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HarpoBucho: September 2007

UKダブ実験?

下の二つの動画を同時に再生。物理的に同時に無理なんで、上を再生したら、すぐに下も再生。夢の共演。あれ、思ったほどには音が合わないな。でも再生のタイミング変えると両者の音がハマりあい、日記上で共演しているかのように見えるから面白い。


CHANOMADが下北沢路上解放戦線のために作ったオープニング映像。駅前の工事中のフェンスに映したやつ。ボブのラスタ師匠(たしかスターウォーズにも出演してたよね)が、さっきの白人の人類学者を批判してます。ホー娘。の特典映像付き。

平凡社の非凡な表記

「彼らは麻薬と宣伝活動にすっかり心を奪われ、幻でしかない希望におぼれ、どんな現実ともほとんど関わりをもたない。いわば哀れな人々である。彼らの健康はきわめて良いようであるが、それは彼らが効能を信じているガンハのためではおそらくないであろう。しかし彼らの精神的水準は低く、本物の狂人もまれではない。」

オリエンタリズムに浸りたくて、図書館で借りてきた平凡社の大型本「世界の民族5 大西洋・カリブ海」からジャマイカのラスタファリアンについての記述を引用。1979年の発行の本。人類学者の描写が酷すぎてこっちの期待に応えすぎ。

「麻薬」を「テレビ」に、「宣伝活動」を「消費活動」に、「ガンハ(ガンジャ)」を「ネオリベ」に置き換えてみると、今の日本にも通じるかも??と明日祝日にも関わらず仕事に行かなきゃいけないスーダラスタは思ってみたりする。

カンフーでバビロン(人類学者)に反撃!
KUNG FU SELECTION

タモリ

カルチャージャミング落語?

タモリ黒人化?マイルス・デイビスのような風貌でオールドスクール。

太郎とアルトーとの交流が気になる。男女が溶け合うって表現エロいね。

タモリ掘りだすとキリないなー。

おいしい冷し中華

中国がまだ終わらない。

昼飯にウチから歩いて10秒の中華料理屋に冷し中華を食べに行った。むこうで中華は飽きるほど食べたが、ボクはやっぱ文化が混淆してるものが好きなわけで、冷し中華という日本的な中華料理がむしょうに食べたくなったわけだ。冷し中華といえば山下洋輔や筒井康隆が会長を務めた「全冷中」のことを秘密結社マニアのボクとしてはどーしても語りたいところだが、今回はやめにしよう。

とにかく冷し中華を食べに行ったのである。おいしいラーメンは雑誌やネットですぐに発見されるが、おいしい冷し中華はなかなか発見されない。だが最近、ボクは自宅から10秒歩いた超近所に発見してしまったのだ。

ふわっとした玉子、シャキシャキとしたレタス、フレッシュなトマト、コリコリとしたクラゲ、プリプリとした海老、存在感のある鶏肉、そして冷えてコシのある麺。完璧。醤油と胡麻の2種類のタレのどっちを選択しても間違いない。シュウマイと杏仁豆腐(これも絶品)がついて780円。これこそがボクが追い求めていた冷し中華だ。

しかも今日に限って具が一種類多いことに食べ終わる一歩手前で気付く。なんと、1.5センチほどのゴキブリの死骸が裏返って、醤油ダレの上をプカプカと背泳ぎをしているのだ!

ぎゃー!

と普段ならなるわけだが、中国帰りのボクにはこんなことはなんでもない。普段気付かないだけで、よくあることだとさえ思う。ただ、注文した麺にゴキブリが入っていて、店に因縁をつけるというコントなシチュエーションはなかなかないので、かなり「おいしい」。こういうときの店員の対応ってのはいろいろ勉強になるし。だから、満席の店内で「ハイ!」って手をあげて「この冷し中華にはゴキブリが入ってます!」と周囲に聞えるように言ってみたのである。この店員の切り返しに店の運命が託された!

