ECDにRLLはシンクロしている?


ECDと音楽評論家の陣野俊史さんの対談がクラブキングのHPからポッドキャストできる。
http://www.clubking.com/contents/index_webdic.html
http://www.clubking.com/contents/114_special.html
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=96519342&s=143462&i=14655000
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=96519342&s=143462&i=14654998

いつもながらかなり緩いお洒落さん寄りの企画のなかで、ECD(とそれを用意する陣野)が、言葉のインフレの中で朴訥ながら的確な批評をしている。桑原茂一さんのチューニングだから、まだクラブキングの論調はお洒落エコだったりだたの実存主義だったりエコスピだったりヘタレないリアルポリティクス話だけど、その中でこのECDの言葉が届けられるのは画期的だと考える。

桑原さんのコメディーはRLL(というかおいら)もすごい影響されているけれど、クラブキングの体現する業界とお洒落さんの世界観の射程の狭さにちょっとした限界も感じていた(同様の限界はロフトグループの平野悠さんにも感じたりね)。けれど、こういったふうにECDが混ぜられて語ることに、少し可能性をみる。


一般の右傾化している言葉より自己表現ではない何かやりたいことをやるということの可能性について(おいらの前の日記のリンギズに支えられた脱自己表現としての共同体とシンクロする話)、そしてデヴィッド・グレーバー『アナーキスト人類学のための断章』を挙げての新しいかくめい家たちの快楽や祝祭の自由を体現できた「目的もなく楽しみだけに集まること」の実践(そして権力の対応)サウンドデモやクリミナリジャスティスやただのパーティー、こそ泥資本主義の欲望の私有化から解放するパーティーをしよう!という「かくめい」の話、階級化からオリタナティブ・ライフスタイルの現状(T.A.Z.—一時的自律ゾーンそれこそHxCxライブハウスやRAW LIFEやヘビーシックゼロに象徴される自律して楽しむだけ!の下流ライフスタイルの希望)と経済が低いところで回る価値観、目の見える範囲のオーディエンスという手売りポトラッチ感覚の創作行為と閉鎖的狭い世界(オールドスクールのブロンクスのhiphop/バリスト安田講堂)の価値観の面白さ(誰でもアクセスできるロックフェスなんかにに奇跡はない)、保守右傾化している国(押しつけのナショナリズムなんて国側の危機感の象徴だ)の中で健康保険を払わない本人も知らないうちにアナキストが増えているという進行中のかくめいの話イージーライダーの最後のシーンはネットの中にしかいないんじゃない、給食費を払えない2007年のバンドマンの助け合う長屋生活(素人の乱的!!)



僕らRLLの「楽しい日常かくめい生活」の感覚とほとんど同じ価値観、まぁ体験もCOSMOですれ違っているから共有してるとは思うけれど、でも実際に話したことない彼らの口から同じことを考えたり想ったり行動してるのを確認できるのは嬉しいことだね。

RLLはネットラジオ素人の乱で、毎週日曜22時より「かくめい生活研究所」を同様の意図と想いを持って放送している。


  • Intellipunk
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  • By intellipunk / Mar 19, 2007 6:51 pm

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