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世界中でグローバルノイズ!

globalNOISE
10月13日は世界連帯行動、その名もグローバルノイズ!
http://www.globalnoise.net/
グローバルノイズって何って人は下記↓を読むとわかるかも。
グローバルノイズについて
日本語で鍋叩き、きどってフランス語風にはキャセロール、中世からの伝統ではシャリヴァリ、今世紀の本場アルゼンチンだとカセロラソ
とにかく不満は皆で台所にある物を持って路上に出て叩き鳴らそうじゃない!
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=zIIH9RMZe2c[/youtube]
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=mcfpxstkSBE[/youtube]


globalNOISE1 ■10・13IMF・世界銀行東京総会に反対するデモ
IMF・世界銀行による経済支配はもうたくさんだ!
IMF・世界銀行は1%の金持ち (グローバル金融資本)の代理人!
http://globalnoisetokyo.blogspot.jp/2012/10/i.html
http://orenrakukai.tumblr.com/
globalNOISE2 「10月9日から14日まで東京国際フォーラム他で、国際通貨基金(IMF)の年次総会が開かれる。私たちの生存を脅かす「原発はいらない!」「米軍基地もいらない!」という人たちは、ともに「IMF・世銀はいらない」という声を挙げよう。」

[日時]2012年10月13日(土)12:00集合/12:30出発
[場所]水谷橋公園(東京都中央区銀座1-12-6
[呼びかけ]「持たざる者」の国際連帯行動
[主催]10・13IMF・世界銀行東京総会に反対するデモ実行委員会
●オキュパイ運動連絡会(OccupyTokyo)
http://orenrakukai.tumblr.com/
Twitter:@OccupyTokyoJp



ライターズ・フォー・ザ・99% 『ウォール街を占拠せよ』大月書店

装幀しました。発売直後です!
Occupy Wall Streetも9/17に一周年で復活!
らしくないデザインですが、いかがでしょうか?
写真がたくさん入った、わくわくする感じに仕上がってます。

↓上がオビで「民主主義を見よ。」99%の字はウォール街の壁に投射したもの。
OWS99_1
『ウォール街を占拠せよ はじまりの物語』
ライターズ・フォー・ザ・99% 著
芦原省一 訳
高祖岩三郎 解説
大月書店
四六判 272ページ ISBN 9784272330782

世界各地の蜂起に呼応し、資本主義の中枢を震撼させた「占拠(オキュパイ)」運動。新たな民主主義のあり方を創造し、さらに展開する運動の担い手自身が語り記したインサイド・ストーリー。

OWS99_2
たぶん絶対に今までとは違ったアメリカが観えてくる本です。新しいアメリカ、新しいNYを発見してください。
背の「反核」の写真は素人の乱の松本くんたちがOWSに参上して、ズコッティパークのテントに掲げたプラカード。
たくさんの掲載写真から、そして新鮮な言葉から、ムーブメントの息吹を感じてください!



『来たるべき蜂起』翻訳委員会+ティクーン『反-装置論』以文社

装幀しました。
蒼と蛍光ピンクのコントラストに群鳥が飛翔してます。
ティクーンの世界はきっとこんな装置に捕われない飛ぶ鳥なのかな、と。
廣瀬純さんの『シネキャピタル』にもインスパイアされたね。

『反-装置論』
『来たるべき蜂起』翻訳委員会+ティクーン 著
以文社
四六判 184ページ ISBN 978-4-7531-0303-4 C0010

アラブ革命、日本の3・11後の状況、イギリス暴動、ニューヨークのウォール街デモからオキュパイ運動への発展など、いま世界は確実に争乱期を迎えつつある。これらの動きの基底にあるものこそが「反―装置」的思考である。
特別収録対談・廣瀬純+白石嘉治