しかし、店員は黙って皿を下げただけだった。ポカ~ンとするボク。厨房に戻り、コックに報告している様子。どうやら店員もコックも中国人で複雑な日本語がしゃべれないらしい。クレーム対応マニュアルなんてもちろん存在しない。まあ、ボクも「ニーハオ」と「シェイシェイ」の2語だけで1週間中国を過ごしてきたので文句は言うまい。筆談に突入。まだ中国にいるんじゃないかという錯覚に陥る。何を書いていいかわからず、とりあえず「油虫入冷面、大変不快」と書いてみる。

また無言で厨房に消える店員。今度は携帯電話を片手に戻ってきた。またまた無言で手渡される携帯。沈黙は金なりってか。受話器の向こうから中国語訛りの日本語が聞えてくる。どうやら責任者らしい。ボクは事情を話し、いかに自分の心が広いかをアピールしつつも最大限の見返りを得れるように話しを持っていこうとしたが、失敗。やっぱクレーマーにはなれないな、ボクは人が善すぎて。まー一食タダで食えたし、ブログのネタになったからいいか。

今回の旅で中国には借りがある。ゴキブリのおかげで負債ゼロになったので実は良い出来事だったのじゃないか、と無理やり超ポジティヴ思考。お腹が痛いのは気のせい、気のせい。

大理でリンギスを一服

やっと茶の間に到着。

こっちは29日から、野ばら咲きまくりの雲南旅行。昆明、大理、麗江、そして昨晩、一泊だけ広州に。なんで急に中国かっていうと、最近、CHANOMADという謎の結社を始めたので、その記念すべき活動の一環として。すでにアセファルの再来か!?との呼び名が高いこの秘密結社の活動をちょっと明かしちゃおう。

9月1日の素人映画祭+大人の文化祭にCHANOMAD名義で10分間の映像作品を事前に出品。当日は高円寺から姿を消し、旅人の沈没地としてお馴染みの大理から、茶の湯気でフレーミングした窓から、高円寺を幻視するというパフォーマンスを行ったのだった。

キュピ姉さんから「イルコモンズさんがまだ来ないんだけど、連絡先知ってる?」と携帯のメールに。茶の窓を通して、高円寺での出来事が大理に接続される。ボクにはイルコモンズさんが現れず、あせっている主催者の表情が見える!

「茶の間」ごと旅をするというのがCHANOMADのコンセプトなので、出発前日に携帯を国際通話/メールに機種変更した。日本の茶の間から本や音楽もたくさん持ち込んだ。自分の文化を異文化に持ち込み、ミックスさせるというのがなんだか楽しい。バックパッカー原理主義者に怒られそうなスタイルだけど。

泊まったトコは長期滞在の日本人のコミュニティ的な役割を果たしているゲストハウス(カツ丼で有名)で、茶的歓待ばっちし。一泊300円もしない。中庭には野ばらではなく、青々とした茶の葉が2階まで伸びていて、犬や猫もリラックスしまくりでソファーに伸びている。時間はひたすらゆっくり流れる。いつの間にか滞在者によるジャンベや親指ピアノのセッションが始まる。ボクはというと、タイコがうまく叩ける奴がイケている的なバックパッカー文化があまり得意ではないので、それを2階のバルコニーから眺めながら、日本から持ち込んだアルフォンソ・リンギスの旅エッセイ『信頼』を読み耽る。一時的茶の間がふあっとそこに広がる。

大理滞在最後の夜、地元の野外パーティに参加。長期滞在組の欧米人のロックバンドが、マヌ・チャオの曲をカバーしていてアガる。火を囲んで、いろんなジャンルのダンスミュージックで踊る。イベントのフライヤーには「この紙をローチとして使ってください」って書いてある。

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ラフターこと、Harpo Bucho

ラフターこと、
Harpo Bucho

コンセプト・メーカー。プレ・モダニスト。
エピソード・ハンター、もしくは見立て狂いの偏集者。情報剽窃と文化混淆と概念捏造と逸話収集が我がライフワーク。その他のことは印象操作と半笑いで別になんでもいいアナルコ・スーダラスタ(スピノザ派)。基本的に従いながら命じるスタイル。趣味はレアな考え事と身勝手な歓待。ハーポ・マルクス譲りの手癖の悪さでエピグラフ窃盗常習犯。「私は娼婦がドレスを脱ぐようにしてものを考える。永遠なのは、いずれにしても、そのドレスのフリルの方であって、イデアではない」(ベンヤミン/バタイユ・ミックス)、「歓待は撹乱的なもの、反時代的なものである。それは痴愚、狂気として、いたるところであらゆる分別、理性に抵抗する。歓待はまず何よりも国家理性に抵抗するのである」(ルネ・シェレール)。