HarpoBucho Archive

米騒動90周年記念!!!!!!!!!!!!!

メーデー.jpg

イルコモンズのふた。で紹介されているとおり、米騒動90周年記念の今年はおかしな名前のインディーズ・メーデーが各地で勃発!

マヌケな奴らの高円寺メーデー/労働にあまり興味がない奴らのメーデー/好き勝手に生きてる奴らのメーデー・・・やはり高円寺のメーデーが一番、しっくりくるな。すべての「クズ共」のために。

貧乏人・役立たず・マヌケ・ヒマ人・空腹・一文無し・ハンモックで昼寝してる奴・何もしてないのにやたら腹減る奴・毎日職質される奴・フロムAのバックナンバーを期せずして全巻持ってるやつ・本を一冊も持ってないやつ・仕事が無いくせに本ばかりある奴・酔っ払って憂さ晴らしにその辺の生意気なジジイを殴ろうとしたら運悪くそいつの方が強くて半殺しにされた奴・毎日ヒマなので音楽ばかり聴いていたらやたら耳がこえてきて金が減るようになってきた奴・理由は無いが警察がキライな奴・高野青果&Big-Aの物価を正確に把握してる奴・今朝、仕事も無いのでとりあえず優雅にイスにでも座ろうとしたらイスが抜けてひっくり返った奴・仕事も労働運動もどっちも向いてない奴・ゴキブリが顔に飛んでくる奴・仕事で搾取されるのがイヤだからが自分で店を始めたが逆に余計ヒドイ生活になった奴・貧乏すぎるくせにやたら毎日楽しい奴!
これは集まるしかない!!

5月1日
18:00 高円寺中央公園(南口・氷川神社近く)集合
19:00 デモ出発

今回はサウンドシステムを積んだサウンド軽トラが登場予定!

ダンスパフォーマンス:Baby-Q
DJ:イルコモンズ

※デモ後は素人の乱12号店でイベントがあります。
インターネットラジオ『素人の乱』公開放送!
各地と繋ぐデモ特番!
各地で乱を起こしてる奴らとスカイプや電話などで繋ぎながらラジオ放送するという作戦!メーデーは各地でデモが繰り広げられるとの事なので、盛り上がるはず!!


  • HarpoBucho
  • Tag:
  • By harpobucho / Apr 29, 2008 12:07 pm

部屋のネット開通

パソコンを初期化。必要最低限なものだけバックアップとって、あとは全部さようなら。スリム・ハーポ化計画進行中で、いろんなものをリセットし始めている。

設定がわからずしばらくネットが使えなかったんだけど、今朝お客様サービスセンターのお姉さんの労働力に頼ってやっと開通。

まず、これを見た。


むむ・・・
いとうせいこう、好きなんですけど、ちょっと違和感。みうらじゅんとセットのいとうせいこうが好きなだけに、これはちょっとマジ過ぎて、金八臭を感じてしまった。でも、現場にいたら印象も大分違っていただろうね。行けなくて残念。

ネット開通記念に近況報告的なことをあれやこれや書いてみる。

・ちょうどバビロンの文句を言いたかった時期にレディオ・マルーンのお誘いでアップリンクで反バビロン集会。ブリコラージュでうちにある映像を組み合わせ、出来立てほやほやのダブ・プレート上でトーク・オーバー。ハイパー・プロダクティヴィティ事業を始めました。マルーンの皆様、貴重な機会をありがとうございました。

・今朝、自転車で通勤中、サドルがポキっと折れて、ジャッキー・チェン映画の有名なワンシーンを体験。サドルなしの自転車で40分立ちこぎして帰ってきたら汗だく。

・引っ越します。ニコニコロード商店街から墓場と寺だらけの火葬場前に移転。それが今の心境。サード・サマー・オブ・ラブが来るまでメメントモリな気持ちで半隠居生活に突入します。

・5月に引っ越す予定なのに、今住んでるところに6月21日まで家賃を払わなきゃいけないことが発覚。3週間くらい私的インフォショップとして活用し、RLLのTシャツや、私物を販売して、家賃代を稼ぐことにします。

・引越しを機会にテレビを手放します。テレビっ子を公言していたボクに見放されては、テレビももうお終いです。おバカキャラブームを一生盛り上げていてください。

・来月からちゃんと日記を書き始める予定です。情報の提示だけではなくて、純日記を書きたいのです。情報よりも情動重視です。


  • HarpoBucho
  • Tag:
  • By harpobucho / Apr 24, 2008 12:58 am

茶乃窓のお茶会

売茶翁.jpg

茶の湯でないところが茶の湯なり  川上不白

桜も散って、葉っぱの緑が美しいこの時期、お花見ならぬ、お葉見をやります!
まったりとお茶でも飲みながら、日頃のネオリベ疲れを癒しましょう。異国の茶、手作りの和菓子、へうげた趣向をどうぞお楽しみください~

