Action Archive
カルチュラル・タイフーン2009 Booth Exihibition
				今週の土曜、日曜日とカルチュラル・タイフーン2009@東京外国語大学でTシャツ販売のブースを出します。カルタイといえば2006年に下北沢で開催されたときにパネラー(!)として参加した過去を持つRLLですが、今回は外野のブースで思想テキヤ稼業です。
				
				今回のカルタイは研究講義棟内ブースが充実しています。
				http://www.cultural-typhoon.org/2009/jp/booth/a/
				
				RLLも出入りしているFree Media Research Labの発信するラジオ放送「フリーメディア・リサーチラジオ」では、4日はハーポ部長が、世界一蹴トリップから帰還した志賀直輝(aka KITOU SEISI)氏にインタビューします。5日は、いつものように素人の乱ラジオ「かくめい生活研究所」を出張放送します。ネットラジオではないので、残念ながら電波の届く会場内でしか聴けません。会場に来られる方はナマで見るのも良いですが、ぜひFMラジオを88.0MHzに合わせてみてください! 
				
				フリーメディア・リサーチラジオ 88.0MHz 番組表
				
				そういえば4日は、屋外ライブパフォーマンス枠で∞+∞=∞がオープンエアーでDJもします!
				
				
				
				そして余興ですが、RLLのブースを間借りして、ハーポ・プロダクションが「バビロン検定試験」というのを行います。これから準備するので、どんなものになるかわかりませんが、カルタイのサイトにはこんな風に書かれています。
				
				・RLL -THE TEMPORARY AUTONOMOUS SHOP-(販売、検定試験)
				 文化政治ネタの窃盗愉快犯RLLがアカデミック界からパクってきたidea(閃き/企み)の数々をTシャツとして販売する一時的自律店舗。ネグリ、フーコー、ドゥルーズ&ガタリといった思想界のスーパースターから、スーザン・ソンタグ、アンジェラ・デイヴィス、C.L.R.ジェームズ、添田唖蝉坊、ダダカンといった通人好みのものまで多数取り揃えております。同会場にてハーポ・プロダクションが運営する日本バビロン検定協会による「第一回バビロン検定試験」を実施予定です。バビロン=新自由主義体制下を生き抜くために自分のバビロン度をチェックしてみてはいかがでしょうか?
				 参加者には景品をご用意しております。
				
				
				
				
				カルチュラル・タイフーン2009 / INTER-ASIA CULTURAL TYPHOON
				
				アジアにおけるカルチュラルスタディーズ
				――その過去、現在、未来
				
				グローバリゼーションの破断点で問う文化のポリティクス
				――貧困、監視、検閲を超えて
				
				■ 共同開催
				カルチュラル・タイフーン2009実行委員会
				The Inter-Asia Cultural Studies Society
				東京外国語大学海外事情研究所
				
				■ 後援
				国際交流基金
				Northeast Asia History Foundation
				
				■ Date
				2009年7月3日(金) 18:00 – 20:00
				4日(土)、5日(日) 9:30 – 18:30
				*ウェルカム・パーティーおよび打ち上げパーティーを企画しております。
				
				■ Venue
				東京外国語大学 研究講義棟
				会場までのご案内
				
				■ Entrance Fee
				パネル参加者・・・有職者5000円/学生・非正規雇用2000円
				シネマ、ブースのみ・・・無料
				* ご来場に関しまして、特に資格・条件等はございません。
				* 全ての来場者には、ご入場の際に受付で氏名等をご記入いただきます。
				* パネル参加者には、参加費と引き換えに氏名タグおよびプログラムをお渡しします。タグのない方は、パネル・ディスカッションに参加できません。パネル参加者タグは3日間通して有効です。
				* カルチュラル・タイフーンでは、大会当日の参加費が事実上の大会運営費となっております。みなさまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
				
				■ Web
				http://cultural-typhoon.org/
				
				
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- By intellipunk / Jun 30, 2009 11:01 pm
古書掘りイベント「KING OF DIGGIN’」開催!
				古書掘りイベント「KING OF DIGGIN’」
				
				今週末に開催される西部古書会館@高円寺の200円、100円の均一セールにて、レア本掘りまくり、その戦利品の品定めをみんなでワイワイやろうではないかという古書復権イベント。最高の目利きに選ばれた者にはささやかな賞金あり。
				
				日時:6月14日(日) 18時(古書会館閉館時間)
				場所:西部古書会館@高円寺の前あたり
				参加資格:最低300円(賭け金200円+古書代一冊100円)持参していて、13日、14日の西部古書会館で本を購入した方。品評会の飲食費も必要だから最低予算は500円くらいか。
				
				★主催者∞+∞=∞からルール説明とメッセージ
				
				来週土日は西部古書会館@高円寺で大均一祭!!一万冊くらいの本が陳列されて、初日の土曜日は全部200円!日曜日は全部100円!という破格の安値。これはもう掘るしかない!買うしかない!んでもって転売するしかない?!(←最近セドリの売上がついに月二桁行ったので、調子に乗ってます!!)なんといってもブック・オフの100円コーナーじゃなかなか見られない黒い本(年季が入って汚れた本)までどっさり出てくるのがうれしい!ただ買い漁るだけじゃつまんないんで、イベントにしちゃおう!ってことで、なんと、日曜日の午後6時終了後にみんなで集まって、それぞれが「これが面白い!!」って思った本を数分プレゼン。自分の本以外に投票して、勝った人にみんなで200円づつ奢るという古本バトル!「King Of Diggin’」をやることに!とりあえずRLLは全員参加します。参加したい人は当日来るか、事前に僕にメールしてね。まあ、ルールはこの会場で買った本であることと、一人1冊だけくらいなんで、気軽に参加してくださいな。ではでは、古書会館で会おう!!!
				
				
				
				新刊書店やブックオフでは絶対見かけないヘンテコな本を掘りまくろう!
				キングはいったい誰だ!?
				
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- By intellipunk / Jun 09, 2009 11:34 am
第四回馬橋映画祭
				第四回馬橋映画祭が今週末、30日と31日に開催されます。
				
				『馬橋映画祭』公式ブログ
				http://mmf2008.jugem.jp/
				
				今回で四度目の、高円寺馬橋地区で開催される10分までのショートムービーフェスティバル。
				過去の作品のいくつかは↓ここで観れます。
				http://www.youtube.com/user/mabashimovie
				場所は、素人の乱12号店 きたなかエンジョイホール
				東京都杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F 奥の部屋
				(地図http://trio4.nobody.jp/keita/shop/12/map.html)
				
				
				
				
				ハーポ部長率いる映像集団CHANOMADは、過去に「茶柱が舞うように」、「茶の間から遠く離れて Loin du CHANOMA 」と毎回出品してますが今回は…
				
				
				
				A-3 「浮世を茶に – A Rolling Stone gathers No Moss – 」
				
				  どうせ辛い浮世なら浮かれて暮らそう。
				  変りゆく同じものを瞬時に掴むのが茶心。
				  街中でお気に入りのフレーズを叫べ。
				  河原に生えた苔を愛でよ。
				  江戸の戯作者の言葉に触発されたドキュメンタリー作品。
				
				
				Aグループの3番目、放映時間は
				■5/30(土) 13:00~ / 19:00~
				■5/31(日) 14:00~
				さっぱり内容はわかりませんが楽しみです。
				
				
				
				
				
				
				もうひとつ今回RLLが関係する馬橋映画祭出品作品があります。
				
				
				B-3 「RLL MEGAPHONE PROJECT」 江畠香希 監督
				
				  2008年9月にRLLが行っていた
				  MEGAPHONE Tシャツ PROJECTを
				  携帯カメラで撮影したドキュメンタリーです。
				  素姓の知れないカルチャージャミング集団、
				  RLLのTシャツ制作裏側に迫る第一弾!!
				
				Bグループの3番目、放映時間は
				■5/30(土) 14:00~ / 20:00~ 
				■5/31(日) 15:00~
				
				
				内容は、RLLの秘密プロジェクト(http://www.rll.jp/hood/text/intellipunk/20081003001956.php)を初公開! おまけにいつもは隠している会議風景やTシャツ企画~デザイン~制作~フォトセッションまで丸見え、RLLの裏側のプロジェクトのプロセスが垣間見れる秀逸なドキュメンタリーです!
				
				土曜日14時はRLLのご挨拶もたぶんあります。会場でお会いしましょう!
				
				
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- By intellipunk / May 27, 2009 2:31 pm
今週日曜日はマリファナマーチとサウンドデモ!!
				今年も5月17日にマリファナマーチとサウンドデモが開催されます!!またまた公式TシャツはRLLデザイン!!これを着てデモで踊ろう!! ちなみに今回は団扇もデザインしちゃいました!!
				
				ナチュラル派のあなたに!
				
				
				パンキーなあなたに! 
				
				
				日本古来からの「麻の葉」文様の中でもレアな変形種「松川麻の葉」をあしらったマリファナ・マーチ・ジャパンの公式Tシャツ。ギザギザハートの稲妻がバビロンに対して宣戦布告! もう我慢できない!
				
