00-17:00
<ポストグラフィティの開拓線>
Frontier of Post-Graffiti
林文浩(プロデューサー、編集者、作家、俳優)/酒井隆史(社会思想史/都市文化論)/南後由和(社会学、都市・建築論)/荏開津広(ライター・DJ)/大山エンリコイサム(美術家)

D-12月20日(日)14時~16時半 Sun,Dec 20,14:00-16:30
<ドキュアート:生成と記憶の記録>
Docu-Art: Genesis and Memory
佐藤時啓(美術家・写真家、東京藝術大学 準教授)/岩井主税(映像・美術作家、「KIKOE」監督)/佐々木友輔(映像作家,「Ghosts」監督)/二村道生(詩人)/木幡和枝(アート・プロデューサー、東京藝術大学)

■同時開催 展示・イベント /Concurrent Production & Events
<ドキュアート実験>同時並行制作・展示プロジェクト
Docu-Art Experiment: concurrent production and exhibition on site
2009年11月25日(水)~2010年1月31日(日)
No Man’s Land期間中縦断、横断制作・展示
Production & Exhibition:Nov 25,2009 – Jun 31,2010
No Man’s Land entire period

「場所をとる、物をとる、時間をとる」写真、動画、映像、テキスト、サウンドなどにより、ドキュメントを同時並行に作成・発表する。
参加メンバー:東京藝術大学現役生、OBOG
Participants:Students and alumni, Tokyo University of the Arts

CLUB MEMENTO
会期中毎土曜(全3回)17時~20時(12日のみ18時~20時)
EVERY SATURDAY 17:00-20:00(Dec 12,18:00-20:00)

12日Live:大上流一(DAIJO,Ryuichi)
19日Live:白承昊(HAKU,Sungho)
26日Live:平本正宏(HIRAMOTO,Masahiro)
DJ: BOY ALLERGY,MARXY,CAMERONSKI,DJ LIES,NICKE & EGA etc…

■Finale

<ENSEMBLES’09 休符だらけの音楽装置―余韻GIG>
Rests-full Music Installation: A Reverberation’09
2009年12月27日(日)14時ごろ~18時ごろ
Sun,Dec 27, around 14:00-18:00
by大友良英(OTOMO,Yoshihide)/梅田哲也(UMEDA,Tetsuya)/堀尾寛太(HORIO,Kanta)/毛利悠子(MORI,Yuko)/Sachiko M/芳垣安洋(YOSHIGAKI,Yasuhiro)

2009年の4月のプレオープンに始まり、11月までの8ヶ月間にわたり東京、京都,水戸、大垣で展開した展示と特殊ライブ<ENSEMBLE’09 休符だらけの音楽装置>の一連のイベントの余韻ともいえる、今年最後の特殊ライブ。会場の特殊なロケーションをいかしつつ、展示ともコンサートともつかない、でもそのどちらでもあるような4時間。


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  • By harpobucho / Dec 09, 2009 11:01 pm

ベルナール・スティグレール来日情報

ボクの失業生活の影の支えとなった哲学者ベルナール・スティグレールが来日します。銀行強盗からIRI所長&ポンピドゥー・センター文化開発部長まで昇りつめたその向上心には驚愕します。RLL部長&ハーポ・プロダクション文化開発部長としては大いに見習いたいものです。所長ってポジションは憧れるなあ。

バロウズとスティグレールのコピー.jpg

==============================

東京大学大学院情報学環× 東京藝術大学大学院映像研究科
× 仏ポンピドゥー・センターIRI

国際シンポジウム開催のお知らせ

 「メディア・アートとは何か?vol.5
  ――ハイパー産業時代のクリエーションとクリティーク」

==============================

■概要:

ベルナール・スティグレール × 藤幡正樹 × 石田英敬

文化産業とコミュニケーション・テクノロジーにより人間の意識が
生み出され、ユビキタス化された「新たなモノ」たちのネットワーク
が人々を取り巻き、精神のテクノロジーが人々の生を管理する
「ハイパー産業 時代」における、<芸術の問い>とは何か?

どこに私たちの知覚的痕跡を求め、いかなる技術を設計することに
より、どのように感性的経験を総合すれば、私たちは、新たな
<誰>と<何>を 生み出すことができるのか?

それこそが、私たちが今問おうとする「ハイパー産業時代」におけ
る、新たな「創造と批評」の問いである。

東京大学大学院情報学環と東京藝術大学大学院映像研究科では、
「メディア・アートとは何か?」をテーマに連続シンポジウムを開
催してきた。今回、第三の連携先であるフランスのポンピドゥー・
センター文化開発部長でIRI所長の哲学者のベルナール・スティグレール
を招聘し、芸術作品の創造と受け手、享受の時間と空間、テクノロジー
と新しい批評の可能性、文化産業と資本主義の未来をめぐり徹底討議
を実施する。


■主催:東京大学大学院情報学環
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/

■共催:
東京藝術大学大学院映像研究科
http://www.fnm.geidai.ac.jp/

IRI / Centre Pompidou
http://www.iri.centrepompidou.fr/

■日時:2009年12月19日(土)14時00分~19時00分

■場所:東京大学 本郷キャンパス
    大学院情報学環・福武ホール 福武ラーニングシアター
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html

■定員:180名

■同時通訳つき

■入場:無料

■参加申し込み:
mediaart@nulptyx.com
・事前のお申し込みが必要です(先着順)。
・件名をあなたの氏名にして、上記アドレスまで、
 メール本文に氏名、ふりがな、所属を記入してお送りください。

■お問い合わせ・プレス窓口:
publicity@nulptyx.com
*申込用アドレスではありません。
tel/fax 03-5454-4939(東京大学大学院情報学環 石田英敬研究室)

向上心こわい
http://www.rll.jp/hood/text/harpobucho/20090613024448.php

はじめてのお給料で『技術と時間〈1〉エピメテウスの過失』 買おうかな。高いけど。


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  • By harpobucho / Dec 07, 2009 10:43 pm

新手の貧困ビジネス?

