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集え、古本ハスラー!第二回「King Of Diggin」やりまーす!

http://www.rll.jp/hood/action/20090609113403.php
第一回「KING OF DIGGIN’」告知はこちら



 第二回「King Of Diggin」やりまーす!
 9月12日、13日は西部古書会館@高円寺で大均一祭があります!!一万冊くらいの本が陳列されて、初日の土曜日は全部200円!日曜日は全部 100円!という破格の安値。これはもう掘るしかない!買うしかない!んでもって転売するしかない?!なんといってもブック・オフの100円コーナーじゃなかなか見られない黒い本(年季が入って汚れた本)までどっさり出てくるのがうれしい!ただ買い漁るだけじゃつまんないんで、イベントにしちゃおう!ってことで、なんと、日曜日の午後6時終了後にみんなで集まって、それぞれが「これが面白い!!」って思った本を数分プレゼン。自分の本以外に投票して、勝った人にみんなで200円づつ奢るという古本バトル!「King Of Diggin’」をやることに!参加したい人は当日来てね。まあ、ルールはこの会場で買った本であることと、一人1冊だけくらいなんで、気軽に参加してくださいな。ではでは、古書会館で会おう!!!(はっきり言って初日にこないといい本は無くなってしまうので、ゼッタイ初日の朝10時から来ること!!!)



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写真は前回の大均一祭にて200円で買った本!!

「優良児的青春を殺虫する毒薬に関する狂気の考察」 岸田淳平

気になるお値段は・・・・
http://www.amazon.co.jp/dp/B000J9OZ58/






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と、最近阿佐ヶ谷の某古本屋で500円で買った女性カメラマンが赤線の女たちをその職場から性病検査所、厚生施設まで隠し撮りやインタビュー、ルポした「危険な毒花」 闇の女の他にもヌードモデルや海女の写真もあり。

気になるお値段は・・・
http://www.amazon.co.jp/dp/B000JAY5ZM/



海賊バイクで新宿二丁目を駆け抜ける!ひゃっほーい!

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 先週土曜日はジュクへ。二丁目へ。愛車をぶっ飛ばして滑るように、夜を抜けて。たどり着けば予定通り路上は人々で埋まってるCafe★Lavanderia前掻き分けてクリーニング屋の店名が書かれたガラス扉を開け放って、店内へ。音の洪水。イベントは一段落したらしく、DJタイム。黄色に黒に、白。ドレッドにつるっぱげに、アフロに、坊主。アイツ。あの子。ん?誰だろ?ダチの山やら雲の中。ヨッ、とか、オヒサ、とかとか。お決まりの人々。ビートに打ち震える巨大な心臓のような小部屋を一周、漂って、馴染みの顔に頷いて、新顔をチェックして、カウンターへ。大好きなサングリアを頼んでから、グラスの底に燦ざめく漆黒の闇と光を飲み干す。さあ、何に乾杯しようか? 夜は汲めども尽きぬ享楽の源泉。パーティーはふかふかのファーのように僕を包み込み、サイダーの泡みたいに甘く、囁きかける。耳元で海馬が揺れる。意識に、そっと、アルコールがリヴァーブをかけていく。カウンターにもたれ、プロジェクターが映し出す映像を見る。ボロボロの廃品を寄せ集めた筏の上で、天井桟敷か、黒テントみたいな格好の人たちが踊っている。目を閉じて透明な身体に注がれる残響のノイズをかき集め、一つ一つの音源をチェックしたり、解きほぐせない部分をなんとか再構成しようとしたりして一人遊びする。明滅するビートに切り刻まれた笑い声や嬌声、あーだ、こーだ、どうでもいい話、いや、ちょっとは、すげーマジな話、なのかも、そんなのが山ほど蜜蜂の羽音のように重なり合い、アルコールと煙に煽られた空気の中、むわーんとしたノイズとなる。それを体一杯に吸い込んで、目を開けば、夜は、生まれたての胎児のように羊水と血液に濡れて、臍の緒を引きずったまま、つやつやと輝いている。

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 この日のイベントは先日も紹介したように、廃材を使って船を作って航海したり、トールバイクと呼ばれる自転車を改造して二段に積み重ねた特殊自転車で日本をこれから旅しようって人たちのカンパパーティー 彼らはブルックリン最終出口で「自転車殺し」ってとんでもないイベントもやってて、これが道路を勝手に封鎖しちゃって、数百人が集まって改造自転車でバカ騒ぎするってスゲーイベントなのよ。もう、この動画を見ればわかると思うけど、ゲロまみれのちんこまんこバイクに股がって騎士の決闘ごっこやりながら巨大ドクロ人形をぶっ壊しつつ酒も飲むし、骨折もしなくちゃいけないし、クソポリ公はうるさいし、ってサイコーなお祭りだろ。これを何年もやってる奴等がやってきて、2丁目でバカ騒ぎしてたってわけ。





何より面白かったのはトールバイクに乗れたこと。これがぱっと見ヒョヒョイって乗れてるんで、チョロイチョロイと思いきや、グリップを握った途端ゾっとしたね。いや、高すぎるだろ、って。なんせ170センチあるオレの肩より高いんだぜ? おまけにハンドルだからクルクル動くし、足を最初に乗せる場所はわかるんだが、自転車を走らせながらそこに体重を載せて、サドル跨って、漕がなくちゃいけない。この時にうまく跨げなかったり、体を上に上げようとしたらバランスを崩したり、なんとか乗れたと思ったら自転車が止まってばたーんとかとかとかとか。みんなコケまくり、怪我人続出。ま、酒飲んでベロンベロンだからなあ。