				モンゴルの諺に「力士も草につまずく」という言葉がある。「猿も木から落ちる」と同じ意味で「どんなに優れた者でも時には失敗する」というどこの土地にもあるような人生の教訓だ。「失敗したっていいじゃないか、人間だもの」と会田みつをが励ましてくれるように、人間である以上誰もが平等に失敗するのだ。モンゴルの諺が教えてくれるように、どんな優秀な人間でも、国技のアスリートでも。
				
				被害者なき犯罪、つまり法を破るという失敗を犯しただけの人間に厳罰を与えるのは明らかに間違っている。法は人間よりも偉くないし、人間は誰もが法を犯すくらいの失敗はするもんだ(立ちションや信号無視したことあるでしょ?)。その程度の失敗に対して、人生を台無しになるくらいの厳罰を与えるということは、人間が自分たちの首を絞めているのと同じことだ。ひとりの人間としてバビロンに訴えたい。苦しいからもうやめよう。
				
				そもそも失敗だという根拠も甚だ怪しい。このクレイジーなほどの情報化社会の中では、科学的に正しい情報をいとも簡単に入手できるし、逆にマスコミの意図的な情報操作だって楽勝で見破れる。「ダメ。ゼッタイ。」という何の工夫もない陳腐なスローガンを長年垂れ流してきたバビロンの嘘はもうバレバレだ。
				
				だが安心していい。人間は失敗に対して寛容である。今すぐバビロンが自分たちの失敗を潔く認め、謝罪し、今までの大麻被害者に何らかの補償をしてくれれば、厳罰には処さない。許す。
				
				だが、自分たちの失敗をいつまでも隠蔽し続けるのならば、税金を使って国民に嘘の情報を垂れ流し続けるのならば、無実の法違反者を監獄に送り続けるのであれば、われわれの怒りの稲妻がバビロンを直撃するだろう。雷鳴のように鳴り響くレゲエ・ミュージックに耳を傾けよ。
				
				「なんて邪悪な状況なんだ。われわれ(I&I)は心の飢えで苦しんでいる。これじゃ革命が起きても不思議じゃない。危険な汚染情報が蔓延している。バビロンを打ち倒せ。」
				♪JUNIOR BYLES「Beat Down Babylon(バビロンを打ち倒せ)」
				
				
				「創造、抵抗の魂を歌おう。稲妻が闇を突き刺し、閃光の一撃がバビロンを打ち倒す。」
				♪BIG YOUTH「Lighting Flash(松川麻の葉)」
				
				
				Tシャツの売上はカンナビストの運営資金として寄付されます。
				
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				今年もマリファナマーチTOKYOが開催されます。
				開場は12:00サウンドパレード出発は16:00です。
				
				 パレードコースは青山公園~表参道~原宿~渋谷スクランブル交差点~宮下公園です。この日、東京の街が、路上がダンスフロアーに変身します。リオのカーニバルも顔負けのVIBEで東京を揺らします。スクランブル交差点での盛り上がりは乞うご期待! 今年は去年よりパワーアップした2台のサウンドカーが出動します。お楽しみに。
				
				サウンドカー1号REGGAE
				SOUND SYSTEM by NATURAL CREATOR/DJ PEACE ISLAND  
				
				サウンドカー2号PSY TRANCE
				SOUND SYSTEM/DJ by UNTITLE PROJECT
				
				
				【マリファナ・マーチとは】
				
				「マリファナ・マーチ」というイベントは、大麻の規制の見直しを掲げて1998年から毎年5月に世界の各都市で行われている世界同時開催のイベントです。これまでにマリファナ・マーチに参加した都市はアメリカ・ヨーロッパを中心に全世界で348都市に上っています。今年は世界で263都市が参加表明しています。少ない所では数10人程度、多い所では(CANADA・TRONTOのマリファナマーチ)延べ35,000人もの参加者が集まっています。
				日本では、2001年にカンナビストの主催により東京がアジア地域における唯一の都市として初参加、以降、参加人数は毎年増加しています。マリファナマーチ2008には約900人もの参加者が集まり、700人でパレードしました。目指せ1万人!
				参加者全員がSTAFFです。力を合わせて世間に真実を訴えましょう!
				
				マリファナマーチ2008TOKYOの映像
				
				
				GLOBAL MARIJUANA MARCH(世界のマリファナマーチ参加都市はこちら)
				http://www.globalmarijuanamarch.org/ 
				
				反戦、環境問題、人種差別、あらゆるマイノリティーの人達が一致団結して声を上げる日です。1人でも多くの参加を呼びかけます。
				
				【マリファナマーチの世界共通スローガン】
				
				「医薬品として認めよ!」(Relesse The Medicine)
				「大麻で逮捕するな!」(Stop All Cannabis Arrests)
				「病人を救え!」(Heal The sick)
				「真実を語れ!」(Stop The Lies)
				「自由を奪うな!」(End The Prison State)
				
				
				マリファナマーチBLOG
				【新】http://blog.livedoor.jp/marijuanamarchjapan/ 
				【旧】http://marijuanamarchjapan.blog56.fc2.com/ 
				カンナビストHP
				http://www.cannabist.org/ 
				
				【mixi】
				マリファナマーチhttp://mixi.jp/view_community.pl?id=114792
				カンナビストhttp://mixi.jp/view_community.pl?id=23269
				
				※大麻の使用や所持は法律で固く禁じられています。
				当コミュはそれらを推奨する為のコミュではありません。
				
				※当イベントは日本国憲法第19条(感想・良心の自由)、21条(表現の自由)にもとづくものであり法律を厳守して行われます。
				
				最新情報はマリファナマーチ公式BLOG/マリファナマーチコミュにて随時更新していきます。
				
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- By intellipunk / May 12, 2009 12:13 am
高円寺一揆 in Nakano
				
				
				2年前、高円寺駅前が大パニックになった駅前選挙(占拠)作戦「高円寺一揆」が帰ってくる!
				
				
				
				高円寺一揆 in Nakano
				
				歓迎!フィラスティン御一行様!
				『素人の乱』出版記念 兼
				高円寺メーデー〜役立たずの祭典〜 兼
				素人の乱4周年記念
				大バカ者総結集祭!!!
				
				
				■2007年4月。高円寺駅前を狂乱の坩堝におとしいれた路上パーティ「高円寺一揆」が (なぜか) 中野に返ってくる!!! 来るしかない!!!
				世界中を放浪する辣腕打楽器奏者、トラックメーカー/プロデューサー『FILASTINE』をはじめ、当時騒ぎを起こしたやつらが総出演!
				
				★2年前の高円寺一揆に来る予定だったが「スケジュールを間違っていた」という大スッポカシをかましてしまった、大熊ワタルも登場が決定!
				★ここ数年、トラック上での果敢なDJなどで盛り上げまくっているわれらがイルコモンズ氏らのユニット=T.C.D.C.もやってきてしまう!
				★昭和最末期生まれの騒動師=パンクロッカー労動組合も初LIVE!!
				★あの、英会話のような名前の男も飛び入りで来てしまったら大変なことになる! 続報を待て!
				
				このイベントに来そびれたら、一生後悔すること間違いなし!!!ちなみに、たったの150人程度で入場制限がかかる可能性もあるので、ご来場はお早めに!!
				
				
				
				素人の乱 × IRREGULAR RHYTHM ASYLUM presents…
				高円寺一揆 in Nakano
				【出演】
				FILASTINE http://www.filastine.com/
				BABY-Q http://www.baby-q.org/
				大熊ワタル http://www.cicala-mvta.com/
				ホー娘。 http://boroboroad.exblog.jp/
				XX FREAKS TOKYO http://xxft.mad.buttobi.net/index.html
				松本哉 http://hajime.dotera.net/
				
				
				山下陽光 http://www.youtube.com/watch?v=cPh-QD8Z9CY
				
				
				THE HAPPENING
				
				
				RED BANDANA LAB.
				
				
				DEEP THROAT X http://www.youtube.com/watch?v=sBhPSvrzPSE
				
				
				ウランアゲル+T.C.D.C. http://www.youtube.com/watch?v=so1z-W4BUG8
				RADIO MAROON http://radiomaroo.exblog.jp/
				
				
				パンクロッカー労動組合
				【ブース】
				RLL http://www.rll.jp/
				ベジ食堂 http://trio4.nobody.jp/keita/shop/09_beji.html
				他 豪華ゲスト多数!
				
				
				
				4月26日(日)17:00〜23:00 2000yen(with1D)
				中野 heavysick ZERO(中野区中野5-41-8 カースク中野B1,B2F)
				
				
				
				
				
				RLLは期間限定だった『RLL35 高円寺一揆』Tシャツを当日に限り復刻致します!
				この機会をお見逃しなく!!!!!
				
				
				
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- By intellipunk / Apr 22, 2009 12:54 am
2008′S BEST BOOKS & iTEM
				RLLの選んだ2008年のBEST BOOKSとBEST iTEMを(ようやく)発表します!
				
				本は正直、昨年は豊作だったので選ぶのに苦労しました。
				なのでRLL2008ベスト10冊にand more10冊(以上)、それにクルー3人それぞれ10冊で50冊選びました!
				
				ひとつ前のブルータスNO.654が『「生き方」を考える本。2009年のキーパーソン30人を知る本ガイド』特集、今出ている最新エスクァイア2009年2月号が『見せたい本棚の作り方。』でした。
				ですけどね、人文系や社会科学なんか全く出版されてないみたいなブックセレクト、ちょっと疎外感ありますよ。ですので世間様とは違うキャラ立ちしたセレクトになったんじゃないすかね?
				
				
				
				
				RLL 2008′S BEST BOOKS
				今年は都市と労働のことについて、つまり生きる環境についての本に目が行った。
				
				
				1.松本哉『貧乏人の逆襲 タダで生きる方法』筑摩書房
				2008年、4冊も松本哉の書籍が出版されるという、高円寺北中通りの隙間に素人の乱が生まれた当時では考えられないような異常事態が発生。やっと時代が追いついたか。その快進撃の皮切りとなったのが本書。爆弾の作り方、海賊放送、万引き、無賃乗車、身分証明書偽造などのやり方を説いた70年代イッピーのバイブル、アビー・ホフマン『この本を盗め』の現代高円寺版か、はたまたマヌケかつカゲキな現代の異形落語か。
				http://www.chikumashobo.co.jp/special/binbouninnogyakushu/
				
				
				2.ポール・ラファルグ『怠ける権利』平凡社ライブラリー
				ハーポ部長が就活時に丁度読んでいたボブ・ブラック『労働廃絶論』にも引用されていた、伝説のバイブル復刊。マルクスの娘婿でリーゼントの黒人ポール・ラファルグに「怠けろ!」とアジテーションされたら、一気に労働教から目覚めてしまうっしょ。「労働は1日3時間までで、あとは自分の時間」なんて最高の人生!アウトノミア時代のネグリのテーゼ「労働の拒否」百年先行く斬新さ。
				http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/frame.cgi?page=query.cgi&series=hl
				
				
				3.マウリツィオ・ラッツァラート『出来事のポリティクス—- 知‐政治と新たな協働』洛北出版
				G8対抗サミットで来日してRLLのTシャツプレゼントをしたラッツァラートの初邦訳。社会学者で哲学者で活動家でもある彼の言説はタルド研究者のドゥルージアンらしく、ぐるぐると差異と反復を繰り返しながら社会科学と現代思想とアジテーションを「パッチワークとネットワーク」の思考で織り込んでいく。僕らの創造性(脳の協働)をたえず捕獲していく企業といかに対峙するかって永遠の課題だね。
				http://www.rakuhoku-pub.jp/book/27071.html
				http://rakuhoku.blog87.fc2.com/blog-entry-191.html
				
