触発する言葉

大事なこと

道端の黒板の新作がアップ(?)されると、ボクはいつも自転車を停めて、写真を撮る。そしてまた自転車に乗って走り始めるのだが、しばらくはこの突然出会う言葉が頭のなかをぐるぐるしている。ひどく凡庸な言葉のときもあるし、一見深そうに見えて実は何も言ってない言葉もある。重要なのはその言葉ではなく、その言葉に触発されて動き出すボクのなかの何かだ。「何か大事なことを忘れて生きてきたのではないか」とてもハッとする言葉で、おもわず自分の今まで生きてきた過去を振り返って「探し物は何ですか?」と陽水の歌詞を口づさみながら自問してしまう。もちろん答えなんか見つからない。

昨晩、インターン先の気流舎は歴史的な瞬間を迎えていた。気流舎という店の名前の由来となった『気流の鳴る音−交響するコミューン』の著者真木悠介現わる。気流と気流が出会い交響する現場にインターン生として居合わせることができたことを幸運に思う。真木悠介とは社会学者見田宗介が本当に書きたいことを書くときの別名である。読者を触発する魅力的な言葉の使い手で、気流舎の店主も彼の言葉に触発され、生き方を大きく変えさせられてしまった者のひとりだ。自分の店に「気流舎」とつけるくらいだから、触発され具合甚だしい。

本日で終了予定だったインターンシップは来週まで延期されることに。イベントはインターン最終日の9月17日(金)に何かささやかにやろう。インターン生活もあと一週間、気流舎のミッションをもう一度ちゃんと確認しておこう。

知がそれ自体として解放する力をもつということはない。
知が生き方を変える限度においてだけ、
それは解放する力をもつのだ。
—真木悠介



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