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 それでも何度かコケてるうちに、なんとか、コツがわかってきて、崩壊の淵を舐めつつもよろめきながら立ち上がり、ふらふら進みだして、ツツーっと滑らかに漕ぎ出すと、「おおー!!」「やった!!」って30人くらいで路上で大騒ぎ。勢いに乗って2丁目の交差点に飛び出すとゲイやらクイアなねえちゃん?兄ちゃん?達から歓声が!いやあ、楽しい楽しい。眺めも最高、乗り心地も最高!なんと11日にはワークショップでこの自転車を廃車になった自転車から作るんだって。スゲーなそりゃ。この日も一台こけた拍子に変速機が外れて、ぶらーんってなって、みんな「ヤベー」って蒼くなったんだけど、持ち主のひげもじゃカウボーイみたいな人があっという間に素手で直してしまって、またまた大歓声!!いやあ、アガるね。ほんと、こんなイカれた自転車が街に溢れてたら、街はもっと楽しくなるよ。なんとかできねーかな。欲しい欲しい欲しい。ってやっぱ自作するしかないなあ。うんうん。ピストよりトールバイクだな。

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http://kayabana.exblog.jp/10851965/


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海賊がやってくる!?

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どひゃー!!こりゃ気分はワンピースか?!かき集めた廃材(つまりゴミ)で作った幽霊船?!動く夢の島?!みたいな海賊船!?で旅してきた4人組が今度は改造トールバイクで旅に出るみたい。ってことでカンパカンパ。もちろん、これまでの旅のトークの御代ってことで。このイベントは陽光クンの日記で知ったんだけど、最近の Cafe★Lavanderiaはかなりいいイベントばかりやってるね。




Party! with the Crew of Swimming Cities of Serenissima
ブルックリンのストリート・アーティストSWOONは、廃品によって作られた「いかだ」で、
スロベニアからイタリアのヴェニスまでアドリア海を一ヶ月かけて旅するプロジェクト
「Swimming Cities of Serenissima」を成功させた。そのとてもジャンクで出来ているとは
信じ難い、手の込んだ装飾が施された、夢のような空間で暮らしていた乗組員のうちの4人が
来日するので、かれらを囲んでパーティーします。写真家Tod Seelieによる
「Swimming Cities of Serenissima」の写真展とDJ DirtyfingerのDJプレイを楽しみながら、
DIY海賊になる、あるいは水上自治区を建設する夢を一緒に膨らましましょう! 
かれらのトール・バイク(背を高く改造したチャリ)にも乗れるかも。二木信もDJします。



日時 * 8月8日(土) 19時~
会場 * Cafe★Lavanderia
地図 *http://planetica.net/cafe_lavanderia_address.htm

入場無料(ただし、ワンドリンク・オーダーお願いします。)
彼らのトール・バイクの旅をサポートするための投げ銭よろしく!