				
				4.ジョック・ヤング『後期近代の眩暈(めまい)—-排除から過剰包摂へ』青土社
				この10年あまりの価値ある社会学の英知を引用しまくって、ネオリベ10年先どる英米を活写した、アクチュアリティある一冊。後期近代というタームで解析される現在、報酬とアイデンティティの二重の非合理の中に居る僕ら。ギャングとセレブから読み解く経済的構造的排除と倫理的文化的承認の包摂、アンダークラスの境界を他者化と不可視化する自己中なダブルスタンダードにクラクラと眩暈がしてくる。とにかくマスト!
				http://www.seidosha.co.jp/index.php?%B8%E5%B4%FC%B6%E1%C2%E5%A4%CE%E2%C1%DA%F4
				http://book.asahi.com/review/TKY200810280098.html
				
				
				5.マイク・デイヴィス『要塞都市LA 増補新版』青土社
				日本初のゲーテッド・コミュニティ誕生の年に、伝説の名著に序文を加えた増補新版で復刊!光と闇のネオリベが20年先を行くディストピアを、精肉工場の工員や長距離トラックの運転手などを経た叩き上げ学者が「俺の街LA」として熱く分析。監視カメラでがんじがらめられ、職質溢れる東京の夜警っぷりに、その追随を実感せずにいられない。
				http://www.seidosha.co.jp/index.php?%CD%D7%BA%C9%C5%D4%BB%D4%A3%CC%A3%C1%A1%A7%CC%DC%BC%A1
				http://www.amazon.co.jp/dp/479176434X/
				
				
				6.ロイック・ヴァカン『貧困という監獄』新曜社
				ブルデューのお弟子のフランスでのベストセラー年末に発売!装幀は気流舎図案室。福祉国家を解体し貧困問題を犯罪に摺り替えながら、労働市場の規制緩和によって監獄まで民営化する小さな政府。貧しきは罰せよ!と押し進める狂気の刑罰国家は日本の未来か。
				http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1140-8.htm
				
				
				
				7.パオロ・ヴィルノ『ポストフォーディズムの資本主義 社会科学と「ヒューマン・ネイチャー」 』人文書院
				ラッツァラート、デビッド・グレーバー、マイケル・ハートらネグリ以降の知識人の一人、イタリアの哲学者パオロ・ヴィルノの新刊。人間的能力のすべてを労働へと動員し、その生物としての存在を剥き出しにするポスト・フォーディズムの資本主義の本質を鮮やかに分析。フレキシブルな雇用能力を常に強要され、不安定さを綱渡りで生きていかざるをえない非正規労働者必読の書。
				http://www.jimbunshoin.co.jp/mybooks/ISBN978-4-409-03075-2.htm
				http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9983032937
				
				
				8.フェリクス・ガタリ『三つのエコロジー』平凡社ライブラリー
				誰もがうさんくさいエコブームにうんざりしていたタイミングに平凡社ライブラリーから文庫化された「横断性の専門家」ガタリの1991年の名著。彼の言うエコロジーとは、環境のエコロジーだけでなく、社会のエコロジー、精神のエコロジーを含んでおり、その三つのエコロジー概念が哲学と交錯するあり方をエコゾフィーと呼ぶ。「不機嫌な職場」をサバイヴするオフィス労働者にとって、精神のエコロジー問題は切実だ。
				http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/frame.cgi?page=query.cgi&series=hl
				https://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9983679981
				
				
				9.アントニオ・ネグリ『野生のアノマリー—-スピノザにおける力能と権力』
				僕らのネグリ来日中止のショックを癒してくれた、1979〜80年にイタリアの監獄内で執筆したドゥルーズも絶賛のスピノザ論。スピノザのおかげでネグリは逆境を生き延び、奇跡的復活を成し遂げたのだった。僕らの窮状も、このネグリの著作によって転覆したいものだが、なにせ分厚い哲学書なので完読できず、癒されるどころか苦境が続いているのが正直なところ。
				https://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/jinbun/tanpin/22032.htm
				http://urag.exblog.jp/7646372/
				
				
				10.ジュディス・バトラー『自分自身を説明すること 倫理的暴力の批判』月曜社
				とうとうバトラーはフェミニズムから倫理学へ進出し、フーコーを継ぎ、そしてアドルノとレヴィナスという最上のネタへ箸を付けた。アドルノ「道徳性、あるいは道徳に関するすべての観念は、行為する「私」に関連している」、レヴィナス「迫害は迫害された者にとって責任を生み出す」、フーコー「私の問題は真理であり、真理を述べることと反省性との、つまり自己の自己に対する反省性の諸形式との関係」とを縫い付けるバトラーの主張「自分自身に根拠=責任を与えること」。これはもしかしたら、無為の(ナンシー)明かしえぬ(ブランショ)何も共有していない(リンギス)無能な(田崎)者たちの共同体をバタイユの真裏から掘り当てる作業ではないだろうか。
				http://getsuyosha.jp/kikan/butlerGAO.html
				
				
				
				
				その他の2008年良書
				
				・二木信 松本哉 編『素人の乱』河出書房新社
				http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309244471
				
				・毛利嘉孝『はじめてのDiY 何でもお金で買えると思うなよ!』ブルース・インターアクションズ
				http://www.bls-act.co.jp/books/show/92
				
				・フランツ・ファノン『革命の社会学【新装版】』みすず書房
				http://www.msz.co.jp/book/detail/07401.html
				
				・アンジェラ・デイヴィス『監獄ビジネス—-グローバリズムと産獄複合体』岩波書店
				http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/5/0224870.html
				http://book.asahi.com/review/TKY200810210107.html
				
				・アントニオ・ネグリ&マイケル・ハート『ディオニュソスの労働–国家形態批判』人文書院
				http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2008060104.html
				http://urag.exblog.jp/7040171/
				
				・シャンタル・ムフ『政治的なものについて』明石書店
				http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20081014bk06.htm
				http://kazuyaserizawa.com/transynodos/?p=10
				
				・佐藤嘉幸『権力と抵抗』人文書院
				http://urag.exblog.jp/7468545/
				
				・今福龍太『群島ー世界論』岩波書店
				http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/5/0226210.html
				
				・田崎英明『無能な者たちの共同体』未来社
				http://db1.dcube.co.jp/miraisha/search/FMPro?-db=miraisha%5fdb.fmj&-format=detail.html&-lay=cgi&-sortfield=%94%ad%8d%73%93%fa&-sortorder=descend&-op=cn&%92%98%96%f3%8e%d2=%93%63%8d%e8%89%70%96%be&-max=15&-recid=34291&-token=12737041&-find=
				
				・平井玄『千のムジカ 音楽と資本主義の奴隷たちへ』青土社
				http://www.seidosha.co.jp/index.php?%C0%E9%A4%CE%A5%E0%A5%B8%A5%AB
				
				・栗原康『G8サミット体制とはなにか』以文社
				http://news.ohmynews.co.jp/news/20080704/27012
				
				・ブルーノ・ラトゥール『虚構の「近代」—-科学人類学は警告する』新評論
				http://mainichi.jp/enta/book/hondana/archive/news/2008/08/20080831ddm015070032000c.html
				
				
				
				
				∞+∞=∞ 2008年10冊
				
				1.ウィリアム・バロウズ『裸のランチ』河出書房新社 人間の文学(1965)
				突然、透明でどうしようもない衝動がやってきてフレームをぶち壊す。あらゆるものがどろどろに溶け出し、重なり合い、奪い合い、歪み、ひとりでに歌いだし、交じり合い、泣き言をぶちまける。細胞の一つ一つが独立を宣言し、その中で分子が内戦を開始し、原子とクォークがゲリラ戦をおっぱじめた。ちっぽけな、でも膨大な国や民族や皇帝や英雄や、乞食や落ちこぼれたやつらが溢れ出し、君を満たし、君は霧散する。これは決して麻薬のせいなんかじゃない。何もかもが正気だ。ライプニッツの言葉を思い出せ。「私の中にあらゆるものが入ってきて、あらゆるものが出て行く」
				http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0822.html
				http://d.hatena.ne.jp/ziprocker/20080905
				
				
				2.ヒューバート・セルビーJr『ブルックリン最終出口』河出書房新社 人間の文学(1968)
				「幸福はどれもそっくりで退屈だが、悪には一つ一つ個性がある」と言ったのは、誰だったか…50年代のブルックリンのゲットーで、限りなく、だらしなく、堕落し、それでも、ちっぽけな幸福や気の遣り場や、束の間の温もりを求めて彷徨う人々を襲う、あっけなくも残酷な暴力とエロスと、死の、数々。息の長い独特の文体がスローモーションで滑り出した転落の速度を描き出し、その中でフラッシュを焚かれて浮かび上がる人々の肢体は、愛撫され、引き裂かれ、へし折られ、反吐や血や精液にまみれて動かなくなる。このいやらしくも完璧な残酷さは初期大江健三郎に、そして全てのキャラクターへの透明な愛は、織田作之助に似ている。
				http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309460680
				
				
				3.ヘンリー・ミラー『北回帰線』新潮社(1969)
				畜生!!こんなにも声高に気持ちよく自分を叫びつづける男がいたなんて!!「僕には金が無い。資力も無い。希望も無い。僕はこの世で一番幸福な人間だ」言葉とほんのわずかのメロディとイメージだけを持つ者に幸あれかし!!下水道に、道端の反吐に夕陽を受けて銀河のように輝く、路上に張り付いたガムの群れに幸あれ!!クソったれな人生に、オマンコに、詩に、街灯に、言葉の爆弾を投げつけろ!「匿名で…僕達は時代を使い果すだろう。僕達以後、 1冊の本もなくなるだろう…いまや僕達は力強い生命の流れを注ぎ込むべき容器を持つにいたったのである。そいつを投げつけると、世界中がぶっ飛んでしまうような爆弾となるだろう」
				http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0649.html
				http://www.shinchosha.co.jp/book/209001/
				