hansouchiron



マット・メイソン『海賊のジレンマ』フィルムアート社

装幀しました。
先日9/26にdommuneで出版記念放送をしました『海賊のジレンマ』は7月に出ています。

piratesDilemma1

『海賊のジレンマ ユースカルチャーがいかにして資本主義を作ったか』
マット・メイソン 著
玉川千絵子、八田真行、鈴木沓子、鳴戸麻子 訳
フィルムアート社
四六判/424頁/定価 2,600円+税/ISBN 978-4-8459-1288-9
既成概念を揺さぶれ!
アイデアを凝らした自由な精神で神出鬼没に跳梁する、イノベーションの主役=“海賊”たちの物語。


piratesDilemma3
かっちょいいタグを描いてくれたのはzestくん、ほんとにありがとう!
白黒のシンプルな色を使いつつ、いまどきの「海賊」の世界観をアイコン風にちりばめました。

piratesDilemma2 piratesDilemma4 上がオビを外したので、下は色校。
没になった色んなマーク、例えばWTOにwikipedia、RIAA(全米レコード協会)にFBIなどが実はありました。



都市論の現在形のために ― 戦術、築層、メトロポリス ―

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高祖岩三郎さん+co-op/tってことは、『死にゆく都市、回帰する巷』(以文社)の組み合わせ。
中身は高祖岩さんでカバーグラフィックはco-op/t。
そして装丁はintellipunk(RLL)に写真はユウジ・アゲマツさんなんだな。
kaikisuruchimata http://www.rll.jp/hood/text/intellipunk/20100913122909.php


「都市論の現在形のために ― 戦術、築層、メトロポリス ―」
http://cp.rikkyo.ac.jp/news/news_fc_2.php?id=130
 いまだ記憶に新しいウォール街占拠に見られるように、“occupation(占拠)”は、今日の社会運動の中心的な戦術となっている。この“occupation(占拠)”を都市空間論的に捉え返し、都市における集合的表象と集合的身体の今日的な結合を分析している翻訳家・批評家の高祖岩三郎氏と、2名の若手建築家からなるユニット「co-op/t」、いずれもニューヨーク在住の3名をお招きして講演いただく。

【日時】 2012年8月26日(日)14:00~17:00
【場所】 新座キャンパス6号館 N636教室(ロフト2)
【講師】 高祖岩三郎氏(1955年生まれ、ニューヨーク在住)
     ラミア・ベンスーダ氏(モロッコ生まれ、ニューヨーク在住)
     エッサン・バンダイ氏(イラン生まれ、ニューヨーク在住)

内容 《プログラム概要》
14:00~15:30 講師3名によるプレゼンテーションおよびレクチャー
15:30~17:00 質疑応答および討論

【対象】 学生、教職員、一般 (申込み不要、入場無料)
【担当者】 田崎英明(司会、現代心理学部映像身体学科教授)
【問合わせ先】 現代心理学部事務室 TEL:048-471-7149


講師
高祖岩三郎氏(翻訳家・批評家)
1955年生まれ、ニューヨーク在住。1982年ニューヨーク大学芸術学部修士課程修了。柄谷行人氏の著書の英訳などの他に『ニューヨーク列伝―闘う世界民衆の都市空間』(青土社・2006)、『流体都市を構築せよ!―世界民衆都市ニューヨークの形成』(青土社・2007)など著書多数。
co-op/t(ラミア・ベンスーダ氏、エッサン・バンダイ氏)
ニューヨーク在住の2名の建築家からなるユニットで、建築家としてのキャリアの傍らGlobal Justice運動などに実践的、理論的に関与してきた。



大阪での講演はこちら:
http://urbanculture-osaka.tumblr.com/



カルチュラル・タイフーン+広島文化台風

今週末14日15日は、今年もやってきました文化研究の祭典カルチュラル・タイフーン!