高速道路で肉ずれが起こりました。



警官「寄生虫なので、できれば引き返して最初の信号を右に行って下さい」

ぼく「えっ」

警官「寄生虫ですから、引き返してください」

ぼく「なにそれひどい」

警官「えっ」

ぼく「ぼくが寄生虫ってことですか」

警官「寄生してるのは警察ですよ。寄生してるので重体なんです」

ぼく「えっ」

警官「えっ」

ぼく「だれが重体ですか」

警官「誰というか、まぁここを通った人全員ですかね」

ぼく「あなたも僕に寄生しますか」

警官「えーとね、あのですね、この先でトラックが横転して

   積荷が産卵したんですよ」

ぼく「えっ」

警官「つまり事故ですね」

ぼく「何が産卵したんですか」

警官「精肉業者のトラックで、冷凍された肉が産卵したみたいです」

ぼく「なにそれやばい」

警官「ええ」

ぼく「重体の人は大丈夫ですか」

警官「えっと、まぁ寄生虫とはいえゆっくりと動いてはいますから」

ぼく「なにそれこわい」

警官「えっ」

ぼく「えっ」

警官「とにかく、先ほどから警察が現場の方で超刺してますから」

ぼく「なにそれもこわい」

警官「えっ」

ぼく「えっ」




駅員「乗車券とかはお餅ですか?」

ぼく「いえ、ちがいます」

駅員「いや、ちがうじゃなくて、お餅じゃないんですか?」

ぼく「酢イカはあるけどお餅じゃないです」

駅員「お餅の酢イカは残高不足ですが、

   お金があればお餅の酢イカにチャージできますよ」

ぼく「すっぱそうですね」

駅員「お金はお餅ですか?」

ぼく「ちがいます」

駅員「えっ」

ぼく「えっ」

駅員「はぁ?お金もお餅じゃないのですか?」

ぼく「あたりまえじゃないですか」

駅員「ちょっとこい」




おれ「ハンバーグセットとあんみつをください」

店員「はい。ご注文は異常でよろしいでしょうか?」

おれ「えっ」

店員「えっ」

店員「ですから、ご注文は異常でよろしいでしょうか?」

おれ「いやよくないです」

店員「では、お決まりになりましたらもう一度ボタンでお知らせください」

おれ「えっ」

店員「えっ」

おれ「なんで?」

店員「ご注文がお決まりになってないようなので、

   決まりましたらお知らせください」

おれ「いや決まってますけど」

店員「あ、それは失礼しました。ではご注文をどうぞ」

おれ「えっ」

店員「えっ」

おれ「いや、今さっき言ったとおりですけど」

店員「えっ」

おれ「えっ」

店員「えーと、では、ハンバーグセットとあんみつでよろしいですか」

おれ「はい、いいです」

店員「では、ご注文は異常でよろしいでしょうか?」

おれ「いやだからよくないですって」

店員「えっ」

おれ「えっ」






 流行は4月から5月だったんで、もう古くなってる「なにそれこわい」と呼ばれるコピペ群。ドイツの社会学者ニコラス・ルーマンによれば「コミュニケーションは存在しない」なぜならコミュニケーションと呼ばれている伝達行為は、ある情報の選択と、その情報のコンテクストについての選択であり、受け手によるこの二つの差異の観察だからだ。つまり、正しい意味や内容の交換や合意が存在しなくてもコミュニケーションは成り立ち、再生産される。しかし、齟齬や意味不明な接続や応答が続くと人々の認知的負担や不条理感が増大し、社会は成り立たないだろう。コミュニケーションの参加者は偽りの合意形成や意味を「交換されたかのように」振舞うことでカオスやノイズが入る隙間をお互いで忘却する。ウインナーコーヒーを頼んで、出てきたクリームの乗っただけのコーヒーに、「コーヒーにウインナーが入ってないじゃないか!!」と怒ることは誰でも可能だ。コミュニケーションの困難や不可能性は日常のあらゆるコミュニケーションに裂け目となって存在するが、その暗黒の深淵は常に忘却の淵となる。しかし、こういった淵や淵と橋との境目が存在するがゆえに、人々は綱渡りを楽しむことができる。このシュールな言葉遊びのように。はみ出しつつ、危なげに、しかし滑稽に道化が軽々と綱をわたっていくならば、それは爽快な見世物だろう。毎日のコミュニケーションが綱渡りであることを意識しつつ、その上で戯れる。もちろん、一歩足を滑らせれば社会的に失墜するという恐怖もあるが・・・・  それを笑い飛ばすことだってできるさ。訓練さえつめば。



雨宮処凛さんにインタビューされました。

佐藤優責任編集の角川学芸WEBマガジン『WEB国家』の、雨宮処凛さんの「プレカリカルチャー宣言」のコーナーで∞+∞=∞名義の僕のインタビューが掲載されています。僕の生い立ちと、主義主張やら学生運動やらRLLやらcommunioやら諸々について語っています。もしよければ読んでくださいな。


佐藤優責任編集の角川学芸WEBマガジン『WEB国家』
http://www.kadokawagakugei.com/kokka/


「プレカリカルチャー宣言」
第十一回 「変態」「文化左翼」とゴス、カルチャージャミング、地下部室、その他もろもろ
http://www.kadokawagakugei.com/kokka/index.php?-detail=006




PS 僕の放送禁止用語丸出しの罵詈雑言をそっくりそのまま!!UPしてくれた雨宮さんと編集者の方に感謝!!なんか問題が起こって佐藤優さんに迷惑がかからないことを祈って?ます。いや、そんなこと、ないんだろうけど。



小熊英二「1968(上巻)」のカバーガールを巡って。

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 小熊英二の「1968~若者たちの叛乱とその背景」がようやく出版され、店頭に並んでいるのを見たんだけど、驚いたことに、その表紙を飾るカバーガールに見覚えがあったのだ。ワオ。君、なんでこんなトコに!!って感じの再会。相も変らず彼女はゲバルトローザとまでは言わないが、ゲバ文字で「地歴」と書かれたヘルメットをちょこんと被って、所在無さげにそのアゴ紐をいじっているかわいらしい女の子で、僕は、彼女について直接説明を聞いた覚えがあるのだった。彼女は確か早稲田の地下部室にある歴史研究会で、ノンセクトだったような・・・・ もはやうろ覚えになってしまった説明をしてくれたのは、今は亡き、その写真を撮った張本人、新井正美さんで、新井さんは早稲田の文学部正門前にある「あかね」の初代オーナーだった。学生運動が一息ついてから新井さんは夫婦で「あかね」をオープンし、いくつかのサークルの溜まり場としてそのお店は機能していたそうだ。(ジャズ喫茶ってわけじゃないが、これまた村上春樹っぽい。そういえば当時まだ学生だった村上春樹の話もいろいろ聞いたな・・・)新井さんが病気で倒れてから新しくあかねを引き継いでくれる人を募集していたところ、だめ連の人々が立候補し、あかねはだめ連の溜まり場へと変った。そこで亡くなる直前の新井さんに会って当時自費出版した写真集を見せてもらいながら、説明を受けたのが懐かしい。かなり病巣の広がっていた新井さんは痰を切るように苦しそうなセキをしながら、当時の話をいろいろ聞かせてくれた。まだ「1968」は読んでいないが、これを執筆していた時の小熊さんの話によるとけっこう辛らつな内容なようなので、ぜひ読みたいと思う。運動にしてもヒッピーししても、なんでも、盛り上がってよかった、あの頃はよかったという話ばかりで、なぜそれがダメになったのか?という話がなかなか聞けず、うんざりしているので、早く読みたいところだ。ちょと、値段とページ数が半端でないので、気合を入れるのに時間がかかりそうだが、「民主と愛国」が意外とすんなり楽しく読めたので、期待している。(と、言ってもこちらはやはり、見苦しいし、重いんだろうな・・・)

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ちなみに彼女の横のページ2人の男性は生まれたばかりの赤軍派。



ちょっと知識と勇気があれば誰でも職質は断れます!



「渋さ知らズ」メンバーが大麻所持で逮捕

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090702/tky0907021450007-n1.htm

 法的に任意でしかない職質は必ず断れます!!ちょっと知識と勇気があれば誰でもできること。違法、もしくは不必要で迷惑な職務質問を断ろう!!ってことで、今発売中の雑誌「Spectator」の「がんばれ!おまわりさん!」っていうコーナーに出演して、職質撃退法についてしゃべってるんで、みんなチェックしてね!!職質、ダメ、絶対!!