				
				4.パール・バック『大地』新潮社(1954)+ユン・チアン『ワイルド・スワン』講談社(1993)
				「神よ願わくは我に与えたまえ 変えられるものを変える勇気を 変えられないことを受け入れる忍耐を そして 両者を見極める知恵を 」
				あまりにも複雑で巨大なシステムの中で、自分が、そして自分の親しい人々が、どうしようもなくちっぽけで無力なものにすぎないということや、この世界には、ただただ無数の、切れることの無い出来事の無辺の連続だけが存在し、人はそのわずかな部分を意識したり、解釈したり、感じたりするだけで、幸福や、不幸や、運命や偶然や必然といった出来事のちっぽけな符丁など、何も意味を成さないのだと、どこまでも意識することができた時にやってくるのは、諦めでもなく、絶望でもなく、世界への畏敬であることを、たった数時間で経験させてくれる良書。中国という混沌を少しでも噛み砕くための必読書。
				http://www.shinchosha.co.jp/book/209904/
				http://www.amazon.co.jp/dp/4003232011
				
				
				5.多和田葉子『犬婿入り』講談社(1993)
				見知らぬ男がいきなり独身女性の家の中に入ってきてパンツと下着を脱がして肛門をペロペロし、半ばちんぽを無理やり突っ込んだというのに突然作り出した野菜炒めで自分の犯した罪を贖うつもりはこれっぽっちもなく、でも、なぜか、丸め込まされてしまうという、とんでもなくありえないシチュエーションを「これなら全然ありかも!!」とばっちし納得させてくれる文体と物語構成は只者ではない芥川賞受賞作。上手く出来た手品のような作品。化かされてください。
				http://uraaozora.jpn.org/akuta108.html
				
				
				6.宮本常一『イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む』平凡社ライブラリーoffシリーズ(2002)+『バートン・ホームズコレクション 激動の明治・大正写真展「日本と世界の風俗」』読売新聞社(1987)
				http://www.j-cave.com/bunko/bk110.html
				http://www.amazon.co.jp/dp/4582764533
				
				
				7.植村直己『極北に駆ける』文春文庫(1977)+本多勝一『カナダエスキモー』朝日文庫(1981)
				異文化を理解するだとか、調査するだとか、交流するだとかぬかす馬鹿は死ねばいい。文化とは見るものでも、聞くものでもなく、生きるものだということを否応無く伝えてくれる奇書。植村直己が文化人類学者ではなく、探検家であることが、つまり、エスキモー文化を研究したり、調査するのではなく、犬橇で極地を横断するためのサバイバル方法を会得するために、エスキモー文化を身に付けるために、まったく知人も伝手も無い僻地の村へ単身飛び込んで、食べ、狩猟し、駆け、排泄し、体当たりで交わった記録。文字通り泣きながら腐りかけたアザラシの生肉を食べ、連夜の若い女性の夜襲に怯え、公然と人前で尻を出して排泄し、犬橇の鞭を犬に食べられてしまったりしながら、エスキモーへと成っていく過程は、日本人であるというアイデンティティを形作る文化の壁を越えていく過程でもあり、グラグラと激しく揺らぐ自我の境界線を踏み越えていく最もスリリングな冒険でもある。
				http://www.amazon.co.jp/dp/4167178028
				http://kiviak.com/weblog/blog.cgi
				
				
				8.空知力『青きドナウの乱痴気-ウィーン1848年』平凡社(1985)
				革命がひしひしと迫り来る1848年ウィーンの空気感を絶妙に描き出した良書。売春婦やプロレタリアート達が、政府高官や高位聖職者、暴利をむさぼるパン屋や大家を掣肘するために、家の前で鍋や太鼓を担ぎ出して夜中に大騒ぎする「シャリバリ」は1848年のサウンドデモだ!
				http://www.onyx.dti.ne.jp/~sissi/book40.htm
				
				
				9.アサヒグラフ編集部『にっぽんコミューン』朝日新聞出版(1979)
				68、9年を頂点に盛り上がった政治の季節の挫折から、生産と再生、自治を基調としたコミューン運動が盛り上がり、この国のあちこちに新たな共同体が生まれた。(もちろん、それ以前からの共同体も紹介されているのだが)
				
				
				10.井原西鶴『西鶴全集』岩波文庫(1956)
				「天地は万物の激旅。月日は百代の過客。」
				胎動する資本主義とエロとアンシャンレジームの非合理の美しさが生み出した人情の綾なす世界。
				http://www.amazon.co.jp/dp/4003020456/
				
				
				次点
				
				11.唐沢俊一『古本マニア雑学ノート』(2000)
				古本の魅力とは、まさしくエロ三行広告のように、わずかなタイトルや内容といった断片からその本を構成していた世界の全体や、辿ってきた数奇な歴史の全てを想像することにこそある。まるでミロのヴィーナスよろしく情報が欠けていることが、ほんのわずかな部分から全体を想像するというフェティッシュな行為となり、空想の全体性を完成させるという猟書行為の快楽の本質を成す。しかし、やはりそこにはスケベ心に付け込んで儲けようとする魑魅魍魎が跋扈する冥界で、ビブリオマニア達は棺桶に片足を突っ込んだミイラ盗りだ。フロベールの「愛書狂」に描かれたジャコモのように、罪作りな本は焼かれてこそ価値を生み出すのだろう。
				http://www.amazon.co.jp/dp/4344400054
				http://www13.atwiki.jp/tondemo/pages/74.html?PHPSESSID=d64b4fd4349529c29f37f932d7afad43&flag_mobilex=1
				
				
				12.『科學畫報』新光社(1924)
				科学が未だマッドでキッチュな錬金術であり、ナショナリズムと深く野合していた、あの、懐かしい時代を振り返るための資料集。
				http://d.hatena.ne.jp/ziprocker/20081030
				
				
				
				
				intellipunk 2008年10冊
				
				1.そがしんいち『がちんこ農業生活 会社勤めよりは楽しいか?』ブルース・インターアクションズ(2008)
				音楽出版社ブルース・インターアクションズから出版された農業本はひと味違う。同世代の一本筋の通ったトマト農家の情熱大陸より嘘のない告白。音楽ドキュメント本っぽい(?)カッコイイしんどい生き方がリアリティあっていいっす。
				http://www.bls-act.co.jp/books/show/931
				
				
				2.大牧冨士夫『あのころ、ぼくは革命を信じていた—-敗戦と高度成長のあいだ』編集グループ〈SURE〉(2008)
				筆者の1944年16歳から1963年35歳までの個人回想録。少年通信兵〜郵便局員〜田舎の市井の共産党細胞、と連なる彼の経歴よりも印象的なのは、「世の中をよくしたい」と思いながらも世の中に巻き込まれた不安な生活するどこにでも居る若者、という趣。そのリアリズムは時代背景を抜かせば僕らに近い。
				http://www.groupsure.net/index.html#kakumei
				
				
				
				
				3.ポール・D・ミラー(a.k.a. DJスプーキー)『リズムサイエンス』青土社(2008)
				音楽本として読むと類似書が浮かばない、レアでフェティッシュな本。人文書なら詩学(理論よか詩情が全部に勝ってしまう)になるのかな?そういう意味なら DJスプーキーはハイテクなグリッサンってことか!マジ一直線なプレカリアートな世界観とは違う、メタでサンプリングでポストモダン丸出しな世界観。だからこそ厳しい人にもっと読まれたらいいと思う、世界は豊かで音楽や文化は人を幸福にするから。        http://www.seidosha.co.jp/index.php?%A5%EA%A5%BA%A5%E0%A1%A6%A5%B5%A5%A4%A5%A8%A5%F3%A5%B9
				
				
				4.入江公康『眠られぬ労働者たち 新しきサンディカの思考』青土社(2008)
				こっちもある意味詩学。労働問題やネオリベラリズムに対して、詩情の〈共〉で対抗しようとするのも有効なのかもしれないと思わせた。田崎さんの『無能な者たちの共同体』のラインなのかな?    http://www.seidosha.co.jp/index.php?%CC%B2%A4%E9%A4%EC%A4%CC%CF%AB%C6%AF%BC%D4%A4%BF%A4%C1
				
				
				5.ジャック・ランシエール『民主主義への憎悪』インスクリプト(2008)
				日本の閉鎖環境も世界と同時進行で、民主主義への憎悪が芽生えている。毎度、造本の美しい出版社インスクリプトから出版された、前作『不和あるいは了解なき了解』で提出された民主主義の定義に従い、今作では流行する民主主義への憎悪を分析する。民主主義は、多数決のための投票制度でも、代表者が集う議会制度でもない(それらは「政治的なるもの」でしかない)。民主主義とは「言葉を持たない者」とされていた他者が発言すること声を上げることだ。今ある秩序を語りはじめた人々が揺り動かすことだ。制度の外から民主主義を再起動させよう
				http://www.inscript.co.jp/books/ISBN978-4-900997-18-9.html
				http://book.asahi.com/review/TKY200809230080.html
				
				
				6.アントニオ・ネグリ『未来派左翼 グローバル民主主義の可能性を探る』NHKブックス(2008)
				ここで揶揄されるオールドスタイル左翼の固定観念から、どこまで自由になれるか。それがクリエイティブに抵抗するという未来派スタイルらしい。この時代の潮目で、固い頭をリフォームするにはすごくいい。マドリードにパリ、シアトルやブラジルやチアパス、世界各地でニュータイプが生まれている。中途半端な社民主義や古い前衛党左翼は、そのスタイルを変えるリニューアルなタイミングだよ!
				http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00911062008
				http://book.asahi.com/topics/TKY200804280175.html
				
				
				7.ジル・ドゥルーズ『シネマ1 *運動イメージ』法政大学出版局(2008)
				やっと出た!ドゥルーズの本で残されていた最後の翻訳書。これで自分が死ぬまでには全部読める楽しみが出来た。映画を批評することはつまり、世界を解釈することに等しい。その意味でドゥルーズ哲学の応用的使用法をそこで体得出来るドゥルージアンへの入門書。
				http://www.h-up.com/2008-10.html
				http://urag.exblog.jp/7538370/
				