RLLは、ある意味でカルチュラル・スタディーズから生まれた活動ともいえます。文化研究と文化実践の混じり合うなんだかよくわからない僕ら活動は、このカルチュラル・スタディーズの呪われた部分を表象するプロジェクトなのだと我々のIndependent Cultural Jammers(アカデミズムから独立した文化的攪乱者)という肩書きは物語ります。2006年下北沢で上野俊哉さんのセレクトでパネル「文化研究/文化政治の呪われた部分;エクスプレスウェイ(自動車専用道路)に抗して、表現的アクションのために」で発表して以来(かの肩書きは、そんとき付けられた!)、カルチュラル・スタディーズの外延を走り続け、研究からの逃走をしてきた幾数年ですわ。先端や前衛や切っ先に居るという自覚はないですが、退屈な研究をすればするほど文化そのものから乖離し、また参与観察を追求すればするほど学問ではなくなるという、カルチュラル・スタディーズの本質的な問題に、非研究者として文化研究のアカデミシャンに突っ込みを入れてきたつもりです(控えめに云ってそれは、09年の毛利嘉孝『ストリートの思想』、12年の五野井郁夫『「デモ」とは何か』で傍証されてはいないでしょうか?)。そしてその返報として研究者各位から911の僕への保釈金(求対カンパ)が奮発されたという理解であってますか? そういや09年のカルタイ打ち上げでホストみたいな五野井さんにはじめて逢って変な人だなーと注目し、昨年の神戸カルタイでウェルカムパーティーをRLL+横山純+五野井郁夫+鈴木慎一郎でやって、今年の状況にぴったしなデモの本で大活躍されているのが何かひとつの節目のような気もしてきますが、よく考えると彼は国際政治学者であって呪わしき文化研究者ではない! カルチュラル・タイフーンの10年の積み重ねの中から大きな成果が生まれると思ってはいますが、まだ著作として若手が台頭してきてはいないのかな?(カルタイ主催でも尽力されている田中東子さんの初単著『メディア文化とジェンダーの政治学―第三波フェミニズムの視点から』楽しみです!)期待してるぜ若手の文化好きアカデミシャンたち!



さて今年は、東琢磨フードジョッキー(食いしん坊万歳)とひろしま女性学研究所&シャリバリ(ダダオのグラフィティがやばい同じビル)が全面プロデュース?かどうかよくわかりませんが広島開催です! 昨年の311直後に山下陽光くんと広島に逃げた思い出の地ですね。RLLは外大・駒大・神戸・広島と4年連続の行商になります(仙台メディアテークにも行きゃよかった…)。会場は広島女学院大学ってじょしだい!
RLLは盟友山下陽光の「アトム書房」と同室505教室を高円寺部屋として居心地のいい空間を作る予定。いま必至でRLL広島カルタイzine作ってます。あと江畠香希監督作品「RLL MEGAPHONE PROJECT」「RLL 間宮の古本ハスリング!」「RLL ハーポのちまなこ接待」のRLL三部作もパソコンモニターで上映予定。
陽光くんのアトム書房はホントにヤバ面白いので、文化研究者も絶対に必見(ここでちらりとまとめられているが、研究はもっと進んでいる!)。ダダオ+高円寺組も遠征してくるし相当楽しみです。
そんで、江畠監督の映画『カレが捕まっちゃった』 ‘My Boyfriend was Arrested!’ も14日10時、15日13:30に人文館303号教室上映予定。高円寺部屋でトークもやります。
同じブース枠に『カレが捕まっちゃった』を福岡で上映していただいたSHE SAYS distroさんや「!」という謎ブースもあり、西の文化人と交流も出来そうです。


カルチュラル・タイフーン+広島文化台風
http://cultural-typhoon.com/2012/
karutai2012
マジヤバな発表を軽く紹介↓
http://cultural-typhoon.com/2012/panel.html
Main Panel
軍都広島からチョッケツ東アジア
7月14日 (土) 15:30-17:00 401
パネリスト2 行友太郎 (シャリバリ地下大学)
応答歌 富田克也(空族) 相澤虎之助(空族) 権鉉基 Kwon Hyon Gi


Panel Session
6.【音楽と/のアクティビズム】Music of/and Activism
7月14日 (土) 15:30-17:00 402
Panelist 1 大野光明 「沖縄闘争」における「文化」の位置――竹中労の島唄論再考
Panelist 2 五野井郁夫 社会運動のサウンドトラックとは何か?:出発のリトルネロをめぐって
Chair 酒井隆史


