ディック・ミネはこう言った

「ボクは、遊びとは、人生を豊かにするものだと思っている。すべてが生きた経験になり、人間の幅を広げて行く。これほど男性にとって大切なものはない。それを知らない男なんて、世の中に出ても、たいして役に立たないのではないかと考える。だからボクは若い人たちに、遊びを無駄にしないようにと申し上げたいのである。 」

ディック・ミネ

澁澤龍彦全集なんかが売っている怪奇幻想文学、フェティシズムの専門書店「オメガスイーツブックセラーズ」が今月で閉店につき全品半額だという噂をきいてRLL一味で行ってきた。

結局、買ったのは、澁澤ワールドからほど遠いディック・ミネの『すりこぎ随筆 わが歌と女の半世紀』(カッパブックス)という本。カッパブックスこそがボクのフェティシズムをくすぐるのだ。

まえがきを読んでみると、おっ、平昼ズ族を擁護するいいこと言ってるね! これは『快楽主義の哲学』あたりの澁澤ワールドをちょっとかすめてるんじゃないかと思うわけだが、次の行には「剛刀」やら「名器」やら「粗チン」などの古き良き猥語がわんさか出てきて澁澤ワールドから遠のく。だって、愛すべきカッパブックスだもの。

Dick Mine 最後のステージ  1990.9


PS,よく街中で看板を見かける『ディック』という恥ずかしい名前の会社に就職する奴の気がしれない、よっぽどジョークが好きなんだな、と思っていたが、兄の働いている会社であることを数年前に知る。もうやめたから書くけど。


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  • By harpobucho / Apr 28, 2009 12:47 pm

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