				
				8.デヴィット・ハーヴェイ『新自由主義 その歴史的展開と現在』作品社(2007)
				新自由主義とは、資本家階級による資本再奪還のためのミッションであったと喝破される。そのためには手段を選ばないということを、左派地理学(原蓄!)や都市社会学の研究から解き明かす。格差社会とか規制緩和とか経済問題じゃねーネオリベというイデオロギーが問題だ。これは下手な陰謀論より根が深い。
				http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db2000/0500hd.htm
				
				
				9.上林澄雄『日本反文化の伝統–流行性集団舞踊狂の発生根拠としての』エナジー叢書(1973)
				今では講談社学術文庫にも入っているようだけど、最初この本はまんまとエッソ石油から出されている、テーマがテーマなので少しほくそ笑む。大きく日本の歴史上ずーっと、政治体制の変化や社会変動が起こる少し前から「えーじゃないか」「おかげ参り」「ぬけ参り」「伊勢踊り」「念仏踊り」「異形群舞」「一向踊躍」「奈良踏」などなどなどが起っているらしい。レイブやサウンドデモを思い出させるのも無理はなく、グッとくる。
				http://www.amazon.co.jp/dp/B000J9GKCE
				
				
				10.宮本常一『忘れられた日本人』岩波文庫(1984)+網野善彦『『忘れられた日本人』を読む』岩波書店(2003)
				7月海外から来たサミットホッパーに仕込まれた合意形成のやりかた。それに近似した形はこの本の「対馬にて」村の寄りあいの「とり決め」が描かれている。G8対抗オルタナティブキャンプの中で読み終えたときのシンクロったら!昔の日本に住む人々の自治や人生のルールをひも解けば、驚くほどアナーキズム文化人類学に似てくる。国民国家がいかに歪んだ統治かと、その豊かな共治をみれば実感出来るだろう。
				http://www.nishinippon.co.jp/nnp/book/kyushu100/2006/04/post_14.shtml
				http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0239.html
				
				
				
				
				HarpoBucho 2008年10冊
				
				1.ロイド・ブラッドリー『ベース・カルチャー レゲエ〜ジャマイカン・ミュージック』シンコーミュージック(2008)
				http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail-0631455.html
				
				
				2.篠原雅武『公共空間の政治理論』人文書院(2007)
				http://www.arsvi.com/b2000/0708sm01.htm
				http://www.econ.hokudai.ac.jp/~hasimoto/Book%20Review%20on%20Shinohara%20Masatake.htm
				
				
				3.柳澤田実ほか『ディスポジション:配置としての世界』現代企画室(2008)
				http://liv-well.org/disposition/
				
				
				4.エドワード・S・リード『アフォーダンスの心理学—-生態心理学への道』新曜社(2000)
				http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/4-7885-0743-9.htm
				
				
				5.ジル・ドゥルーズ『スピノザ 実践の哲学』平凡社ライブラリー(2002)
				http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/31014855
				
				
				6.ジョゼフ・W.ミーカー 『喜劇とエコロジー–サバイバル原理の探求』(1988)
				http://books.livedoor.com/item/1493620
				
				
				7.今村昌平『今村昌平のええじゃないか』アシーネ(1981)
				
				
				8.河野哲也『善悪は実在するか–アフォーダンスの倫理学』講談社選書メチエ(2007)
				http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062583992_1.html
				
				
				9.エドワード・W・ソジャ 『第三空間 ポストモダンの空間論的転回』青土社(2005)
				http://www.seidosha.co.jp/index.php?%C2%E8%BB%B0%B6%F5%B4%D6
				
				
				10.玉虫 敏子『都市のなかの絵 酒井抱一の絵事とその遺響』星雲社(2004)
				http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/31397413.html
				
				
				
				
				
				
				
				
				RLL 2008′S BEST iTEM
				
				・magazine『VOL 3』以文社(2008)
				・magazine『K8 vol.00』こだま屋(2008)
				http://www.kodama8.com/news
				・magazine『オルタ 2008年9・10月号』PARC
				・zine『合意形成、その促進そして解放—-合意形成プロジェクト』ロックダブコレクティブプロジェクト poetry in the kitchen翻訳部(2007)
				・zine『VOL zine no.01〜06』VOL編集委員会(2008)
				http://conflictive.info/contents/volzine.htm
				・フリーペーパー『東京なんとか』(2008)
				http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/2008/12/20091-poetry-in-kitchen-ira.html
				・画集『ブラックパンサー エモリー・ダグラスの革命アート集』ブルース・インターアクションズ(2008)
				http://diskunion.net/black/ct/detail/50B080401001
				・『素人の乱12号店 エンジョイ北中ホール(仮)』
				http://trio4.nobody.jp/keita/shop/12/index.html
				・FILASTINEの反G8アクションMIX『NO G8 ACTION JAPAN BENEFIT』(2008)
				http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/2008/01/infernal-noise-brigade-filastine-cd.html
				・『Deep Root Music』1〜3(2008)
				http://reggae-store.com/catalog/851-90.html
- Action
- By intellipunk / Jan 15, 2009 9:33 pm
2008′S BEST SESSiON
				あけましておめでとうございます。
				昨年はRLL的にも世間的にも、色んなことが多すぎた一年でした。
				
				さて、恒例のBEST SESSiON発表です。
				BOOKSとiTEMはまた後日、じつはまだクルーが帰省やら温泉旅行やらで調整中。
				
				ちなみに太字が独断と偏見による10題重大ニュース。
				★は媒体、○はRLLの周りで起こったSESSiONで、●がクルーのSESSiONです!
				
				今年もRLLcrewをよろしく!
				
				
				
				
				
				1月
				RLLオフィシャルウェブサイト完成!
				ASOKOクルーに触発される
				
				○1月20日(日)@高円寺カフェぱちか村「外国人にやさしくない国!ニッポン―世界の人権・日本の人権―」Kilimanjaro&戦争と治安管理に反対するPINCH!
				
				
				2月
				○2月1日(金)@阿佐ヶ谷ロフトA「シュルレアリスム落語宣言」 末井昭、平岡正明、快楽亭ブラック
				●12月27日-2008年2月6日@東高円寺自宅~パレスチナの隔離壁~YouTube「ワンダーウォール・キャンペーン」ハーポ・プロダクション
				●2月2日(土)@気流舎「カルチャーショッキングVol.1「わかりたいあなたのためのハスラー・ラップ入門~生活感から聴き取り方まで~」ゲスト:たかおか ホスト:ハーポ部長
				●2月26日(火)@新宿Naked Loft「ダンシング イン ザ ストリート サウンドデモだよ路上開放!! 」イベント企画/司会∞+∞=∞ 出演:ランキン・タクシー/松本哉(素人の乱)/毛利嘉孝(東京藝術大学准教授)/小田マサノリ(イルコモンズ)/二木信(ライター)/DJラマダーン 他 
				
				
				3月
				ネグリ来日阻止される
				
				●3月1日(土)@気流舎 「カルチャー・ショッキング vol.2「強盗から始めよう!~ベルナール・スティグレールの監獄的現象学~」ゲスト:マルボロ内親王 ホスト:ハーポ部長
				○3月22日(土)立命館大学「先端総合学術研究科公募研究会 「都市-文化-記憶」研究会企画「都市」を着る――ラディカル・ストリート・ファッションのすすめ☆」バンブー+NOZZY COZZY(ホー娘。) × 五所 純子(ライター)
				●3月29日(土)@東京大学、30日(日)@東京藝術大学「ネグリさんとデングリ対話」パネリスト、ネグリ来日記念Tシャツ&zine[E/M]制作
				
				
				4月
				4月2日 ミュート・ビート ワン・ナイト・ライヴ
				4月29日 アルバート・ホフマン博士死去 102歳
				
				★『実話ナックルズ(2008年5月号)』「左翼という生き方」に∞+∞=∞インタビュー
				○4月3日(木)~6月7日(土)@エビスパーク「visual cafe Vol.6 KENTA UEOKA exhibition 2008『PORTRAIT」パティ・スミスとスーザン・ソンタグTシャツを含むKENTA UEOKA氏の個展
				●4月5日(土)@気流舎 「カルチャー・ショッキング vol.3「ラスタのスタイルから盗む」」ゲスト:nametake(のんべいラスタ)ホスト:ハーポ部長(スーダラスタ)
				●4月13日(日)@蚕糸の森公園「茶乃窓のお茶会」茶乃窓
				●4月20日(日)@青山公園~渋谷路上「420祭 2008~CALLING ALL TRIBES!!!~ 音開き」出店
				●4月22日(火)@UPLINK「RADIO MAROON meets RLL「反バビロン集会」」ゲスト
				
				
				5月
				GWは全国でメーデーのイベントが多発
				
				●5月3日(土)@気流舎「カルチャー・ショッキング vol.4茶乃窓 交流会「気流舎を茶の間に」 」
				●5月3日(土)@新宿路上「「自由と生存のメーデー 08–プレカリアートは増殖/連結する」」DJ:∞+∞=∞、@club acid「アフターパーティ」DJ:∞+∞=∞:
				○5月5日(月)@高円寺路上「マヌケな奴らの高円寺メーデー/労働にあまり興味がない奴らのメーデー/好き勝手に生きてる奴らのメーデー」
				●5月9日(金)@渋谷HemTie「Let’s NO G8 ACTION!!!!!!!!!!!!!!!!」DJ:∞+∞=∞
				●5月10日 (土)@素人の乱12号店「NO! G8 Action Japan presents「キャンプ、キャンプ、キャンプ!!!」ハーポ・プロダクション製映像上映
				●5月11日(日)@青山公園~表参道~渋谷路上「マリファナマーチ2008 in TOKYO」公式Tシャツ、出店
				●5月30日(金)@アートカフェ「国際自由メディア大学」始動
				○5月31日(日)@Kichijoji Fourthfloor「Go! G8 Night」893 a.k.a. ホー娘。ライヴほか
				
