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HarpoBucho: December 2007

2007年ラスト日記

占いなんてインチキ脚本を気にしてしまう自分がいるということは、その占いを読む前に、すでに自分の問題点として認識している部分がはっきりあるからだ。そう、ボクはもらい過ぎているのだ。

人間関係とは、何かを与えたり、もらったりのスリリングなプレイの連続体だと考えることができる。それはモノであることも多いけど、重要なことはモノじゃないことが多い。ボクは常に自分が与えるよりも、多くのものをもらい過ぎているんではないか、という強迫的な意識があり、普段はそれを忘れようとしているのだが、年末年始に読む占いはそのことをいつも思い起こさせる。

毎年暮れになるとこのなんともいえない負債の感覚に取り付かれ、とりあえず元旦に実家に帰り、両親にお年玉を与えるという偽善行為で一時的に解消して茶を濁してきた。もらい過ぎていると感じている大人(特に給料とかボーナスね)は実は多く、お年玉という不思議なシステムは、この負債の感覚に支えられているのかもしれない。

今年一年RLLをやりながら、ぼんやりと考えてたのは「贈与」のことであり、赤瀬川さんに誤爆してしまったのは反省するとして、贈与の遊びを楽しめたんじゃないかな。贈与を「遊び」と捉える不謹慎なネタ感が、なんともいえない負債な感覚の原因のひとつのような気もしないでもないが、やはり楽しい遊び感覚は重要だ。

年間ベストってこの時期みんなやるけど、ここはベスト・ギフトをあげよう。あくまで心に残ったという意味で「感謝」以外に深いメッセージはありません。記憶力に自信がないので、先月と今月もらったものに絞る。あとランキングできるものじゃないんで、順不同。


●アメリカの友人(ベンダース?)からブッシュが間抜けな恍惚顔で地球をファックしているTシャツ。

RLLのTシャツをギフトしたので、そのお礼なわけだが、言葉の壁を越えてTシャツでコミュニケーションしちゃってます。ボクが期待するアメリカ土産でこれ以上ノものはないネ。バークレー産。

●友達のDJや友達の友達のDJによるミックスCD

これはけっこう高度なギフト。選曲に隠されたメッセージを本人の顔を思い浮かべながら解釈してニヤニヤできる。これも言葉がいらないコミュニケーション。CDは本当に周りの音楽好きの友達からいろいろ援助を受けているなー。あとこのYoutube時代真っ盛りでもDVDでもらう秘蔵映像は格別だ。

●松ぼっクリスマスツリーとチロルチョコ

本来ならゴミ行きの松ボックリを緑色に塗って、綺麗に装飾したクリスマスツリーのオブジェ。こんな手作りのステキなギフトがもらえるならクリスマスはあってもいい。チロルチョコへの粋な細工に茶心を感じたり。

●ニューバランスの赤い靴

生まれた初めてニューバランスの靴を履いて衝撃!歩きやすい。街を歩くのが楽しみになってしまった。来年は東京パッサージュごっこを楽しもう。

●概念

誕生日プレゼントとして、ある「概念」をギフトとしてもらった。ジョン・ケージやマルセル・デュシャン級の衝撃のコンセプチャル・ギフト。贈り物の醍醐味って、どのくらい相手に影響を与えられるか、ってとこがある。


そのほかにも、気持ちの良い拾い物のクッションや、ソフト・オン・デマンドのカレンダー&カタログ、おいしいクッキー、さまざまなアイディアやインスピレーション、いろいろもらったー。非物質的なものに限れば、もらったというかパクったのも正直多い。サンクス&ソーリー。もらったものをどのような形で返すかが、来年の課題になりそう。

それでは皆さん、よいお年を~

喪中につき、新年の挨拶は控えさせていただきますが、それはそんなに厳密じゃなくていい気がする。挨拶くれた人には、2008年に訪れるハッピーなことを先回りして「おめでとう!」と返しておこう。

そうそう。

ひっそりと続けているラジオが今年最後なので、気流舎の加藤さんをお迎えし、一年をまったりと振り返ります。興味があればぜひ~

22時より。
http://trio4.nobody.jp/keita/

来年の抱負、本能の制御

雲南で買った赤い布を何も考えずに洗濯機に放り込んだら、一緒に洗ってたRLLの白Tシャツがうっすらピンク色に。偶然にもなかなか素敵な染物ができてしまった。占いなんかクソくらえ、と思ってるボクが唯一信じてるテレビブロスの年間占いの今年のラッキーカラーがピンクだったし、最近の流行ファッションであるDiYっぽくてかっこいい!っとアクシデントが起こるたびに脳みそをいつもポジティヴ・チューニングしないと気が済まないので落ち込むことは滅多にありません。