【違法職質】無法ポリスとわたりあえる、ザ・警察対抗法Q&A(千代丸健二

http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20090207/1234010040


●職務質問を断る基本的なテクニック

3つの点を明確にすること。

相手 警官=公僕:相手の名前・身分を証明させる

自分 市民=主権者:職質は任意・自由・黙秘権

行為 用件・こちらの不審点の法的根拠

1. 相手の身分の確認

 まず話しかけてきた相手が誰なのかを確認することが先決だ。 外見で相手の身分を判断してはいけない。きちんと身分証明書を提示させること。相手の素性がわからないのに、自分のことを話すことはない。また、相手の身元がわからなければ、あとで何かあった場合に確認できないから、これは当然必要となる。

 相手が警察であれ、公安調査官であれ、身分の呈示は法律によって義務づけられている。〈条文〉

2. 任意

 職務質問は警職法二条に規定されるが「任意」である。強制力はない。令状がなければ身柄は拘束されない、また例外的には職質の過程で「現行犯」逮捕はあり得るが、そのためには「厳格な証拠」と「現認」が必要である。〈条文〉

 警官の質問に対して市民は答えるも答えないもすべて自由である。任意とは、物理的および精神的に拘束してはならないということだ。強制はできない。任意とは、断る権利を完全に保障することに他ならない。警官は市民に協力をお願いすることができるだけである。強制すれば警官は職権濫用の罪になる。嫌だと言う者を止めておくことは出来ない。どんな理由をつけても、「任意でしょ、違いますか」と問い質すことで警官は「任意です」という答え以外にないのであるから、当然にこちらが強い。だから警官共は揉み手をしながら「ご協力を願いたい」という。警官は基本的に警察法と警職法、刑事訴訟法に基づいてしか仕事はできないのだ。

挙証責任は警察にあり

 警察は「怪しくなければ、その証拠を示せ」と言うことがあるが、こちらが証拠を呈示する義務はない。市民・被疑者の側には立証する責任は一切なく、警察の側が、誰の目にも明らかな証拠を出さなければならないのである。そもそも自分があやしくないという証拠を示すのは不可能である。だから、こちらからあれこれ説明する必要はなく、向こうのお手並み拝見でよい。あれこれ説明するからデッチ上げられるのである。

 「疑わしきは罰せず」というのが、法治主義・市民法の原点である。たとえ犯罪に当たる行為を犯していたとしても、警察・検察側が立証できなければ、有罪になることはない。犯罪とはならない。

任意という言葉の意味

 もし人権を重んじるなら、決して自分から協力しないことだ。いや、自分は任意で協力したんだ、と思う人がいるかもしれないが、脅しによって、「任意で」しゃべるように仕向けるのが警察だ。もししゃべった動機が、脅しによるなら、それは到底任意とはいえない。ここでいう脅しとは、強い口調で言われることだけではなく、「このまま相手にしていると、警察にマークされるな」とか「いつまで時間をとられるかわからない」とかいう思いから話すことも含む。

 また、「警察から聞かれたら答えるのが普通だから」という思いで答えるのは、「任意」という言葉を論ずる以前の問題だ。それは実際、「強制」と同じだ。

 「任意で協力する」というのは、自分で事件を見聞きして、進んで警察に連絡するような場合のことだ。つまり自分から教えてあげようという気持ちになるのが任意である。あなたは、自ら進んで警官に名前や住所を教えてあげたいと思うだろうか?

 何の理由もなく、名前や住所を聞かれて答えるというのは、任意でも何でもない。また、説得されて答えるというのも任意ではない。大概は、向こうの勝手な判断で怪しいといちゃもんをつけてくるだけで、自分が話すことで事件が解決されるわけではない。せいぜい警察の疑惑が晴れるだけだ。下手すればデッチ上げを食らう。

 だから、決して自分から協力しない。同行を求められても拒否する。すべて拒否した上で、向こうが荷物をこじ開け、引っぱり込んで署に連行し、手を押さえつけて指紋を採ったら、明らかに強制であり、職権濫用となる。そうではなく、説得されて仕方なくやったのでは、警察の方としては、「いや、自分からやったんですよ」となってしまう。そうやって取り込んでいくのが警察のやり方だ。警察は脅しすかしで、こちらが自主的に行なうことを待っている。普通の人はだいたい「これはやばい」と思って、自分から見せてしまう。

 警察は強制力を持っているのだから、本当に必要であれば、令状を取って強制的にやるはずである。だから、決して自分からは言わない、行かない、荷物を開けない、協力を一切しない。向こうが強引にやるまで待っておればいい。強引にやったら、「職権濫用だ」と訴えることができる。そしてその場面をしっかりとテレコやカメラにとっておくことだ。

 物理的なことは強制できるが、しゃべることは、せいぜい口を開かせることが精いっぱいで、内容のあることを言わせることは不可能だ。相手の話に乗っかるから、ついつい口が動いてしまうのだ。

 もちろん、挑発する必要はないし、本当に犯罪事実が明らかなら、やられても仕方がないことだ。たいていは引っかけようとしているだけだから、こちらが脅しに乗らなければ、向こうはあきらめる。

3. 黙秘

 1こちらからは積極的に情報を与えない。

 2相手の用件を聞いて、向こうの狙いをつかむ。

 3逆に相手を問いつめて、情報を引き出し「主客転倒」させる。

 4聞くだけ聞いて答えは保留にする。拒否か今後の接触も断る。

まず、「何の用か」と聞くこと

 人によっては「黙秘します」と言えずに、「相手に悪いような気がして話してしまう」こともあるが、それはいいでしょう。いきなり黙秘まで成長するのは難しいかも。その時の対処法は以下のように。

 「何が聞きたいんですか」「どうしてですか」「なぜ、そんなことを言う必要があるのですか」「そんなことを聞いてどうするのですか」と質問することだ。次に肝心なことろは「わかりません」「ちょっと考えさせてください」「知りません」「それは言いたくない」と答えればいい。「人権110番に相談してみます」「弁護士に相談する」と告げてもいい。

 日本人はすぐ質問に答えてしまうが、そうしないで、「何ですか」とまず反問する癖をつけること。「何を聞きたいの」「それで、それで」「だから」「なんで」と問いつめて、向こうの狙いを聞き出す。相手の一言一言に「どこにそんな証拠がある」と根拠を求めること。