失業生活コンサルタントはじめました。 

表紙画像.jpg
(イラスト KENTA UEOKA

失業生活は、職が見つかるまでの辛い待機の日々ではありません。働かないライフスタイルを試すわくわくする実験であり、自分の大好きなことだけに打ち込む至福の時であり、あるいは、次の爆発を準備するための力の充電時間だともいえるでしょう。一見怠けているように見えてもそれが力を蓄えるための行為であれば、それは潜勢力先走る向上心です。

職探しに気をとられて、この貴重な時間を無駄に過ごしてしまったら、その後の人生は台無しです。ハーポ・プロダクションでは、より豊かな生活を目指し失業生活を満喫するための情報や技術を無償提供いたします。平日昼間の充実した時間の過ごし方からハローワークでの演技指導まで、トータルでサポートいたします。

失業生活の友、杉並区立中央図書館のガンジー像。
ガンジー.JPG

非暴力・不服従、失業生活の基本マナー。


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  • By harpobucho / Dec 02, 2009 12:18 am

出発は常に不安で帰りはいつも不確か

私の人生を表現するなら、出発と帰還の連続です。出発は常に不安で、帰りはいつも不確かなのです。

エドワード・サイード『Power,Politics,and Culture』より


0時越えてそわそわマックス。今日からスーツ着て電車乗って朝から晩まで毎日働く(しかも土曜隔週出勤)というライフスタイルの大転換。その変性意識体験が不安でもあり楽しみでもある。

サイードの言葉に触れて、手元にある佐藤真監督の『エドワード・サイード OUT OF PLACE』を観たい衝動に駆られているのだが、今から観ると夜更かし確実で、朝起きられるのだろうか、などと不安がる思考と行動の保守化は避けられない。早く新しい環境に慣れたいなあ。

水曜日は『ビリン・闘いの村』の監督、佐藤レオさんの追悼イベント。志賀ちゃんが東京来てます。反戦と抵抗フェスタでは足立正生監督とネットラジオで対談予定。この組み合わせは興味深い。

■ 佐藤レオ 追悼上映会  

映画監督の佐藤レオさんが9月半ばに亡くなりました。レオさんは、パレスチナの非暴力闘争を描いたドキュメンタリー映画「ビリン・闘いの村」を作りました。レオさんの思いを今後も伝えてゆくために、追悼上映会をやります。

ゲストにジャーナリストの大月啓介さんをお呼びして、パレスチナや上映作品などのお話を伺います。また佐藤レオさんが助監督を務めた、八木健二監督作品「THE WALL」から「ブレイキングサイレンス」を同時上映いたします。

■ 日時   

11月25日(水) START 19時半ぐらいから 

■ ゲスト  

大月啓介(ジャーナリスト)+ 司会 志賀直輝(アナルコ旅人)

■ 上映  

「ビリン・闘いの村―パレスチナの非暴力抵抗」(監督佐藤レオ、61分)
       
「THE WALL」より「ブレイキングザ サイレンス」(監督八木健次 編集・助監督 佐藤レオ 2004年/11分) 

■ カンパ  

300円(場所代)。金が全くない方は無料。できたらドリンク注文をお願い致します。

■ 場所   

高円寺・素人の乱12号店  
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F 奥の部屋 (北中通り沿い素人の乱シランプリ向かい。アヤマ接骨  院脇の階段を昇って奥)
JR中央線高円寺駅下車徒歩7分

■ 問い合せ 

志賀直輝 osasimiichiban@gmail.com 


佐藤レオ 
CGデザイナー、ノンリニアエディターを経て、映像ディレクションを手がける。2002年より、見聞を広めるため、タイ、台湾、アメリカ、ヨーロッパ各地、中東など、40カ国以上を歴訪。2004年6月に帰国し、イスラエル/パレスチナで知り合った写真家・八木健次氏と共にドキュメンタリー「THE WALL」を編集、助監督。2006年、イスラエル・パレスチナを再訪問、ビリン村を取材。「ビリン・闘いの村」がドキュメンタリーの初監督作品となる。

大月啓介
1973年 東京都生まれ。報道・ドキュメンタリー番組の制作会社を経てフリー。パレスチナは2004年に現地の大学に留学後、取材を始める。TV,雑誌、新聞等で発表。



これは凄い!
アクティヴ過ぎるアクティヴィストたち。


11月9日(月)
パレスチナ西岸地区カリキシヤで、ベルリンの壁崩壊20周年のデモがあった。その時、パレスチナ人と外国人活動家がイスラエルの隔離壁の一部を破壊した。覆面の活動家が、イスラエル軍から催涙弾を浴びる中、大型トラックで2メートルの壁ブロックを破壊した。約50名のデモ参加者が破壊された壁のあとを通った。

志賀ちゃんのmixi日記より


まずは自分の中の壁を壊したい。


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  • By harpobucho / Nov 24, 2009 12:33 am

風林火山

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  • By harpobucho / Nov 23, 2009 1:56 am

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