				
				6月
				秋葉原通り魔殺人事件
				釜ヶ崎で大暴動
				ハーポ部長引越
				
				★『VOL03』「反資本主義/アート」ハーポ部長インタビュー「盗みの品格」掲載
				★『STUDIO VOICE』7月号「【特集】本は消えない!インターネット以降の本当に面白い雑誌/本の作り方」zine[E/M]掲載
				★『Quick Japan』78号に「ネグリのファンジン」として[E/M]掲載
				○6月7日(土)@素人の乱12号店「【地下大学】のためのRAP/TAZ」平井玄「地下大学/東京」建学イベント
				○6月15日(日)@素人の乱12号店「RAGE&FOOTBALL COLLECTIVE presentsキャンプ、キャンプ、ん?フットボール!?抵抗とサッカーの話をしよう!」田中東子。山本敦久、野田努
				○6月14日(土)@素人の乱12号店「地下大学 文化ゲリラ戦教程」イルコモンズ+酒井隆史
				●6月20日(金)@茶房高円寺書林「『はじめてのDiY』毛利嘉孝×『貧乏人の逆襲』松本哉 出版記念イベント」ゲストRLLほか
				○6月29日(日)@ASOKO「CHANOMAD主催 インスタントお茶会」&「ホー娘。のストリート活動に同行」
				
				
				7月
				G8サミット開催、グローバル・ジャスティス・ムーブメント上陸
				札幌G8サウンドデモで3名不当逮捕
				
				★.小学館BE-PAL別冊『b*p vol.07』「毎日を旅にする道具カタログ」の「ホチキス雑誌「ZINE」のつくりかた。」に∞+∞=∞が[E/M]を紹介
				
				○G8対抗国際フォーラム
				6月27日(金) @高円寺 素人の乱12号店「デヴィット・ソルニット パペットワークショップ」
				6月27日(金) @東京大学本郷キャンパス「オートノメディアのジム・フレミング氏との対話」
				6月27日(金) @東京外国語大学「記憶と残像のない新自由主義空間で考える」マイケル・ハート
				6月27日(金) @法政大学「メディアとアクティヴズムの現在」ブランドン・ジョーダン、ハリー・ハルピン
				6月29日(日)@新宿一周「SHUT DOWN!貧困と環境破壊のG8サミット直前東京行動」オルタナティブサウンドデモDJ:∞+∞=∞
				6月30日(月)@中央大学駿河台記念館 パネル・ディスカッション
				&明治大学リバティホール「メイン・フォーラム グローバリゼーションと対抗理論の可能性」マイケル・ハート
				7月1日(火)@明大リバティタワー「パネル・ディスカッション」マッシモ・デ・アンジェリス /フランコ・ベラルディ(ビフォ) /マーク・ドリスコル /デイヴ・エデン /リサ・フィシアン / ジム・フレミング /デイヴィッド・グレイバー /アンドレ・グルバチッチ / ハリー・ハルピン / マイケル・ハート /ハリー・ハルトゥーニアン / ジョン・ホロウェイ /ブランドン・ジョーダン / 高秉權 /マウリツィオ・ラッツァラート /マリアン・マッケルバーグ /マリーナ・シトリン /デイヴィッド・ソルニット /李珍景 /鵜飼 哲 /足立 眞理子 /岩崎 稔
				
				●7月5日(土)@札幌路上「7・5チャレンジ・ザ・G8サミット1万人のピースウォーク」DJ:∞+∞=∞ &3名不当逮捕
				●7月5日(土)@札幌 サウンド・ラボ・モール「SOUND ACTION MOVEMENT – WHY!? G8 SUMMIT」フライヤー:intellipunk
				●7月3日~9日洞爺湖G8サミット反対 北海道キャンプ&行動
				●7月12日(土)@阿佐ヶ谷ロフトA&@高円寺路上「のびのびイルコモンズデモ」イベント&サウンドデモDJ:∞+∞=∞&チャリティーフリーイルコモンズTシャツ発売
				●7月16日(水)@新宿NakedLOFT「反G8報告会」出店&三人釈放!!
				●7月19日(土)@気流舎「『はじめてのDiY』出版記念イベント デジタル=エコロジー:空間、情報、DiY 」トーク:毛利嘉孝×加藤賢一(気流舎店主)×ハーポ部長(RLL)
				●7月21日(月)@気流舎「『〈帝国〉』読書会」ゲスト:浜邦彦(ブッキング ハーポ・プロダクション)
				●7月22日(火)@PARC自由学校「サウンド・デモ–ダンシング・イン・ザ・ストリート!」メディア・アクティヴィズム!∞+∞=∞講師
				
				
				8月
				8月2日(土)赤塚不二夫死去
				8月23日(土)24日(日)高円寺阿波踊り
				8月27日(水)28日(木)錦糸町河内音頭
				
				●8月5日(火)出版、河出書房「素人の乱」のおまけzine「アマチュア・ライオット」制作
				●8月9日(土)@気流舎「カルチャー・ショッキング vol.5 真夏のトウガラシ酔狂夜話」ゲスト:鈴木孝弥、ホスト:ハーポ・プロダクション
				●8月15日(金)@KICHIJOJI WARP「The★CHARGE presents「SOUND OF RESISTANCE’08~俺達の抗戦CARNIVAL~」 CHANOMAD(茶乃窓)参加
				○8月16日(土)@大阪「8.16とんでもなくのびのびするぞデモ」intellipunk参加
				○8月21日(木)@名古屋カフェ・パルル「松本哉西日本ツアーin名古屋!<素人の乱×P8>ビンボーインボー大会議!!」∞+∞=∞参加
				
				
				9月
				素人の乱12号店でアヴァンガーデニングはじまる
				9月6日(土)7日(日)@CCO 名村造船所跡地「BAKUTO OSAKA 2008」というかハーポ関西旅
				9月14日(日)~27日(土)@東高円寺ギャラリーPara GLOBE「鬼放展 ダダカン2008・糸井貫二 人と作品」
				9/14(日)@roots「DTX&Thugrus presents<Murdership Connection>」
				
				★『ブルータス トリップ ネグリ特集』ペペ長谷川かくめい生活研究所所長掲載
				★『図書新聞』『読売新聞』にホー娘。掲載
				★『オルタ』2008年9・10月号FREE iLLCOMMONZ!Tシャツ 掲載
				●9月13日(土)14日(日) @高円寺 素人の乱12号店「第三回馬橋映画祭」CHANOMAD出品「茶柱が舞うように」
				○9月13日(土)14日(日)@横浜関内ザイム本館1F交流サロン+地下「国際自由メディア大学開校 入学金・学費無料 フリーメディア! フリーアート!FreeMedia! FreeArt! 」
				○9月20日(土)@素人の乱12号店「大学の未来――「研究空間スユ+ノモ」(ソウル)×「条件なき大学」(デリダ)×「地下大学」(高円寺)」講師:西山雄二(東京大学UTCP)
				●9月27日(土)@高円寺 素人の乱12号店「’08 RLL 秋の大感謝祭」イベントRLL、茶乃窓 秋の茶会、エロZINE製作ワークショップ「ペーパー・ピロー・トーク」 、バトルTJ
				
				
				10月
				米国サブプライム問題に始まった世界同時不況深刻化
				麻生邸リアリティツアー タコ部長の乱
				
				●10月3日(金)@素人の乱12号店「なかしーのY談!! ~経済格差と恋愛格差をぶっ飛ばせ!!タダでモテる方法と、働かないでモテるには?~」∞+∞=∞イベント
				●10月10日(金)@GALLERY MAKI「福住廉連続企画「21世紀の限界芸術論」Vol.4「山下陽光の大チョロズムパノラマワールド展」」RLLインテリパンクのワク枠Tシャツ実演ショー
				○10月13日(月)@渋谷宮下公園「手づくりサウンドデモをやろう!Just keep it MIYASHITA!」
				●10月19日(日)@明治公園~渋谷「反貧困世直しイッキ!大集会」DJ:∞+∞=∞
				●10月21日(火)@素人の乱12号店「新宿騒乱40周年の夕べに集う会」イベント
				10月25日(土)26日(日)@ poetry in the kitchen「Tokyo Book Fair #3 We sew words, and we are connected.ことばを縫う。そして私たちはつながる。」IamPMS宣伝
				●10月31日(金)@秋葉原「電気料金値上げ、おかしくない?みんなのエネルギー☆デモ」DJ:∞+∞=∞
				
				
				11月
				11月6日リアリティーツアー逮捕者解放!
				アメリカ黒人大統領誕生!
				
				★Riddim No.308「RING Ring Ring荏開津広【RLLとミスター・カトラの巻】」掲載
				●11月1日(土)2日(日)@お台場「GROWERS & XXX SHOW」出店
				●11月29日(土)@渋谷「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2008──責任者出てこい。これはヤツらの戦争だ。」出店・30日(日)サウンドデモDJ:∞+∞=∞ &アフターブロックパーティ
				●11月30日(日)ラジオゲスト:韓国軍の軍事パレードを全裸で止めたカン・イソクさん
				
				12月
				ギリシャ暴動!&N.Y.New School大学学生運動!
				年末派遣切りで労働問題がクローズアップ!
				
				○12月13(土)@馬喰横山Central East Tokyo「CET08ワークショップ&CET08ツアー」ホー娘。ワークショップ
				○12月14(日)@中野ヘビーシックゼロ 「みんなの広場 VOL.1」893(aka ホー娘。+α)LIVE
				○12月19日(金)~21日(日)「福住廉連続企画21世紀の限界芸術論VOL4.5 じゃましマンの限界演芸展」
				●12月20日(土) @渋谷路上「電気料金値上げ、おかしくない? みんなのエネルギー☆デモvol.4」DJ:∞+∞=∞
				●12月24日(水)@高円寺「★クリスマス粉砕デモ」
				
- Action
- By intellipunk / Jan 05, 2009 3:19 pm
反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉08
				
				
				明日、RLLはTシャツのブースを出す予定!
				————————————————–
				反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2008
				──責任者出てこい。これはヤツらの戦争だ。 
				
				★ 屋内集会
				2008.11.29.sat./13:00-21:00
				@渋谷勤労者福祉会館(東京都渋谷区神南1-19-8)
				http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kinro.html 
				資料代:500円
				
				★ サウンドデモ
				2008.11.30.sun./15:00(開始)
				@神宮前穏田区民会館(集合場所/東京都渋谷区神宮前6-31-5)
				http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kmkaikan/km_onden.html 
				コース:原宿・神宮前穏田区民会館~ラフォーレ前交差点~表参道~五輪橋渡り左折~岸記念体育館前右折~渋谷区役所前左折~公園通り~井の頭通り入り口(「HMV」のある通り)~渋谷三角交番前左折(「am/pm」の所)~東急文化村通り~道玄坂下~渋谷スクランブル交差点~宮益坂下~明治通り~宮下公園ゴール(18時前後から宮下公園でアフターイベント!)
				