 心が急に落ち着かなくてドキッとしても、すぐに答えないこと。心を落ちつけて、深呼吸して、余裕を持って対処することだ。

 向こうは何とかしてこちらからしゃべるように仕向けるが、それは無視して「なぜ」を繰り返し、こちらが質問する側になってしまうこと。警官も答えたくないから逆に問い返してくるか、話を逸らしてくる。それには乗らずに、質問を無視して、こちらの質問を続ける。「私の質問に答えなさい」と。

警官の質問をおうむ返しに反問する

 また、警官の質問に「おうむ返し」をする方法は覚えておくと便利だ。

 「君は学生かね?」と聞いてきたら、「何、私が学生だというのですか」と問い返す。「この自転車は君のものか?」と言われたら、「これが私のものだというのですか」と問い返す。「そうだ」と言ったら、「どうしてそんなことを聞くんですか」「どういう根拠があってそう決めつけるんですか」「あなた何の資格があってそんなこと言うの」と質問する。相手の質問に対しては、心外だという気持ちをもって、反問していくこと。質問に対して答えをはぐらかす戦術である。割合に簡単で非常に効果がある。

 警察の質問に対しては「イエス」も「ノー」も一切答えないのがポイントだ。「そうだとも、そうでないとも答える必要はない」「答えない理由? それも答える必要はない」と言えばよい。

 イエス、ノーは警官の側に言わせ、さらにその根拠を追及し、その根拠の薄弱さ、そしてそれにも関わらず、疑いをかけて決めつける倫理性をも問いつめていくこと。プライベートなことは、「警官ごときに聞かれる筋合いはない」という気持ちが大切だ。これは基本的人権の思想である。

聞くだけ聞いたら、保留にする

 向こうの考えがわかれば、聞くだけ聞いて「わかりました、では考えておきます」「何に使われるかわからないから」「弁護士と相談します」「人権一一〇番の千代丸さんと相談します」「事情は調べてみます」と言って、保留にする。質問に答えるか否かもあとで返答する。「今いい加減なことは答えられない。それはあなたにとっても困ることだ」と。

軽く聞き流す方法

 聞くだけ聞いて、具体的には返事はしないで、「ふーん」「はあ、なるほど」「はい」「そうですか」「いや、それで」「わかりませんねえ」と聞き流したり、同じ言葉だけを繰り返す。すると向こうは、「これはどうしようもないか」「こいつバカじゃないか」と思ってあきらめる。対処のコツは相手の目をじっと見つめて話をすること。気後れはしないこと。その為には腹式呼吸で。深呼吸も十分にした上で気持ちを落ち着かせて対応すること。

断固拒否の戦術

 あるいは、いろんなことを言っても、知らん顔して、「はい、さよなら」「はい、要件はありませんね」「お断わりします」「別にあなたたちに全然関係がありません」と毅然として断わる方法もある。

こちらが質問する側に立つ

「あなた誰ですか? 」「名前は? 住所は? 家族は?」「本当に警察官?」「なぜ?」というふうに、聞かれる立場から聞く立場に逆転しよう。その上で「法的根拠は?」と質問していくのだ。「令状があるのか?」「任意か、それとも強制か、どっちだ? 」答えは当然に任意であり、令状などあるわけもない。

 警官は違法・不当な職務質問をしているのだから、逆に問いつめられると困るのだ。攻撃は最大の防御だ。こちらが質問対象ではなく、逆に警官の違法行為を取り締まる気分でやることだ。そうすると心理的に優位に立つ。向こうが適当なことを言ったら、とことん問いつめる。さらに哀れみの感情と赦しの心でもって優しく、「公安警察みたいな汚い仕事は辞めなさいよ」と言う方法もある。こちらが強ければ、向こうは保身に回る。最後は、「うるさい奴だ、もう行っていい」となる。警官の方が逃げ出すこと請け合いである。

 一つ答えるから、次々と質問に答えざるを得なくなる。しゃべらないからといって罪になったり、あるいは刑が増大されることはない。むしろ、しゃべることによって、相手に情報を与えて、そのことによって逮捕があったり、人に迷惑をかけることになる。向こうは答えさせて、ボロを出させて、いたぶろうと思っているのだから、自分がことさら向こうのテーブルの上に乗ることはない。しゃべらなければ向こうは何もわからない。

 そこで、黙秘が一番ということなのだが、それは押し黙っていればいいというわけではない。知らん顔をしていたら、「お前、耳が聞こえないのか」「生意気だ、警官をバカにするのか」となる。「なぜ」と聞いていって、こちらは向こうの質問を一切答えないことだ。警察ごときに、あれこれ聞かれる筋合いはないという気持ちが大切だ。こうすると、あれこれ話しているようでいて、こちらは情報を全く与えずにすむ。

嘘について

 嘘はなるべく言わない方がいい。言うなら、それで貫徹すること。人間は思わぬ場面ではとっさに嘘を付くことがある。時に考えた末に嘘をつかざるを得ないこともある。人が人間なるが故の宿命である。だからウソは絶対に「悪い」と決めつけるわけにはいかない存在である。

 一つ嘘をつくと、人間は次々と嘘をつく。付かざるを得なくなる、ボロを隠すために次々とウソを重ねる。すなわち最初に嘘を言うから、辻褄が合わなくなり、何となく心も苦しくなってくる。そこを見透かされて「自白」をしたり、時に官憲の都合のいい「ウソの自白」を重ねることになるのである。冤罪の構造に近づく第一歩である。その時は家族や仲間を裏切り、自分の良心にも恥じなくてはならず、多くの人に迷惑をかける。あなたのウソの自白で、被害者が出ることもあるのだ、自分だけならまだしも、他人を「ウソの犯人」に仕立て上げる犯罪に加担する役割を演じる。何も言0わなければ、向こうは何もわからない。

