金玉

平岡正明という「金玉」思想

チェックチェックチェック労働のせいで自分の身体にストレスが溜まっていくのがわかる。ストレスフリーの生活を半年続けていたので、この感覚は久しぶりで、ある意味変成意識状態。ストレスは活力に変成するので久々に週末グラスルーツに踊りに行きたくなった。まあ、寒いので行かなかったけど。

それにしても仕事を真面目にやればやるほど、なんだか大事なことをサボっている気がしてくるから不思議だ。活力はロウだったけど、毎日が充実していた無職時代のほうがよほど「仕事」をしていたような気がする。だっていまやってることって一日中、文字と文字を照らし合わせて蛍光ペンを走らせるだけだからね。退屈に耐えることに報酬が払われている。

無職時代にやった仕事のひとつがカタチになった。

同時代批評17 平岡正明という思想

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マルコムXのポスターをバックに赤いマフラーがかっこいい平岡さん

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目次における「ハーポ部長」と「金玉」の字面はもはやシュルレアリスムの域?

同時代批評という1994年に廃刊した熱い左翼誌の別冊という扱いなのかな。書いたボクもよくわかっていない。岡庭昇さんの個人事務所が出版している渋い本なので、あまり書店では見かけないと思うけど、見つけたら何かの運命だと思って手に取ってみてください。模索舎なら取り扱ってるはず。ネットではリンク先のブックスナイパーで。アマゾンでもそのうち買えるのかな。

2006年に法政大学の教室をジャックして主宰した思想芸興行第2弾「DJ寄席」の平岡さんの講義映像をMacで編集しながら、そのライナーノーツを書いた。何時間も平岡さんの映像を観てたら、平岡さんがボクのなかに入ってきて自動筆記状態に。というのは嘘だが、メディア(霊媒)を利用してのイタコ役をやった。

他の執筆陣の方々も平岡さんへの愛に満ちていて素晴らしい。面白い。特に上杉さんの文章には平岡さんが入り込んでいて凄い。ボクのなんちゃてイタコとは違い本職の芸。浅利さん、五所さんという同世代の女性がたまたま「金玉」に言及していてびっくり。「金玉」「キンタマ」「きんぎょく」など表記が統一されてないのもよい。タマは変化する、というのが折口信夫の説である。

見たことない貴重な写真(平岡さん美声年!)も多く、ファンならもちろん買いの一冊。

法政大学で行ったDJ寄席の第1弾は浅利さんがやってるハタリブックスの編集で書籍化されてるので、こちらも併せてよろしくです。

平岡正明のDJ寄席



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