				::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
				 いったい誰が望んだのか。「アメリカ同時多発テロ」の丹念に数えあげられた2973の死体の上で、世界最大の軍事-経済国家群が「対テロ戦争」を宣言して 7年。アフガンで、イラクで、パレスチナで、積み上げられた死体はいまだ数えられたことすらない。住宅バブルを享受したアメリカが、旺盛な消費欲で世界経済を牽引した 7年。対テロ戦争の戦場となったこれらの地域では、家が焼かれ、橋が落とされ、戦闘ヘリの爆音と機関銃の掃射に脅かされる日々が続いている。人と人々の生きる基盤は、いまこの瞬間にも壊され、生への希望を奪い続けている。
				 いったい誰が思いついたのか。戦闘は旧装備をスクラップし新兵器の効果を試すために企画され、戦場はアメリカ政府と委託契約を結んだ民間の軍事専門企業のビジネスシーンとして維持されている。オイルの確保と先進各国の軍需企業が投資家たちに約束した配当を維持するために、不安定な生を強いられる人々を作り出し「対テロ戦争」への参加という出口のみを用意する。アメリカの貧乏人はアフガンやイラクの貧乏人を殺す意思を持てば、自らの状況を劇的に改善できるのである。その道を行くも行かぬも自己責任。「希望は戦争」は現実なのだ。
				 戦争は誰も望まず、誰が企図したものでもない、のではない。また戦争は皆が望み、皆が支えた、のでもない。戦争は自然災害ではなく人為であり、戦争を望み、計画し、制度とした者たちがいるからである。戦争を終わらせるために彼/彼女らを名指そう。この戦争は私たちの戦争ではない。ヤツらの戦争なのだ。
				
				2008年10月7日
				反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉08実行委
				::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
				
				以下は29日の屋内集会概要。
				
				■ プログラム
				
				【生存】戦争とファッショ/13:00-
				提起:靖国解体企画
				▼ 人びとの生を貶め簒奪する戦争。戦争を推し進める装置として機能してきた靖国。
				そしてそれらを支えるファッショ(ファシズム)という思想。
				日本が敗戦したとされる8月15日正午、毎年靖国では「英霊」への黙祷が行われます。わたし達はそれに反対し黙祷を粉砕すべく行動してきました。ここでは映像を中心に、8月15日の正午の行動と、午後の反靖国のデモの紹介をします。そして慰霊・追悼とはなにか、ファッショとは、といったことについて皆さんと考えたいと思います。
				
				【反戦】戦争が日常にある風景 アメリカ・韓国・日本/15:00-
				提起:田保寿一さん(ジャーナリスト)
				   韓国徴兵制と人権問題を考えるPANDA
				   DJ mix noise(憲法カフェ)
				▼ 貧困ゆえに軍隊を選び、PTSDをはじめ様々な難問を抱えて本国へ戻る米兵。逃げ場のない徴兵制の中、「祖国防衛」の名の下に徴兵されながらイラクへ派遣された韓国軍兵士。
				そして給油や空自の輸送といった直接的な戦争協力だけでなく、有事立法成立で日常にまで戦争訓練、自衛隊が突出し始めた日本。──ヤツラの戦争がワレワレにもたらした、戦争が日常にある風景とは?
				
				【恐慌】恐慌からの脱出は戦争に非ず/17:00-
				提起:萱野稔人さん(大学教員)
				   太田昌国さん(現代企画室・ラテンアメリカ研究家)
				▼ アメリカ発のサブプライムローン破綻を契機とした金融不安は最早「大恐慌」といってよい事態に陥っている。
				だが為政者やマスメディアは責任を曖昧にし、ただ危機を煽っている。そして危機の先には、さらなる戦争を求めているように見える。だが問題の核心は新自由主義に基づく戦争経済政策の破綻にあり、これに代わる対抗軸を打ち出すことこそが必要である。
				本企画では、先行して危機を経験してきたラテンアメリカの民衆による豊かな対抗運動や日本でも始まりつつある闘いを映像で紹介し、恐慌の正体と私たちが求める新たな対抗軸を探ります。
				
				【自由】「麻生邸のリアリティ」ツアー・弾圧・救援を振り返る/19:00-
				共催:麻生でてこい!!リアリティツアー救援会
				提起:山口正紀さん(人権と報道・連絡会)
				▼ リアリティツアーは何をもくろみ、麻生首相とユデダコ巡査長は何を恐れたのか。警視庁によるツアー襲撃と公安警察の広報機関として機能したマスメディアがさらけ出したこの社会の現実を踏まえ考える。救援が紡ぎ出し、対抗メディア運動が切り開いた可能性を考えるトークセッション。発言自由。
				
				
				■ ワークショップ&展示/アクティビストのためのD.I.Y.メディアワークショップ
				
				【展示】13:00-
				G8MNTVによる映像インスタレーション
				Celebrate People’s Historyのポスター展
				
				【ワークショップ】15:00-
				「Reproduce & Revolt」の図版を使ったシルクスクリーン制作(成田圭祐/Irregular Rhythm Asylum)
				誰でもできる映像ライブ配信 (松浦敏尚/市民メディアセンターMediR)
				アクティビストなら知っておくべきD.I.Y.サーバーについて (安田幸弘/レイバーネット)
				・フリーソフトを使ったレーザー落書きをやってみる(山川宗則/無所属)
				※ 表記ワークショップの順番通りとは限りません。
				▼ 近年、独立メディアと運動の結びつきは、ますます見過ごせないものになってきている。
				ドイツ、日本におけるG8サミット対抗運動と独立メディアの経験、韓国のキャンドルデモで「onoffline」と呼ばれたインターネット、携帯、生中継を介して拡大していく運動とメディアが織りなす増幅現象などなど……
				ここらには今後、運動に使えるアイディアがたくさん落ちているはず。そこで、ワークショップでは誰でも活用・転用できる表現手法を紹介します。皆さん、どんどん使ってください。展示もやります。
				
				
				■ ブース出展予定(2008.11.27. 現在)
				
				RLL
				Irregular Rhythm Asylum
				医療・福祉の戦争協力に反対する連絡会議
				大月書店
				大橋可也&ダンサーズ
				『オルタ』編集部
				韓国徴兵制と人権問題を考えるPANDA(Peace And No Draft Alliance)
				韓国良心囚を支援する会全国会議
				キューバ連帯の会
				かたつむりの会
				「さよなら下流社会」(ワーカーズコープアスラン)
				死刑に異議あり!キャンペーン
				週刊金曜日
				ソーイングカフェ”NU☆MAN”
				抵抗食の会(仮)- Eat Resist Exist – +三里塚反戦生活
				DOXA(独立左派)/山本夜羽音
				反貧困ネットワーク
				ピリカ全国実関東グループ
				フリーター全般労働組合
				みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会
				模索舎(有志)
				靖国解体企画 Y.S.D.E.(Yasukuni Shrine Demolition Enterprise)
				————————————————–
- Action
- By intellipunk / Nov 28, 2008 6:47 pm
【緊急イベント】タコ巡査長の乱
				以下、素人の乱の松本さんより。
				
				——————
				皆さんもご存知かもしれないが、金持ち麻生の家を見に行こうというツアーが26日に行われ、逮捕者が出たとの事。
				
				「無届けでデモをやった」とか何とかいう容疑らしいが、厳しいね、それぐらいで…。金持ちの家を見に行っただけなのに!
				さすがに麻生本人に矛先が向くと、対応もシビアなんだろうか。
				う~ん、日本も北朝鮮ばりの管理国家になってきたなー。
				
				と思ったら、どうやら勝手にテンションの上がった警官による暴走逮捕の可能性も出てきた!警察内でも恐れられる奴の名は、通称”タコ巡査長”。
				主催者によると、現場の警官とも「まあそんなに騒がないんならいいよ」って感じで話がまとまってたのに、タコ巡査長が勝手にヒートアップして逮捕者が出たという。おい、それただのウサ晴らしじゃないか!?
				詳細はこれ→http://asoudetekoiq.blog8.fc2.com/
				
				ってことで、この面白いキャラクターのタコ巡査長を研究しつつ、逮捕者3人の釈放を求めるイベントを緊急開催!!!!!
				
				やいやい、素人の乱12号店に集まるしかない!!!!
				
				緊急シンポジウム”タコ巡査長の乱”を考える
				
				★通行人は見た!逮捕瞬間の衝撃映像!(タコ巡査長の大怒り映像も満載!)
				★その時歴史が動いた!救援会の人からの詳細報告!
				★日本全国からの反応(ネットでつないで各地の支援者のコメント!)
				★フリートーク
				
				11月3日(祝)
				open 19:30/start 20:00/無料(1drink別でお願いします)
				素人の乱12号店
				
				主催:タコ巡査長による拉致被害者の会
				        改めタコ巡査長ファンクラブ
				
				【タコ巡査長の経歴(予想)】
				1940 富山県の寒村に生まれる
				1960 交番勤務。犯人を取り逃がすこと5回
				1980 職務中に抜け出してパチンコ屋に行ったところ、隣の男が指名手配犯で、偶然逮捕し出世。
				2000 取調官の激怒役が足りなかったため警視庁公安部へ
				2007 娘の帰りが遅いことに腹を立て、怒りすぎて間違って息子の太郎を殴り負傷させる。
				2008 この不祥事が発覚し、運転免許センターへの左遷が決定。
				
				2008年10月25日
				上野の立ち飲み屋で
				「先輩! このまま終わっていいんですか!? 最後にひと花咲かせましょうよ!」との唯一の子分に対し、
				「よし! ひとつデカイことやってやろうじゃねえか! 俺だってまだやれるんだよ!!」と呼応。  
				
				2008年10月26日
				計画を決行。3名を不当逮捕。
				
- Action
- By intellipunk / Nov 01, 2008 11:12 am
今週金曜日に秋葉原でサウンドデモしまーす。
				 アーティストの増山麗奈さんが主催する電気料金値上げ反対サウンドデモでDJしまーす。まだ当日手伝ってくれる人が少ないので、今週金曜日昼くらいから空いてる人がいたらメールください。
				
				
				
				http://d.hatena.ne.jp/neageiya/
				
				 ご存知の通り、来年1月から電力各社が一斉に値上げする予定です。「原油価格の高騰によるコスト増大」がその理由とされていますが、果たして、この値上げは本当に「仕方ない」ことなのでしょうか?生活の中で不可欠な電気の料金を、私たち国民に充分説明もないまま、今までの電力会社の経営戦略の見直しもないまま、ただ値上げするのは、少しおかしいのではないでしょうか?
				