 ばれなければ犯罪にならないのだから、ばれない嘘はいくらでもつきなさい。というよりも、これは人間は嘘をつく権利があるかという権利・義務の問題になってくるが、嘘の自白をする場合もあるし、自分を守る嘘もあるし、他人を罪に落とす嘘もあるし、他人の罪を被る嘘もある。個人が嘘を言っても罰せられないが、社会的には非難されることがある。個人がつく嘘と権力がつく嘘を比較した場合、権力の嘘の方が遥かに罪が重く悪質である。これを「権力犯罪」と言う。私は権力に対して個人が嘘を言うことは許される、という立場をとる。

 ただ、警察がやればデッチ上げで、これは公務員としてやってはならないことである。

 真実だけをしゃべっていたらボロは出ないが、警察にとっては、本当のことを言っていても、嘘のことを言っていても同じなのだ。アリバイがあっても嘘と決めつけられて潰される。警察の思うような結論になることが「正しい事実」で、真実とは別のものだ。だとしたらしゃべらないのがよい。そのため沈黙、黙秘権が最高といわれる。

4. 記録に取ること(できれば録音、なければメモ)

 知識だけでは、向こうに「そんなこと関係ない」と言われてやられるので、テープコーダーに記録を取っておくこと。

 警官は自分のことを記録に残されるのを非常に嫌がる。なぜなら彼らは絶えず違法なことを行なっているのだから。だから、彼らに警察手帳の提示を求めても大概は見せない。テレコや写真で記録を取っていれば、あとで証拠となって、訴えることができる。そして、それ自体が彼らに対する牽制になる。テレコを持っていなければメモ帳を片手に相手の言ったことを逐一書き込んでいくのもいい方法だ。

 何か言ったら、向こうの主張をハッキリさせて記録する。何かおかしなことを言ったら、「もう一度その言葉を言ってくれるか」「○○なんだな」と言って確認をするのが効果的だ。大概その言葉を引っ込めるのだが、あとで抗議する際に、事実関係、法的根拠をハッキリとさせておくことが必要になってくる。「×× という暴言を吐いた」「警察官であるにも関わらず××法を否定した」などと抗議書に書くことができる。

 たとえ、録音機能がついていなくても、向こうにはわからないから、ヘッドフォンを外してピッと切り替えるふりをして、「今度録音に切り替えます」「どうぞ、はい」「どうぞ、何」と演技する。それが動かなくてもいいし、持っているふりをしてもよい。また、街中だったら、大きな声を出して、証人を集めることも有効である。それから、写真もしっかり撮ること。写真撮影は、市民には肖像権があるが、公務中の制服警官にはない。また撮るのに相手の許可は不要だ。

 記録は、現場でのやりとりだけではなく、その後、警察署に抗議する際も、必ずテレコに記録を取っておく。大概警察は、組織ぐるみで隠そうとするからである。

5. 救援を呼ぶ。「人権一一〇番」に電話をかける。



緊急増刊「朝日ジャーナル」があまりにもつまらないしくだらないしどうでもいいということと、3日の「自由と生存のメーデー」はとにかくもうブっとんでて最高!!だったってこと。

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 ああ、もう、朝から下痢で超お腹ピーピでグルグルでBADなとこに、何を間違えたのかこの間知り合いの編集者から「え、読んでないんすか?今、けっこう売れてるんすよ、店頭じゃ見かけなくて探してるんすよ」とか言われた週間朝日臨時増刊「朝日ジャーナル〜怒りの復活!崩壊寸前の「日本型システム」〜を、たまたま何冊か売れ残ってるのを見つけて買っておいたんで、ま、暇つぶしに読むかってことでトイレに持ち込んで、腹が痛い痛い痛い痛いっつゥーの!!ってのを誤魔化そうと目を走らせてみれば、ほんと読めば読むほどつまらないし、くだらないし、反吐が出そうなクソ紙面(特にこの葬式の遺影みたいな黒枠で囲われた表紙と、出てくる奴ら全員の顔写真がまさしく葬式面で超BAD)なので、「ああああ!フザケンナ!死ね!!」とか思ってビリビリ破いて、なんと言っても冒頭の「浅田彰と宇野常寛と東浩紀の鼎談「言説空間が失われ批評と物語が衰弱したいま思想は希望を語れるか?」が読めば読むほど頭にキターーー!!ので、「キス・マイ・アス!!」とか叫んで、宇野常寛と東浩紀の写真でケツを拭こうと思ったら、こんなヒキガエルとガマガエルみたいなキモイ顔で二回もケツを拭いたらオレのアナルちゃんがあまりにもかわいそうだと思い直し、じゃあ、もうちょっとマシな浅田彰の顔写真でケツを拭いてやろうと思ったら「あーら、かわいいケツマンコ。素敵。うふ。はあと。」な声がどこからか聞こえてきて、ブルっと悪寒が走ったんで、サブイボ鳥肌引き連れてキュっと引き締まったケツアナを拭くのはトイレットペーパーにして、「朝ジャー」はそのままトイレにぶち込んでションベンぶっ掛けてオレの聖水で消毒してから谷岡ヤスジのムジ鳥よろしく「アサーージャーー」って東京湾へ流してやった。ざまあみろ。ったく、オレのBADな朝をさらにBADにしやがって、このクソ批評家どもは!!





  ああ、もう、イライラが納まんない。納まんない。納まんない。朝からずーっとだ。




 まず、この雑誌に出てくる人々のうち、フリーター労組関係者やら湯浅誠さん関係で知り合いが写っているのはよくわかるのだが、一人だけ、意外な知り合いが写っていて大ショックだった。それは「個性が失われた風景」と題された記事で、カメラマンの女性がフリーターやら日雇い派遣やらしながら同じ職場の人々を撮った写真のコーナーだ。ここにいきなり数年来知っている女性が写っていて、それがもう例の三浦展著のベストセラー『下流社会〜新たな階層集団の出現』の路上で行き場も無く座り込んでいる(ように見える)若い人の写真と、まったく同じように、何も無い安そうな部屋で行き場の無い、魚の死んだような目で、ぼんやり前方数メートル先を見ているような見ていないような格好で写っているのである。ショックなのはこの女性がこんな表情をしているのは僕が今までたった一度も見たことが無いということだ。彼女はいつも笑っていたし、楽しそうにしていた。クラブで踊ったり、楽しそうに僕としゃべったりしていたところしか見たことが無い。もちろん、僕が見ていたのは彼女の一面だけだろう。この写真のような側面も本当の彼女の一面なのかもしれない。それでも、だ、彼女の生活の全体性を象徴するのではなく、ほんの一部をいかにもなキャプションとコンテクストに配置して編集し、絶望の象徴のように演出するのはぞっとする。やめてくれ。彼女はそんなんじゃないだろ?(って、ちょっと実はそうだったりするかもしれないんで、今度会ったら恐る恐る聞いてみよう)