日時:2008年4月13日(日) 15時~
場所:蚕糸の森公園(丸の内線 東高円寺駅) 桜の木付近

お茶に縛られずにお酒もじゃんじゃん飲んじゃってください。

画像は「売茶翁」と呼ばれたハスラー茶人、高遊外。


  • HarpoBucho
  • Tag:
  • By harpobucho / Apr 12, 2008 10:41 pm

告知ディレイ

仕事中に上司や同僚の目を盗んで、すばやくメッセージを書き、発信する。文章を悠長に書いている暇はないから、だいたいコピペ。以下、労働時間を盗んで書かれたミクシィ日記の告知群。

2008年04月07日13:32
条件だらけの大学

最近、鵜飼さんのあの笑顔の裏側が知りたくてしょーがない。
ネグリのイベントのときにファンになってしまった!

以下、[本]のメルマガのコピペ。

■佐々木敦×湯浅学 トークショー開催!!
└──────────────────────────────────

『LINERNOTES』(青土社刊)刊行記念
「音楽に批評は必要なのか」
・日時:2008年4月17日(木) 開演 19:00(開場 18:30)
・会場:ジュンク堂書店新宿店 8F 喫茶

■入江公康×雨宮処凛 トークショー開催!!
└──────────────────────────────────

『眠られぬ労働者たち』(青土社刊)刊行記念
「新たなる団結と闘争の理論とは何か」
・日時:2008年4月19日(土) 15:00~17:00(開場 14:45)
・会場:東京堂書店神田本店 6F

■鵜飼哲×西山雄二 トークショー開催!!
└──────────────────────────────────

ジャック・デリダ『条件なき大学』(月曜社刊)および、
デリダ+ファティ『言葉を撮る』(青土社刊)刊行記念
「ジャック・デリダ――他者への現前
教育者として、被写体として、絆として」
・日時:2008年4月24日(木) 開演 18:30(開場 18:00)
・会場:ジュンク堂書店新宿店 8F 喫茶

2008年04月08日13:14
ヤバクナッタラスグヤメル

『談』公開対談のお知らせ

粉川×廣瀬の組み合わせはやばい。狭き門。ヒロジュンファンはすぐにメールを送るべし。最新号は「〈共に在る〉哲学

4月22(火)、23(水)、5月7(水)に吉祥寺sound caf? dzumiにて、公開対談を行います。ご応募をお待ちしております。詳細は画像をクリック。

●入場料 各回1000円(1ドリンク付)  
● 対談終了後懇親会を行います
参加料1回1500円(つまみ付)  ドリンクは別料金になります

■定員 20名 先着順(定員に達し次第締め切らせていただきます)
■受付 メールにてお申し込み下さい。
入場希望日をお書きの上、お名前、ご連絡先、懇親会参加の有無を明記して→oubo@dan21.com へ

ネグリ来日中止をめぐる粉川×市田のやり取りも面白い。

「会うと飲み屋」ってウマい駄洒落だねー。


2008年04月08日16:28
RADIO MAROON meets RLL「反バビロン集会」

マルーンの兄貴がウチに遊びにきてテレビ観ながら雑談してたらこうなっていた。

さっき告知した『談』粉川×廣瀬対談とカブってました。無料なんでぷらっと遊びにきてください。そしてできればTシャツ買ってください~春ですよ!

これも観たい!

4/11(金):ECD(ラッパー)、三田格(ライター)、小田マサノリ(イルコモンズ)の回で「ワンダーウォール・キャンペーン」の映像が少し流れるみたいです。


2008年04月10日20:36
日常生活の前衛 / KAIKOO meets REVOLUTION

ひろじゅんフリーク必見!