				 そこで、私たちは「電気料金値上げ、おかしくない?みんなのエネルギー☆デモ」と題し、電気料金や日本のエネルギーのあり方について問うデモを、この9月から来年1月まで、定期的に行いたいと思います。「原油高はわかるけど、何かヘンじゃないかな?」「値上げしすぎじゃないの?」等と少しでも思われている方々は、是非、後記の「このデモをやるべき4つの理由」をお読みの上、ご賛同・ご参加をご検討下さいませ。
				
				
				☆個人/団体賛同募集中です。連絡先はneageiya●gmail.com
				(●を@に置き換えて下さい)
				
				mixi内コミュ↓
				http://mixi.jp/view_community.pl?id=3599497
				
				☆このデモをやるべき4つの理由
				
				1)電気で広がる格差。
				
				2)高いのは原発なのでは?
				
				3)高くなる一方の石油・石炭よりも、前途有望な自然エネルギーを!
				
				4)みんなが使うエネルギー、みんなで考えよう。
				
				
				1)電気で広がる格差。
				
				 非正規雇用の拡大などの影響で、今、日本では年収200万以下の人口が1000万人を超え、特にワーキング・プアと呼ばれる人々や、年金暮らしのお年寄りは、日々の生活費を10~100円単位で節約せざるを得ないなど、それでなくとも困窮しています。この上、月800円=年間で9600円も値上げすることは、「貧しい者は電気を使うな」と言う様なものではないでしょうか。個人だけでなく、既に原材料費などのコスト高に苦しむ中小企業にとっても、ますます経営が圧迫されることは確実で、ひいては日本経済そのものにも悪影響を及ぼすかもしれません。  
				
				 一方で、電力会社は、大企業など大口顧客に対しては、電気を使えば使う程、安くするという料金設定にしています。以前から「使いたい放題」により、省エネ意欲を削ぐ要因にもなっているのではないか、と指摘されてきましたが、こうした料金設定を改めずに、家庭や中小企業からの料金を値上げするのは「電気を使う上での格差」を拡大させるのではないでしょうか。
				
				 必ずしも電気を使うことが幸せにつながるとは限らないものの、例えば、猛暑の中で冷房が使えないことは、場合によっては、命にも関わることです。憲法25条で保障された生存権の一環として、誰でも公平にエネルギーにアクセスできるべきではないのでしょうか。
				
				 
				
				2)高いのは原発なのでは?
				
				 電力会社の言う「コスト高」は、本当に原油などの化石燃料の価格高騰だけなのでしょうか?少なくとも、東京電力に関して言えば、昨年の地震による柏崎刈羽原発の停止と、その補修費用が、「29年ぶりの赤字転落」(08年度)が見込まれる大きな原因となっていることは確かです。地震は天災ですが、揺れの規模や活断層の存在を軽視したことは「人災」であり、その検証も充分でないままに、ツケを消費者に回すことは、果たして、容認されることなのでしょうか。 
				
				 コスト高といえば、今秋にも稼動するという青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場にからむ費用も凄まじいのですが、これらも結局、電気料金か税金でまかなわれるでしょう。「使用済み核燃料をリサイクルする」とされる施設ですが、実際にリサイクルされる燃料は1割のみ。それに対し、コストは建設費だけで2兆4000億円もかかっており、しかも、今後操業を続けると閉鎖までに少なくとも約19兆円もかかるとされています。また、これらの試算には「一日で原発一年分」という量の放射能排出による健康被害がもたらすであろう、医療費の増加分は含まれていません。
				
				 「本音を言えば原発はお荷物」だとの声が、電力会社内部でもあるそうですが、これを機会に脱・原発を図ることで、無用なリスクから電力会社も解放されるのではないでしょうか。また、所轄官庁の経済産業省も、リスクは勿論のこと、費用対効果から、「国策」としての原発の見直しを考えるべきではないでしょうか。
				
				
				3)高くなる一方の石油・石炭よりも、前途有望な自然エネルギーを!
				
				 石油や石炭などの化石燃料に頼る限り、電気料金の値上げは今後も続きます。特に石油は早ければ2015年前後にも需要と供給のバランスが崩れる「ピークオイル」が来る*と言われ、石油に依存する経済は破綻するでしょう。石炭も需要の増大で高騰することは、ほぼ間違いない上、石油に比べても多くの CO2を出し、地球温暖化の進行を早めることになります。事実、この間、石炭利用を増やしてきた各電力会社の火力発電所は、やはり石炭を多く使う製鉄所と共に、国内で最もCO2を排出する事業所のワースト1~20位を独占しているのです。
				
				*「もう始まっている」との説も。
				
				 これに対し、風力や太陽光、地熱や小・中水力といった自然エネルギーは、温室効果ガスをほとんど出さないばかりか、現在の技術で使用可能な分だけでも、世界のエネルギー利用の5.9倍の資源量があり、しかも半永久的に使えます。「高い」とされた発電コストも、特に風力は低コスト化が進み、大規模な発電施設を持つ欧州では、石油火力並みのコストにまでなり、「温暖化対策も考慮すれば石炭火力よりも安い」とされています。世界的に見れば、自然エネルギーは猛烈な勢いで成長している産業であり、風力発電の成長率は昨年27%を記録。早くから自然エネルギーの普及に力を入れてきたドイツでは、新たに25 万人の雇用を生むなどの経済効果をもたらしているのです。
				
				 残念ながら、日本は自然エネルギーの活用では欧州に出遅れた感がありますが、技術力や自然条件などから見れば、「エネルギー大国」に変貌する可能性はあります。高くなる一方の石油・石炭よりも、前途有望な自然エネルギーを活用することは、来るエネルギー危機時代の生き残り策になるのではないでしょうか。
				
				
				4)みんなが使うエネルギー、みんなで考えよう。
				
				 私たちは、電気やその他のエネルギーを毎日使っています。生活に不可欠なものだからこそ、国やエネルギー業界に任せきりではなく、私たち自身がエネルギーについて、声を上げていく必要があるのではないでしょうか。デモに参加してみようという方も、「デモはちょっと・・・」という皆さんも是非、電気料金値上げを機会に、日本のエネルギーのあり方について考えてみて下さい。
				
				
				
				
				電気料金値上げ、おかしくない?みんなのエネルギー☆デモ vol.2 in 秋葉原
				
				・電気料金値上げはイヤ。むしろ値下げしてほしーぞ。
				
				・チョー危険でバカみたいにカネかかる原発は、もうヤメレ。
				
				・地球温暖化やばいし、石油とか枯渇するし、自然エネルギー活用でビバ・エコライフ☆
				
				・みんなが使うエネルギー、みんなで考えよう☆
				
				・詳しくは下記呼びかけ及びこちら↓をご参照
				http://d.hatena.ne.jp/neageiya/20080825
				
				
				去年の終わりから、タクシー代、ガソリン、インスタントラーメン、発泡酒、第三のビール、ファーストフード、タイヤ、等々、色んなものが「原油高」「原材料価格の高騰」を理由に値上がりしている。気がついたら、内容量が少なくなっていたり、特売価格が上がっていたり、秘かな値上げも後を絶たない。9月からは社会保険料率がアップ、今月からは後期高齢者医療制度の天引きも始まった。
				
				ワタシたち、どこまで黙ってガマンするの?
				
				石油をはじめとする化石燃料は、これからさらに値上がりするし、バイオ燃料を活用すれば、原材料不足で食品値上げに直結。
				
				でも、それって本当に、ワタシたちが負担するべきことなの? 燃料も食料も、自給率の低さは随分前から指摘されていたのに、何もしてこなかった政府と企業は、責任取ってくれないの?
				
				今、これ以上の値上げはイヤ! と声をあげなければ、調子に乗った政治家と経団連はズルズルと値上げを続けるんじゃない?
				
				来年一月に予定されている電気の基本料金値上げは、「値上がりしたから買わない・使わない」では済まされない、これまでの値上げの中でも一番切実な問題だ。
				
				みんなのエネルギー☆デモは、みんなの家計☆デモでもある。
				
				こ れ 以 上 、 値 上 げ は イ ヤ。
				
				電気街の中心で、値上げはイヤと叫ぼう。
				
				もっと庶民にも、地球にも優しい日本になるように、ワクワクするようなポジティブな動きを一緒に作るために、一人でも多くの参加を待っています。
				
				日時:10月31日18時半集合、19時出発
				
				場所:秋葉原公園(千代田区神田佐久間町1-18)集合
				
				お問い合わせ:neageiya●gmail.com(●を@に置き換えて下さい)
				
				主催:電気料金値上げ反対委員会
				
				発起人:増山麗奈(桃色ゲリラ)、澤田サンダー(作家)、志葉玲(ジャーナリスト)、本田いく(ライター/イラストレイター)
				
				賛同一覧↓
				http://d.hatena.ne.jp/neageiya/searchdiary?word=%2a%5b%bb%bf%c6%b1%5d
				
				前回のデモ動画↓
				http://www.youtube.com/watch?v=gj5Z0SB2W3s
				
				☆デモも何かと経費がかかります。カンパは大歓迎です。
				郵便貯金 普通口座 10020−94279691「桃色ゲリラ」
				※必ず通信欄に「みんなのエネルギーデモ」と明記下さいませ。
- Action
- By harpobucho / Oct 30, 2008 2:05 pm
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 2010.2.27 反新宿署!高円寺路上大パーティざまあみろデモ 【予告編】
- 
				
 覚せい剤撲滅プロパガンダ 東映編
- 
				
 2006/9/16 家賃をタダにしろ!中野→高円寺一揆!予告編
 
 家賃廃止要求デモ!
 
 
 
 
 
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