 
 まあ、この女性の写真以外にも雨宮処凛さん司会のフリーター労組の対談とかも読んでいてキツイものがある。出ている人全員を知っているのだが、全員の「一部」だけが切り抜かれ、妙にゆがんでいるような印象があって、早い話がクソマジメすぎる。山口さんなんてもっとふざけてて面白くてちゃらんぽらんでパワフルなはずなのだが・・・・ 知り合いが全員赤城智弘とか浅田彰と宇野常寛と東浩紀とかのキモい顔と同じ顔で写っているのが嫌だ。頼むからもっと笑顔の写真を使ってくれ。マックの持ち帰りできない無料の笑顔みたいなのもダメだけど。とにかく、このクソマジメ葬式モードがすんごい嘘臭いし、気に入らない。あんたらもっとふざけてるし、笑ってるし、いいかげんなはずだろ?なんでこうなってるんだ?他のすげーつまんないやつらと同じように編集されてしまってるのはなぜだ?ってまあ、それがこの雑誌の編集方針=見せ方なんだろうけど。つまり、お葬式がやりたいわけだ。希望無しだとか、怒りだとか。





 話を戻そう。東浩紀が鼎談で「私(雨宮処凛)はもともと政治に興味はなかったとはっきり書いてある。生きていることが苦しかった時に右翼の集会に行ったら救われる感じがした、だから運動に身を投じたのだと。彼女がいま労働運に身を投じているのは、そこでは敵がはっきりし、彼女のアイデンティティーもはっきりするからです。その状況が変わってしまえば、またある日ウルトラ右翼に戻るかもしれない。これは危険というべきだと思う」と発言し、それを受けて浅田彰は「自分探しの物語の中でミニスカ右翼がロスジェネ左翼になっただけだ」と答えている。ああ、もう、アホかとバカかと。雨宮処凛は過去のように敵や憎しみによって共同体や自分の物語を動機付けてはいない。彼らが言うように構造的に取替え可能な敵によるネガティブな自己規定のレベルを彼女は超えている。彼女が今運動に見出しているものや、彼女の行動の動機はもっとポジティブなもので、それは笑いや友愛とも言うべき共同体の紐帯だ。多分、アナーキズムが、素人の乱と松本哉が、彼女の変化を助けたのだと思う。(宮台真司はちゃんとそれに気付いて両者セットにして誉めてるのに、東はバカだからわかんないんでやんの)そこには重苦しい生きづらさからくるベタな感覚は無い。今の彼女ほど実存が軽く、しなやかで、力強い人間はいない。それは哲学者だとか、思想史家だとか大学院長だとかクソな肩書きで上から目線でしかモノ語れないトップダウンの官僚みたいな批評家の言葉が、たたき上げでそれこそ裸で這いずり回って全てさらけ出してきた雨宮処凛の言葉に比べれば、なんの重みも、実存も無い、スカスカの抽象的などうでもいいクソにしか聞こえないのと同じだ。「物語」がどうのこのうのクソみたいなこと言うんじゃねえよ。「物語」だなんて人生をカッコで括って語れるやつは、おまんまの喰いっぱぐれの無いヨユーがあるやつだけさ。路上を這いつくばって生きてるやつに、給料遅延されて泣いてるやつに、首切られて家族路頭に迷って自殺考えてるやつに、「物語」なんて観念は頭の中に浮かばない。それを可能にするのは金と地位だろうが。「物語」を語る資格も知性も知識も学歴も自己責任だとか言いたいのかい?テメーは何でゼニ稼いで何で喰って、何を吐き出して生きてる?誰とヤッて、いつ泣いて、いつ笑ってる?「物語」なんかクソだろ。あるのは人生だけさ。上見れば上がいるし、下見りゃ下さ。(それと、、相変わらず世界中で盛り上がってるプレカリアートやら反グロ運動を全部無視して「敵」に回収するのと、閉鎖的なJ批評だけやるのは止めろよ。)




あーあ。つまんないしくだらないこと書いた。だいたい「朝ジャー」があまりにクソなのが悪い。確か60年代か70年代初頭に全裸金髪のネエちゃんを表紙にして発売禁止になった号があったはずだ。それを今回やればよかったのだ。このご時世でたかが全裸金髪じゃ発禁にならないから、M字開脚でおまんこくぱあくらいやればいい。それで発売禁止になればこのクソな葬式みたいなやつよりもう少しは笑えるってわけだ。


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 でも、大分デトックスしたらすっきりした。な。それにしても3日に渋谷であったフリーター労組の「自由と生存のメーデー」サウンドデモは最高だった。超最高だった。いや、まだ言い足りない。超超超最高だった。今この国のダンスシーンであれほどシラフでブッ飛んでてヤバくて最高なフロアは無い。絶対にない。生きててよかったってめちゃくちゃ思った。とにかく叫んだし、踊ったし、バカになれた。爆笑した。笑うことは不思議だ。あらゆる憎しみや苦しみをチャラにしてくれる。それは魔法のようだし、神の様だ。サウンドデモは合法的な笑気ガスを街中にドロップする。なぜか右翼には正反対の効き目を及ぼすようで、爆笑して突き進む僕らのデモを見た右翼が二人ほどおおいに怒って突っ込んできたのだが、公安警察と警備課が4人ほどタックルを食らわせて、路上に転がした。僕らはそれを見てさらに爆笑した。腸がグルグルになってネジ切れるかと思うくらいゲラゲラ笑った。そのままナイフが突き刺さっても笑いながら僕らは死んでいけるだろう。それくらい面白かった。ざまあみろ。公安警察も時には役に立つんだなって思って、また爆笑した。公安警察が、だぜ。この世界は最高だ。とにかく、最高なんだ。スゲーぶっ飛んでて面白い。もういつ死んでもいい。墓石にはただ一言、こう刻んで欲しい。






    「ざまあみろ」




言いっぱなしメーデー/六十億のプレカリアート・サウンドデモ

今日と3日はサウンドデモだよー DJします!!
踊りに来てね!!!