── 驚かされるのは、素人というのはここまでできるものなのか、ということです。
conflictive.info

KAIKOO meets REVOLUTION

グっとくるメンツ。2日目行きたいなー。


以上!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


  • HarpoBucho
  • Tag:
  • By harpobucho / Apr 11, 2008 2:45 am

カルチャー・ショッキング vol.3

ネグリに気をとられて、ついつい告知が遅くなってしまいました。

カルチャー・ショッキング vol.3

「ラスタのスタイルから盗む」

日時:2008年4月5日(土) 20:00〜
場所:気流舎

ゲスト:nametake(のんべいラスタ)
ホスト:ハーポ部長(スーダラスタ)
上映作品:『ラスタファリアンズ ミスティーク・オブ・ボブ・マーリィ

無料。投げ銭制。

前回の「強盗から始めよう!ベルナール・スティグレールの監獄的現象学」で学んだことを活かし、今回はラスタファリズムを取り上げます。ゲストは酔っ払いセレクターnametakeくんです。

バビロンという監獄の中で現代のラスタマンたちはどのように生きているのか? まずホンモノのラスタマンたちの証言を聞くことから始めましょう。レゲエの根底に流れるラスタ精神の真髄に迫るドキュメンタリー『ラスタファリアンズ ミスティーク・オブ・ボブ・マーリィ』を鑑賞後、質問タイム。酔っ払うとついついハイレ・セラシエを崇拝してしまうnametakeくんがみなさんの疑問にズバりとお答えします。答えに窮したら、彼らの心の声を聴け!とラスタチューンをかけて誤魔化します。

ラスタの基礎知識を共有した後に、ラスタ的なライフスタイルをこの日本でどのように実践できるかをみんなでゆるく議論できればと思います。

「いろいろあるけど、日々の暮らしを大切に」。これは昨晩のミュート・ビートの再結成ライヴでこだまさんがしつこいくらい繰り返していた言葉です。ラスタファリズムを「主義(-ism)」から「暮らし方」(way of life)として捉え直すこと。ラスタが聖書を解釈した同じやり方で、ボクらもラスタを再び解釈していきましょう。

ダブ・マスターX、こだまさんを激しくディスる。
Dub Master X’s Weblog

確かにこの頃のこだまさんと比較すると・・・
でも今のヘロヘロ感もとても好きだ。



  • HarpoBucho
  • Tag:
  • By harpobucho / Apr 03, 2008 10:09 pm

想像せよ、すべての権力を人民に!×3

「ブラックパンサー エモリー・ダグラスの革命アート集」と「VICE Magazine

ブラックパンサー.JPG

ひとつのものをみんなで共有することも大切だが、本当に大切なものは所有したいってのが本音。商品のフェティシズムにクラクラ。所有をめぐる悲惨な喧嘩が起きないように、三冊調達しました。



  • HarpoBucho
  • Tag:
  • By harpobucho / Apr 02, 2008 2:33 am

古今東西の紙を食べまくる山羊

に見えませんか?
セイゴー。

人生には、性豪か正剛の選択肢があるらしい。
どっちを目指すかは、自分の肉体と頭脳と相談してから決めよう。

今夜はこれを観た。
FILE032:「世界は編集されている?」

セイゴー、静かな闘争モードがチラりでこちらはニヤり。

仕事の息抜きによくこれで遊んでいる。気づくと、この遊びが仕事だと思い込んでいるときがある。

千夜千冊マップ


  • HarpoBucho
  • Tag:
  • By harpobucho / Apr 02, 2008 2:11 am

幻のネグリ日本講演集(仮)

って本が作品社から出るみたいですね。
http://urag.exblog.jp/

転んでも
タダでは起きない
まるちちゅーど

ネグリ不在のまま学祭スタート!
ネグリのそっくりさんを募集してるそうです。

「大都市とマルチチュード」@京都大学

日時:08年3月25日(火)18時00分~20時30分(開場17時30分)
場所:京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール
聴講無料、事前申し込み不要、定員500名
問合せ:京都大学人文科学研究所総務係 電話075-753-6902
コメンテーター:市田良彦(神戸大学)+廣瀬純(龍谷大学) 司会:王寺賢太(京都大学)

「新たなるコモンウェルスを求めて」@東京大学

日時:08年3月29日(土)1:00pm~4:30pm(開場12時)
会場:東京大学安田講堂
会費:無料・事前申込不要
討論者:姜尚中(東京大学)+上野千鶴子(東京大学)+東京大学大学院生

「ネグリさんとデングリ対話」@東京藝術大学

日時:08年3月29日(土)13時~21時、30日(日)10時~21時
会場:東京藝術大学上野校地美術学部構内(半外舞台、グラウンド、講義室、アトリエなど)
入場:入場無料



市田良彦さんと姜尚中さんのキャラの違いがおもしろいなー。


  • HarpoBucho
  • Tag:
  • By harpobucho / Mar 26, 2008 1:27 am

ネグリ来日中止!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ズコッ~

怒りを越えて、なんだか笑えてきたwwwww

法務省がビザ支給を阻止したからだそーです。イベントはネグリ不在で予定通り行う方向で進んでいるようです。

それにしても日本ってスゲー国だな。
ネグリの来日中止が本当に政治的な介入だとしたら、日本人であることが恥ずかしい。
この「恥ずかしい」って感覚が人を哲学に駆り立てるってスティグレールが言ってたなあ。
そのとき哲学は政治になる。