↑これマルかぶりどうするよ…

↓オーガナイザー力が発揮されている、この雑多な感じがたまらん。

Group Works
原発避難者による広島
7月14日(土)13:30-15:00
Organiser 行友太郎 シャリバリ地下大学
Panelist 1 神原将 ライター、「原発引っ越し」著者 呉在住
Panelist 2 羽鳥智裕 前衛華道家、豊平在住
Panelist 3 大杉聖児 quizkid ベーシスト、福岡在住
Panelist 4 小柳津まさこ SHE SAYS distro、福岡在住
Panelist 5 崔真碩 広島大学教員、東広島市で学校給食の放射能汚染問題に取り組んでいる
Panelist 6 山戸明子 祝島出身

原子力事故後を考える ― 計測運動、フェミニズム、テクノロジー
7月14日(土)15:30-17:00
Organiser 松本麻里 No nukes more feminism network
Panelist 1 水島希 東京大学 情報学環
Panelist 2 森元斎 日本学術振興会
Panelist 3 矢部史郎 未来につなげる東海ネット市民測定所

パイレーツ・ダイアローグ4:テクノ海賊、あるいは海賊のテクノロジーについて
7月14日(土)15:30-17:00
Organiser 小笠原博毅 神戸大学大学院国際文化学研究科
Panelist 1 塚原東吾 神戸大学大学院国際文化学研究科
Panelist 2 太田淳 広島大学大学院文学研究科
Panelist 3 栢木清吾 神戸大学大学院総合人間科学研究科博士課程

空族と魯迅
7月15日(日)13:30-15:00
Organiser 行友太郎 シャリバリ地下大学中国文芸研究会
発言  中国文芸研究会 シャリバリ地下大学
応答 富田克也 空族 相澤虎之助 空族
議論 会場全員


karuta_i2012
あ、最後に『年鑑カルチュラル・スタディーズ』のフライヤー作りました。当日主催者が配る予定です。
ARCS1 ARCS2



あつくなってきて立ち上がろうとおもう

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=NWci9iZNv-4[/youtube]

Get Up Stand Up- Bob Marley
Lyrics:

Get up, stand up: stand up for your rights!
Get up, stand up: stand up for your rights!
Get up, stand up: stand up for your rights!
Get up, stand up: dont give up the fight!

Preacherman, dont tell me,
Heaven is under the earth.
I know you dont know
What life is really worth.
Its not all that glitters is gold;
alf the story has never been told:
So now you see the light, eh!
Stand up for your rights. come on!

Get up, stand up: stand up for your rights!
Get up, stand up: dont give up the fight!
Get up, stand up: stand up for your rights!
Get up, stand up: dont give up the fight!

Most people think,
Great God will come from the skies,
Take away everything
And make everybody feel high.
But if you know what life is worth,
You will look for yours on earth:
And now you see the light,
You stand up for your rights. jah!

Get up, stand up! (jah, jah!)
Stand up for your rights! (oh-hoo!)
Get up, stand up! (get up, stand up!)
Dont give up the fight! (life is your right!)
Get up, stand up! (so we cant give up the fight!)
Stand up for your rights! (lord, lord!)
Get up, stand up! (keep on struggling on!)
Dont give up the fight! (yeah!)

We sick an tired of-a your ism-skism game -
Dyin n goin to heaven in-a jesus name, lord.
We know when we understand:
Almighty God is a living man.
You can fool some people sometimes,
But you cant fool all the people all the time.
So now we see the light (what you gonna do? ),
We gonna stand up for our rights! (yeah, yeah, yeah!)

So you better:
Get up, stand up! (in the morning! git it up!)
Stand up for your rights! (stand up for our rights!)
Get up, stand up!
Dont give up the fight! (dont give it up, dont give it up!)
Get up, stand up! (get up, stand up!)
Stand up for your rights! (get up, stand up!)
Get up, stand up! ( … )
Dont give up the fight! (get up, stand up!)
Get up, stand up! ( … )
Stand up for your rights!
Get up, stand up!
Dont give up the fight!