●5月1日阿佐ヶ谷

ブログ:http://asagayamayday.blog37.fc2.com/

阿佐ヶ谷メーデー[A-MayDay]/『毎日がゴールデ ン★言いっぱなしメーデー ~貧乏人は増殖/連結する~』

主催   阿佐ヶ谷nextないかく
開催日  2009年5月1日(金)
集合場所 杉並区立中央公園(高円寺駅南口徒歩4分)
集合時間 16:30
デモ出発 18:00
解散場所 阿佐ヶ谷駅南口
到着予定 19時15分 

本日のデモ生中継!!
リポーター:ペペ長谷川(かくめい生活研究所所長)

サイトはこちら↓↓
http://mediachampon.net/ja/node/58

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●5月3日渋谷・宮下公園

「六十億のプレカリアート・サウンドデモ」
[場所]渋谷・宮下公園(渋谷区神宮前6―20―10
[交通]JR渋谷駅東口から明治通りを原宿方向へ徒歩3分

○15:00- プラカード作り、楽器練習、オープンマイク
○17:30 集合 17:45 デモ出発 19:00 到着(予定)

【コース】宮下公園~明治通り~表参道~「五輪橋」渡る~「岸記念体育館」右折~渋谷区役所前~公園通り~井の頭通り~宇田川町交番左折~東急文化村通り~渋谷スクランブル交差点~宮益坂下~明治通り~宮下公園

「アフターパーティー」

サウンドデモDJによるプアダンスミュージックフェスティバル!!!!
19時から宮下公園。全員集まれ!!!!!!!!

※当日は独立系メディアのほかマスメディアから取材が入る可能性があります。撮影コードは設けないので顔を映されたくない方は適宜ご対応ください。


イルコモンズのふた
▼メーデー・メーデー・メーデー!!



Yes! We Cannabis!!

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 一昨日は420japan主催による大麻の非犯罪化と医療大麻解放を求めるサウンドデモ@渋谷だった。アースデイや他のレゲエイベントと重なっていたので、あまり人は来ないかも…と、主催者は戦々恐々としていたのだが、始まりは5、60人くらいの小ぢんまりしたデモ隊は渋谷のスクランブル交差点を過ぎる頃には100人以上に膨れ上がり、みんな笑顔で「大麻は麻薬じゃなーい」だとか、「医療大麻を認めろー」とか、ランキンさんに続けてシュプレヒコールを連呼、連呼、連呼!!毎回マジメ?なデモだと、ギャルとか「ひえー」って心の中で叫んじゃうくらいかわいい女の子がいないし、いても粛々とデモをしていることが多い中、マリファナマーチと420だけは、めっちゃ笑顔でガンガン沿道に向かってメッセージを叫んでいるかわいい子がいっぱいいるので、もう、アガるアガるアガる。いわゆる左翼のシュプレヒコールって言うよりは、ほぼレゲエやらヒップホップのコールアンドレスポンスって感じ。これほど一体感があって、勢いがあるデモはなかなか、無い。沿道の人たちの受けもかなりいいし、それは毎回どんどん良くなってきていて、とりあえず「大麻解放」というバナーやプラカードが群れなして街中を行進していくのを見れば、もう、笑うしかないでしょ。なんたってデモを先導している警察官だって僕らを見てクスクス笑ってるんだから。


 「僕たちはジャンキーでも廃人でもありません。大麻によって健康で充実した人生を送りたいだけです。無害な大麻によって犯罪者を生み出し、無駄な不安を掻き立て、税金や警察、裁判所を太らせるのは止めてください。大麻で逮捕された優秀なスポーツ選手や、学生の人生を奪わないで下さい。大麻は彼らを廃人にしていない。彼らを廃人や犯罪者だとしたのは社会であり、大麻取締法であり、この国です。腐っているのはこの国ではないですか?マスコミも労働厚生省も警察もこれ以上嘘を垂れ流さないで下さい。私達は本当のことを知り、変わることができる。Yes! We Cannabis!!」

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 デモが終わってからデコレーションされた車でもう一度渋谷を回った。信号待ちしていると、突然、「頑張ってください!」と、スクーターに乗った兄ちゃんから声をかけられる。笑顔。次の交差点で待っていると、今度はトントン、っと窓ガラスをノックされる。と、そこにはすっと親指を突き出して満面の笑顔でこちらに微笑むスケボーに乗った若者がいて、そのままスっと行ってしまった。人ごみの中で、しかめっ面や、クスクス笑いや、見て見ぬ降りや、いくつもの他所面した顔の中に、フっと、ニヤっと笑い、それから、グっと拳を突き出したり、手を振ってくれる人がどんどん増えている。TVやマスコミやシステムがどんなに嘘をつき続けても、笑顔は増えつづける。それだけは間違いない。この笑顔がこの国を埋め尽くせばいい。





PS そうそう、渋谷TVで雑誌「SPECTATER」が流している420のCMがばっちり見えて良かった。来月5/17にはマリファナマーチのサウンドデモがまたあるので、今日参加できなかった人はそっちに、ぜひ。



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