この事実が転覆されることを祈って。


  • HarpoBucho
  • Tag:
  • By harpobucho / Mar 20, 2008 11:23 am

希望は戦争。行徳哲男をひっぱたきたい。

bernard-stiegler.jpg

行徳哲男はこんな人

スティグレールはこんな人

行徳先生オーガナイズの箱根山中BE訓練の洗礼を受けたセミナー講師による、2日間のネオリベスピリチュアル研修を終えてぐったり。目標設定をして常に成功をイメージして暮らせば鬱病になんかならないだって。それを聞いて今鬱病が流行ってる原因がよくわかった。本人には自覚ないようだ。

行徳哲男の頬をスティグレールの手でひっぱたいたら、さぞや気分が晴れることだろう。実際、研修の休憩中には『象徴の貧困』を読みながら「人間であることが恥ずかしい」というスティグレールの想いに同感していたのだ。「感性の条件付け」に対しては戦争をしかけなければならない。

なん~って物騒な気分を高めているのは、本日下記のようなイベントをやるからです。強盗から始めよう、ただし、常にユーモアを忘れずに相手と方法を間違えないこと。あー全然予習できてないや。感性のチャンネルを合わせなければ!

強盗から始めよう!
〜ベルナール・スティグレールの監獄的現象学〜
日時:2008年3月1日(土) 20:00〜
場所:気流舎

ゲスト:マルボロ内親王
ホスト:ハーポ部長
参考文献:『象徴の貧困』『愛するということ』『現勢化』の三冊のスティグレール本

無料。投げ銭制。

以下は、マルボロ内親王本人の告知日記。

来たる三月一日の20時から、下北沢にある「対抗文化専門古書」という古本カフェバー気流舎にて、知り合いのHarpobucho主催の「カルチャーショッキングVol,2」というイベントがあり、なぜかそこで僕が話しをすることになっています。で、その宣伝です。

僕が理解するところによれば、「カルチャーショッキング」っていうのはいわゆる「異文化交流」というものよりもうちょっとゆるくて、とりあえず自分の知らないことを知ってたりやってたりする人を呼んで話を聞いたり質問したりして、「へぇー、そんな世界もあるんですねぇ」と三回から四回程度うなずいてみるくらいの距離感でとりあえず未知のものに接してみようという、シャイで引っ込み思案でありながらそれなりの好奇心を持っている、そんなあなたにやさしい企画です。

で、この企画を可能としているのが、一年ほど前に下北沢にできた気流舎という空間です。ロッジ(フリーメイソンじゃない方の)風の入り口から入ると、四畳半ほどの空間のまんなかに大きな柱と机があって、それを本棚が取り囲んでいる。入り口の右手にはかわいらしい台所があって、そこでお茶を沸かしたりしている。お酒もいろいろあって、とくに「よなよなビール」というとてもおいしい地ビールがあります。とにかく、このほっこりと親密な感じのする空間が、「カルチャーショッキング」という企画を支えています。

ホームページもあります。

場所

上のホームページにも載っていますが、僕が話すのは、フランスの思想家、ベルナール・スティグレールという人についてです。この人は技術の哲学ということを考えている人で、僕が中心的に勉強している人でもあります。若い頃、なんと銀行強盗の罪で五年間服役をしていたことがあるという異例の経歴の持ち主で、Harpobuchoもその辺のエピソードが面白そうだと思って僕に声をかけてきたようです。

「ショッキングかつキャッチーな感じでよろしく」という話だったので、相談の結果、とりあえずつかみとしてはその監獄エピソードを前面に出していくことにしました。スティグレール自身が、その入獄体験を自分の哲学の道の出発点に位置づけているので、この演出にはそれほどやましさを感じなくてもすむのです。

このスティグレールさんは、たんに哲学における一つの分野としての技術の哲学というのではなく、哲学の根幹としての技術の哲学というものをプラトンにまで遡る壮大な射程で議論している人なのですが、今回はそんな話は胃にもたれるだろうということと、またその辺の議論を展開している本の邦訳がまだ出ていないということもあり、もう少しわかりやすいトピックに焦点を当てることにしました。おおまかにいうと、マーケティング批判とか、そんなやつです。