  • Intellipunk
  • Tag:
  • By intellipunk / Jun 29, 2012 4:58 pm

気流舎イベント NO ACTA研究会:ネット動画を通して海賊党ムーブメントを知る!!!

noacta

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=5s8nknThQ7o&feature=player_embedded[/youtube]

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=BNOTtMpBbPA&feature=player_embedded[/youtube]

日本が提唱した条約・協定であるのに、その詳細が全くと言っていいほど
報道されないACTA(Anti Counterfeiting Trade Agreement.
「模倣品・海賊版拡散防止条約」または「模造品の取引の防止に関する協定」)
実はこれ、インターネットと言論の自由を脅かす条約・協定であるとされ、
欧州を中心に世界中で大規模な抗議行動が行われています。

本会では6月9日に行われたNO ACTA、AntiACTAの世界同時アクションの報告や、
このムーブメントに関係の深いドイツでも大躍進中の海賊党について、
インターネット動画を見ながらほんわか研究したいと思います。
私はそこら辺詳しいヨ!という方、よくわからないけど興味はあるヨ!
という方、お気軽にご参加下さいませ。(文:ひげビジョン)

日時:2012年6月26日(火)19:00~
場所:気流舎
会費:無料(ドリンクオーダー)
主催:NOACTA研究会

参考リンク
Wearable Ideas RLL – ACTA

※NO ACTA Tシャツを特別価格で販売します!
NOACTA1



道の手帖「深沢七郎」と雑誌「スペクテイター」

ハーポ部長です。久しぶりのブログです。
同時期に書いた文章が紙の媒体に乗っかって帰還したのでご紹介します。

まずはKAWADE道の手帖「深沢七郎 没後25年 ちょっと一服、冥土の道草」。
img007

深沢七郎はずっと気になっていたけど、なんだか避けていた(波長が合い過ぎたらこわい!)作家なので、読む機会が与えられてうれしかったです。そう、恐ろしいことに、まったくの深沢初心者が商業誌に書いてしまったわけです。まあ、これも深沢的といえば深沢的。目次の末席に居座って「自伝群」「日記群」「流浪の日記」について短い文章を寄せました。

団鬼六風の作家顔に変貌している町田康の顔写真や、素敵なエピソード満載の矢崎泰久の語りや、twitterでゴーストライターを募るという斬新な手法で書かれた中原昌也名義の誰かの文章や、ラジオ生放送中に片手間で書かれた根本敬の漫画とか、曲者作家へのみんなのアプローチがタイヘン面白いのでぜひチェックしてみてください。

img008

「ちょっと一服、冥土の道草」が今回の深沢七郎特集のキャッチコピーだったことを送られてきた本によって知ったのですが、奇しくもスペクテイター最新号のエッセイに書いた内容と一致するものでした。しかしそれが全然「奇しくも」でもないことにも気づいていて、深沢七郎のエッセイを短期間に大量に読み込んだことにより、それが思想模写(昔のタモリの芸)のようなカタチでスペクテイターの紙面に反映された模様です。

「蛇の道は蛇」という諺のダブバージョン「ジャーの道はヘヴィ」を書きたくなったわけです。同類のすることは、同類の者が一番よく知っているというわけです。深沢七郎がマンボやロカビリーのリズムで文章を書いたように、レゲエのリズムに乗って書いてみたかったのです。

ネタバレになりますが、まあ、大したネタでもないし、これからそのネタに関する野暮なことに触れなきゃいけないので書いてしまいますが、エッセイが夢の構成になっているのも『風流夢譚』の影響でしょう。天皇陛下の辞世のおん歌の代わりに、ボブ・マーリーの歌詞、つまり、ジャー(神=ハイレ・セラシエ皇帝)のメッセージを文章の間に挟みました。もうすぐ自分がボブ・マーリーの死んだ年になることを意識したら、なんだか急にボブに親近感が湧いてきて、ボブの歌詞を読み返していたところでした。彼の最新のドキュメンタリー映画もそろそろ日本で公開されるみたいですしね。