が、来年はいっぱい落ち込みそうな予感。2008年度のテレビブロスの年間占いが発表されました。2007年度は12年に一度の幸運期で、あらゆるチャンスが訪れるウハウハの年ということになっていたんですが(あくまで占い上はね)、そのリバウンドで2008年は、何をやってもうまくいかない最悪の年になるみたいです。

特に対人関係運が最悪で、「マイペースでいると、勝手なヤツだと言われ、人に協力すると、こうもりのように調子のいいヤツだと言われ、踏んだり蹴ったり・・・」とどう動いても非難されるらしい。ぎゃー!心当りがなくはないので、おそろしいです。

4月に人間関係が複雑に絡み合い、なかなか解決できない面倒なトラブルが発生し、7月には周囲とのコミュニケーションが取れず、孤立するらしいので、ボクとトラブルになりそうな予感の人はできれば3月までに申告してください!複雑に絡み合う前に。

この危機を乗り切る秘策は「ユーモアのセンス」とのことですが、射手座の独特のユーモアが裏目に出るらしく、「人と協力してやることや自己表現するような事はやめておこう」だって!!!!!!!!!!!! まったく来年は何もできないよ!!!!!!!!!!!!

はい、テレビブロスの占いも信じるのやめます。小島よしおを真似て部屋の中で叫んでみたが、内心非常に気にしてます。その占いの今年のキーワードが「オリジナリティ」だったのに対して、来年は「本能の制御」ですって。すごく後ろ向き。抱負ってのは負を抱くことだそうです。来年は負を抱きかかえながら、なんとか現状維持の精神で乗り切る所存です。

今年も終わっていいとも

昨日が仕事納めで、今日は忘年会という大仕事のために出勤。別に幹事をやったというわけじゃなく、忘年会という儀式(一年の感想や来年への抱負的なコメントを言わされる)を無難に乗り越え、楽しい年末年始を迎えたいがための大仕事。まあまあ成功したはず。

帰宅して、恒例の「笑っていいとも」特番のテレホンショッキング1年分をチェック。ピッキーのボクにとってこんな楽しい番組はない。大物芸能人から異色色物タレントまで、みんな一言二言しゃべっては余韻をいっさい残さず消えていく。こんな走馬灯を見ながら死にたい。いや、やっぱ嫌だ、でもとってもおいしいとこ取り。

芸能人の交友関係の連鎖を追って楽しむのは素人のやることで、通は、「タモリ」の定点観測として楽しむ。まれにアクシデントも楽しめる。奥田民生に、呼んでもないのに付いてきちゃった井上陽水の姿がおかしい。タモリと陽水の会話は常にiPodに入れて持ち歩きたいものだ。その前にiPodを持ってないので手にいれたいが。

エンディング近くのいいともメンバーによる曜日別物真似ショーの寒々しさを楽しんでいると、今年ももう終わりね、としみじみ思う。冬眠に入りたいけど、大事な仕事が残ってる。本当にやりがいのある仕事は、やりがいを強制する仕事が終わった後にやる。

が!

今日、面白そうな音楽本を二冊も買ってしまったから、読欲の誘惑と闘わなきゃならない。レゲエとヒップホップ、これらの音楽は、鳴っている音はもちろん、その背後にあるフェティッシュなエピソードにいつもくらくらやられる。

まだ読んでないけど、オススメ。オーラの色でわかる。

ベース・カルチャー

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語

「政治を抜いた音楽は、炭酸を抜いたソーダ、いや、まさに背骨を抜いた人間と同等だ」この本について語っているシンゴ02のテクストも非常に熱い。
Can't Stop Won't Stop

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ラフターこと、Harpo Bucho

ラフターこと、
Harpo Bucho

コンセプト・メーカー。プレ・モダニスト。
エピソード・ハンター、もしくは見立て狂いの偏集者。情報剽窃と文化混淆と概念捏造と逸話収集が我がライフワーク。その他のことは印象操作と半笑いで別になんでもいいアナルコ・スーダラスタ(スピノザ派)。基本的に従いながら命じるスタイル。趣味はレアな考え事と身勝手な歓待。ハーポ・マルクス譲りの手癖の悪さでエピグラフ窃盗常習犯。「私は娼婦がドレスを脱ぐようにしてものを考える。永遠なのは、いずれにしても、そのドレスのフリルの方であって、イデアではない」(ベンヤミン/バタイユ・ミックス)、「歓待は撹乱的なもの、反時代的なものである。それは痴愚、狂気として、いたるところであらゆる分別、理性に抵抗する。歓待はまず何よりも国家理性に抵抗するのである」(ルネ・シェレール)。