そこに、センセーショナリストであるHarpobuchoが、同じく入獄体験をもち、また近く来日することになっているアントニオ・ネグリという人を挟み込んで来るそうです。このHarpobuchoという人は類まれなるエピソード・ジョッキーであり、今回は監獄と思想家といった軸を中心にしながら、面白そうなエピソードを集めてきてくれるようです。これは僕としても楽しみなところです。

おおまかな感じとしては、僕が一方的に話すというのではなくて、できるだけその場にいる人とやりとりしながら進めていく、という風にしたいとHarpobuchoが言っていたので、そうなるといいなと思っています。気流舎自体が、15人も入るとロフトも含めてかなり窮屈になるような場所なので、そういうゆるい流れが適していると思います。長さは、一時間から長くても一時間半くらいになるのじゃないかと思っています。

入場はもちろん無料ですが、気流舎さんはなかなか経営が厳しいということなので、できれば積極的にお茶やお酒を注文したり、また本を買って行ったりしてもらえれば、気流舎さんが一日でもながくつづいていくことができるようになります。また、最後にはカンパ箱を回すので、もしよろしければそちらの方にもご喜捨をお願いできればと思います。

不特定多数の人の前で話すという機会は普段はないのでうまく行くか心配ですが、でもとりあえず気流舎という場所は一度は来てみる価値があると思います。なお、そんなにたくさんの人は来ないと思いますが、もしかしたらいっぱいになってしまったり座れなかったりという可能性もあるので、確実に座りたかったらお早めにどうぞ。

最後に、書けといわれて書いた宣伝文を貼っておきます。

——————————————————-

1831年、26歳のチャールズ・ダーウィンはビーグル号に乗り、進化論のヒントを彼に与えることになるガラパゴス諸島へと出発する。1905年、26歳のアルバート・アインシュタインは「特殊相対性理論」、「ブラウン運動の理論」、「光量子仮説」を発表し、人びとに「奇跡の年」と呟かしめる。そして1978年、26歳のベルナール・スティグレールは武装強盗を決行し、彼の哲学の揺籃の地となるトゥールーズのサン=ミシェル監獄に収監される。

ラカンは言った、「原因はうまくいかないところにしか存在しない」、と。なにかが故障するとき、われわれはまなざしの向きを変え、それまでは自明であった世界の方へと向き直ることを余儀なくされる。それゆえもし哲学が自明であると思われている世界のその根源を問うものであるとするならば、その哲学はすべからく一つの故障から出発しなければならない。そして哲学がその問いを極限にまで高めようとするならば、その哲学は必然的に、極限の故障から出発しなければならない。

犯罪とは、世界の世界性の故障にほかならない。犯罪において世界は根本から頓挫する。しかし世界はその頓挫からの回復方法を発明した。それは監獄である。そして世界は犯罪者をその監獄へと送り込む。ただし断っておくが、これは決して犯罪者を罰するためなどではない。それは思索のため、犯罪者が具体化した世界の故障のその原因を深く思索させるためにこそ、世界は犯罪者を監獄へと送り込む。あまり知られていないことだが、監獄とは哲学者の養成所であるのだ。

外界から切り離された独房のなかでは、世界は完全に宙吊りにされる。囚人はその世界の純然たる不在のなかで、ほかならぬ世界そのものについての思索を迫られる。ベルナール・スティグレールもまた、彼が「実践的エポケー」と呼んだこの監獄的な世界の宙吊りのただなかで、その独自の哲学の歩みを開始した。それは監獄で磨き上げられた監獄的現象学だ。

人は犯罪という思いもかけぬ故障を通して、監獄で哲学者に生まれ変わる。そして哲学という名に磨き上げられた世界の故障は監獄から持ち出され、世界を新たに組み替えるための武器になる。

哲学はすべからくミニチュア化された監獄である。それ自体が監獄に起源をもつ哲学は、僕らを束の間あの世界の不在という独房のなかに閉じ込める、持ち運び可能な監獄である。哲学が語られるたびごとに、そこには監獄が、世界の故障が繁殖する。ここに、そこに、いたるところに、監獄が繁殖する。さあ監獄から始めよう!監獄から監獄を持ち帰ってきたベルナール・スティグレールとともに!


  • HarpoBucho
  • Tag:
  • By harpobucho / Mar 01, 2008 12:33 am

Search
Follow us
CJharpo Movie


  • 2010.2.27 反新宿署!高円寺路上大パーティざまあみろデモ 【予告編】


  • 覚せい剤撲滅プロパガンダ 東映編


  • 2006/9/16 家賃をタダにしろ!中野→高円寺一揆!予告編


  • 家賃廃止要求デモ!

Favorite
LOADING...