このエッセイに深沢七郎的な影響が意外なところに出ていてボクは愕然としました。「風流夢譚」に少しでも影響を受けたなら、事件もつきものです。

<道の手帖>のなかで、丹生谷貴志は「Don’t be cruel」というユニークな深沢論を書いています。ちょっと引用します。

「ほんの束の間、自分は奴隷じゃないと思えても、それこそは詐欺で、裏で社会は自然という王にお伺いを立てて・・・・・病院とお墓と裏約束・・・・・要は「社会的存在」となることは、奴隷の中の奴隷になることでしかないのではないのか? ではどうすればいいのか? 逃げ場は、だぶん、ない。

エッセイ「ジャーの道はヘヴィ」の冠には「バビ論」と銘打ってあって、『花物語バビロン』(空族製作。2作目が近日爆音映画祭でプレミア上映予定!)についてのレアなテクストを引用/分析して、そこからバビロンによる精神的奴隷制度からいかにエクソダス(脱出)するかを提示したつもりでした。しかし、事件は起こりました。

な、な、なんと、信じられないことに、その一行がすっぽりと抜けているのです。

ボクは目を疑い、何度も確認しました。その一行のために伏線を張り巡らせるように物語を紡いでいったので、その一行がないということは致命的なのです。つまらない冗談を言うために、わざわざちゃんと構成を考えて、相手のツボにきっちり入るように語ったつもりが、重要なオチの部分を聞き逃した相手に「え、もう一回言ってよ」と強請られるときのあの感じをいま経験しています。そもそも内容としては大したこと言ってないし、他愛もないボケを聞き返されても困るわけです。さらっと笑い流して欲しいだけなのに。すべては間なのに。

そろそろ野暮も極まってまいりましたので、本来の原稿をここに載せておきます。赤線の部分が本誌では消えていた部分です。

p176

(正)スペクテイターによるDUB処理前のオリジナルバージョン
img010

(誤)実際の紙面。DUBは引き算!?
img011

深沢チューニングで見ると、冗談としてこれは非常に痛快ともいえます。構成した物語がガタガタと崩れていく痛快さ! それを自分自身でお客さんに喜んで売る痛快さ! ボクが本の売り子をしている気流舎という古本カフェでスペクテイター最新号絶賛販売中です。ぜひ手にとって見てください。特集は「これからのコミュニティ」。「どうすればいいのか?」を模索しながら実践している人たちがたくさん紹介されています。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=Bq7kVInxlPQ&feature=youtu.be[/youtube]

書き手であり売り手である立場からは、アンコを詰め忘れた今川焼を客に売りつけるような気分ですが、そこに新たな痛快さを見いだすという<ポン引き的快楽>を教えてくれたのが深沢七郎なのでした。



マリファナ・マーチ in TOKYO

mmm2012poster

カンナビスト マリファナ・マーチブログ
http://blog.livedoor.jp/marijuanamarchjapan/

5月20日(日)マリファナ・マーチ in TOKYO
 @新宿「カフェ・ラバンデリア」 午後2時半~
(ラバンデリア 東京都新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル1F)
カンナビスト http://www.cannabist.org/

今年はRLLオリジナルTシャツをつくりませんでしたが、過去のマリファナマーチTシャツを1800円で
販売予定です。売り上げの一部はカンナビストに寄付します。

ハーポ部長が店番をしている気流舎でも連動イベントが行われます。

神々の糧

マリファナ・マーチ連動イベント
テレンス・マッケナ『神々の糧』読書会
「10章 夢を紡ぐ者たちのバラード 大麻と文化」を読む

5月20日(日)にカフェ・ラバンデリアで行われるマリファナ・マーチ in TOKYO
の連動イベントです。気流舎はブックカフェらしく読書会をします。
課題図書はテレンス・マッケナ『神々の糧』の大麻の章。
カンナビストの麻生氏をゲストにお迎えし、大麻について自由に議論したいと思います。

日時:5月21日(月)19:00~
場所:気流舎
会費:無料(ドリンクオーダー)+コピー代カンパ
ゲスト:麻生結(カンナビスト/オルタード・ディメンション)

※10章は20ページほどの短い文章です。予め本書を読んでおくことをオススメします
が、コピーを用意しますのでその場で読むことも可能です。



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